MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【ゆうゆうLife】介護 高齢者住宅での看取り(上) (3/3ページ)

2009.1.19 08:20
このニュースのトピックス美容・コスメ
施設長と話す柳川百合子さん(右)は、現役の針灸師。2度のがん手術を経験した施設長と話す柳川百合子さん(右)は、現役の針灸師。2度のがん手術を経験した

 末期のがん患者は、医師の訪問診療を受けるほか、職員体制の薄さをカバーするため、終末期の1週間から1カ月間、自費で家政婦を24時間雇う。最期が近づくと、施設長も泊まり込む。こうした過去の事例を知る入居者たちは、がんの既往症があっても安心して生活している様子だ。

 ケアハウスなどが加入する全国軽費老人ホーム協議会の西沢正一事務局長は「ケアハウスのなかでも、特養を併設しているなど、介護力があるところは最期まで看取る所が多い。ケアハウス単独の場合はまちまちです」と話す。

 入院・入所から在宅へと、社会保障の政策転換にともない、居住系施設でも看取りを支える仕組みは整いつつある。しかし、現状は、すべての居住系施設が看取りに取り組んでいるわけではない。なかには、入居者がやむなく退去するケースもある。次回は、介護付有料老人ホーム入居者の事例を紹介する。

このニュースの写真

施設長と話す柳川百合子さん(右)は、現役の針灸師。2度のがん手術を経験した
がんの余命を宣告された金子照子さん。ボランティアで生け花の講師を務めるほか、「やしお寿苑」に飾る花も生ける。
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。