Bloombergが信じられないほど無責任な記事を書いている。こんどはスティーブ・ジョブズが「肝臓移植を検討中」だというのだ。その情報ソースというのが「彼の病状をウォッチしているひとたち」というはっきりしない連中だ。キミだってボクだってはいっているかもしれない。
スティーブは肝臓移植を検討中だとはいっていない。アップルも彼のドクターもいっていない。ある内分泌専門家が、彼の(ような)場合可能性のひとつだとはいっている。
スティーブが電話で聞かれたとき「みんな、そっとしておいてくれないか、何が問題なんだ?」と答えた。そのとおりだ。
前にも書いたが、彼が元気で会社を率いていける状態かどうかということは株主にとっての問題にすぎない。彼こそアップルを体現する存在だからだ。しかしBloombergの記事も、これからどっと出るにちがいない記事も、正当なジャーナリズムの一線を越えてハゲタカジャーナリズムと化している。
手術を受けるかもしれないし、そうでないかもしれない。そしてそのことはアップルにおける彼の地位に影響を与えるかもしれない。しかしヤツらの薄っぺらな「ニュースなるもの」にはなんら影響を与えないだろう。今後も非常に困難な状況にある人間を辱めつづけることだけは変わらないだろうから・・・
これからもスティーブに関する真実のニュースは取り上げるつもりだが、この手の病的なまでの関心は不愉快であるばかりでなく無意味だ。
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(翻訳:shiro)
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