2009年 1月 19日
穴吹工務店 プロ野球「サーパス」撤退
分譲マンション事業を行う高松市の穴吹工務店は経費削減の一環でプロ野球、オリックスの2軍と結んでいたスポンサー契約を今年度限りで打ち切ることが分かりました。穴吹工務店は2000年に当時のオリックスブルーウェーブの2軍チームとスポンサー契約を結び、チーム名を「サーパス神戸」、2006年からは「サーパス」としていました。しかし景気の後退に伴う経費削減の一環で今年度限りでスポンサー契約を更新せず、打ち切る方針を決めました。19日午後、東京で開かれたプロ野球実行委員会で承認され、正式決定されました。これにより9年間、チーム名として定着していた「サーパス」の名が消えることになります。

雇用情勢悪化で倉敷市が臨時職員募集
雇用情勢の悪化を受けて倉敷市は19日、解雇などで職を失った人を市の臨時職員として46人程度、採用すると発表しました。臨時職員の採用は、倉敷市が緊急の雇用対策として初めて行うものです。対象となるのは去年10月1日以降に職を失った市民、もしくは直近の勤務先が倉敷市内にあった人で、年齢や学歴、国籍は問いません。仕事の内容は一般事務の補助や、道路のパトロール、放置自転車の撤去などで、46人程度を採用する計画です。雇用期間は来月9日から3月31日までとなっています。申し込みは倉敷市役所の人事課で19日から今月30日まで受け付けています。倉敷市では今回の対策の経費として約1000万円を見込んでいます。

津山市11棟の火災は失火の可能性
18日、津山市で住宅など11棟を焼き、1人が死亡した火事は電気器具の熱やタバコの火の不始末などによる失火の可能性が高いとみられています。この火事は18日午前1時40分ごろ、津山市小田中の無職、井上明子さんの住宅から出火し、隣接する住宅など合わせて11棟を焼いたもので、焼け跡から井上さんと見られる遺体が見つかっていました。19日朝から行われた警察と消防の実況見分では建物の焼け方から火元は井上さんが寝ていた2階の部屋と見られています。また、出火原因はコタツやストーブなど、電気器具の熱や漏電、タバコの火の不始末も考えられるということです。警察では遺体の身元の確認を急ぐとともに20日、司法解剖を行い、死因を特定することにしています。

息子殺人の元金光町議に実刑判決
去年9月、浅口市の自宅で長男を包丁で刺し殺害したとして殺人の罪に問われている元金光町議の男に岡山地方裁判所は19日、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。判決を受けたのは浅口市金光町の元金光町議会議員、藤井達雄被告(55)です。判決によりますと藤井被告は去年9月7日、自宅2階で長男の博之さん(当時27)の首を刃渡り10.5センチの出刃包丁で刺し、失血死させたものです。19日の判決公判で岡山地裁の高山光明裁判長は「藤井被告は博之さんの首を執拗に刺しており、防衛の意思が認められない」として弁護側が主張していた過剰防衛は成立しないとしました。その上で「今回の犯行は博之さんがいきなり包丁で切りつけてきたことがきっかけで、犯行後、自首するなど反省している」などとして懲役6年の求刑に対し、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

下水処理場建設 公金差し止め求め提訴
香川県三木町が住民憩いの施設の敷地内に下水処理場を建設するのは違法として、反対住民らが、建設のための費用支出の差し止めを求める訴えを19日、高松地方裁判所に起こしました。提訴したのは下水処理場の建設計画地周辺の住民、4人です。訴えによりますと建設予定地は、教育施設の建設を条件に、町が覚書を交わして住民から譲り受けたもので、何の了解もなく、下水処理場を建設するのは違法であるなどとして、設計や測量のための費用の支出を差し止めるよう求めています。原告らは去年10月、町の監査委員に住民監査請求を行いましたが覚書は時効を過ぎているなどとして棄却されたため提訴に踏み切りました。訴えに対し三木町の石原收町長は「訴状を見ていないのでコメントは差し控えたい」としています。

ファジアーノ合宿地に出発
ファジアーノ岡山が3月のJ2開幕に向け、本格始動です。20日から大分県別府市で始まる合宿に向け、新メンバーを加えた選手やコーチが19日、岡山を出発しました。出発を前に岡山市の桃太郎スタジアムには新しくチームに加わった選手やコーチを含む総勢60人が集まりました。そして新しいヘッドコーチで、日本代表チームで技術指導をした経歴をもつ影山雅永さんや昨シーズン、キャプテンを務めた川原周剛選手などが自己紹介をしました。J2では、JFLだった昨シーズンよりも17試合多い51試合と長丁場となります。ファジアーノは選手層を厚くするため今年18人の選手を獲得し昨シーズンより10人多い43人となりました。チームの約4割の選手が新加入というフレッシュな体制です。この後、選手たちは2台のバスに乗り込み、岡山を出発しました。ファジアーノは20日から3週間、大分県別府市で合宿を行い、3月7日のJ2開幕に備えます。

岡山で航空機レンタル事業
東京の航空機レンタルの会社が19日、岡山市に営業所を開設し、小型機のレンタル事業を始めました。営業所を開設したのは東京の会社「エアトランセ」です。小型機が確保しやすく、地理的に西日本への売り込みを図りやすいことから岡山市に進出しました。コスト削減のためレンタルされる小型機のほとんどは自社で所有せず、協力先の個人や企業から借ります。また、パイロットも提携会社から必要な時だけ手配します。16人乗り小型機を1時間チャーターした場合の利用料金は最も安い場合、1人あたり片道約1万5000円です。今後、エアトランセでは団体旅行客などへの売りこみを図ることにしています。