「そうだ、坦々麺を食べよう!」
と、クラスの仲間とパリでは1番と評判の「えびす」へ。
今日はまたマフラーぐるぐる巻きの寒い1日だったから染み入りました。
くぅぅぅ、、美味しかった。
日本食を外で食べるのは最初の頃の「国虎屋」以来。
「もうお済みですか?」ってお皿をさげられそうになるたびに「いえ!(全然)まだです!」と引きとめ続けて全部飲み干す。(みんなのも飲みたかったくらいだ)体も心もポカポカ。
六本木の御膳房の坦々麺が1番好きです。
その後、プラプラと歩き続けてパリの道具街のほうへ。
道を曲がった瞬間に、建物の間から突然に、「どーん!」という景色に心おそわれる事に今でも慣れないよ。
パリの道具街へ。
道具は増やしていくよりも減らしていきたい私は今回はちょっと慎重。
その代わり、フランスのグルノーブル地方のくるみや、アルザスのお酒、すみれの砂糖やタヒチのバニラビーンズもたくさん買う。
日本から来る人からはいつもバター不足の深刻さを伝えてもらってる。
私がこのタイミングで日本を出たのも、実はバター不足も大きな理由の一つだったし、材料の高騰は続くみたいだし、今後をおもうと、深い深いため息。。
それでもやっぱりバターをたっぷり使った、家庭の味を作りたい。
普段プライドって別に高くも低くもないと思うけれど、お菓子に向き合う気持ちは高いところにありたい。プライドは時にすごく大事。
「これ買いなよー!」って超どうでもいい道具をどこからか引っ張り出し続けてくる友達(こういう時しつこい)と闘っていたら、後ろから、
「ゆきおちゃん・・」とのりえさんが!
パリは狭いな、嬉しい。この界隈、よく人に出会います。

マレにある「イズラエル」も。
何時間だっていられそう。そしてスパイシーな体になります。
皆とお別れして私はボンマルシェへ。
何年か前にオランダから横浜まで会いに来て下さったしょうこさん。
なんと今回はパリに来て下さいました。
「どうしてもお渡ししたいものがあって」ってドキドキと可愛い真っ赤なバッグをあけたら、オランダの美味しいお土産の中に、スマイル君たちが・・!何度も作りましたって素敵な写真まで。
「昨日オーブンの前でひたすらはりついてがんばってみました!!」
ってその優しいきもちが本当に嬉しすぎて感動しました。
昨日、ちょうど見学の帰りの車の中で、「やっぱり友達の手作りのクッキーとかが1番嬉しいし、どんな有名なお店のよりも美味しくて心をうつよね。」ってしみじみと語っていたんだよ。
スマイル君、本当に美味しかったです。
パリで、学校で、さんざんお菓子を食べまくったこの3ヶ月だったけれど1番美味しかったし、心を溶かしてくれた。それは私にとってもすごく大きな希望で。
「地球は大きいですが、こういった機会があると案外狭いなと思います。」
ってお手紙に書かれていた。
地球はとてつもなく大きいけれど、同じ時代に生きて出会えた事はやっぱり奇跡て、自分次第で世界の大きさは決められる今、機会は、そこにあるものじゃなくて、自分で作るものだもの。こんな素敵な機会を生み出してくださったしょうこさん、本当にありがとう。