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【埼玉】

初期救急医療見直し 狭山と入間市 夜間急患受け入れ協力

2009年1月19日

 狭山、入間両市は新年度から、二医療機関が交代で夜間の初期救急患者を毎日受け入れる態勢を整える。十九日に狭山市役所で、両市と両市医師会が覚書の調印式を行う。

 両市と所沢市を含む所沢地区医療圏では、小児重症患者を受け入れる第二次救急医療機関に軽症の初期救急患者が集中し、第二次救急医療体制の維持に支障をきたしているため、二次救急医療を担う医療機関の負担軽減を図る。

 両市などによると、同医療圏では二〇〇〇年八月から、四病院が輪番制で夜間・休日の小児科二次救急医療を受け持っていた。しかし、所沢市以外の夜間の初期救急医療体制が不十分だったため、この四病院に軽症患者が集中。小児科医不足も加わり、〇七年四月から二病院に縮小。現在、平日の夜間診療は週三日になっている。

 新年度からは、狭山市急患センター(火、水、金曜)と入間市夜間診療所(月、木、土、日曜)で、午後七時半−同十時半に小児科と内科で初期救急患者を受け入れる。年末年始(十二月三十一日−一月二日)は除く。 (山内悠記子)

 

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