2007年03月31日

婦女の会の夜のこと。

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 今夜は恒例、婦女の会の夕べ。
 メンバー5名、全員揃うまで決して開催されないので、調整して、調整して、やっとこさ会えた今夜。喜びもひとしお。

 陽子とひでが用意していてくれた美味しい料理の数々と、うちで焼いていったキッシュでみんなで幸せなお食事。全員がいちいち、「これも美味しいね」って毎回感激してて、更に美味しいよ。

 陽子の作る料理って本当に薄味で、優しくて、すごく幸せな味。こんなお食事を毎日食べていれば陽子やひでのような、どこまでも柔らかく、でもかたーい芯のある人になるんだね。

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 早速ミッドタウンに行ってたあき、ヒロカ、はじめさんがデザートに持ってきてくれたゼリー。みんな大喜びで頂くのかと思いきや。
 

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 なぜか頭の上にのせはじめる。
 超安定してるヒデ。頭上にいることさえ忘れはじめてた。

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 嬉しそう。。
 背後にはいつもチャレンジ中のヒロカが。(かわいい)
 十分たわむれて大満足した後は、皆無言になって皮のすみずみまでひっかきまわして食べました。ふふ。おいしさもひとしお。


 みんなでなぜか「エンタの神様」まで見て、共に笑ったりひいたりしながら幸せな夜はふけていきました。この前ふみちゃんとしみじみと話していたけれど、この仲間はみんな本当に「普通」なのだけど、普通でいられるって実は結構大変。少しおかしくなる方がよっぽど楽だもの。私のものすごい普通の部分は、この仲間に支えられているんだなあってしみじみと思うよ。絶対に失いたくないこと、みんながいれば絶対に大丈夫だって思える。本当にありがとうね。



 陽子、ひで、いつもいつも本当にありがとう!!
 いつも食後にさりげなーーく美味しいお紅茶をいれてくれるヒデ、あのさりげなく、誰にも気づかれないように動いているところが一番の優しさだなあといつも思うよ。

 そして怒涛の日々だった陽子が、元気を失っていた時に少しでも頼り続けてくれて、やっとひと段落がついたよって教えてくれて、駅のホームでじんわり泣いたのでした。微力にでもならせてくれて私はむしろ、ずっと力をもらっていたから、私もそんな時は喜んで頼りたいなあと思う日々だったよ。  
Posted by yagihana at 10:08

2007年03月30日

家族で

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 製菓講習を受けて、東京中の桜をぐるぐる見て、夜は麻布十番へ。

 父が昔から行ってるという精進料理の「いと正」。30年もこの場所で営業されているとのことで今はやりの個室ダイニングじゃなくて、ただの個室。精進料理といっても油も味付けも濃くって、ヘ、ヘルシー?でも大満足だよ。


 ご主人、人を選ぶ人だったなああ。
 そうだ、私は名刺大好きな人が苦手だった。どうでもいいよって毎回本気で思うし、社交辞令では一枚も受け取りたくないよ。
 

 父が新しい事に向かっていて、私も頑張ろうって思う。
 父の頭のよさも、何より人柄のよさも、私が全力で保証するから大丈夫だよって偉そうにいう私にも「ありがとう」って言ってくれてありがとうね。
 
   
Posted by yagihana at 08:53

2007年03月29日

クッキーの気持ち。宝。舞台の日。

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オーブンがまた動かなくなって悲しい朝。

 家をたてて10年以上経ったし、その間オーブン様はフル稼働だったから限界かな。来週末の結婚式のお菓子があるので、必死でオーブン情報を調べ始めたよ。


 焼けないのでクッキーの生地をこねる朝。
 クッキーを作るときのコツは、自分もクッキーの一部になる事。
 そして、道具を使いこなす事じゃなくて、自分が道具になる事。

 そうなるとクッキーの気持ちにも、道具の気持ちにもなれるよ。

 この前、「つりが上手になるには、魚の気持ちになること」って聞いて、一緒だなあと思ったの。どんな分野にも当てはまると思うの。技術よりも、先のこと。そこが分かれ目じゃないかな。


 結婚の報告と共に、コルドンに入ることに決めました!!

 ってご報告も続いてる。その一歩、すごく、すごく嬉しいよ。
 私もあの場所に帰りたいもの。
 写真はロンドンのコルドンブルー。色々な場所の小学校、中高、大学、日本のコルドン、と通ったけれど、私にとっての一番の母校はここなんだ。

 ここでは友達は特にいらなかったから、嬉しい時もきつい時も一人で過ごしたけれど、通える事が幸せで幸せで仕方なかった場所だよ。


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 今日は行きたかった学芸大学の大黒屋へ。
 紅鮭の麦トロロ(トトロみたい)定食。
 一口食べるごとに、「おいしいねええ」ってうなずきあいながら食べる昼食は最高に美味しくて栄養になりそうで、量はあって満腹だけど気持ちよくて。

 今日は宝物を頂いた。

 誰が見ても、「あ、由紀の宝物だね」って思うと思うけど、私の本当の宝はもっと見えない、それを選んでいる時間や言葉や空気や表情の方。抱えきれないほどの優しさ。本当にありがとう。大切に、大切にします。

 誰にでも分かる宝なんて本当の宝じゃないなあって思うから、私の大好きな人たちも、その人だけが知ってる宝をいくつも心の真ん中に抱えて生きているのかなと想像すると嬉しいんだよ。

★★★★

 夜、TEAM NACSの舞台を見に、天王洲アイルへ。

 大泉洋さんの所属してる演劇って事しか知らなかったけれど、久しぶりに日本でいい舞台を見たなあ。ご紹介でうかがったから、一人だったのにいっぱい声をあげて笑って、泣きました。へへ。

 ミュージカルにしろ、舞台にしろ、私が生きていて良かった!!って思う至福の瞬間。今まで知らなかったのは残念だけどこれからは欠かさず見に行きます。


 あの5人に流れる友情、すごくすごく素敵だった。さとなおさん、「ゆきおさん絶対見に行って!!」って言葉と行動、本当にどうもありがとうございました。嬉しくて、楽しくて、一人でピカピカテカりながら劇場を後にしました。  
Posted by yagihana at 08:01

2007年03月28日

春の日。

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春だなあと思う。

 毎日、様々な報告が続いていて「おめでとう!!」って叫んだり「またね」って手をふったり。結婚の報告だけでこの3日間で5組も。みんないっぱい悩んで決断している毎日なのだなあ。


 今日は母のお稽古で、つまり私の休日だったので、咲きはじめた桜を横目に多摩川の脇を走る玉堤通りを何度も行ったりきたり。


 がけの下のところから写真。
 このがけの向こうには、ガーン!と広がる多摩川の景色と桜並木。想像できるからうつってなくてもいいもんね。


 3日連続で参加した講習の間も、久しぶりに自分のことをたくさん考えた。
 仕事のこと、結婚のこと、家族のこと。

 決めていく上で大事にしようと思ってるのはやっぱり自分の為にしよう。という事だけ。それが結果誰かの為にもなっても、全ての行動は自分の為だと思ってやらないと、うまくいかなかった時誰かのせいにしちゃう。余裕失った時に

「あなたの為に!」なんて言ったり言われたりするほど悲しい時はないよ。

 自分の感受性くらい自分で守れって、どこかののりこさんがおっしゃっていたけれど、自分の行動の責任くらい自分でとろうと思うから、本当に自分の望む事をゆっくり考える日でした。


 夜中、みさおさんとのお話しながら「ホテルルワンダ」、重いけど見るべき映画ですよね、なんていいつつ、すごーく軽い気持ちになりたくてゆきおは「メリーに首ったけ」を見ました。へへ。かるーい。


★★大好きな詩なので引用します。


「自分の感受性くらい」

                           茨木のりこ

        ぱさぱさに乾いてゆく心を
        ひとのせいにはするな
        みずから水やりを怠っておいて

        気難しくなってきたのを
        友人のせいにはするな
        しなやかさを失ったのはどちらなのか

        苛立つのを
        近親のせいにするな
        なにもかも下手だったのはわたくし

        初心消えかかるのを
        暮らしのせいにはするな
        そもそもが ひよわな志にすぎなかった

        駄目なことの一切を
        時代のせいにはするな
        わずかに光る尊厳の放棄

        自分の感受性ぐらい
        自分で守れ
        ばかものよ
  
Posted by yagihana at 10:42

2007年03月25日

ふわふわお好み焼きの日とHK

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 今日は、いつものみんなでもうすぐアメリカに行ってしまう愛ちゃんの送別会。

 愛ちゃんの大好物お好み焼き(この辺に出身、関西を感じる。)をメインにするべく、明子のおうちに早めにうかがってキャベツをひたすら刻む。ものすごーーくふわっふわの上品なお好み焼き。

 ろっきー、張り切ってくれてありがとう!
 お好み焼き星人と化したろっきーにまかせ、一体何枚食べたんだろうか・・と思うくらい食べ続けてみんな無言へ。もうしばらくお好み焼きは食べたくないな。

 アイリが作ってきてくれたハートと写真満載の色紙にみんなでメッセージを書いて渡したら、泣いてしまった愛ちゃんに、みんなで「かわいい・・・」とまたもやうっとり。(アイドルだなあ。)


 愛ちゃんは、どこにいったって、必ずその愛らしさと優しさと芯の強さで、男女問わず愛されるって分かっているから私たちはみんな安心して送り出せるよ。こんなにバランスのいい人って滅多にいない。 

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 明子宅に伺う前に、お花屋さんへ。

 いつものマチルダに行ったら花がなかったので(月・水・金に入荷するとのこと)行ってみたかった白金のHKへ。


 以前誕生日に頂いた花束で、彼が「接客がすばらしかったんだよ」って教えてくれていたお店。日比谷花壇の新しいコンセプトのお店で、確かにとてもモダンでお洒落なお店だったけれど、一生懸命で、あたたかいお店の方たちで、心底幸せな気持ちに。やっぱりお店は人だなあ。何よりも、それを伝えてくれた彼を信頼してるからこそ思える。


 自分が心から信じてる人が、信じてる人やものの事って無条件に信頼できる。
 その存在は、生きていくうえですごく豊かになる事。自分の目が、2つ以上あるって事と同じだよ。


 愛ちゃんに、色々な種類のピンクのバラと、私に真っ赤なバラを頂いて、すーーっごく嬉しい気持ちで、どこまでも見送ってくださるお店の方たちとペコペコしあいながらお別れしました。


 真っ白なバラのプリザーブドフラワーも頂いたよ。
 まるで指輪が入っているようですごく素敵。ありがとう。女性心、くすぐられまくりでした。へへ。

 どうでもいいけれど、安心、のうかんむりをとったら、女心。って最近聞いた。女性は安心したい生き物だって。どうでもいいけれど。でもちょっと当たってる。 

 夜中に衝撃的な電話があった日。ね、ねむれないよー。  
Posted by yagihana at 07:39

2007年03月24日

旅した後の。お会いした後の。

 
 旅の本やガイドブックは、旅行した後、家でかみしめるように読むのがすき。

 今日は、初めてお会いしたあやさんが、何の前情報もなくお会いした後に(私からは一切うかがわない。)自己紹介のお手紙をくださって、お別れしてからしみじみと拝見したよ。かみかみ。ふふ。すごく嬉しかった。

 ずうっと前からメールをくださっていたあやさん。
 やっとお会いできましたね!と思ったらなんと私より年下の可愛らしい女性でした。そんな事さえ知らずー。

 でもメールの一行読むだけで私はその人を感じるから大丈夫なんだよ。
 私は国語の教科書の行間は読めなかったけれど、自分の、人を見る目だけは信じてる。


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 可愛い割烹着姿のあやさん。素敵だな、ゆきおも着ようかな。
 ご希望の苺のチーズケークとお抹茶のフィナンシェを作りました。

 とてもしっとりと、落ち着いた美しい方でした。
 一緒に台所に立っていただけなのに、私は凛とした、みずみずしい気持ちに。
私は一緒にたってどんな気持ちを相手に渡せるのかなあ、なんて初めて考えてみた日でした。


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 午後は大好きなさとさん。
 なんだかんだでお久しぶりです。相変らず携帯で写真とられそうになると私も構えるのでいつもこんな写真。


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 「爽やかな春のようなケーキ」とご希望いただいていたので、むーー、と迷った末、最近お気に入りのレモンカードを焼きこんで、上にも乗せたケークと、苺のマリネをいれた苺のチーズケーク。


 マリネした苺を入れていく時に

「人柱をさしてるみたいで、いやーー!」なんておっしゃっていたけれど、そんな事思うのさとさんだけよ!

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 すっかり仲良しのさとさん、はなさん。
 はなさん、さすってもらって「フガフガ」言ってる。


 本当は結構年の離れたさとさん。
 最初の最初から、ずうっと「敬語は絶対禁止!!」「仲良くなってもレッスン代は絶対に払うから!!」って言い続けてくださって、だからこそ今でもこんな風に親しく、大切に思いあえるんだなあと、今なら分かるよ。必要な時に必要な言葉をかけてくださって、あまいだけではなく、時に厳しくもあって、私はすごく支えられているよ。毎月お菓子を習いに来てくださるさとさんに、色々な気持ちを感じています。本当にありがとう。 

 そして、つれてきてくださる「うさぎや」さんのどらやき、今日も家族ですごーーーーく幸せに頂きました。ご馳走様でした。3日目にはただのどらやきになりさがるんだから!なんておっしゃっていたけれど、次の日の朝には全員、我が一族(約3名)の胃袋へ。

   
Posted by yagihana at 19:52

2007年03月23日

美しさ。美しいさ。

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 3日間もお菓子を作らない日があったので、リハビリが大変だ・・と思って今日はリハビリ用に一日あけておいたのだけど、昨日の帰りの新幹線の中でふみちゃんから「明日休みになったから、お菓子習えるかな??」とメールがきて、急遽リハビリを午前中でなしとげたよ。


 毎日していた事を3日休む事の穴の大きさ。
 それは怖さでもあり、ちょっと嬉しい事でもあるよ。取り戻していく感覚って気持ちいいのだ。


 きれいなカサブランカを抱えて、遠くから手を振って走ってくるふみちゃんの美しさに私の心はザブンザブン洗われるのでした。

 最近それぞれ忙しくて会えなかったから、なんだか今日の私たちは嬉しすぎるし、話したい事も山積みで。でも手はお菓子を作っていて。密度が濃すぎて変な時間になってた。桜のシフォン、苺ミルクのケーキ、きなこのクッキーがいつの間にか出来てた。


 色々お仕事の事で迷っていた事も、まっすぐな目や心と向き合って、自然にスルスル・・・と話す事ができて、それを言葉にして初めて自分とも向き合えて。

 答えが欲しいわけじゃなく、自分の気持ちを知りたい時に、こういう時間を持てる関係はとても幸せだなあと思ったよ。ありがとうね。


★★★

 今日は、もう大好きな、大尊敬するayumiさんから、「ゆきおさんに美味しいお紅茶を飲んでいただきたくて」って贈り物が届いていて、その何もかものシンプルさにすごく幸せになりました。

 いつも感じていたけれど、彼女のシンプルさは、いっぱい複雑なものや、場所や、人をしっかりと自分の足で歩んだ後のシンプルな魅力だから深い深い、底なしの優しさを感じるよ。私の目指す場所にいる女性が、こうやって横に並んでお話ししてくださる事。とても幸せです。私もいつかそこにいけるように、もう少し混沌とした中を過ごす時間をおくります。本当にどうもありがとうございました。  
Posted by yagihana at 10:49

2007年03月22日

京都・大阪へ。

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 大好きな、大切な、あっこと陽子に会いに京都へ。
 桜の時期にぶつけたはずがつぼみはまだまだきゅぅぅっと固く開花する準備をしていたけれど。

 あっこも書いてたけれど、嬉しい、たのしい、大好き。でした。へへ。


 大学生の頃、何度も一人で夜行バスに乗って京都へ行ったり、突然京都のユースホステルで働き始めたり、大好きな場所だったのに、途中から商業的なとこばかり目につくようになって行かなくなった。

 だからなんだか「お久しぶり!」の気持ちだったけれど。

 やっぱり京都には京都にしかないもの、空気、誇りがあって。まだまだ何も分かっていないことだけは分かってるけれど、京都は一生かけてじっくりお邪魔したい場所にしたいな。駆け足でまわっても仕方ないもの。


 それよりも、南禅寺の境内を、のんびり朝の散歩をしながら話す時間や、鴨川の真ん中の石の上に座って「幸せだねえ」って頷きあいながらお茶をすすっていた時間、わざわざ行ってしまう本屋さん、「恵文社一乗寺店」にいる時間。


 かけがえのないものだったよ。私は幸せ者だ。
 何度いっても、初めてきたような気持ちになるよ。そして毎回、「今までで最高だなあ」と思えるこの気持ちを本当にありがとう。


 あっこや陽子と腰をすえて、じっくり話せたのも本当に久しぶりだったね。
 私たちの、この全くぶれない関係は、2人のぶれない優しさからきてるんだなあ。 遠くても近くにい続けてくれて、私はどんなに救われてるのかな。
 

 大阪の夜、今年最高の三日月をみたよ。
 あまりにもきれいで、今、本当に忙しくて倒れそうになって頑張ってる東京の私の大事な親友も、見上げているといいなあと願う夜。陽子、真上だよ。

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 どうしても行きたかった「緑寿庵清水」の金平糖。
 素敵な金平糖ケースも。
 どんな小さな分野にもいる職人さん。プロ。この小さな金平糖にかける情熱を知ると、ゆきおの心は震えるよ。心、ふるえない人生なんていらない。  
Posted by yagihana at 09:53

2007年03月21日

一番年上のお友達

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 夕方、愛ちゃんとチラリズム。
 お互い何の誤解もなく話ができるから、2人とも今日は言いたい放題。へへ。言葉を選ばなくていい会話って、お互いにそうじゃないとなりたたないよね。


 お別れする時に「死ぬほど緊張するけど・・」ってプレゼントしてくれたお菓子にスマイル君が!私の子とはやっぱり違って、控えめで優しい優しいスマイルでした。右の手は、私がプレゼントした

「アイラブユー」を伝えるクッキー型。

なかなかいい仕事したって知ってる。ふふ。ありがとうね。
こういうたびに、本当に嬉しくて、幸せな気持ちになるから、私もやっぱりお菓子を渡したいなあと思えるよ。

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 好きなブランド、って今までずうっとなかったし無理に探そうとしていなかったけれど、一目ぼれして、直感がして、すごく好きになったブランド2つ。少ーしずつ集めてる。


 theoryのワンピースと、MIZUKIのジュエリー。
 今日はたまたまこの2つに囲まれていたので記念にとってもらいました。ゆきおやじを女性らしい気持ちにしてくれるよ。感謝!


 今夜はまた1ヶ月ぶりに、尊敬する「一番年上のお友達」とお食事に西麻布の「真由膳」へ。「僕の一番年下の友達です」って紹介してくださって嬉しい。27歳で、こんな風な関係を結べるって、年をこんな風だけど、こんな風に重ねてきて本当によかったな。

「冷たくするなら最初から。優しくするなら最後まで。」

 なんて最近忘れていた言葉を思い出すような話し。それを徹底している人ってあまりいないけれど、身近に2人もいた事を思い出しました。それって、本当に優しいなあと思う。


 まゆみさんのお料理は、どれも本当に優しくて、誰にでも作れそうで、でも同じ味わいにはならなそうで、最後の土鍋ご飯はあなご飯にしていただいて、お味噌汁は具も、お味噌も、濃さも、それぞれでオーダーメイド。


 「きっとゆきおさん好きだと思うよ」って言ってくださった通り、大好きなお店になりました。まゆみさんに会いに、大事な人とまた近々訪れますね。   
Posted by yagihana at 09:51

2007年03月20日

あたたかい関係と。

 オーブンがぎりぎりで動いてくれたので、再び動かなくなってしまわない内に急いで焼きたいお菓子を一気に焼き上げました。

 大好きなひろよさんが、大好きな直美さんにお渡しするお菓子。
 お二人の素敵な関係にいつも私はちょこん、と入れさせていただいていて、それってとても幸福なこと。


 今日も大好きな友達が親友を紹介したいよって紹介してくれた、その女性はやっぱりとても素敵で。何より素敵なその関係。人の数だけ関係があって、私はいっぱい感じて生きてるよ。

 私は、今まで出会った私の友達や恋人、一人でも欠けたら今の私じゃなかったから、その人たちの大事な人もすごく大事。彼女が彼女である所以。


 今日は大切な日だったのに、

「もっと強くなって」なんて生まれて初めて人に求めた日。
 そんな事言う私はものすごく弱くて、それを受け入れてくれた人はものすごく強かったなあと今なら分かるよ。  
Posted by yagihana at 09:46

2007年03月19日

土曜日の日常の事。

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 クッキーは焼けたけれど、やっぱりレッスン用ではないので今日は楽しみにしていたレッスンは中止。愛理、樹里さん、本当に本当にごめんなさい。オーブンがない私は無力だなあ。

 今朝は、なみさんからお荷物が!

 と思ったら美味しい四国の讃岐うどんと、スマイル君の髪留めが。
 うぅぅ。昨日に続き、なんだか大きな優しさに包まれてちょっと泣く。お手紙があまりにも優しくて愛情に溢れていて、どうしたらいいか分からないほどだった。


 なみさんから届く手紙にはいつもスマイル君が貼られてるけど今日もまた。
 そしてゴム、さっそく髪につけてみたけれど、見えないので今は、手にグルグル。
 いつも、いつも本当にどうもありがとう。
 私はスマイルを通して本当にたくさんの人やものに支えられてきたなあと思ったから今こそ、還元し始める時だよね。

 
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 レッスンの無い土曜日。

 買出しへ!なんて出かけたけれど最高の天気の中、メゾンカイザーであたたかいパンをバリバリ食べ、そのまま多摩川の散歩。そうそう、駅前のお花屋さん、入ってみたら、素晴らしいバラや花たち。

 「さすが。。。田園調布だね」とうなっちゃう。
 田園調布が好きなのは、通い続けた母校があるからだと思ってたけれど、必要なもの、美しいものがあって、無駄なものはなくて、時間もゆっくり流れてる。川も近くを流れてる。から。


 多摩川には一箇所だけ桜が咲いていて、今年最初のお花見。嬉しくて嬉しくて、手を伸ばして写真をとったら、嬉しそうな2人組のドアップだけでした。へへ。でもあの顔を見れば背景を思い出すだろう。

 今日頂いた素敵なキャンドルは、今日早速炊きました。へへ。
 幸せの匂いだなあ。ありがとう。
 


クラッシュ


 夜、大事な報告を待つ間、「クラッシュ」を見ました。
 ひどい人種差別をしていた警官が、いざという時に必死で人を助けたり、とてもいい人だった人が誤って人を殺したり。

 重い映画だったけれど、人の冷たさも弱さも、あたたかさも優しさも、両面描かれていてアメリカの人種差別の映画、といっても私の小さな世界でも無関係ではなかったよ。


 しーん・・とした気持ちで2階にあがっていったら、母が超明るく「屋根裏のあなたの大量の本をどうにかしてねー」なんて言うので、「悪いけど今深刻な気持ちだから、そんな日常の話をしないで・・」と訴えたのでした。(無駄でした)


 そして素晴らしい報告を聞くことが出来て、嬉しい気持ちいっぱいになる。
 本当に、本当によかった。ありがとうね。  
Posted by yagihana at 14:39

2007年03月16日

たくさんのかけがえのないもの。

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 佐賀ののりえさんから大きな荷物が!とびっくりしてあけたら春がつまってた。「春、お届けします!!」って大きなお手紙。


 佐賀の新たまねぎは日本一早く食べられるんだよ。すごく美味しいよ!


 って書かれていたので見た瞬間に頂きました。へへ。あまーーーい!幸せだよ。
 お手紙にもどったら、「きっとゆきおちゃん、あまーい!って幸せになると思う」って書かれていました。


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 夜には、母が他にも入れてくださっていた新にんじんや、れんこんも早速食卓に。

 にんじんの元気な葉っぱも生けていた。嬉しいなあ。野菜はすぐに食べてなくなってしまったけれど、この子達が生き生きとして生きてる。

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 最高に美味しい「さかほのか苺」、のりえさんの大事なお友達が心こめて作ってくださったと聞いて、私も美味しいうちに!と早速大切なご家族にコテコテハートの苺ババロアを。なんだか外見がきれいじゃないけれど、心、こもってるよ。


 ババロアって、小さい頃から母が作ってくれていたからショーケースの中でこじんまり、とおしゃれにソースをまとっているよりも、どーん!と家庭の冷蔵庫の中で巨大に、素朴にいてくれるほうが私はすき。

 ババロア、なんて名前も平和で好きよ。悪意ないですよ。(って感じで)


 のりえさんの届けてくれた春は、見事にうちをあたたかい春の気持ちにしてくれたよ。そして大切な報告も、本当に嬉しかったです。


 「いつでもビッグウェルカムだよー!」「ビッグハグを!」って言ってくださるのりえさん。そんな英語、のりえさんから以外聞いたことないけれどね、私は世界一素敵な、今すぐ飛び込みたくなるウェルカムだなあと思っているんだよ。大好きだよっていつも言ってくださってありがとう。私も本当に大好き。


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 夜、大切な女性に頂いたイニシャル入りのナプキン。
 突然お会いできたのに、いつでも渡せるようって準備してくださっていた。

「上手じゃないけれど」っておっしゃっていたけれど、世界に一枚しかないこのナプキンは私の宝です。本当に、本当にどうもありがとう。私もこういう贈り物ができるといいな。イニシャルものが大好きで、自分も上手になりたくて、刺繍の本、何冊ももってるけど、見ているだけ。むー。



 そして、突然またオーブンが壊れた今夜。
 

 焦りはしないけれど、お菓子便もあるし何より明日のレッスンができないよ・・って呆然となっていたら、それを話した史郎君が次の瞬間にはオーブンを取りにいって、「生まれて初めてオーブンに詳しくなりたいと思ったよ。」なんて笑いながら、持ってきてくれました。

 いつもいつも、「どんな事だって、必ず助けるよ。」って言い続けてくれている彼の言葉はいつも本当に真実で、どうしても人に迷惑をかけるのが怖くて甘えられない私をはるかに上回る気遣いと優しさで、私が気づいた時には何もかも助けられていたりして、びっくりするよ。本当にありがとうね。

 言葉がいつもその人自身っていう人との会話はすごく幸せな会話だと思う。  
Posted by yagihana at 10:03

2007年03月15日

ざぶん。

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2階のトイレにある「瀬戸内寂長さんの日めくりカレンダー」。
 今朝は母がなんだか楽しそうに出てきたので見てみたら

 「世の中の夫達は、妻の本当に欲しいものなどわかっていないのである。」

 なーんて、(日めくりにするには超どうでもいい)言葉が。

 「こ、これは別に、男性側も同じだよね・・」と話す。
 どんな人間関係だって、片方だけがきついなんて有り得ないよね。

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 1年ぶりに温泉へ。
 大切な、あせび野。お料理もお湯も人も、過剰じゃなくてホッとする。あいりも話してたけれど、至る所に生けられている花々が建物に馴染んでいて本当に素敵だよ。

 日常でだって、毎日のように話している2人だけどね、この「何もしないをするしかない」場所ですごす時間でしか話せない事って、出来ない事ってあった。


 川の流れの音を聞きながら、あたたかいお湯につかって、生まれ変わった気持ちだよ。そして、本当にあらゆる事が大きく変わった。ありがとうぅぅぅ!!


 私は家のお風呂に入っていても、すぐ頭までザブン!と入っちゃう。悲しい時はそれですごく心なぐさめられるのは、きっと母のおなかの中で羊水につかっていた時の記憶だなあ、なんて考えながら。


 ニッコニコのツルッツルの気持ちで帰り際にザ・定番、「はつはな」のとろろ蕎麦を食べて、ザ・定番、つきのうさぎのおまんじゅうを買って帰りました。  
Posted by yagihana at 10:55

2007年03月13日

ラベンダーと桜とさようならえりーさん。

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 昨日、タクシーの中からものすごい大荷物にうずもれるように現れたのに、更に私への贈り物をつれてきてくれていた祐子。


 「由紀を思い出して」って「From London」っていうお店のイングリッシュラベンダー。そのシチュエーションや贈り物、全てに、祐子の心を感じているよ。家族で匂いを楽しんだ後は、2人の娘も興味しんしんまるでした。癒された?


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 母のお客様に好評だったので2日連続で桜のケーキを。

 もう何年も私のケーキを食べてくださっている方たちだけど、毎回感想を聞くまでは生きた心地がしなくて、心がウロウロ。だから、同じようなメールを今日も頂いたけれど、身近な人の

「美味しい!」

 ほど力になる事はないですよねって話す。

 身近な人の優しい言葉はいくらあっても心強いだけだって、もう身をもって知っているから、私もつい、色々な言葉をもらっている方、私よりずっと目上の方だと私の言葉はもういらないかな、なんて遠慮しそうになるけれど。気持ちや言葉は惜しまず使いたいなあと思う。

 微力にでもなれるなら無力よりずうっと幸せだ。

 動物と人間の違い、素晴らしいところも恐ろしいところもあるけれど。
 尊敬、尊重しあうこと、夢をみること、許すこと。
 私はその3つをできるから、人間に生まれてよかったよ。

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 夜、アメリカからゆりおが帰国して、えりさんをお迎えに来ると聞いて急いで帰宅。

 時差ぼけでご機嫌斜めのみっちー。
 機嫌が悪くても、それも可愛い大人っぽいみっちー。まだ0歳だ。


 車に乗って、私たちに向かって手を振るようにみっちーと話すゆりおは、なんだかすごく母親で、美しかったなあ。  
Posted by yagihana at 20:55

2007年03月12日

プラスマイナス超プラス。

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 ホワイトデーにいつもお菓子をお願いしてくださる方に、大量にやみつきクッキーを焼きました。この3倍も焼いて、一人クッキー祭りの朝。

 「やみつきクッキー」なんて名前をつけてくれたのは祐子。
  小さい頃から焼き続けてきたクッキーだけど、祐子に出会って、素敵な名前をもらって、自分で「やみつきクッキーです」なんて言えるように。よく考えるとあつかましいよね。でも大事な名前だよ。

 恥ずかしがって名前を変えるより、名前に見合うだけのものを作れるよう精進するよ。


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 そんな祐子が1日だけ東京に出てきて会えた日。

 遠くに住んでいるからあえなくたって毎日つながってるよって思うけれどね、やっぱり、超!(久しぶりに言っちゃう)嬉しいよ。ワクワク向かった赤坂の「オゥ・レギューム」がお休みで、くぅぅぅっとなって隣のイタリアンへ。(祐子ほどフレンチが似合う人はいないのにな。)
 
 
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 祐子といると私はいつもすごくのびのびと大笑いしていて、顔にしまりがなくて、写真に残るとまるでおじさん、なんだけど、嬉しそうで好き。どんな話しだって際限なく出来るし、どこへでもいけるなあと思う。


 「由紀の最大の魅力はその適当さだからね。」
 「直感は大事にしてね。直感って勘、ではなくて、判断だとも思うんだよ。」

 って、最近ずっと抱えていた事に対してはっきり言葉にしてくれる。
 大切なものはあるから、それ以外はこだわらないというこだわりも、未来を決めないで流れるままに流れて変化を受け入れ続けていく事も私にとっては大きな意思でもあったのでした。最近ちょっと縮こまっていたな。

 
 とても大切な、いくつかの大きな、真剣なアドバイスも心にしまう。
 そして、春の旅の計画を立てて、会う前よりも一層ワクワクした気持ちでお別れしました。

 祐子のぶれのない優しさ美しさ聡明さ、もう出会ってから10年近くたつけれど、会うたびに深まってる。まぶしいのに、顔をゆがめちゃうようなまぶしさではなくて、春の日差しのような気持ちいい、優しい光を持っている女性だよ。いつもありがと。


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 そして昨日も会っていたのに「じゃあ明日は何時に会おうか」なんて自然に決めてた愛ちゃんと再びデート。

 今月末にはアメリカに働きに行ってしまう愛ちゃん。かなりさみしくなるなぁ。
 とかいって、早速5月には私もアメリカへ行こうと思っているのだけど。へへ。人を身軽にするのは人だなあ。


 どんどん時間が大事になっていて、本当に会いたい人にしか会いたくなくて人間関係が狭くなってる・・、なんて言っていたけれど、人間関係が深まっているんだよね。それは狭くなるのではなく私には無限の広がりにも思えるよ。 



 今日はその後の時間が空振りの連続だったのだけど。
 もう大好きな人たちの顔も見れたし、来週には大阪のあっこにも会えるし、それを告げたあっこがもう全身でヨロコビを伝えてくれて私はとても幸せだったよ。プラスマイナス、超プラス!と思いながら家に帰り、お菓子を幸せに焼く一日でした。
   
Posted by yagihana at 08:28

2007年03月11日

色々おかしと絵本の日曜日。

 今日はチョコレートとナッツアレルギーのお子さん向けのお菓子をお願いして頂いていて、チョコもナッツも、私のお菓子には不可欠だったから最近はそこから抜け出す勉強。

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 チョコチップも使えないので、ココア生地で目をつけたので目の大きさが違う、今日は凛々しいスマイル太郎とキナコ餅のようなきなこのクッキー。

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 得意のバニラスフレチーズも。
 レモンとバニラとラムが少量ずつうまく(多分)あわさってる。
 大きなプリンも作りました。

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 お礼にと、頂いた紙袋の中にちんまりと座っていた子がカードをもっていてくれてそのあまりの可愛らしさに、キューン。しかも内容が切干大根の説明だったところも素敵だなあ。

 まさか、この子も自分が正座して、目をつぶって、切干大根の説明をしているとは思うまい。


 少し前、お菓子のスランプの波に入りそうになっていた私を救ってくれたのは、本当はなみさんだったんだ。なみさんの優しい言葉、本当に、本当に感謝しています。

旅の絵本II (改訂版)



 今夜は久しぶりにゆっくり友達と会う夕方。
 大好きな友達カップル。ゆっくりした時間の流れた日曜日の幸せな午後。ありがとうね。

 そしてお別れして、レオレオニさんと同じ位素敵だなあと、惚れ込んでいる安野光雅さんのこの素敵な絵本、私もひろこさんに頂いた本を、大切な人に贈りました。本当は「3」のイギリス版。


 この本を開いた時の驚きを共有できる人がいて、私はすごーーく幸せだよ。
 遠く離れていても、特別な場所がある幸せを思うよ。
 きっとね、さとさんとももさんも、うわああって嬉しくなっちゃうその一ページ目。まだ見ちゃだめだよ。私に伝えてくれたさとさんに、今度は私が伝えたいんだよ。


 睡眠不足だったので今夜は家でゆっくり。
 週末恒例のお鍋の後、母がはなまるでやっていたというお豆腐アイスを作ってた。どう食べても「男前豆腐です!」という味・・。はなまるのレシピをいつもプリントアウトして、作ってみては、両親と私は、「・・いつもの味の方がいいね」と結論。

 きっとうちには「いつもの味」があるからだろうな。
 幸せな事だよね、ありがとう。  
Posted by yagihana at 09:46

2007年03月10日

オーブンさま。週末レッスンのこと。

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 今日は珍しく午前も、午後も、全く同じ内容のレッスンでした。

 あの美味しいお紅茶を使ったミルクティのケーキと、苺ミルクのケイク。前から試作しながら良く作っていたミルクティのアントルメだったけれど、あの紅茶で最高に完成された気がするよ。一滴のお酒がこれまた絶妙な働き!


 午前中は幸子さんと、いっぱい美味しい食べ物の話をしながら。
 午後は、ふたばさんと、いっぱい恋愛の話しをしながら。

 ふふ、どちらの時間も最高に楽しかったなあ。私と対等に向き合ってくださって、本当にありがとう。なんていうか、いい意味でお友達のように接してくださるのが、私はとても嬉しい。ずっと申し訳ないなあ、なんて思っていた、ゆきおの威厳と貫禄のなさ、私には必要ないから、もってないんだと思うことに。へへ。(ちょっと強引だけど)


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 とても目が大きいふたばさん。
 ぐんぐん吸い込まれるその目。
 頂いたオーバカナルのラスクをぼりぼり頂きながら、次の日のお菓子をたくさん焼き続ける夜でした。


 最近、あまりにオーブンがフル稼働だったので途中で壊れて泣く夜中。
 励まし、声をかけ、時にさすり、時に叱咤しながら、最後は、「ちょっと電子レンジを使ってみる」という技で気分転換になったのか、動いてくれて安心。

 オーブンに感謝!
 (と、ちょっと強引に思わされている気分だけど。)
 

 ★★レッスンのメールをくださる方へ。

 週末のレッスンに限り、5月の19日の午前中以外、3月から6月まで満席です。ご希望の方はなるべくお早めに日程だけ教えていただけたらと思います。どうぞ宜しくお願い致します。(yagihanayagi@yahoo.co.jp)  
Posted by yagihana at 08:24

2007年03月09日

この瞬間。

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 大学の先輩、北田さんがお休みをとってお菓子を作りに来て下さった日。

 地元、鎌倉の焼きたてと思われるビニールに入ったコロッケだけプラプラ持って、この上なく身軽に登場した北田さん。イギリスで勉強中の彼女へホワイトデーのお菓子を作りました。
 
 前回のお菓子作りは彼女のお誕生日前。
 ゆきおもにんまりしちゃうよー。そんなそんな、嬉しい。


  お菓子をやっていて、やり続けていてよかったなあ、なんてしみじみ思うのは、こんな時。大学時代ほとんどお話もできなかった方とこんな風に何年も経て出会えたのはお菓子のお陰だもの。

 この先も、こんな風に思ういくつもの瞬間を想像できるから、私は生き続けられるのだと思う。想像力を失ったら私はとっくにへたってた。
  

 夜は家庭教師していた子の恋愛相談へ。

「由紀ちゃんならどうする?どうされたら惹かれる?」って改めて聞かれて、「むむむ!押さないよりは押して欲しいよね!でもしつこいのじゃなくて小出しでつんつん、って感じ。うるさいよりは静か、陽よりは陰の人がいいな。」

 なんて、もう何の参考にも全くならないごくごく一般的な結論と、私の勝手な希望まで。
「聞かなくてもよかった・・」なんて顔に書いてあったな。本当に顔にかかれるんだ・・と妙に感心する夜のこと。
  
Posted by yagihana at 09:55

2007年03月08日

こえられないなら

 「こえられないなら、くぐっておいで」

 初めて読んだ時からずっと好きなフレーズ。私もそんな風に声かけあいたいな。方法は自由だもの。私はいつも越えられない方だったけど、持ち前の適当さでいつのまにか壁の反対側へ。壁を壁と思わないのも大切。


 それぞれの目的地までの道は、たとえ、周りからどんなにクネクネしているように見えても、その人にとってまっすぐだろうと思ってるよ。

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 今日はたまきさんとあおいさんとクッキー祭りの日。

 きなこのクッキー、ピンクペッパーとチーズのサブレ、ココナツ、ビスコッティ、ジンジャークロッカン、黒糖とチョコアーモンドのドロップクッキーをバッタバタとやきあげました。

 欲張りすぎて、微笑みあいながら、見つめあいながら、優雅に焼き上げていくような余裕を最後なくし、大反省。。これじゃクッキーマシーン。全部焼き上げる事が一番の目的じゃないのにな。


 お二人の正反対のキャラクター、それぞれとても素敵で、はじめてうちでお会いしてから、こんな風に3人でお菓子を焼く時間を持ち続けられているのがとても幸せだよ。いつもどうもありがとう。


 たまきさんに頂いたお手紙に励まされて泣きそうになる夜でした。
 風のように爽やかなのに、あたたかい・・といつも思うその気持ちを今日もまた。印象って変らない。あおいさんのキュートさも、私は初めてメールをくれた3,4年前から全く変らないんだよ。

 「石橋たたきまくって、他の橋渡ったりします」なんておっしゃっていたのが妙にしっくりきたのでした。

 
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 午後はちえこさんとの時間。
 チョコ生ケーキとジンジャークロッカン。
 
 クリームの絞りを練習したいとおっしゃっていたので練習してからバスケット絞りへ。初めてなんて思えないほどお上手にしぼられていたなあ。楽しくて仕方なくなってきた頃に、絞る場所が終わってしまうこの絞りだ。ふふ。
 

 さりーさんに頂いたあの美味しい紅茶を「美味しいですねえ」って感激しあいながら頂く夕方でした。これはお菓子にしたいなあ、って早速夜の試作へ。  
Posted by yagihana at 15:04

2007年03月06日

夜のピクニック

夜のピクニック



だいぶ前に「夜のピクニック」を夜中に読んで、「夜に読んでよかったなあ」なんて思ったけれど、今夜は映画化された夜のピクニックをまた夜中に見て、「夜見てよかった」って思ってた。静かに、いいキモチ。女子高育ちの私にとって、共学の風景は永遠の憧れだよ。

 主人公2人の顔がどんどん好きになる。
 特に女性の顔が、よく行く中目黒の「マチルダ」でいつも一緒に、超真剣にお花を選んでくださる方にそっくりで。静かに人の心を見つめるようなドキッとする目をしてる。


 特にゴールの映像で、ゴールの看板の裏に「スタート」って書かれていて、その線を越える時、またスタート地点になっていたところ。私はいつだって何かを終えた時、始まる何かを意識してるし緊張してる。だから大事な人が、卒業する時終える時、一番強い気持ちで応援してるよ。


フラフラと2階にあがり、大好きな友達のブログをみて、素敵だなあとちょっと泣いてから眠る夜。何をしたかよりも、そこで何を感じたか、からにそれぞれの素晴らしさが発揮されるなあと思うけれど、そこから先は言葉にしない人がとても多いもの。私も、何重にも包んで隠しちゃう事多いけれど。   
Posted by yagihana at 09:31

2007年03月05日

軽やか。

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 今日は一日レッスンの試作。今週はなぜか焼き菓子メインが多いよ。

 夜はフラへ。新曲はゆっくり。ゆっくり踊るのは早いよりもずっと難しい。これはフラだけに当てはまらない事だと思ってるよ。スピードを出すのは簡単だもの。

 でも、笑顔で踊り続けるのは本当に難しくて「楽しい事ー。嬉しい事ー」と思って念じていたら「ゆきおちゃん!眉間に皺!」って言われてしまったのでした。うむむ。


 ずっと「可愛いな・・」とこっそり見つめていた女性が突然話しかけてくれて、たじたじのゆきおでした。これじゃ思春期の男子中学生・・。名前は「はな」さん・・。うちのはなさんにどことなく雰囲気が似ているのが一番好きなところ・・なんていえなかったよ中学生の私は。



 愛理と短くも深い話もできて、本当に心強いなあって思うよ。去年の誕生日に頂いたカードに、

「私が由紀を守るから大丈夫だよ。」なんて書いてくれていた言葉にも私はしびれたものでした。普通そこまではなかなか言えないのに、とても自然で。いつもありがとうね。

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 今宵はふみちゃんの誕生日。
 少し前にお誕生日会をしたので、油断してもらっておいて、当日の今日も夜遅くこっそりあぶさんにて、みんなで集合。へへ。

 突然日帰り出張になったふみちゃん。
 それにあわせてみんなが「それなら羽田にいこう!東京駅でもいいね!!」なんて事前のメールで行き交っていて、あたたかいなあって嬉しくなっていたよ。体も心も軽やかな人達。すごく忙しいのに、心の優先順位が同じだからこういうとき必ず会える。


 それぞれバラの花を一本ずつ持ってきて、秋田からヘロヘロになって帰ってきたふみちゃんをお出迎え。あきのおじちゃまは、一番いい瞬間をちゃっかり頂いていて素敵でした。


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 婦女の会に、ひで(顔が・・)とふみちゃんの大事な友達で、優しくて色っぽい(うらやましい・・)こせきくんも加わってあたたかいなあ。みんな大好き。


「今年の抱負は?4文字熟語で!」と聞かれたふみちゃんの答えは
「一石二鳥!」でした。(素敵・・)優秀な上に超努力家、芯はものすごく強く、だからこそ、人に触れる部分は柔らかくていつもニコニコしてるふみちゃんの周りにはいつもたくさんの人が集まってるよ。私もつい集まっちゃうのでした。


 今日はつくづく友達っていいなあって思った。
 すごく感謝しているよ。かけられた言葉で今日は自分を知ったから。私もそういう言葉と心をかけられる人になりたいな。  
Posted by yagihana at 06:59

2007年03月04日

はなさんの毎日。

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 のびのびと伸びたり、のびのびと私を踏み台にしたりしていたはなさん。 

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 ゆりおがアメリカに行くので、可愛いえりさんも一緒に暮らしている今。
 心中、穏やかではない。

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 平等!と共に抱っこされてもそっぽを向き合う2人。
 そして2人で抱っこされる事に不満げなはなさんが暴れるので、後ろに回されて切なそう。

 いつも4つの目にじーーーっと見つめられ落ち着かない今の我が家です。


 
 大事な日。
 他にどんな予定もいれたくなくてあけていた日だったのだけど。私は自分の小さな小さな器に入りきらないものが見えちゃったから、今は無理なんだって知った。今を生きるけど今にとらわれたくないなあと思う。


 渋谷の混みあったスタバで何倍もカプチーノをおかわりしながら、いつ来るか分からない連絡をじーっと待ちながら、隣の外人さんとたまに言葉を交わしたりしながらなかなか書けなかった手紙をひたすら書くのでした。

  
Posted by yagihana at 07:34

2007年03月03日

深い深い場所でのつながりを。

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この前さりーさんが連れてきてくださったRonnefeldtの紅茶。

 ミルクとあわせると抜群!!って教えてくださったけれど本当においしいぃぃぃ。と感動の嵐が吹き荒れる一家でござる。この写真の中に何人もの優しい気持ちがいてくれて、包まれてるよ。みんなありがとう。

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 今日はひろこさんが来てくださったよ。
 ご希望のレモンとホワイトチョコのケーキ、ズッキーニのケーキを作りました。


 「直感です!」って鹿児島から会いにきてくださるひろこさん。美しくてお洒落で、でもどこかとてもとても深い場所で生きている事をずっと感じていたけれど、今日分かりました。


 私を選んでくださって正しかったのか分からなくていつも嬉しいけれど不安でもあったのに、今日、正しかったんだなあって思えました。真っ赤になったひろこさんの鼻がすごくすごく素敵で。


 こういう出会いをするたびに、関係は、性別でも、会う頻度でも、生きている場所でもないなあと思い知るよ。出会うべき人には必ず出会うんだよね。私にとって大事な事はやっぱり私にしか分からない。


 私は徹底して、「人は人、自分は自分」だって思っているけれどそれは、「由紀はどう思う?」ってよく聞かれる、「結局人間みんな一人なのかなあ。」って事とは全く別の話だと思ってるよ。


 ものすごーーく満たされた気持ちで夜、大好きな人達の所へ。私は何も解決につなげられたわけではないけれど、解決が目的じゃないと思うの。それを分かち合える関係があれば私は、抱えている問題はその関係に出会う為のきっかけに過ぎないとさえ思えるよ。
   
Posted by yagihana at 07:49

2007年03月02日

毎日をつくりあげてるのはもっと小さな。

ここ数日間のこと。

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 二子玉川にある昼間はカレー、夜はバーになるお洒落な「珠玉」のカレー。 
 添えられたきゅうりと大根のお漬物もすごく美味しい。脇役にあらず。


 陽子宅にまたもや婦女が押し寄せた時の夕食。
 野菜大臣は大量の蒸し野菜をせいろに入れて連れて行きました。


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 もう2ヶ月以上前に予定をあわせて大大大好きな神宮前の「樋口」へ。
 私の理想のご夫婦の樋口夫婦。

 今日も春野菜、春魚満載で最高でした。4人だけでカウンターでずらりと横並び。ふふ。

 季節ごとに、愛する人達とここに豊かな食事の時間を過ごしに来れるような心の余裕を持ちたいな。食べる事は自分自身を味わう事だもんね。


 その後、お酒をたしなむよりお茶をたしなみたい4人組は、代官山の猿楽珈琲へ。今日頂いたお食事を思い出してメモをとる陽子でした。なつかしくてあたたかい幸せな夜のこと。また行こうね。
 
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 久しぶりに明子と愛理と愛ちゃんといっぱい笑う夜。
 長い間かけて色々な経験を共にした関係特有の空気は心強いよ。いつもありがとうね。


 そしてまたもや愛ちゃんとデートする時間。彼に杏仁豆腐を作りたい!という愛ちゃんにアマレットをおすそ分けに.ほんの少しの時間でもわざわざ会いたいって思える関係はとても貴重で大切だよ。いつの間にこんなに仲良くなったのかな。

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 婦女の会は平日だろうと夜遅かろうと、みんなさっさとお仕事を切り上げて集合。
 
 のびのびテレビに夢中になるみんなと毛布があまりに気持ちよくてでてこれなくなった私とヒロカ。爽やかな美人ペンギンあきと、「ぐふふふふ」と海底からのような笑い声をきかせてくれる素敵なふみちゃん。

 そして陽子、ひで、本当にありがとう!!緑が多くて、木の色が目に優しくて、下にべたーんと座れる懐の深さ。  
 
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 友達、というよりは人生の連れ添いのような陽子夫妻。

 ここでも陽子と私は似ていますねーーって言われてなんだかとても嬉しかったのでした。

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 そうそう、ずうっと行きたかった上野の「子供国際図書館」にも行きました。
安藤忠雄さんの設計の素敵な建物。子供の目線で作られている幸せな場所。以前、「ここに来たよ」ってオンタイムに教えてくれたともみさんや、ゆりちゃんのことを思い出しながら、大好きな人とあたたかい時間を過ごせたよ。

 色々な出来事があって、お菓子もたくさん焼き上げて、でも本当はもっとずっと大きなことがあって。まだ文章になんてとても変換できない大きな大きな事。


 そしてバターケーキの端っこを食べながらさとさんを想ったり、駅の近くに咲き乱れているこぶの花に見とれたり、祐子から送られてきたスマイルの形の雲の写真に心温めたり、そういう些細な事が、「・・・しました」なんて出来事よりも私の毎日を作り上げているなあと思う。


 私が何に耐えられて、何に耐えられないかを少し知った日々でした。それは向き合いたくない自分の弱さをもろに見つめるようなちょっと痛い経験だったけれど必要な事。  
Posted by yagihana at 18:26