2008年07月22日

ロンドン中。

 
 学校を終えて、ロンドンに来て、あきこさんと過ごして、やっと心からホッとしたのか、全開バリバリで脱力気味。でも疲れた耳に入ってくるブリティッシュイングリッシュがしみじみ幸せだよ。私は日本語と同じかそれ以上に英語を聞いていると耳が幸せ。

 昨日はずっと見たかった「ビリーエリオット」、今日は昼間に「オペラ座の怪人」、夜に「ウィキッド」を見て、明日は昼に「レ・ミゼラブル」、夜に「ヘアースプレー」を見てパリに帰ります。ミュージカルも目をこじあけて見てる。

でもオペラ座の怪人が出てきた時に、今回の人、顔が大きくて「プ」と思ってしまった。なんかかっこよくない怪人でした。それを暁子さんに話したら、

「由紀ちゃんのお母様も去年ロンドンでサウンドオブミュージック見た時に、お父さん役がかっこ悪かったわって言ってたよー」

 と言われた。親子でどこを見ているんだか。

 小学生の頃、いつ出演することになってもいいように全部の歌を歌えるように本気で練習しておいた「レ・ミゼラブル」と「オペラ座の怪人」。(突然、主役に、という申し出があった時のシーンまで練習していました。)

 そんなことは起こらないと知った大人のゆきおだけど、私には出来ない分野だから出来る人がしてくれた事に感謝と感動を。

 私は私に出来る事で人の力になったり感動させたいなあと思う夜の帰り道。
 でもどうやって??むー。

 パリに帰ったら優子に会って仲間に再会して(早い!)イタリアへ。
 もう5月くらいからワクワクしていました。
 自分のこの手がお菓子を焼いていたなんてなんだか遠い日々。本当は今も1番したい事は作ること。はやく、はやく作りたいよ。

 心あるメールを頂いていて本当に嬉しくて励まされています。
 帰国したらゆっくりするのでお返事させて頂きます。遅くなってしまって本当にごめんなさい。  
Posted by yagihana at 06:56

2008年07月20日

ロンドンへ帰りました。


  ロンドンに着きました。

 巨大なバックパック背負って、腰にはトレーナー巻きつけて、ビーサンでぺたぺたロンドンへ。いきなり旅人。ユーロスターがフランスを越えてイギリスに入った瞬間に、もう言いようのない安心感と幸福感・・!やっと1番好きな人のもとへ来た気分。理屈じゃないよね。

 セントポール大聖堂のすぐ近くの兄の家へ。
 兄はちょうど日本へ出張中!と言うことであきこさんのもとへ。

 「まってたよー」ってあのとろけるような笑顔で迎えてくれるのも本当に幸せだなあってしみじみ・・。兄はなんて幸せ者なのだ。

 パリの家では、チョロチョロ・・というシャワーに必死に体を押し当てていたような生活だったから、浴槽につかるのも3ヶ月ぶり!シャワーがどばどば出てくれるのも久しぶり。浴槽で思わず男泣き。くー。

 あきこさんに「おなかすいてる?」なんて聞かれて「ぺこぺこ!」なんて答えてから、この安心感は久しぶりだなあって思う。久しぶりのキノコもお味噌汁とご飯もこんにゃくもお豆腐もぬか漬けも心に染み入りました。本当にどうもありがとう。

 明日からミュージカル三昧です。わくわくわく。
 また1人で号泣しながら「生きててよかった!」なんて思うのだろう。(いつもそうなる)  
Posted by yagihana at 08:41

2008年07月18日

卒業。

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 最後の朝。
 前のほうを歩いているソフィアの後姿をジーンとして見つめながら学校へ。
 
 あの優しい背中、ストラスから帰った夜中、夜中に帰るの初めてだよって話したら心配だからって何と言おうが家の前までついてきてくれて、その後走って帰っていった優しい背中を後ろから見ることはもうしばらくないんだなあって思う。

 いつものように、プレゼンテーション前のどたばたがあって。
 無事に最後のプレゼン。
 ガンガン冷房の効いた中で次々にアイスクリームのアントルメを食べ続けるのはなかなか試練だった。でもどれもこれも本当に絶品。。アイスケーキが好きな父にも作りたいけれどこれを日本でするには、まず巨大な冷凍庫が必要。できたら高機能のアイスクリームマシンも・・。

 その後、シャンパンと軽食で全員集まって盛大に卒業式。
 シェフ全員のサインが入った賞状をいただきました。

 校長先生のペルシヨンさんが、
「皆が心から助け合い、尊敬しあい、それぞれが素晴らしい人格で素晴らしいクラスだった。あなた達から学んだものはすごく大きかった。」

 と言われていて、私は私自身をほめてもらうよりも技術うんぬんよりも、何よりも嬉しかったんだ。私は学校からと同じくらいかそれ以上、皆から多くのことを学んだよ。

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 超ヨレヨレで恥ずかしいけど・・。 
 相変わらずカメラは崩壊中なので友達が撮って送ってくれました。



 
 
 私ともう一人でシェフの似顔絵を書いて寄せ書きをして学校に贈りました。
 ペルシヨンさんの頭、難しかった!が光らせてしまった。へへ。テカテカ!

 今出たらもう次はお客様になっちゃうこと、分かっていたからいつまでもここにいたくて、ずっとみんなで過ごしていました。

 夜遅く、また私達6人とジェニファーと集まって最後の乾杯!
 毎日朝から晩まで一緒にいたみんなとしばらく会えなくなるのは本当に寂しいけれど、やり残したことはないから不思議と爽快感。またね!って明るく手をふって別れました。しくしく。(心で泣く)

 自分でした買い物の中で、一番高くて、でも一番迷いがなくて、一番私を満たしてくれたフランスの日々。何よりも、これからまたお菓子に向き合っていく上で、この人たちに恥ずかしくないようにしようって思える存在がまた増えたのは本当に大きい事でした。

 再会したときにちゃんと目を見てまっすぐに向き合える自分でいられますように。
 その気持ちが私のぶれない芯となってずっとずっと支えてくれる気がするよ。
   
Posted by yagihana at 18:05

2008年07月17日

もうすぐ解散。

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今日は次々にアイスを型からはずしてデコレーション。
 飴の時とは逆に、手が冷たすぎて痛い一日。

 生のケーキと同じように組み立てていくように見えて、そこは中身が全てアイスクリームだから配合も手順も全然違って、別の分野。アイスは、もうどれが美味しいなんて記憶になくて全部、超美味しい。

 氷細工もするシェフ。
 氷細工していると手の感覚がもうなくなっているから間違って指を切り落としても気づかないで作業し続けていたりする人もいるんだよって怖い話も。

 今日はお昼休みにスタージュをするクラスメイトをバイクの後ろにのせて挨拶に連れて行った校長先生のペルシヨンさん。アルノーラーエルでスタージュするひさしくんのもとにはラーエルさん本人が今日学校に挨拶にいらしていたり、みんなもう次の世界の準備がはじまってる。

 惜しみないなあって思うのは、パリでスタージュをしない私にも、

「君が日本で仕事しやすいようにできる事はきっとあるよ。たくさん友人もいるしいくらでも力になるよ。日本で困ったらパリに来るように。」

 って何度も何度も言いに来てくれること。
 私には特に誰かの力が今は必要じゃないのだけど、その惜しみないきもちに守られる。

 学校の方たちから「チーム・ミラクル」と呼ばれていた私達のクラス。
 「チームミラクルが明日解散してしまうんだね」って今日は色々なシェフがのぞきにきていました。

 もうバカンスは終わりだね、って遠い目をして言うみんなにはこの日々がバカンスだったのだなあ。未熟な私は、ようやく挑戦が終わって、これから少しバカンスだなあ、なんて思っていたけどそれは秘密。  
Posted by yagihana at 03:28

2008年07月16日

最後じゃない最後。

今日は作ったアイスやソルベを順に型に組み込んでいく1日。
 胸ポケットに皆、マイスプーンをさして隙あらば試食!

 奪い合うように見えて、誰かが気づかないで他の作業をしているといちいちその人のスプーンにアイスを入れて持っていく皆の優しさよ。

 今日からジェニファーが通訳に入ってくれました。
 いきなりコンタクトを入れたような、全てがクリアな世界に。でも昨日の気持ちは忘れないようにしよう。


「最後じゃない最後の日。」
 って私が人生でよく思ってきたことがあるよ。今日が最後!というその日はすごく特別な気もちになるから、まだそうならなくていい、落ち着いている瞬間をすごく大事に思う。

 今日は最後じゃない最後の皆とのランチ、でした。
 英語に直して伝えたらみんな気に入ったみたいで、午後はずっとその言葉が響いていました。

 ☆☆☆

 夜はいとこのゆりおとおじちゃまがフランスを周遊してきてパリに着いたのでお食事へ。一度はいってみたかったパリの手打ち蕎麦のお店、「円」へ。肝心の蕎麦よりはそれ以外のほうが美味しかったです。

 横須賀市の市長をしているおじちゃまは姉妹都市であるフランスのブレストを訪れていたのだけど、女性同伴で、という時に迷いなく、「ゆりおは本当に子育てをがんばっていて偉いから」って父と娘で公式の行事もまわっていて、素敵だなあってしみじみ思う。

 思っていたら、市長のコラムに書いてあった。

 ふふ。身内話が多く、惜しみなく褒め(まく)るのもおじちゃまの素敵なところ。

 私も幼い頃から、おじちゃまからはずっと根拠もなく褒めてもらい、今日も「がんばってて偉い!!」という惜しみない賞賛。そして「ゆりおも子育てがんばって本当に素晴らしい!!」と大絶賛。

 そんなおじちゃまが1番素晴らしいから、ゆりおの一家は皆本当に心優しい家族なのだなあっていつも思う。私にとって1番近くて、1番憧れのみんなだ。

 一族の男性が皆、本当に穏やかで家族思いの人々だから、私は怖い男性に本当に恐怖をかんじるのだなあ。誠実じゃない人も亭主関白もありえない。本当の男らしさって強さじゃなくて柔らかさだと思う。それは女性も一緒。

 もうすぐ終わる、というこの時期に大切な家族の2人に会えて本当にホッとしたよ。ありがとう。また日本で会おうね。

「くだらないけどゆきお好きそう・・」って本もありがとう。
 ゆりおによる、「ゆきお好きそう」はかなり、的確さ。
  
Posted by yagihana at 13:30

2008年07月15日

アイスの週。フラ語のこと。


今日から最後の1週間。
 みんな本当にいい顔して集まってきた朝。

 最後はアイスクリームケーキの週です。

 冷房がんがんかけて、それでも溶けていくケーキを相手に「ビッビッビッ!」(早く早く早く)と言われながら作業。今日は土台と、中に使うアイスやソルベを30種近く作って準備。
 
 ここにきて、ようやくフランス語が理解しきれない事を本気で後悔。遅いか。

 今までもフランス語しか話さないシェフはいたけれどお菓子だから理解できたり、口数が少なかったりで他の人が英語に通訳してくれたりしていたけれど、アイスのシェフ、アントニーはとにかく1日中フランス語で話し続けているから、他の人が通訳する隙がない。特にアイスは理論がすごく多くて難しい。

 よくわからない事を、真剣に目を見つめて、時にウィンクまでされながら言われる事がこんなに辛いとは。言葉が分からないというストレス、どこでうなずいていいかも分からなくて本当に自己嫌悪に陥る今日でした。

☆☆☆

 1番最初の週に、レシピを家に忘れた1人が、ジェニファーに「Iam sorry.」って謝ったら、「どうして私に謝るの?I feel sorry for you.」って言っていた事がすごく印象深かった。

 もう大人の世界なのだから、自分が忘れたら自分が困るだけ。
 信頼を失うような事しても、ただ自分が信用されなくなっていくだけ。
 ごめんなさい、もありがとう、も肝心なのはそれを伝えたその後から。

 自分の行動は直接自分に跳ね返ってくる怖さと素晴らしさを、最近色々な出来事や、人を見ていて思う。世界も世間も、その人次第だ。

 今回フランス語をきちんと勉強してこなかった私はきっと何か大事なものが手にできなかったなあって思う。それをかみしめる1週間になりそうです。  
Posted by yagihana at 14:45

2008年07月14日

パリで花火☆☆☆

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今日は革命記念日、通称パリ祭でお休み。
 夜、エッフェル塔のふもとで花火が上がります。

 私もクラスの仲間と初☆パリの花火大会へ。
 こちらは夜10時まで青々とした明るい空が広がっているので、花火も11時前からやっと開始。

 エッフェル塔界隈は恐ろしく混んで帰ることができないと聞いてパリで1番の高層タワー、モンパルナスタワーで見ることに。

 が!普段10ユーロなのに今夜だけ16ユーロって書いてある。せこいぞパリ。
 皆でうなる。皆で会議になる。

 さっきまで、
 「9月にベルーエで飴の単発があるからいくことにした。900ユーロ。」とか  「チョコの単発も受けたい、800ユーロだけどその価値はあるよね!」

 なんて盛り上がっていたくせに、6ユーロを見逃せないみんなだ。ふふふ。 
 結局、「16ユーロは高すぎて出せないから下にいよう」という事に。。

 ゆきおはそれを見ていて、なんかいいなあってしみじみ。

 お金や時間、その使い道は人それぞれだけど、大事なものがはっきりしているって大事じゃないものもはっきりしているという事だ。その方が素晴らしいというわけじゃなくて、その方が自分が生きやすいなあっていつも思う。

 やっと花火が上がり始めたけど、何も見えない!
 皆で花火が見える場所まで夜のパリを超ダッシュ!
 やっと辿り着いて、ハアハア息を切らして見上げたら、花火と共に輝きまくるエッフェル塔・・。幸せな夜のこと。

 そして走ったのがいけなかったのかカメラが壊れました。
 最後の日々なのに。
 今まで壊れないでいてくれた事に着目して感謝!
 と思いたいけど、やっぱり悲しくていじいじしてしまう小市民のゆきおだ。
   
Posted by yagihana at 14:53

2008年07月13日

もうすぐです。

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今朝はのりえさんとラスパイユのマルシェへ。

 日本人にも1番人気のマルシェ、お洒落だけど値段も相当高いので普段は他のマルシェへ、とっておきの時に来る場所です。

 定番のじゃがいもと玉ねぎのお焼き。
 のりえさんと半分ずつ。

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 と、見覚えのある顔が・・。
 はなこさーーーーん。

 日本人の方が連れていらしたので、抱っこさせてもらいました。
「アイスです。」と紹介してくださったけれど、「はなさん・・」と呼びかける。

 両親と電話で話す時、いつもはなさんを受話器に押し合てて「はなさんとお話したら?」なんて言うけれど、やっぱり難しくて。

 上の部屋に犬がいるみたいで、いつも「カタカタカタ・・」って歩く音にはなさんを想って枕をぬらしてる。はなさんの小さな頭が私を覚えていてくれているか今1番の不安です。

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うちのはなこさんはこちらでした。
(ともえさんに抱っこされてる。気を抜きすぎ。)





☆☆☆

 のりえさんとしみじみとお茶。
 これからだ!っていうワクワクとドキドキに満ちた人の顔は本当に美しいなあって惚れ惚れしちゃうよ。

 技術だけ学ぶなら、日本の方がよっぽど進んでいる部分も大きい。
 だけど何かを学ぶ時、それが生まれた本場で学ぶって事は私には大切。

 そして何よりも自分とお菓子のことだけに向き合えるのはパリだから。
 今回、私は短期集中でその時間を買いにきたんだなあって思っています。

 出発前に、「ゆきおの健康と、集中を祈ってる。」
 って大事な先輩に言われて、「集中?」と思ったけれど、それこそが私に1番必要でここでしかできない事だったなあって思う今、のりえさんにも同じ事を想い、応援しています。

☆☆☆

 学校はあと1週間。
 学校が始まる直前にフランスに来て、終わったら次の日に私はもうロンドンへ。
 私はわけあってスタージュをしない事にしてすごく短い留学になったけれど大満足。

 ロンドンで3泊の間に5本ミュージカル見て、大切なイーストボーンにいって。
 イタリアのオルヴィエートやチヴィタなどの小さな町を巡って。
 8月の頭に帰国です。

 お菓子のリハビリをしてから、本当は出発前にする予定だったお菓子便にとりかかります。バターがないから、ってたくさんあたたかいお言葉を頂いたけれど、フランスで買って帰るので心配ご無用です。(それぞれの方のご都合もあると思うので、また帰国したらご連絡させていただきますね。)

  
Posted by yagihana at 16:39

2008年07月12日

パリで出会うスマイル。

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「そうだ、坦々麺を食べよう!」

 と、クラスの仲間とパリでは1番と評判の「えびす」へ。
 今日はまたマフラーぐるぐる巻きの寒い1日だったから染み入りました。

 くぅぅぅ、、美味しかった。
 日本食を外で食べるのは最初の頃の「国虎屋」以来。

 「もうお済みですか?」ってお皿をさげられそうになるたびに「いえ!(全然)まだです!」と引きとめ続けて全部飲み干す。(みんなのも飲みたかったくらいだ)体も心もポカポカ。

 六本木の御膳房の坦々麺が1番好きです。

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 その後、プラプラと歩き続けてパリの道具街のほうへ。

 道を曲がった瞬間に、建物の間から突然に、「どーん!」という景色に心おそわれる事に今でも慣れないよ。

 パリの道具街へ。
 
 道具は増やしていくよりも減らしていきたい私は今回はちょっと慎重。
 その代わり、フランスのグルノーブル地方のくるみや、アルザスのお酒、すみれの砂糖やタヒチのバニラビーンズもたくさん買う。

 日本から来る人からはいつもバター不足の深刻さを伝えてもらってる。
 私がこのタイミングで日本を出たのも、実はバター不足も大きな理由の一つだったし、材料の高騰は続くみたいだし、今後をおもうと、深い深いため息。。

 それでもやっぱりバターをたっぷり使った、家庭の味を作りたい。
 普段プライドって別に高くも低くもないと思うけれど、お菓子に向き合う気持ちは高いところにありたい。プライドは時にすごく大事。

 「これ買いなよー!」って超どうでもいい道具をどこからか引っ張り出し続けてくる友達(こういう時しつこい)と闘っていたら、後ろから、

「ゆきおちゃん・・」とのりえさんが!
 パリは狭いな、嬉しい。この界隈、よく人に出会います。
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 マレにある「イズラエル」も。
 何時間だっていられそう。そしてスパイシーな体になります。

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 皆とお別れして私はボンマルシェへ。

 何年か前にオランダから横浜まで会いに来て下さったしょうこさん。
 なんと今回はパリに来て下さいました。

「どうしてもお渡ししたいものがあって」ってドキドキと可愛い真っ赤なバッグをあけたら、オランダの美味しいお土産の中に、スマイル君たちが・・!何度も作りましたって素敵な写真まで。

 「昨日オーブンの前でひたすらはりついてがんばってみました!!」
 ってその優しいきもちが本当に嬉しすぎて感動しました。
 
 昨日、ちょうど見学の帰りの車の中で、「やっぱり友達の手作りのクッキーとかが1番嬉しいし、どんな有名なお店のよりも美味しくて心をうつよね。」ってしみじみと語っていたんだよ。
 
 スマイル君、本当に美味しかったです。
 パリで、学校で、さんざんお菓子を食べまくったこの3ヶ月だったけれど1番美味しかったし、心を溶かしてくれた。それは私にとってもすごく大きな希望で。

 「地球は大きいですが、こういった機会があると案外狭いなと思います。」

 ってお手紙に書かれていた。
 地球はとてつもなく大きいけれど、同じ時代に生きて出会えた事はやっぱり奇跡て、自分次第で世界の大きさは決められる今、機会は、そこにあるものじゃなくて、自分で作るものだもの。こんな素敵な機会を生み出してくださったしょうこさん、本当にありがとう。

   
Posted by yagihana at 14:18

2008年07月11日

コアントロー。日常の中の。

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今日はパリから車で3時間のコアントローの工場へ。 
 中に入った瞬間に「クレープシュゼットの匂いがする!」と言っちゃうほど素晴らしいオレンジの香り。

 内部に入ったら写真は禁止だし、歴史や知識は惜しみなく伝えていただいたけれど製造過程に関する企業秘密は徹底していました。これは毎回感じる事。

 ベルーエの生徒だから、というよりは校長先生のペルシヨンさんだから、って今まで決して個人では見せてもらえない世界を惜しみなく見せて頂いてきたなあって本当に感謝しています。

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 ランチに連れて行っていただいた地元のレストラン。
 コアントローの責任者の方が、

「あ、別に頼まなくてもいいけれどここにコアントローのクレームブリュレがあるんだよ。あ、強制じゃないよ。あるって一応見逃さないように伝えておきます。あ、強制じゃないからみんな自由に頼んでね」

 って何度も言うので、素直な心が天から降りていたので頼みました。
 後味に、かすかなるコアントロー。
 
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 最後にカクテルを。
 運転のジェニファーはクランベリージュースをシェイク。





 毎回見学、といっても生徒6人の小さな世帯なのでいつもジェニファーの運転で皆で小さなワゴンにゆられていっていました。

 私達にとって本当に素敵なお母さんのようなジェニファー。
 男子達は、自分の作品がうまくいくとジェニファーをひっぱってきて、見せて、思い切り褒めてもらって超嬉しそう。

「ふ、男子は甘えん坊だね」なんて言い合ってるくせに、自分達も褒めてもらってにんまり。

 日本でも使ってるコアントロー。
 何の思い入れもなく使っていたけれど、これからはまた違う気持ち。一つのものに大きなストーリーがある事を知ると、自然に他のものにもそれを感じて、使わせてもらう素材がいちいち新鮮に、大切に思える。

 この気持ちが私がここでもらった1番大きな大切なものだと思う。

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 のりえさんもパリにいらしたよ。
 ラムネと一緒に。へへ。嬉しい。ラムネを見るたびに、今回行く直前に大量のラムネを可愛くラッピングしてくださった美紀さんをおもうよ。お元気にされているかなあ。

 ラデュレで興奮!の後姿。有名だけどやっぱり美味しい。

 久々にお会いした瞬間に「キラキラしてるねえ」って言われて、ああいい顔しているならよかったなあって思う。毎日会っている人はごまかせても久々に会う人ってその間に過ごした時間がばればれだもの。

 これからパリに勉強にこようって思う人、最近ちょこちょことお会いしていてそんな時に私がげっそりしている位ならお会いしない方がいいなあって思ってる。ゆきおになんとか出来たなら私にも出来るだろうって思ってもらいたい。その気持ちはずっと、変わらず。

 私は自分ほど根気も体力もセンスもなく、根拠なくのほほんとしている人、いないって思うから言葉とか行動によってではなくて、人が私を勝手に見て勝手に励まされてくれたらいいなと思う。

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 日常の中のしみじみとした喜びその1。

 最初の頃に、愛ちゃんが一生懸命パリとロスの時差を計算してくれたのに、毎回「そっちは何時かな?」なんて計算もせずに、メールに書いてある私の為に、今日のメールにはなんと一覧表。うぅぅ、これなら私にもわかりまする。

 この表を見た今朝や、私がパリに来てからドコモの携帯が日本の時間以外も表示できるからパリにしているんだよ、って大事な友達がそろって教えてくれた時、私は皆のあたたかさに感極まってる。ありがとうね。毎日はそんな感じで進んでいるよ。  
Posted by yagihana at 12:37

2008年07月10日

チョコ。いいと、しよう。

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今週はチョコレートの週でした。
 大きなアンツも、土台も台の下の飾りも全てチョコレート。

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 バニラなどの定番はもちろん、ペッパー、そば茶、オリーブ、カレー、ローズ、色々な種類の紅茶やフルーツピュレなど、ありとあらゆるガナッシュ。

 先週から「チョコと組み合わせてみたい素材を教えて」って声をかけてくれていたシェフ。次々に言う私達の好みを、きちんと試作して、すぐに反映してくれるこの環境、やっぱりいいなあ。

 どれも美味しかったけれど、極めつけのオリーブ・・。
 オイルではなくオリーブをつぶしてペーストにして入れてあるのですごい味。

「いつ飲み込んでいいかわからない・・」というソフィアの言葉が、ものすごく的確だった。

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 いつもシュシュしているから、ってクラスメイトが手作りしてくれたシュシュ。
 簡単に作れそう・・と思って作ってみたよと。そういうの私のどこにも見当たらない面だから本当に憧れます。女の子っていいなあって私の心はすぐ男子中学生になる。

 いつか破れた時の為に、中に手紙を入れておいたよ、なんて粋な贈り物。
 うぅぅぅ、破りたい! けど、我慢するよ!

 今週、気分が悪くなって早退した私に「今日のチョコ家まで届けにいっていい?」って聞いてくれたトモの顔が見たくて、家の前に出たらクラスの皆も、なぜか単発のコースに来ていてたまに話していたニューカレドニアの人たちもみんなニコニコして「来ちゃった」って笑っていて泣けた。

 終わってヘトヘトのはずなのに、夕焼けの光の中で、笑ってるみんなの顔みて泣いた私は、またからかわれるかなあって思ったのに、より一層みんなあたたかく笑ってて。みんなから漂ってくる甘いチョコレートの香りとセットで私を一生励ましてくれるような光景だった。

 皆といると、私の伝えたい気持ちが自分の語学力を上回ってしまい、必死で話しまくった後に「また途中日本語が交じっていた」と言われちゃうけど、今までずっときれいにおさめるように話していたなあって思うと、でも今のほうがいいなあって思うのです。だから日本語はブームで、みんな別れ際は

「おつかれー!」って解散。
 シェフにもうつって、夕方の学校では「おつかれー!」の声が響いています。
 きっと最後の最後も「おつかれ!」ってハグしあうだろうな。あたたかい響きだ。

 今週終わったらなんと来週が最後の週です。

 淋しくて胸がつぶれそうだけど、つぶれそうになるほど好きな人たちに出会えた事が幸せだなあって同時に喜んでもいます。

 いつも悲しい時は悲しめるほどのものがある事に内心喜びも感じたりして、面倒くさい私の感情だ。でも感情って1面だけじゃないもんね。ここ最近は私の小さな世界の中でいい事もそうでもない事も本当に色々なことがあったけど、全部ごっちゃになってむかえた今をいい時間だなあって心から思えるからいいとしよう。  
Posted by yagihana at 11:54

2008年07月05日

可愛い町へ。

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 今日は朝5時に家を出て、フランスとドイツの国境の町、ストラスブールへ。

 思えば、4月に学校で出会ってすぐに、「皆でストラスいかない?」って早々とチケットだけ押さえてて、気持ちよい関係を予想していたけれどここまで仲良く、大切になっているとはなあ。短いけれど確かな歴史を感じるよ。

 さて。パリからTGVが開通して2時間20分の距離になったストラス。
 駅は妙に近代的です。

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 中心に入っていったら、いきなり、ドーン!
 ノートルダム大聖堂。
 さきっちょまでどうやってもカメラに入らない。
 


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 もちろんお菓子を巡りにきたので朝からばんばん食べ始めるのでした。
 老舗、クリスチャンのクロワッサン・・微妙。後味が、冷凍の味。

 もう一つの老舗、ネゲルはお店の品揃えも、質も、接客も素晴らしかったなあ。
 皆で何度も通ったり、ショーウィンドーにはりつく。

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 ミュロップのクグロフが1番好きでした。

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 チョコレートも有名なこのお店。
 アルザスっぽいチョコレートも。カフェに入ってチョコレートの味見大会をしたり。いつも感じるけれど本当に美味しいものは、それぞれの好みとか大きく飛び越えて皆の心に響くんだよね。

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 さんざん食べて、ちょっと酔っ払ったのでそれぞれ1時間自由行動へ。

 私はアンティークのマルシェへ。
 パリのそれよりもずっとのんびりしていていい感じ。どうしても欲しい物があったので、じーーっと丹念に見て歩く。

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 じゃーん。
 ついに出会いました。アンティークのクグロフ型。
 いい値段もしたけれど私にとっては一生もの。
 使う為ではなく、そこにいるだけで、私を励ましてくれるような存在。

 普段、自慢する事ってまずない(と思う)けど、今回ばかりは思いっきり自慢!!へへ。散々ほめてもらって大満足さ。ホクホクホク。(みんな優しいなあ。)

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 その後、ストラスから電車で30分の小さな町、コルマールへ。
 本当に可愛い町。

「ここは・・ディズニーランドだね」ってソフィアとうなずきあう。
 ふっと見える小道の先の先まで夢のように可愛い町でした。

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 帰宅したのは夜12時でした。

 遠足前の児童の私は昨夜も夜2時から目がさえちゃっていたし、今日も1日太陽を浴びてヘトヘトだったのに、妙に目がさえて。

 夕焼けを見ながら、今までしたことのないような真面目な話をしながら帰りました。こんな時間を過ごせる為の今までと、今日一日だったんだなあと思ってしまうような、深い会話。私達の関係はまた明日から違うなあって分かるから、すごく嬉しくて心強いよ。  
Posted by yagihana at 14:50

2008年07月04日

爆発の、その一歩前のひと。

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  見学のない金曜日は技術の練習の日。
  私達は全員一致で、飴を希望!



 
 大きな爆発を予感させる人っているよね。
 本人は無意識だけどそれはとても強いオーラで、私達は今週ずっと、

「この人とこんな風に近くにいて直接指導してもらえるのは今だけだ。」

 って話して、緊張感と共に彼の動きをひたすら見つめて、追いかけていました。
 それは他のシェフも皆同じ。皆、若くて類稀なる才能を持っている人ばかり。この学校はそういう不思議な緊張感にも満ちてる。
 
 私の、爆発の時期設定はおばあちゃん辺りかなあって思ってる。
 家で、家族の近くで「ポン!」という感じでハッピー。
 
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 帰り道、ソフィアと近くのマルシェへ。
 マルシェ、書いていないけどいっぱい巡ってます。旬のもの特有のパワーがみなぎっていて歩いているだけで元気になるよ。

 皆といく予定だった三ツ星レストラン。
 今日、予約の確認をしたら一人450ユーロ、と判明し、皆で静かに諦めました。ワインをいれたら8万円のランチ。安いととるか高いととるか。高いととった未熟者の我らだ。

 7月は日本から来る人が多いのだけど、みんな本当にパリは物価が異様に高いので気をつけてー!今までで日本より安いなあって思ったのは、処方箋で受け取った薬だけでした。あとは日本の2,3倍と思ってちょうどいいと思う。

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 出発前にプレゼントで頂いた時計。
 柔らかい音とシンプルな顔立ちがすごく気に入っているよー。

 ひっくり返したらスマイル君がいたし!
 元気がない時は、ひっくり返して癒されているよ。ありがとうね。

 こちらでの生活、お菓子以外には本当に今は何もしていません。
 週末、街に出て「パリだ!」といちいち驚く。

 大抵授業が終わって、軽くご飯を食べるかすぐに帰宅して夕飯食べたら軽く予習して、本を読んで寝るか。

 海外にいて、幸せだなあって思うのは実は本を読む時間を思い切りとれるところ。
 だから生活必需品はものすごく押さえたけど本は大量に持ってきたし、ブックオフで買ったり、友人と交換したりして毎日1、2冊は読んでます。

 息をするように読むから、いちいち立ち止まったりしていないのだけど、今日読んだ村山由佳さんの「星々の舟」、良かったです。彼女の本は全部読んでいるけれど、人の持つ悲しみ苦しみを描いた上で希望を感じさせてくれる。「全ての雲は銀の・・」の方が爽やかで気持ちいい本ではあります。

 私はよく、ささやかな幸せな事を心の中心にして生きているけれど、全て絶望の中から希望のようなものを見上げています。私の中では、ずっと前から絶望と希望はいつも隣り合わせだ。

 だからこそ、人の中に希望の小さな光を残せる人に、憧れるしなりたいなあって思う。

 人を絶望させるのって案外簡単だと思う。
どうやったら人を傷つけられるか分かっていないと、それを避ける事も出来ないと思うから、私は本当に優しい人に出会うと、その聡明さを思って尊敬する。そして少し緊張もする。決して刺さない人は、刺し方を熟知している人だから。    
Posted by yagihana at 13:52

2008年07月03日

私達の結婚式。

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 今日は朝からクロッカンブッシュ。
 コルドンでも作ったけれど、こんな風に色々な形で作る事ができるなんて楽しい。

 圧倒的に腕力のない私はこの土台のヌガーを伸ばすのに1日のパワーを全て使い切ってしまいシューを並べる手はがくがくと震えてた。

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 ケーキも飾りつけ。



 「由紀の結婚式までとっておこう」ってみんなが言うけど永遠にここにあるかもしれない。。しくしく。

 6人の内、皆さんいい年齢だけど(30)未婚者5名。

 それぞれの結婚式で、残りの5人でウェディングケーキを作る為に集まろうって話してる。このコースが終わったら世界中にバラバラになる私達だけど、未来をあたたかく思えるよ。

 夢はかなわなくても全然いいよ。本気で願ったってことが大事。
「大事なのは足跡ではなく、足、そのもの」という大好きな詩をおもいだす。

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 12台ものケーキを完成させてプレゼン。
 今週はすごくハードだったけれど最後の乾杯でしみじみ幸せに。

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 校長先生が一人一人の手をのぞいて、私の手のやけどが1番大きくはれあがっていたので「ユキが優勝者だ!」ともう一杯カクテルをごちそうしてくれたのでした。

 お菓子をやっている以上、女優のような手はのぞめない。
 たくさんの傷跡は、それでいいって思っていたんだけど違うなあって最近しみじみ。私の1番大事な、お菓子道具はこの手と心。出来る限り大事にしたいな。  
Posted by yagihana at 14:32

2008年07月02日

日本人。

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 25歳にしてチャンピオン。
 年齢は本当に関係ないのだなあっておもふ。
 




 
 本人は至って無口で、ひたすら職人。
もくもくと勝手に作っているし勝手に作らせてくれる今週。

 「ヨーロッパではずっとトップだよ」って何度も聞いていて、ヨーロッパでは、っていちいち言うなあって思っていたら、

「ヨーロッパを出ると日本人がいるから。」ってボソッとつぶやいて、ふふふって笑ってこちらを見る彼。

 日本人の評判のよさにはいつもびっくりしてる。
 誰に聞いても「日本人ほど丁寧でやさしくて謙虚な人はいない。」って答えるし、ソフィアのパーフェクトな気遣いやユーモア、アメリカ人とは思えぬ謙虚さ、なぜ!??って聞いた時、

「日本人をまねしてみたらこうなったの」って教えてくれた。

 私からすると、韓国人にも似たものを感じるし、それがヨーロッパの人なら尚更だろうって思って聞いても、

「韓国人と日本人は全然違う!日本人の方がやさしい。」って誰もが断言。
 パリのコルドンのシェフの奥様も全員日本人だよって聞いた。
 ジェニファーは、「日本人でいやな人がいるなんて想像もつかない!」と断言。

 すごいなあ。ここまでの信頼。
 長年にわたって積み重ねてきた方たちの存在を思い知るよ。

 後にきた私も、自分の国籍を誇りに思えるような気持ち、私もバトンを次につなげていかないと。

 でも、細やかな、黙々とした丁寧で器用な作業をしていると「ビヤン ジャポネー!」「すごい日本人っぽい」というような事を言われがちだけど、そのイメージは「オー!ダイナミック!」と言われる私が破壊中。

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 今日は乾燥させたパスティヤージュに色をつけ、吹き飴でフルーツを色々作りました。
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 くっついた。






 妙にレモンが多いのは、レモンが1番簡単で気づいたら皆誇らしげにレモンを作っていたからでした。

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 今日は単発コースがサンドイッチのプレゼン。

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 私達もランチにおすそわけを頂く。わーい!

 シェフは私達のお惣菜を担当した人。
 キレイなサンドイッチばかりだったけれど、味も悪くないのだけど、この人の作るものには愛が本当に感じられなくて、柔らかい気持ちは広がらず、ただきれいな外見の食物を胃に入れているような気持ち。それは皆共通して感じた事でした。

 ここまで作り手が伝わってくる事は怖い事でもなくて、必ず伝わるものなんだってわくわくするような気持ちだよ。わくわくわく。  
Posted by yagihana at 12:38

2008年07月01日

灼熱の1日。

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 今日は飴の基本。
 リボンやバラ、ききょうなど。

 コルドンの時は、みんな「キャー熱い!!」なんて盛り上がっていたのに、ここではそんな事言ってる場合じゃない。熱いなんてあまりに当たり前だからシェフも「熱いですよ」なんて言わないし。誰もそんな事言わないですぐにとりかかって、もくもくと本当に楽しそう。
 
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 昨日作っておいた細かいパスティヤージュにも細かく色をつけていきました。

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 今日のランチは冷やし中華パーティ。
 ともさんがご丁寧に加賀棒茶や、石垣島らー油、ゆずこしょうまで差し入れしてくれて、その豪華さに涙、涙・・。ありがとうぅぅぅ!

 心底癒されました。

 今日はパリで初めて30度を越えた日。
 その中で1日飴をやっていたから終わる頃には激しい頭痛が。

 でもみんな「本当にきつかった」って話していてちょっとだけ安心。

 よかった、みんなもきついんだ、ならもう少し頑張れるなあって、人を基準にするのはおかしいけれど、こういう時はすごく励まされてしまう。

 特にこの仲間は皆優しくて穏やかで、いくらでもふざける事ができるけれど、誰も甘えず、誰も休まず、一人ひとりが自分の足でたっていてタフだから尚更、疲れても、きつくても、そんな自分が恥ずかしくなってしまう。

 そういう意味で今いる環境は、私自身に厳しい環境だけれど、その位が本当は1番素晴らしいんだってわかってる。育てられているなあってしみじみ思う夏。  
Posted by yagihana at 14:15