素晴らしい関係にめぐり合えて、お菓子の世界も少しずつ次につながり続けて。「肩の荷がおりる」ってよく言うけど、背負った荷物は、それが終わる時に降ろしているわけでもなく、少しずつこの体に力がついているんだなと思うから、1年分の力はつきました。
それでも、今年はあまり大きな動きをしないほうがいいっていう年始の直感と、大きな喪失感によるパワー不足で、静なる1年だった。
自分からがむしゃらに動く事なく、向かってきてくださった人やものに、丁寧に、必死に対応するしかできない1年。1年通して本当はとても弱ってた。
やっとパワーがたまった今、来年はすごく大きな年になるなって強い予感がしているよ。やっと、がむしゃらに勉強できるなあってすごくワクワクしています。
そばにいてくれて、支えてくれた人、関係を深めてくださった人、出会ってくださった人、そして数少ないけれど確かにお別れした人に、心から感謝しています。来年もどうぞよろしくおねがいします。
★★★
大晦日。
父と久しぶりに成城の石井に買出しに行き、おせちの最後の準備を整えて、今年最後のお菓子を焼いて。やっぱり最後は、あの笑顔たちを、あの大切な方たちに。
3時過ぎから美味しいお蕎麦屋さんを巡って、バーニーズで最高の贈り物を頂いて、行き着いた先は芦ノ湖畔の箱根神社さ。 時、8時半。こ、これは想定外の大幅なフライング!
ええい、少し早いけど来年よろしくにしようか!
うんうん、それでいい、それがいい!という事でお参りしました。へへへ。
誰もいない境内に、響くお賽銭と鐘の音。
誰もいないおみくじ売り場で大吉をみんなそろって引き上げてキャーキャー大騒ぎするのでした。年越しの瞬間は、もう東京に戻り、買ってきた豪華なシャンパンと頂いたシャンパングラスで乾杯。
一年の最後に一緒にいられるという事は一年の最初に一緒にいられるという事だ。
去年、来年もそうでありますようにって祈っていた気持ちは通じたなあ。
だから今年の祈りも、かないますように。かなうような毎日を積み重ねる自信、今はあるんだよ。