2009年1月19日 19時45分更新
倉敷市は景気の急速な悪化によって仕事を失った人、46人を来月から臨時職員として緊急に雇うことを決めました。
これは倉敷市が19日発表したもので、それによりますと、臨時職員としての採用の対象となるのは、市内に住んでいるか、仕事を失う直前まで市内に勤務していた人で、去年10月1日以降に、解雇されたり会社が倒産したりして失業した人です。
仕事の内容は道路の危険か所の調査や簡単な補修、放置自転車の撤去、それに美術館や図書館の資料の整理などで、報酬は通常の市の臨時職員と同じ1日6800円余りになるということです。
倉敷市は19日から電話で事前の申し込みを受け付けており、今月末に書類審査や面接を行ったうえで合わせて46人を採用し、来月9日から3月末までの間勤務してもらうことにしています。
倉敷市内では三菱自動車工業水島製作所が、来月までに合わせて1100人の非正規雇用の従業員を削減する見通しで、関連のメーカーなどでも失業者が増加する恐れが出ています。
倉敷市の河田育康副市長は「今回の臨時職員の採用では年齢や学歴、国籍を問わないので、ぜひこの機会を利用してほしい」と話しています。