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　保健省マニット副大臣は、タイ国内の看護士不足が深刻な状況となっていることを明らかにした。同氏によると、現在タイ国内での看護士数は１０万５３９８人だが、病院への来場患者が年間約４０００万人を突破しており、状況的に最低看護士が１３万人いなければならないという。

　

この深刻な事態にもかかわらず、毎年３０００人の看護士が国立病院などの政府系病院をを退職していると明かした。これは国立病院の看護士の待遇が悪いことが影響しているようだ。看護士は政府の職員にもかかわらず、福利などの手当てがないという。また私立病院と給料差が激しくなっているため、私立病院へ転職していることも影響していると見られる。

　また毎年看護系大学からの卒業する新人看護士にアンケート調査を行ったところ、約２５００人のうち半数となる約１２００人が国立病院での勤務を拒否しているという。

　そのため同副大臣は今後福利を徹底し、民間企業と差がない給料に引き上げ、より魅力的な職業であることをアピールしていく必要があると述べた。