症状あっても受診「我慢」が6割近く
景気の悪化が深刻になる中、今年は「我慢」して医療機関にかからない場合があると考える人の割合が全体の6割近くに上ることが、病院検索サイトを運営する「QLife(キューライフ)」(山内善行代表取締役)の調査で分かった。特に20−40歳代の女性では、69%が「あると思う」と回答している。
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この調査は1月7−9日、同社から委託を受けた「楽天リサーチ株式会社」がインターネット上で実施。妊娠中や出産1年未満、がんなどの重い病気の人や、1年以内に大きな手術を受けた人を除く20歳以上の500人を対象に、今年の医療機関利用の意向について調べた。
それによると、今年は症状があっても「我慢」して医療機関にかからない場合があると思うかとの質問に対し、「大いにあると思う」「時々あると思う」と答えた人が合計で57%に上った。
どんなときに「我慢」するかとの問いには、「(重くない)風邪」と答えた人が約半数で、「腰痛」や「ひざや肩などの関節痛」など、過去に経験したことのある症状であれば「我慢」しようと考える人も多かった。また、「歯痛」や「頭痛」など、多数の市販薬がある症状では、医療機関に行かずに済ませる傾向が強いことが分かった。
キューライフのホームページはhttp://www.qlife.jp
更新:2009/01/19 21:22 キャリアブレイン
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