JR東海は16日、3月14日のダイヤ改正に合わせ、在来線393駅にあるホームの喫煙スペースを撤去し、全面禁煙にすると発表した。名古屋鉄道や名古屋市営地下鉄は既に全面禁煙で、東海地区のほぼすべての駅でたばこを吸えなくなる。
JR東海は無人駅などを除き、主要176駅でホームの端に計316の喫煙所を設置している。しかし、列車編成によっては非喫煙者が喫煙コーナー近くで列車の到着を待たなければならず、苦情や全面禁煙を望む意見が昨年9月までの半年間で41件寄せられた。
喫煙所の撤去費用は約900万円。新幹線ホームの喫煙所は、喫煙車の乗車位置にあるため残す。【米川直己】
毎日新聞 2009年1月17日 東京朝刊