2009年1月19日 19時45分更新
岡山県の沿岸部で災害が起き、陸上の交通が寸断されたという想定で、県内のボランティア団体などが参加して船を使って被災地に救援物資を送る訓練が行われました。
この訓練は、今月、岡山市や笠岡市など県の沿岸部の7つの市と、県内で水難救助の活動を行っているボランティア団体の岡山県水難救済会が、災害の際に協力することを定めた協定を結んだことを受けて行われたものです。
訓練は、災害によって笠岡市内の交通が寸断されたという想定で行われ、笠岡市の市長から協力の要請を受けた水難救済会が救援物資の食糧、およそ100キロを漁船に積んで浅口市の漁港を出発しました。
そして笠岡市の港に船が到着すると、市の職員がリヤカーにのせて被災地に運び込んでいました。
笠岡市の高木直矢市長は「災害が起きた際に、協定を生かして迅速に被災地に救援物資を送り届けることができるよう今後も、訓練に力を入れていきたい」と話していました。