2006年10月31日

お菓子たち。人々。

135519b6.jpg








 昨日のおばけーきが気に入ったので今日はクマ。
 あ、このくまあくまでただのくま。(よみにくくしてみた)

 可愛い型は大好きだけど、チョコで目をつけたりアイシングをしたりって私はしなくなったよ。食べたいものが一番!食べ物だもの。これは当たり前だけど、お菓子の技術を学んでいく中で忘れがちな一番大事なこと。


satoukaboca











 ピスタチオのパイ(じみな外見だのぅ)とカボチャのケーク。
 ああ、もうお菓子を作れるのが嬉しい。
 

 97e64b4f.jpg








 今日は九州のまこさんから荷物が!と思ってびっくりしてあけたらそれはそれは立派な栗がゴロゴロ入っていて、嬉しすぎて絶叫。そして心のこもった長い、長いお手紙を読んで、今度はしーんとなる。



 もう一度人の美しい面を信じる事ができるようになりましたって書かれていたそのお手紙は、一生忘れられないお手紙だった。私を見つけてくれて、何度も京都から会いにきてくれて、一緒にお菓子を作ってきたよ。そしていつもキモチを届けてくれるから私はもう一人ぼっちでお菓子を焼いている事はないよ。ただ、体がそこにないだけだよね。
 

 人が、人に出来ることの素晴らしさ、こんなキモチにまで連れて行ってくれるんだなあって思った。何もできない事はないんだね。



 尊敬する星野道夫さんの妻への手紙の一部も。

「素晴らしい仕事をしたとか、すごい写真を撮ったかよりも、誰と一緒に日々を歩んだか、どんな家庭を築いたかという事が人生の最期には大事に思える気がします。」


 ものすごい偉業を成し遂げた冒険家の星野さんが結局見つめたものは。 
 私がこれから生きて生きたい理由と目的と同じだったよ。

 違う世界に生きていても、結局たどり着く場所が同じであるところに人間の素晴らしさをまた感じるよ。まこさんが、由紀さんにも、って書いてくれたその一文、きっとまこさんも何よりも大切にしているんだよね。私はそんなまこさんの存在をこれからもずっと励みにし続けていくからね。



 mako







 うちに来てくれた時一瞬ではなさんの心をひらいたまこさん。
 はなさん、あられもない姿。恥ずかしいー!(私が)



 今日はあまりに話しに夢中で、7時にご飯を食べにいって、気づいたら夜2時!12時には完全に就寝!の私の体内時計,かなり正確なのに気づかなかった。でもそれだけ伝えたい事がある関係をすごく大切に思うよ。


 毎日が真剣勝負って感じの今。
 それはどんな相手でも、どんなゆるーい平和な時間でも、相手に真剣だという意味だけで本当は何も勝負していないよ。私はこの人生で自分以外の誰かと戦うのかなあ。戦う必要も、意味もなさすぎるよ。一番欲しいものはお金でも力でも手に入らないものなんだもの。

 あ、ハロウィンが終わったよー。
 子供生まれたら絶対一緒に楽しみたいの。もう何でも口実にして生きていきたいよ。  
Posted by yagihana at 07:43

2006年10月30日

おばけーき。

75507f49.jpg







 おばけーき。(安易だなあ)
 生地に混ぜたホワイトチョコがあたたかいひみつ。
 どう見ても蝉サイズの彼だけど、意外に大柄なの。


 お菓子便を作る合間にどうしても食べたくて適当に生地作って焼いたけれど、そんな時、大好きな味が生まれるの。そしてあまったチョコをミルクに溶かしてほっこり。


 今日もまたお菓子を焼ける事が嬉しすぎる。


ee5546bf.jpg





 夜は久しぶりに陽子と2人デート。


「ゆっくりするの本当に久しぶりだね!!」って、こんなゆっくりした気持ちでいいのかな、なんて焦ってみたりしつつ、閉店しても別れがたく陽子のお宅まで送りながら、ゆっくり話す。めちゃくちゃ素の私達。いいたい放題でもふんだんの愛があるから、大丈夫。


 「ひでは私が自信ない部分をほめてくれるから」っていう話をしていて、

「もし自信ある部分をほめる人だったら、そこを失ってはならぬ!!って焦るだろうけど・・」って言ったときの「ならぬ!」の陽子のリアクションの可愛らしさとオーバーさにとても和みました。ふふふ。いいものをみたなあ。



 そういえば私もいつも「休んで!さぼって!」って言われ続けていたよ。それは一見ネガティブに聞こえるけれど、私はいつ疲れてもいいんだなあって思えたから、「はいはい」って言いながら楽しんでやり続ける事ができたんだね。多分「由紀ならできる!!」って言われていたら「私ならできなければ!!」ってなって苦しいはず。まあそういう時もきっと必要だけど。


 
 自分のうつわがあまり飽和状態にならない、なんて言っていたくせに、最近ある部分でかなり溢れそうになっていたよ。考えるとイライラするし泣きたくなるし逃げたくなって、「あ、全然うつわ小さい!小さすぎる!」って思っていたよ。だけど、陽子と話しながら、どんどんその波が穏やかになっていったの。ありがとうね。

 根本的な解決ではないけど、根本的に解決しなきゃ!って思う事がなんだかストレスの原因だったと分かったよ。  
Posted by yagihana at 12:00

2006年10月29日

ぐっすり。旅の絵本。

 

 久しぶりにベッドから起き上がれなかった日。
 起きたらお菓子の感想のメールがたくさん来ていてみんな優しいなあって思う。そしてみんなも一日寝ていたとのこと。ふふふ。

 康平の司会も、ひでの音楽も、愛ちゃんのネイルも、陽子やあいり、あつこのあたたかく完璧な準備や連絡も、ふうちゃんや今井君の写真も。全部その人にしか出来なかったことで、みんなが全力だったのだね。


  いつからか、要領のよさを身につけてきたけれど、それが自分の為になったかってそうでもないなあって今なら分かる。同じように私が勝手に作っていたいくつもの小さな壁も、私を守ってくれたかって、そうでもないよね。


 もう意味の無い要領のよさも、高い高い壁も少しずつとっていきたいな。
 私は大好きなみんなとゆっくり一生懸命楽しんで生きていけたら、それが一番ハッピーだ。


 a5cbb6f1.jpg



 こんなのんびり気分で読むのは春樹さんかばななさん。
 でも最近は絵本も。



 自分では買わないのに、最近よく頂いて今は私の部屋に絵本がたくさん。こんなに集まってきたという事はきっと私に必要だったのだなあ。


 ひろこさんが連れて来てくださった安野光雄さんの「旅の絵本」。
 最初のページを開いたら、私にとってイギリスで一番、(という事はきっと、世界一好きな)場所が広がっていて泣きそうになった。大事な人と行きたい場所、そして行った場所。


 夜、両親のお客様がいらしていて、私もちょっとだけお酒をご一緒する。ロンドン時代のつながりなので、「ロンドン・・ロンドン・・」という単語がとびかって、なんだかしんみりとしたキモチ。


 しんみりしたまま、私はなぜか突発的に中華街へ。
 すごく普通のラーメンやチャーハン、シュウマイを食べる。ふふふ。普通も嬉しいよー。

 この世には人の数だけ優しさがあるなあって思う。
 私は誰といてもそれを感じるけれど、特に今夜はそのものよりも、「あなたに優しくしたい」っていう、そっちの気持ちを強く感じてまたなきそうになったんだよ。もうその結果なんて私にはどうでもいいくらいだ。ありがとうね。 
   
Posted by yagihana at 09:53

2006年10月28日

大好きな2人の結婚式のこと。

2ri





最高の秋晴れの中、アメリカンクラブで大好きな2人の結婚パーティ。


 


dancdanc2












 2人が仕事や病院の合間に猛レッスンしてきた素晴らしいダンス。 
 そして夢だったという全員で踊るダンシングクイーン。
 200名もの人達が全員が最高の笑顔で踊っていた景色、私も忘れないよ。
 
 その時のろっきー、今まで見た事のない最高に嬉しそうな顔!ふふ。あんな顔見せてもらえて私は大満足だよー。 


 ろっきーからのサプライズの明子へのプレゼントに号泣しちゃった明子をみて私も号泣。ううう。ろっきー素敵だなあ。2人ともどんどん素敵になってるのは幸せな証拠だよね。

 人は子供を生んで親になる、って言うけど、結婚して初めて旦那様、奥様になるんだと分かったよ。


 5ninkazoku









 一丸となってこの日の為に頑張ってきたファミリーのみんな本当にお疲れ様!!!


windsor





 優子、あき、ひろか、真理子、さっちゃん、ふみちゃんも一番前でビデオを必死に見上げていて可愛かったのでビデオよりみんなを見つめているゆきおでした。
 
 
dannsigirs







i





 全部終わってファミリーだけ残ってみんなでホッとして見た、夕焼けには泣けた。

 男性がこれでもか!というほど優しいから女性が心からのびのびと笑っている幸せな社会だなあと思う。みんながいてくれるこの景色は私の宝だよ。

 
i





 結婚っていいなあって思わせてくれた。 
 (久しぶりに、すごく結婚したくなったよ。)



 お菓子も参加させてくれてありがとう。明子は「夢を叶えてくれてありがとう」って言ってくれたけど、叶ったのは私の方。誰かの夢を叶える事が他の誰かのそれを叶える事でもあるなんて、すごく幸せだけど、結構そういうものだよね。自分だけの夢ならもういらないよ。今日はみんなの夢が叶った日。ありがとうね。

  
Posted by yagihana at 09:56

2006年10月27日

花はそこにあるだけでYES☆

78823ea7.jpg


 うちの姫。




 父は私に「はなさん、今日もまた美人になったでしょ!!ママは最近肌がきれいになったと思わない?」と本気で自慢をしてくるのでちょっと困るゆきおだ。(そういえば2人に私の自慢をしている事はないなあ)

 そんな父とはなさんの瞳は似てる。


2eb77116.jpg35719091.jpg







年も重ねて一軒家を新たにした最近のはなさん。
 最近、住み方がちょっと間違ってる。


 赤い家に白いはなさんが寝ているだけで両親は「紅白よ!えらいわね。」って褒めてる。あんな風に育てられたら私もいい子になったはずなんだけどー!


 でも私には今更だけどこんな風によく分からない所まで、くどく褒めてくれる優しい人が近くにいるんだ。ありがとうね。人は褒められて伸びるか、たたかれて伸びるかどっちかって言うけど、本当はみんな褒められたいに決まってる。褒めあって、認め合って、生きていきたいよ。


 人は期待には応えないけど信頼には応えるって、この前読んだ(なぜ?)子育ての本に書いてあったけれど、期待はしないで信頼する。って私の人間関係の基本であり理想だよ。(その逆になりそうな時はその関係から逃げるんだ)

a6795f18.jpg








 引き出物も終わって無事に送り出せたよ。

 大変だったけどすごく楽しくて幸せで、でも終わってしまうと反省点が押し寄せて苦しかった。間に合うか必死すぎて色々見えなくなっていた事が突然見えるように。いつもそう。毎日大満足で終えるのにお菓子のことに満足した事がない。苦しくて少しの間、忘れたいけど忘れられない。私は少しずつは成長しているのかなあ。



 終わった瞬間またお菓子を焼きたくなるよ。いつもながらラッピングを手伝ってくれた母がいなかったら絶対に終わらなかった。ありがとうね。


 そして本当にお疲れ様、って色とりどりのバラを頂いたよ。
 色々な色が混ざっているバラの花束を頂いたのは初めてで、それぞれがすごくきれいで、花束となって集まってもまた素晴らしかったの。人のもつ色々な一面の素晴らしさを探し続けるよ。


 咲かせても、咲いていなくても、枯れた後も。
 花はそこにあるだけでyes。
 祐子がいつも言ってくれる言葉だよ。

 秋のお菓子便、本当にお待たせしてしまってごめんなさい。
 来週かけて心込めて焼きますね。



  
Posted by yagihana at 10:18

2006年10月25日

粉しごと。

 
 この前お会いした2人と深い部分でつながってる気がし続けてる。
 しょっちゅう会うとか、そういうレベルじゃなくて、どこかで生きている事が支えのような。



 お会いした後に、色々なキモチが溢れそうになって、そういう時はひたすら走るんです、って教えてくれたけど、私はそういう時ないなあってお返事したら、
 

「ゆきおさんのもってる器が飽和状態にならないのは、多分毎日粉にふれているからでしょう。たとえ、いっぱいになりそうな時でも、また粉を練りお菓子を焼く事でのりこえていくのでしょう。」

 っていうような事をいってくれた今日。
 すごくしーっくり。
 目先のどうしようもない事に怒ったり悲しんだりする事がほとんどないのも多分そこだ。
 

 だから今日は大量の粉とたわむれながら、ずっと爽やかで幸せな気分だったよ。気づいてくれて、伝えてくれて、どうもありがとう。  
Posted by yagihana at 10:29

2006年10月24日

どの世界にも必ずいるよ。


 今日は一日お菓子作り。の合間に歯医者さん。
 
 私は本当に病院が苦手で目の前まで行っても、帰ってきてしまう事も。大きな虫歯があるのでさめざめと泣きながら通ってる。診察台の上でガタガタ震えるゆきおでした。本当に我ながらどうしようもないけど、麻酔のための麻酔までしてもらう。(涙目)


 でもね、先生は本当に素晴らしい技術で、歯を見る事が好きで仕方なくて、治したくて一生懸命の方だ。こんなに怖くて仕方ないけど信頼は深いよ。親知らずなんて一瞬で抜けたもの。

 その後しばらく痛かったけれど、母に熱く「痛いけどこれはあの虫歯で得る最小限の痛みだよ!!」って力説。そんな風に思わせてくれる方。

 どんな分野にもそういう人、いるよね。私はこれから私の人生をかけて、ゆっくりそういう人を見つめていくんだーい。そして出会ったらもう絶対!浮気はしないし他を探さないのである。自分の目を信じてるよ。  
Posted by yagihana at 21:18

2006年10月23日

みんなみたいになりたいの。

48caed14.jpge15d9681.jpg







 今日は鹿児島からひろこさん。


 このブログにしか私が日々お菓子を作っていて、お菓子教室もしているなんて書いていなくて、それをたまたま見つけてくださった方だけに出会える私だ。だから毎回が衝撃的な出会いなんだけどね、ひろこさんには本当にびっくりしてる。


 飛行機で毎回会いに来て下さる事を、ひょっこり隣の竹やぶから来ましたー!!っていうような気負いの無さ。技術も素晴らしいのに、基本を大切にされている姿勢も、物事の深さを見つめる柔らかい目。誤解も恐れず私に正面からぶつかってきてくださるまっすぐさも。

 
 ご希望のコーヒーフェッジバーとリンゴのミルリントンを作りました。

 ずっと「美味しい!!!」って体中で伝えてくださる姿に、そして「ルセットを変えずにずっと、大切にしていきます」なんて教えてくださる姿に、いつも同じように伝えてくれるともみさんやまこさんを思い出していたよ。


 私は別に変わっていっても全然構わないのだけど、人から伝えられた事をそのまま大切にしますって、目をみて伝える姿勢になんだか心うたれるよ。誠実な方だなあって背筋がしゃきんとするよ。



だじゃれしょくぶつえん



38e92c96.jpg







 とても心のこもった贈り物も。
 この2冊の本には本当にこの後何度も救われたしホッとしたし広がったのでまた改めて書きます。


 頂いたお手紙の最後に
「心を込める。って色々なことに流されてしばらくしていなかったな。大事な事を思い出させてくれて、ちょっといい人になれたような、あたたかい気持ちにさせてくれてありがとう。」


 って言葉があって、私のほうがずっと、ずっとありがとう、って一日中その後もずっと思っていました。余韻が深く、残る女性。ひろこさん、お会いできて本当に幸せです。ありがとう。




16583344.jpg44a9e943.jpg









 午後にはさとさんが。

 紅玉のオートミールクランブルタルトとパンデピス、やみつきクッキー(話に夢中で焦げてしまった)

6b28f51a.jpg





前回のクッキー祭りの時の写真。
さとさんは気を抜くと私をとっているのでドキドキするけど、こんな写真もっていなかったので嬉しかったの。いつもは小さなカップで飲むのに、さとさんといる時はグビグビ飲むのでカップが大きいのでござる。


 
 こんなに好き嫌いをはっきり!の方に出会った事がないから、どうして私と仲良くしてくださるんだろうって、いつもドキドキするけれど、そんな事を吹き飛ばすように、さとさんの優しさ、気遣いは惜しみない!家だって2時間以上かかるのにさらり、と会いにきてくださるさとさん。



 いつも引き出物の時、ラッピングに時間がかかることを知っているさとさんは「お手伝いさせて!!!」って言ってくださるけど、今回はかなり強引に「もう絶対にお手伝いしたいの!!!」って言ってくださった。結局間に合いそうだったから、やっぱりその心遣いだけ頂いたけど、本当に嬉しかったです。じーん。



 あいりも風邪で辛い中、「お手伝いしにいく!!遠慮しちゃだめだよ!!」って言ってくれて、もうその気持ちだけで私は泣きそうだったし、今回は特に、深い応援をくれた人がいて、他にもたくさん声をかけてもらって、この場所にいなくても私はすごく励まされたよ。私にはちゃんと見えてるんだもの。


 私はお菓子に関してだけは多分、限界まで人に頼れない。
 それでもね、限界になって、助けてください!ってなった時に絶対に力になってくれるだろうなあって信じられる人がいるって事は私の全ての支えなんだよ。


 それぞれ自分の生活があって、仕事も忙しい中で人を気遣い続ける姿勢を尊敬しているよ。私も自分が忙しくて余裕がない時ほど、この目を凝らしたいなあ、とつくづく思った夜のことでした。視力は悪いけど、目はいいの!て言いたいし、みんなみたいに優しくなりたい。

 みんな本当にありがとう。

  
Posted by yagihana at 18:47

2006年10月22日

ラブリーな会。

df38562d.jpg


 



 今夜は愛ちゃんのお誕生日会なのでこの日の為にハートのセルクルも買ってしまったのでした。フフ。

 愛ちゃんのイメージで。
(一日持ち歩かなきゃいけなかったのでかなりしっかり固めてしまった、頑丈な愛なの。)

58928b83.jpg



 ずっと、私に近い人だなあ、会っていない方がおかしい!なんて勝手に感じていた方達と会えた日。勝手に通じ合っていたので全く緊張しなかったよ。


 大好きな代官山の猿楽珈琲へ。
「お菓子まだ作ってるの?」なんて顔みたら言われる。スマイルをお渡しする。
 今日は高田さんを想って焼いたから堂々と。


 私はいつもよりずっと自分が話していてびっくりしたけれど。
 2人の大きくてふかーい受け皿があったの。誤解なく伝わる事が分かったのでのびのび話しっぱなし!


 本郷さんは「もっと伝えたいのにもどかしい!」っていうような事を言っていたけれどね、私には大事なもの、守っているものが多分伝わっているのになあって思った。言葉に忠実な人ほど悩むのだとしたら、やっぱり私にとっては言葉はそんなに重要じゃないなあ。私は言葉力より想像力を鍛えたい。理屈は心に響かないんだもの。



 いつだって会えるはずだったけど今日、会えた事とても感謝しています。ありがとうー!これからもどうぞよろしく。きっと私と私の人生にとって大きな大きな出会いでした。


b31d7732.jpgd0c84380.jpg










 夜はあいりと康平のお宅で愛ちゃんのお誕生日会☆


 準備してる時はジャージだったアイリは愛ちゃんが到着したら「この姿、恥ずかしい!!」って着替えてました。フフ。私達って緊張感なしかい?(でも私もきっと同じことする)


 新婚旅行から昨日、帰国したろっきーと明子の写真をみんなで鑑賞中。
 水着姿のおなかを気にする明子の為にいちいちろっきーが指でおなかを隠してあげてました。優しいのう。今週末の2人の結婚パーティも超楽しみ。


 4a47a9cb.jpg







 今日はみんなにハートかリボンの形をしたプレゼントをもってきてもらったので、それはそれはラブリーなプレゼントの山。愛ちゃんが喜ぶ姿で私たちみんな幸せな夜。


 いつもこの仲間を「ファミリー」と呼び合っていたけどね、もう本当に家族だなあとしみじみと思う。いつまでもこうして集まれるわけじゃないなあって知ってる。だけどもう絆はあまりに深いから、そこに行けなくても私はすごく安心しているよ。アイリの風邪が悪化していませんように。


 引き出物の量が予期していた倍になってあせる夜。
 1週間寝ないで作り続ければ間に合う!なんて心を決めたのに、いきなり「・・今日はとりあえず寝てみよう」って寝てしまった夜でした。うう、でも大変ではなくて楽しみなだけ。本当にありがとう!2人、そしてみんな。  
Posted by yagihana at 23:17

2006年10月21日

大好きな人とお菓子。(それって毎日か)

fbe2a841.jpg






 今日は陽子と、陽子の後輩るみちゃん。  

 「大尊敬する陽ちゃんの親友だからゆきおさんも素敵な人に間違いなし!」とそういう流れで思ってくれたのも嬉しい。

 ゆきおは自信はないけど、誰かの親友・恋人・家族という立場にもたつ事あるから、私のせいで誰かが恥ずかしい思いをしないように生きてるってことはとても大きくて、毎日の理由でもあるよ。



 今日は時間が限られている中、それでもたくさん美味しいものを作りたくてちょっとキビキビしてしまったよー。ごめんね。

 アップルパイとブラマンジェとやみつきクッキーとスマイルクッキーとゴマのレースクッキー。すんごく喜んでくれる顔を見ると、もっと、もっと!って思っちゃうけど今日はこの辺で我慢。ふー。自制心自制心。


  友達だと気が抜けるかって、私は間逆だ。
  だから真剣になりすぎないように、なんとなくヘラヘラしたふりをする。 


dc070a19.jpg



 茨城にお住まいのるみさん。

 「この卵が美味しいんです!!!」って鼻息荒く(パソコン画面から風を感じたよー)送ってくれて本当にありがとう!!


 白身が2層になっていて最高!!美味しいーー!!
 今度は自分で取り寄せちゃうね。


fa6e3c40.jpg






 今日はその後、大好きなりえさんともお菓子作り。
 りえさんは、本当に育ちがいいんだなあって感じる優しさや気遣い。そして本当に安定しているから、一緒にいてすごく落ち着くゆきおだよ。いつもありがとう!

 
 レーズンサンドもアップルパイもうまくできました。よかったなあ。お互い周囲が結婚ラッシュなので、なんだか最近毎月、お教室のたびに結婚話。うふ。私がお嫁さんを選べるなら、断然りえさん!!(ってそっち?)  
Posted by yagihana at 10:08

2006年10月20日

やっと会えた!の日。

80695f52.jpg





今日は名古屋から来てくださったしほさん。
 色々一緒にこしらえたのにその写真も、なんと記憶もないくらい話に夢中になってしまいました。お菓子の講師もされているしほさんは、体がもう一流の道具になっていたの。美しかったなあ。(どう見ても、一見立場が逆!)


 3年前に私を見つけてくださったしほさん、少し後にロンドンのコルドンも行かれて、そこでもぎりぎりのすれ違いをしたり。

 
 「お会いするまで3年かかりました!!」なんておっしゃっていたけれど、3年でも10年でも、出会いはその出会った時がベストな時期だと私は思うの。そして何年かかっても、会えない人があまりに多い中で、こうして会うことが出来たのは奇跡だよね。本当に、本当にどうもありがとうしほさん。



 出る杭は打たれやすい社会だし、出ない杭は踏まれるよね。
 でも出すぎた杭は打たれない。
 私は出すぎてはいないけど、かなり見当違いな所(足元あたり)にひょっこりいるので誰もあまり気に留めない。


 そんな時、しほさんはきっと近くにいらっしゃるなあ。
 私はどんな生き方でも考え方でも、出来る限り尊重したいなあと思うけどね、やっぱり同じものを大切にされている方に出会うと、ちょっとホッとする。


 頂いたお手紙を読んでなんだかとても泣けた。
 お会いする前なのに、こんなにあたたかく、まっすぐで、真剣なきれいなキモチを届けてくださってありがとう。私の顔より大きいナシもどうもありがとう。早速家族で美味しくいただいて本当に幸せになりました。



533c87be.jpg






 夜は色々あってなんだか「夢吟坊」へ。
 四国の食い倒れ旅行以来のおうどんやさん。
 あ・・・・とまだ思ってしまうあたり、結構引きずっているなあ私。
 これが、トラウマってもの?(ドキドキ)
 うどん嫌いになっていませんように、私!



 いつものカプチーノで幸せにまったりな夜。
 大好きなお店は色々な人に伝えていきたいのにね、地元のこの小さな、5,6人も人がきたら息苦しくなってしまうようなお店は大好きな人達との秘密の場所なんだ。


 秘密は守る方。
 いっぱい話すし書くから全開のように見えるけど本当に大切な事を、ただくるんであたためているだけだよ。  
Posted by yagihana at 10:59

2006年10月19日

うちの方程式の巻。

7ed48db7.jpg




もうさすがに恥ずかしい・・・って思うそんな私は今度は両親と愛するシシリヤへ。


 ドーナッツも食べるたびに自分がドーナッツになってる気がしていたけどね、私はそろそろ顔がピザに!


 私が顔を油でテカテカ光らせながら「美味しかった!」って超幸せそうにしてるからみんな行きたくなっているんだよね。そして一番身近でそんな姿を見ていた両親なので、恥ずかしいの責任はわが身にあり。



 でも美味しかったです。期待して損なし!
 両親も「すごく美味しい!」って喜んでいて、それを見ていてすごーーく嬉しかったのでした。


63db05e4.jpg






 典型的おじさんのピザの食べ方。
 ナイフアーンドフォーク。
 小さく切って満足そうに食べていました。




 父が

 「ひょっこりひょうたん島の歌詞にもあるけど、泣くのは嫌だ、笑っちゃおう、ってあるでしょ。あれすごく大事な事で、誰だって泣きたい事あるんだよ。でもそういう時こそ笑わなきゃ。」

 なんて言っていて、確かに私は父が仕事でつらそうだったり悩んでいる姿は今まで見たことがなくて、なんて楽しそうに仕事の話をするんだろうってずっと思っていたよ。今でも本当に楽しそうだね、なんて言っていたけどね、本当は、「楽しむ工夫をし続けている」んだよね。



 母はそんなちょっといい話の間も次々に焼きあがるピザの行く末が気になって心全然ここにあらず。フフフ。


 父が夢中になって話し、母がさらりと流す。父、めげない。
 そんな我が家の方程式は、うちに遊びに来てくれた友達はみんな知ってるよね。
 私はその方程式を横で見て笑ってるのがすごく好き。  
Posted by yagihana at 10:29

2006年10月18日

今日のゆきおは

56a40ab6.jpg



 お菓子で表現するならこんなキモチ。




 大きな問題は残っているし、不安だよ。
 でも全て解決してから次に進む人なんていないなあって思い出す。私はこの一歩を絶対に誇りに思い続けるよ。


 最近、形は違えど、「踏み出したよ」って報告を頂く事が多くて。
 決めたよって言ってくれる顔のすがすがしさ、いい!
 そーんないい顔されたらもう全身で応援あるのみなのだよー。

 最近の嫌な事。
 自分が望んでする以外の事はなるべくなくしたいし、いやいやでも結局した事は自分で決めたという点で自分の責任だと思ってる。だから後から

「私はあの時あなたの為にこんな風にしてあげたのに!」なんて言われると、したくてしたんじゃなかったのか・・と脱力。「そんな事頼みました?」なんて聞きたくなる意地悪なゆきおだ。でも求め合う関係は疲れるよ。
 
   
Posted by yagihana at 08:43

2006年10月17日

優しい文章や声のこと。

2b5c4177.jpg4e50b451.jpg









 今日はラブリー愛ちゃんの誕生日。
 愛ちゃんといえば!とハートのクッキーをやいて白金の「モレスク」へ。おじさんが紛れてるけど大事な人なの。



 一体いくつになったのか、よく分からないんだけど(本当に)心から年齢って関係ないなあって思う大事な友達。私よりはるかに器が大きくて深い女性だと思ってるよ。恋人同士が親友だったっていう出会いだったけど、私たちは一気に仲良くなって、彼らそっちのけで会うようになったのでした。ふふ。

 こんなに大好きで毎週のように会っているのに、私は全然ラブリーにならないし、愛ちゃんも全然おじさんにならないのはなぜ?(すごく不思議だ)



 ここに行く前に久しぶりに三合庵へ。
 お蕎麦の美味しさも蕎麦湯の濃さも相変わらずで、「美味しいよ!!」って喜んでくれる顔を見て何より幸せ。


 ここは全部そばの種類によっておつゆの割合をかえていてね、あの奥さんはお見合い結婚でね、毎日おそばうちの機械の横で寝ても文句一つ言わなかった根性座った女性でね、なんてマニアックな事を伝えそうになりました。でもそういうエピソードを知っているともっと楽しい。


 嫌いなものが減ったのは嫌うのが面倒だからじゃなかった。
 好きなものが多い方が自分がずっと楽しいから。
 今日は広尾の駅の近くにも素敵な、こだわりのお花屋さん発見☆



 みさおさんのメールを読んでいてすごく心あたたまる。他にもこの方のメールは文章以上のものを感じるなあって最近多いよ。

 帰ったらももさんからもお手紙が届いていて、やっぱりそこにも文章以上のあたたかさを感じたの。いつも本当にありがとう。


 そしてこんなに優しい声、今まで聞いた事なかったよって最近思う。
 同じ言葉をみんな使っているのに、私に響く重さは全然違うよ。私によりよく伝わるようにいつも一生懸命言葉を選んで、でも既存の言葉では選びきれないで「うがーー!」ってなっているのを「いやいや、気持ちはもう伝わっているよ」って思いながら見ているのも嬉しいの。


 こんな風に優しく言葉で伝えたり、言葉を書いたり、できるのなら私にもいつか出来るかな。そして、この目に見えるものや耳に聞こえてくるものが伝えたい事の最小限だと思える今はもっと目をこらして、もっと耳をすませたいのだよ。
 

 
   
Posted by yagihana at 16:59

2006年10月16日

お菓子の一日と

3b234ee5.jpg








 明子の2回目の結婚式の2週間前の今日。引き出物モードに入る。
 まだ今からできる事は少ないのだけど、全然気持ちが違うんだよ。ものすごい気合いれて体調を整えるから、引き出物の翌日は必ず寝込む。(でもそれも予定の内。)
 

 といいつつ、美味しいかぼちゃを買ってきて今度はかぼちゃとキャラメルのムース。美味しいなあ。最近はレシピも材料だけ見て作れるようになってきたなあ、なんて思っていたらキャラメルの方で3回も失敗。


「お!」と思い、「ああ・・」と思う、そんな繰り返し。
 

e46ec94b.jpg







 ゆりおがアメリカから買ってきてくれた、ぶさ可愛いはなさんカード。
 はなさん、ちょっとご立腹。似てないよね。うんうん分かってるよ。
 そんなはなさんは、今日間違ってたまねぎを少し食べてしまったらしく、いきなり腰をぬかしていました。


 そんなはなさんをオロオロ心配する父。
 父は、はなさんに何かあったらどうなるんだろうか・・って思うような愛し方。

 本当に誰かを愛するという事は、その人にとって自分が無くてはならない存在になる事ではなくて、自分がいなくなっても一人で生きていける力を身につけさせること、って聞いたけど、絶対に一人では生きていけないはなさんだ。


a4e4c347.jpg







 今日は教室がなくてオフなんだ、って話してて
「お、オフに由紀は何をしちゃうんだい?」って聞かれて
「お菓子作って本読むよー。」って答えてて全然いつもと同じだなあと気づいた。

 途中で近所のコスモス畑へ。
 秋もいいなあ。


 あっこが送ってくれたあっこのお仕事の結果の素晴らしい作品をじっくり読み直していたよ。そうやって自分の仕事を一生懸命伝えてくれる友達がいてくれるから、私はどんな場所にも働いている人達の影を感じられるようになったんだよ。駅のパンフレットも、テレビで流れているコマーシャルも、友達が作っていると思うと、真剣に見ちゃうよ。

 私はサラリーマンの家庭で育ち、友達もほとんどが大企業で働いていて、でも自分は全然違うところにやってきてそこでは今度は色々な世界の職人さんに出会うようになったよ。だからどっちの素晴らしさも知ってるつもりだよ。比べようがないもの。でも最近は職人のように生きている人が「サラリーマンなんて夢がない」というような言葉をよく聞く様になって本当は悲しい。


 何かがそこに存在している以上、それに心を尽くしている人が必ずいるんだよねって前に教えてくれたこと。いつも思い出しているよ。  
Posted by yagihana at 08:21

2006年10月15日

種まき日曜日。

 16c965c4.jpga1426d35.jpg









 朝3時にどうしてもお菓子を焼きたくなって飛び起きて台所へ。

 レーズンたちをラム酒につけてからゆきおもお風呂につかる。
 そうしたら早朝仲間の祐子からも「レーズンを赤ワインにつけたよ」なんてメールがきていて、朝早くからほんわか幸せな気持ちだよ。



 りんごを煮てきび砂糖のケーキに入れて焼いたらなんだかぶさいくな愛しい子。




09e5f800.jpg







 今朝は大崎にある「六厘舎」っていうつけ麺日本一に輝いたお店へ。


 すごく美味しかったし楽しかったよー。
 美味しいラーメンに休日の朝から並んで食べて喜んでいる人がたくさんいて。(四国を思い出すよー)
 

 その後駒沢公園にいったらあまりの雲の美しさに泣きそうになる。
 毎日、生きていて良かったなあって思ってるよ。
 

 0a7865d4.jpgea998a54.jpg








 今日はアキ、ヒロカ、ふみちゃんとデート。
可愛くあたたかく優しい女の子達と田園調布の太陽を浴びてぽかぽか平和な時間だよ。


 来る前に小学生の時に埋めたタイムカプセルをあけてきたというアキの小学生時代の似顔絵でいっぱい笑った。鼻の下なんて絶妙!(ちょっと怖いのにどこか似てる)


 未来の自分への手紙でも「結婚してるかな?子供はいるかな?幼稚園の先生になっているかな?」なんて「一つもかなっていない・・」と呆然とするアキでした。ふふふ。人生はなかなか予定外が多いよね。


  今度みんなで埋めようね。(あまり具体的な夢は書くのはやめようと決めました)

  そういう楽しみの種、少し先にも、大分先にも埋めていくよ。
 種は勝手に埋まってくれるものでもないし、この土壌は勝手に豊かになるわけじゃないから、毎日耕し、埋めていき、たまに大きく咲いた花を眺めてジーンとしている感じの今日この頃です。
 
   
Posted by yagihana at 18:55

2006年10月14日

イタリアな女性とピザの夜。

0e89051c.jpg







 大好きなかぼちゃのスフレを教室でも焼けるようにレシピを調整していたけれどね、味は変らなくてもやっぱり3時間ゆっくり低温で焼いた方が気持ちいい。(時間をかけたい所を急ぐことが一番苦手だった)



 私はイギリス人だなあとよく思う。
 見つめてみると、私の周りの大切な人もブラジル人だったりフランス人だったり。


 今日来てくださった幸子さん、イタリア人。ふふ。
 お料理教室もされていて、率直で美味しいものが大好きで人生を真剣に楽しまれている、おおらかな性格、大好き!一緒にいてのびのび、全開になるよ。こういう人が一番人の魅力や才能を開花させるのではないかなあ。ゆるむ事はすごく大事だもんね。


 初めて来てくださった時の緊張されている姿と、今ののびのびとお話してくださる姿。私はやっぱり今の方が嬉しいな。


 前は「先生になるにはゆきおは威厳も貫禄もないの・・」なんて言っていたけど今はそんなものいらない。(欲しくても一生身につかないと思う!)

 お教室に来てくださる方はほとんど私より年上の女性で、そういう女性が最初はとても緊張されていても最近どんどん

「先生でもあり身近な妹のようにも思えて。」なんて言われる事が多くなりそれって対等だなあって嬉しくて。私の知っている事をお伝えするのと同じかそれ以上、私はいつももっと大切な事を教わっているよ。どんどん年を重ねる事が楽しみになっているよ。




 3506647b.jpg




 夜はひで、陽子とシシリヤへ☆



 予定をあわせるためにもう2ヶ月くらい前から決めていた今夜。
ずっと前に楽しみの種をまいておいて、今夜その花を咲かせたよ。そうやって、また次の種もうめていくよ。



 2人は本当に嬉しそうに、美味しそうにたくさん食べるから私も更に嬉しくて美味しくて幸せすぎた。風邪をひいて涙ながらに今日は休む事にされたお方も

「やっぱり来ちゃいました」なんて、後から登場。ふふ。そうだよね。
 家で寝込むことも大事だけど大好きな人達と美味しい食事は心にきくもんね。



44f5e472.jpgfd8f571f.jpg




 ピザ4枚一気に食べたのでちょっとおなかいっぱい。

 「美味しいカプチーノ飲みたいな」の陽子の一声で、私の地元の大好きな小さなカフェへ。


 そこで突然
「由紀、いつも本当にありがとう。」って2人からの突然の贈り物。

 バーニーズで見かけてからずっといいなあって思っていたイニシャル入りのハンカチ。イニシャルがYYだし、陽子も祐子もYだから私にとって特別に大事なYの文字。嬉しいよーーー。陽子の贈り物はいつも突然で、いつも私がこの先もずっとあたたかい気持ちで使いつづけられる物で、何よりも私をよく知っているなあって思って幸せになるよ。


 あたたかい幸せな夜をありがとうね。
 今日のメンバーは私たちの原点。この先どんなに世界が広がっていっても私が安心して生きていけるのはこの場所があるからなんだよ。  
Posted by yagihana at 09:06

2006年10月13日

かぼちゃとフラガールの日。

9f0e28a9.jpg




 おととい、裏玄関の入り口にやもりがつぶれて死んでいるのを発見!
  ちょうど父は出張中。


 やもりが大嫌いな母は

「意外と可愛い顔してるのよ。瞳なんてつぶらよ。そう、はなちゃんみたいよ!
だからお願い!」

 なんておっしゃる。
 蜘蛛も、ゴキブリも比較的友好関係を結べる私だけど爬虫類だけは無理なのだよー。特にあの、つぶらな瞳!


 結局二人してその玄関を使わず放置し、今夜やっと父が帰宅しました。ふー。
「帰りを本当に待っていたわ!!」なんて今までにない母のあつい言葉が聞こえてくる夜でした。割箸でとってくれた父の男気にほれました。ありがとう!



4983ab16.jpg





 今日は青森のちえこさんとお菓子の日。
 かぼちゃ尽くしでした。




 夢に向かって生きる事と生き急ぐ事は違うよね。
 本当の宝が転がっているのはそこへ向かう道の途中だから、私は結果どこにたどりついたって幸福だよ。そんな事を思い出させてくれる女性です。

 私は別にお菓子教室の先生が夢じゃなかった。
 目的地は全然違うところにあって。

 独学で一日中作っていた時期、ケーキ屋さんで働きながらコルドンに通った時期、お店に卸しまくっていた時期、そして今、人と一緒にケーキを伝え、作る時期。

 私が向かいたい場所に行く途中で、自然に生まれてきた時期を今は真剣に楽しみ中。そんな中で出会ったちえこさんは、やっぱり夢がはっきりとあって、そこまでの道をゆっくり進まれているから、私たちはお互いの道の途中で会えて嬉しいの。


 全然別の分野で生きている人にも出会えるこの道をいつまでも自分の足で歩けますように。本当はたくさんの人に導かれているって知ってるよ。
 

449b7f27.jpg




 週末のりえさんに向けてレーズンサンドをずっと試作中。
 本当はりえさんではなくて、お渡ししたいというお友達に心を向けてる。


 この前、伊東屋でカードをまとめ買いしようと思ったのに、渡したい相手を一枚一枚思い浮かべないと一枚も買えなかった。
 誰に渡すか決まっていない、イメージできないお菓子を私は焼けない。



 夜はフラガールを見に行きました。
 評判にたがわず、可愛くてあたたかくて泣けるいい映画。


 見終わってすぐ、

「この映画を見ていたらやっぱり由紀には一生クッキーを焼き続けて欲しいなあって思った」って言われて、なんだか愛だなあって、そんな風に言ってくれる人が一人でもいたら私は幸せにお菓子を焼き続けるなあと思った。

 たった一人いてくれたら。

 
 フラのレッスンも再開。
 何よりも嬉しいのは、毎週アイリに会える事!その上フラまで踊れるなんて!
(あいりーー!是非この映画みてね!!)

 踊っていると、私はなにかあたたかい、柔らかいものに包まれている気持ちになっていたけれどね、誰かが踊っているのを見ていてもそうなる事、今日この映画で思い出しました。

 私はお菓子とフラで笑顔をうむよ。
 思いを込めて踊るからね。
  
Posted by yagihana at 08:58

2006年10月12日

抹茶の日。電話リハビリ。

5584ca4c.jpg





今日はたまきさんと抹茶の日。

 抹茶とホワイトチョコのガトーショコラと抹茶のフィナンシェ、バニラのブラマンジェ。お抹茶のお菓子は男女共に喜ばれるし、私もだいすき。



 風のような女性だなあってたまきさんにお会いするたびにゆきおは爽やかな気持ち。

 太陽のような人、風のような人、花のような人。
 たまに、可愛いキノコのような女性も。(明子のこと)
 そういうイメージは第一印象からずっと変らないよね。

 いつも最後にお手紙を頂いて、お会いする前なのにとても優しくて、次のことも書かれていてお人柄だなあと幸せな余韻にひたるよ。




0b6dbfe1.jpgd75af77e.jpg






 

 たまきさんのお友達の本当に可愛い手作りのフェルトのティーコゼーをいただきました。この落ち着いた色合いが更にかわいくって素敵!!縫い目が一つもないよ。

 急いでかぶる。
 そしたら「みんなかぶります」なんていわれました。ふふ。だって人間の本能だもんね。(そう?)




 f284d87c.jpg




 ひとりっこはなさんは、一緒にだっこされる事が悔しいです。
 こっそり、えりさんと小声で話していると、どんなに遠くからでも察知して、どーん!と体ごとアタックしてくる困った人。





 今夜はお悔やみやお見舞いへ。
 もう頭で考えて行動するのはやめて、自分で勝手に作った壁も乗り越える事にしたよ。そんな風に思えたのはあっこのおかげだよ。

「そんなレベルじゃなくてもっと深いよね。ゆきなら分かるよね」って違う事で今日言ってくれていた言葉を思い出しました。迷わずにいって本当に良かったよ。



 私は本当に緊急の時以外、自分から電話をかけられない人。
 迷惑だったらどうしよう・・って思ってしまう。

 でもそんな私にお構いなしに電話をかけてきてくれる友達がすごく嬉しくて最近は勇気を出してるのだ。その第一弾が今夜のあっこでした。ふふふ。「私からかけるなんてものすごいレアなんだよー。すごいことなんだよー。」って。(なんだかとても恩着せがましい私。)


 しばらくその幸せの余韻にひたっていたら祐子から電話があったのでコンビニの前に車をとめて1時間くらい話す。祐子の話の内容も、声も、すごく私を落ち着かせてくれた。


 会えない時は電話もいいなあってなんだかしみじみとしていた夜でした。
 リハビリ。リハビリ。
   
Posted by yagihana at 22:38

2006年10月11日

会いに行く。

db25d216.jpga7ce143d.jpg






 
 リンゴとキャラメルのタルト。
 秋スマイル。
 ハロウィンの季節には大学の頃から作ってる。
 私って・・きっとおばさんおばあさんになっても同じものを焼いていそう。



 明日はひろよさんのお誕生日。
 3年前から、自分の誕生日にはゆきおさんのケーキを、ってお願いしてくださって、今年もそんなお便りが届く季節。今年はどうしても自分の手でお渡ししたくて、ご迷惑も考えず直接お渡ししに行きました。


 高速をすっとばして会いたい人へ向かう幸せ。

 ディズニーランドを横目でみて「行きたい!」っていつもは思うのに今日は全然思わなかった。次々にやってくるみなとみらい、お台場、葛西と3つの観覧車。一番好きなのはみなとみらい。

 あの光景をみると、「ああ、マイホーム。スイートマイホーム。おおただいまー!」って思う横浜人のゆきおだ。最近大切な人もやっぱりこの景色に同じ気持ちを頂いていて、帰ってきたと思える場所が同じって幸せだよね。




 ずっと前から私に「もう1人のお母さんだと思ってね!いつでも困ったら電話して!」なんて携帯の電話番号まで教えてくださったひろよさん。だからお会いした時のあたたかさ、やわらかさは初めてじゃなくてすごく懐かしかったの。


 でも目の前のひろよさんはとても緊張されていたし、私もつい自分で「私もお召し上がりになります!」だなんてなんか尊敬語をつかっているし!ふふふ。楽しかったなあ。


e5e81a0f.jpg





 
 ひろよさんの大の仲良しの直美さんも、今日はお忙しい中、素敵なフラワーアレンジを抱えて、飛んできてくださって、本当に嬉しかったです。


 ひろよさんの手作りのネックレスもどうもありがとうございました。でもね、一番嬉しかったのは、4人の子の笑顔とひろよさんとなおみさんのあたたかい優しい空気。はるばる来る事ができて本当に幸せでした。





 帰ってからケーキの仕上げをして、急いでトミの元へ。
 最近たくさん電話をくれているのだけど顔をみて話したかった。「もう分からないよ」なんて静かに言うので、

「私も何も分からない!!でもトミ、大丈夫だよ!」って元気に答える。
「由紀は昔から「分からない」って言う時と「大丈夫だよ」って言う時が一番生き生きするよね」なんて言われる。

 分からない事は分かっているし、それでも大丈夫な事もわかっているよ。

 どちらかが、とても悲しい時に、共に「つらいよね、分かる分かる!」って落ちていくのはすごく簡単だけど、そんな同病相哀れむ、みたいな方向とはまたちょっと違った角度から見つめたいんだよ。私は必ずそばにいるし!



 そしてライス君から最高のお知らせ。ありがとう!!
 私を唯一「ゆきおーーー!」って呼ぶ男の子。(いつも大声で、伸ばして呼ばれてる感じ)友達って感じで嬉しい。おめでとうね。ライスの魅力実力、最高だもん。人に伝わらないわけがないよね。うむ。東京でまた乾杯しようね☆☆
  
Posted by yagihana at 15:55

2006年10月10日

おいもと祐子。

b3ec3272.jpga933f984.jpg




 



 スイートポテトとキャラメルのババロアと、スイートポテトフィナンシェ。

 底にはゴマのシュクセ生地が入っていて、本当はシャルロットにするつもりだったけど、自分が食べるならババロアが多い方がハッピーだなあと思ってはずす。スイートポテト。って言ってみるだけで心あたたまる気持ち。

母のお客様のために作ったのに、結局私もたくさんいただきました。エヘヘ。だって母のお客様に頼まれるものはテーマが自由なので自分が一番食べたいものを作るんだもの。



 残ったふかし芋に塩をふって食べるヨロコビ。
 前にかぼちゃの時にそれを書いたら早速

「私もやってみました!最高に美味しかったです!」って教えてくださった素敵なりえさん。会社でも話したら

「戦時中って感じだね,って言われました!」なんておっしゃっていたから
 戦時中戦時中・・と思いながら食べました。

fd70d6f5.jpg







 東京に一瞬やってきていた祐子に会いました。
 私はあまり多くのものを必要とはしないけれど、祐子との時間はどうしても必要なもの。

 会えなくても私たちはつながっているしその距離は永遠に遠ざからないのだけどね。やっぱり・・会いたい!会えなくてもいいよ、なんて本当に好きな人には言えないよ。ここ最近ずっともやもやしたりもんもんとしたり、もそもそとしていた事(もそもそとはしてないか)が祐子の最初の一言でどうでもよくなったよ。ありがとうーー!

 

 祐子さんと由紀ちゃんにって、今日は大事な盃をいただきました。大好きな人達と交わすお酒は最高に美味しいから嬉しいよ。(特にそういう思い入れが強いのは、泡盛。)

 ずっと2人は似ているなあって思っていたけれど、全然違うって分かったよ。
 誰一人、私の中で似ている人はいないなあ。みんな、違いすぎる素敵さ。

   
Posted by yagihana at 08:22

2006年10月09日

たろうさん。

449df8a0.jpg



 ずっと行きたかったけれど、一緒に行きたいなあと思った人と、すごく天気のいい日に行きたくてとってあった場所。





 今日はその両方がかなって幸せに行く、川崎にある岡本太郎美術館。
こういう時、時期を待って良かったなあって思う。
 時期を間違えたり早まったり見逃す事は、そのものの魅力を半減させちゃう事もあるから。(だからこそ、こういう時すごーく嬉しい。)



566df18c.jpgadab6ed6.jpg






 展示ももちろん迫力があったけれどね、この美術館の最大の魅力はロケーションだなあ。


 緑いっぱいの生田緑地の中にこっそりと、でも堂々とたたずむ美術館。
 長い長い木の階段をおりて、近づいていくのも嬉しい。



 岡本太郎さん、大好きだし魅力的だし、みんながいい男だって言うのもすごく理解できるけれど、私にとってのいい男とははるか違うところにいる。(大体私はむかしから、普通に優しくて落ち着いている人が好き)


 でも彼の繊細さ、強さにしなやかさ、人を心から尊重できる優しさが加わった本当に素晴らしい人が私の近くにいるよ。私にはみんな同じに見えるから、誰かを崇拝したりはしない。特別に尊敬したり愛するだけだよ。



 夜は久しぶりのサボイへ。
 初めてのカウンター、職人さんの真横に座れたので、遠慮なくじーーーーっと見つめました。途中であまりにオイルやチーズが多くて「あ、おなかいたくなりそう」って思ったけれど、別に後のおなかなんてどうでもいい!今を生きよう!ってなっちゃうここのピザ。(やっぱり痛くなりました。)



 いい休日・・と満たされていたのに、最後の最後に夜中に焼いていたアップルパイが型からはがれずショック。

 こういう時、私はすごく冷静で切り替わりも早いので、「あ、はがれない!」と思った瞬間、次のパイ生地を仕込みはじめたよ。フンフンフン・・と歌いながら、パイをつまむ。泣いてる暇があったらバターをたたこう!という我が家の家訓だ。(そんなものはないけどね)


 次の日父が、型からはがれてくれない強情なパイを嬉しそうに食べてくれました。
 この時期アップルパイが続いても続いても「あ!アップルパイだね!!」なんて飽きずに喜んでくれる父。ありがとうね。(出張先にまでたくさん持っていった。)


   
Posted by yagihana at 13:56

2006年10月08日

青山の一日。渋谷は冗談。

 久しぶりに渋谷へ。
 あまりにごちゃごちゃの世界が、苦しくてつい下を見て歩いていたけれど、

「そうか!これは一流の冗談なのだ!」と思う事にしたらなんだか全てがギャグに見えて楽しくなったよ。私の渋谷を歩くこつ。これは人生においても応用したいなあ。




お菓子を習いに英国へ



 ももさんの本、ついに手にしました!!

 昨日式の最中にさとさんから速報!(さとさんありがとう!!)
 大切な本は特別な本屋さんで買いたいの。
 というわけで愛する青山ブックセンターへ。本当に本を買いたくなる本屋さん。
 私がお金持ちになった暁にはまず最初にここへ来てかたっぱしから買いたいな。
 
 
 d7931906.jpg







 「今回はすごく私らしいよ」っておっしゃっていたけれどね、相変わらず可愛らしい写真とイラストと、驚くほど濃くてしっかりとした内容。すごく可愛いだけじゃないのはももさん自身と一緒だなあ。本というのはそれを書いた人自身である事が一番素敵だと思う。



 f0ff4e53.jpg







 ゆきおは隠れ「こどもの城合唱団」の一員で公演に出ていました。
 今みてもまだ斬新なモチーフに岡本太郎のすごさを感じるの。



 今日は久しぶりに大切な話をゆっくりした。
 私は言うべき事は仲良ければ仲良いほどはっきり伝えるし、伝えて欲しい。大事だなあと思うのは、絶対に相手を思って伝える事。逃げ道や出口を決してふさがない事。最後まで聞くこと話すこと。その逆は、私がされて最悪だと思う事だから。
 
 

 性格の大きな特徴は長所にも短所にもなりうるから、できたら長所に生かして欲しい。でもやっぱりコインの裏表だから、私は言いながらも「でもそれは長所でもあるんだよねえ」と思ったり伝えたり。

 真剣に素直に心で聞いてくれて、ああこの人の一番素晴らしい所はこういう所だなあって、私には到底かなわないって、なんだか感動したし、尊敬し直した。

 ゆっくり話した後はまた太陽の光をあびて平和な時間。さっきまでの関係と同じように見えて、本当はまた深くなっていて、私はとても幸福だった。ありがとうね。

 来週はとても大切なお菓子の予定が多いので心をきりっと引き締めたよ。ああ、うまくなりたいなりたいなりたい。って切に思う。



(私信でごめんなさい) 
 スイスのまりこさん、お手紙届きました!!どこにお返事をだしたらいいかわからなくてごめんなさい!!アドレスが分からなくなってしまったので一度メールいただけますか??宜しくお願いします。  
Posted by yagihana at 09:46

2006年10月07日

結婚式☆☆

road




 素晴らしい天気の中、大好きな2人が結婚しました。








kazoku







 家同士の正式な結婚式のため、今回は友達はごく少人数での式だったけれどね、いつもの大好きな仲間はみんないた。


 明子はなんだか神々しくて、ろっきーもすっごくかっこよくてドキドキしたよ。いつも近くにいる2人なのに、今日は遠くの方で皇室のようにうなずき、微笑む2人。こんなに盛大な式だったのにすごく落ち着いていて、穏やかで、これからもきっと大丈夫だろうなあって安心したよ。



 スピーチの多くに
「おっとり・・」「マイペース・・」と連呼されていた2人。ふふふ。
 明子なんて上司のスピーチで「明子さんといえば歓迎会での全身タイツ・・」と何度も言われていました。何もこんなに大きな結婚式で連呼しなくてもいいのに、粋な人。ふふふ。



3nin5nin






 今日は愛ちゃんと愛理と着物娘。
 祐子と陽子も今日は一緒に参加できて本当に嬉しかったよ。
 


 先日お菓子教室にきてくださった、着付けの仕事をされているしょうこさん。「由紀ちゃんに着物着付けたい!!」って言って下さっていたので、今回お願いしたら、うちまで来てくださったよ。私のほうがありがとう!なのに、もっともっとありがとう!!って伝えてくださった人。


 着付けまでこんなに幸せそうに、嬉しそうにされる方がいるんだなあと幸せな発見。いたいた、この世界にもこんな人。

 最高に可愛い帯結びと朝から夜中まで着続けていたのに、崩れないのに痛くならない優しい着せ方を本当にどうもありがとうございました。しょうこさんに着付けていただきたいから着物をもっと着たいなあと思いました。そういう順番も素敵だよね。私が最近好きになっている世界はそういう順番だよ。そこにいる人が一番!!その後、「そんな素敵な人が夢中になっている世界を見たい!」とくるのです。




 夜、「一瞬でもいいから!!」といわれたさっちーさんとけんたさんのお祝いの席に少しだけ顔をだしたら、何がなんだか分からないけれど盛大にお祝いしていただいたよ。(サプライズ誕生日会だったみたい)何がなんだか分からないまま、嬉しくてぺこぺこ挨拶して帰りました。


 はあ、なんだかとても満たされたよ。
 また今月末に盛大な2次会がある2人。

 こんなに嬉しいならもう何度だってして欲しいよ。
 明子、ろっきー、本当にありがとうね。そしておめでとう。(この順番。)
  
Posted by yagihana at 08:49

2006年10月06日

明日は

58a8ee2b.jpg


 明日は明子とロッキーの結婚式。




 いつも大事な友達の結婚式の前日はひっそりと、座敷わらしのように静かに家で過ごしてる。こういう時、時間がかかるほう。家族でのんびりグラタンとか食べる夜。すごく静かな気持ちでお菓子を作る。


saiso





 初めてこの大家族の旅行にいれてもらったのは4年前。
 突然のサプライズお祝いに泣いたゆきおをハグしてくれるスマイルは今も同じ。
 



yuusayasmi







 明子とは高校2年から、2人一緒の姿は5年前から。

 ずっと見つめてきたので思い出も多すぎて写真とか見て心落ち着かせるよ。
(みんなが爆笑してる向こうには間違いなく康平がいるとおもう)


nai






 みんなで愛ちゃんにネイルしてもらった日。


「男の子って(ロッキーって)ネイルしてもカットしても気づかない!だけどにきびなら、どんなに小さくたって気づくんだ!」

 と素敵に怒っていた日。


 明子がぷりぷり怒っても、おっとり王子のろっきーが「おお、こわーい」なんて身をくねらせるたびに、明子がへなへな・・と戦意を消失してきたのを見てきたよ。ふふふ。けんかしない秘訣だね。何があっても動じないろっきーは素晴らしいお医者様になるとおもう。


 ああ、気持ちがたかぶるので早くねるね。おやすみ。
 (早く寝すぎて翌日朝3時から散歩にでかけた)


  
Posted by yagihana at 08:33

2006年10月05日

メンテナンスとお菓子とピアノの日。

86d7ffe5.jpg







しばらくアメリカに行っているゆりおの愛犬エリツィンが我が家に滞在中。
 せわしないはなさんと、おっとりエリさん。

 毎朝、自分の食事を速攻で終わらせ、じーーっとエリさんのご飯を見つめるハナ姫。それを見るたびに、

「こんな意地汚い娘に育てた覚えはないのよ・・」と嘆く私達。


9bbd7ee3.jpg1c69cceb.jpg






 きなこのクッキー。
 焼いている時の匂いがきな粉ミルク。

 そしてスマイルさんたち。これだけは口にできるという入院しているおばあちゃまにと、何度もお願いされて毎日焼いているよ。


 今発売されているオレンジページに似たようなスマイルクッキーが出ていて、あわてて色々な人から連絡を頂くよ。以前から、「早く商標登録したほうがいいよ!!」って本当にたくさんの人に言われて、そうかなあって調べてみたんだけどね。私は別に誰が焼いてもかまわなかった。そういうものじゃないんだよね。私は何一つ、私だけのものは持っていないし、何かを自分のかごの中に閉じ込める事には興味がないんだよ。大事な物ほど世界にはばたけ!って私はかごをあけるだろう。


abf35436.jpg







 昨日頂いた赤いバラと、今日突然頂いた5本の白いバラ。
 このうずにクルクル私もまかれてる。
 深い意味がこもってる事知ってるよ。ありがとう。



 今日は久しぶりにお菓子教室がなかったので、午前中に一気に皮膚科、眼科、歯医者さんと体のメンテナンス。 ゆきおは就職も、就職活動も一切しなかったから大学1年の時以来健康診断を受けていないし、体重も身長もそれ以来知らない。数字には興味がないの。


 でも健康でいる事が一番の周りの人や仕事への誠意だと思うから気をつけているよ。(でも健康診断は受けなきゃね。)


 手は治っていない。
 指を伸ばすと傷が裂けて泣きそうになるし、髪を洗うのも今は拷問だ。私の手は、友達のそれとは全然違って、ごつごつしてて、分厚い。だけど、いつも冷たいからお菓子の生地に優しくて、熱に強いから鉄板に触ってもやけどをしないし、飴細工もラクラクだ。だから内心ちょっぴり誇りに思ってるんだよ。(でもみんなみたいな、きれいな手に憧れる、かすかに残った乙女心だ)





a6a51fdc.jpg






 夜、陽子のドイツ時代の友達の木村よしのさんがピアノソロコンサートをされるという事でみなとみらいホールへ。


 体がもうピアノの一部になっている事を感じる素晴らしい演奏でした。
 私もいつか、体が道具の一部になりたい、なんて思った。
 一流になるためには一流の道具を!ってよく言うけれど私はあまりそうは思わない。自分が一流の道具になればいいなあと思う。


 陽子はいつも人を心から応援してるなあ。
 今度は映画監督をされているかほりさんの「めぐる」が渋谷の映画館で上映が決まったから!!って大喜びで、「由紀!!一緒にいこう!!」って教えてくれた。

 今日紹介してくれた素敵なみずきちゃんだって、大学の頃「どうしても由紀と一緒に見に行きたい友達の発表会があるの!!」って連れて行ってくれた、その人でした。


 大切な人とつなげてくれてありがとうね。
 陽子の愛情深さは、その生き様でいつも知ってるよ。仕事の忙しさや家庭があることを何の障害にもせず、力に変えていく力を持ってる。


 ケーキの約束があったから終わったら急いで出てきたけれど。
 夜のみなとみらいを見てちょっと車をとめてみた。
 大好きなこの景色だけど、色々な思い出が多すぎる。1人で見るにはまだちょっと悲しいよ。  
Posted by yagihana at 09:34

2006年10月04日

アップルパイと言葉のこと

 68f37bca.jpg



 
 
 


 今日の教室の残りのパイ生地とリンゴ達でアップルパイをこしらえる。
 父が愛するアップルパイ。
 


 言葉は心を超えない。

 なーんてかなり昔の2人組が「はいと言うのだ。(日本語訳)」で歌っていたけれど、私もそう思う。


 言葉にはすごい力があるけれど、同時に私にとっては行動や心の補足のようなもので、たいしたものじゃない。「口は災いの元」だけど、私は「口福」をそれ以上にたくさんもらってるんだもの。


 だから同じ言葉でもその奥にある気持ちを見てるから未熟な私はただびっくりしたり、一瞬ショックを受けるけれど、それは本物の傷じゃない。誤解も軽蔑もしないよ。


  動物じゃない私達には想像力があるのだから、私はその力を伸ばしたい。
  IMAGINE。

 今日はそんな風に思う大切な出来事がありました。ありがとうね。 



e5cb174b.jpg83cbed2c.jpg








 今日は京都のさりーさんと、お友達の愛ちゃんが来てくれた日。

 
 アップルパイとバニラムースとショコラフィナンシェをこしらえました。
 2人の目が作っても、試食しても、とにかくキラキラしていてそんな目を見せてもらえるなんてすごく幸せだった。


 その目を見るたびに、その頃の自分の気持ちになって、その後でうきうきと台所でクッキーをこねはじめたりするんだよ。目には見えなくて、どこにも売っていないものを私はいつも頂いているよ。私もそういうものを渡して、繋げて生きていけたらいいなと願う。




 可愛い花束もディップもどうもありがとうね。
 今夜は5本のバラも頂いた。最近毎日のように出会う人達から花束を頂き、そして私も渡すようになったよ。


 友達との約束の5分前についてお花屋さんでじっくり彼女にあった花を一本選ぶ幸せ。それを渡す事がこんなに嬉しいのだから、渡してくれる人もきっと嬉しいんだろうなあと想像して嬉しい。


 この小さな、でもすごく幸せな習慣を私に自然に教えてくれてどうもありがとうね。でも、どんなに美しい高級なバラも自然に咲いている花の美しさには到底叶わないよね。

 花に触れるたびに、いつも優しい心をかけ続けてくださるともちさんを思い出すんだよ。元気かな?今日も笑っていますように。

   
Posted by yagihana at 11:38

2006年10月03日

スマイリーワールドだ。

cbce139b.jpg2a52aee1.jpg7afe6a93.jpg








大好きな人達とたくさん人生の思い出がほしいね、って思うけれど特別な事じゃなくて、たくさん笑ったという思い出がいい。

 って今日は色々な人の心からの笑顔を見て心底思った。



 ゆきおは話術もネタもないし間合いもとれないし、心はおじさんのわりに気の利いたおやじぎゃぐの一つも知らない。(ないない尽くしだ)

 だから爆笑はしてもらえないんだけどね、心あたたまって、安心して微笑んじゃうような笑顔は共有したいよ。(そしてそういう笑顔の方がずっと続く気がするの)




 cf742ed6.jpgefea07d7.jpg






 
 大好きな大学の先輩2人が有休をとって、花束を抱えてお菓子を習いに来てくださった今日。お菓子はまた、私に想像もしなかった幸せな世界を見せてくれたよ。




 三つ上の副部長、北田さん。
 一つ上の部長、さえこさん。(カップルではないの。でも最高のコンビ。)


 雲のはるか上の存在だったのに、大学時代から人見知り大魔王であった私に何のお構いもなく、「ゆきおだーーー!!」って心をかけ続けてくださった2人。


 恋人の存在をいつも感じさせる男性は本当に素敵だなあと思う。
 北田さんとお話しているといつも、大事な誰かを感じるよ。
 大事な誰かを大事にしている人といる時、私の心はすごく落ち着くよ。


 さえこさんは太陽のように明るく幸せにしてくれるけれど、すごく深い器が見えるから、私は昔からさえこさんには甘えまくりでした。たまに酔っ払って電話してきてくださるのも嬉しい。



 大学ですれ違うたびに「今日はお菓子ないのー?」って飛んできてくれたさえこさん。そして

「あります!」とこっそりバッグから出してお渡しするゆきおでした。(怪しい)
毎日焼いて毎日持っていっているのになぜか自分からは配れないゆきおでした。


 母が降りてきて

「ある日、突然寝る間も惜しんで焼き始めたのに、それでも女をアピールしてるみたいだから渡せない・・なんて悩んでいたのに、途中でそれもふっきれたみたいですよ。」

 なんて言っていて、ああそんな風に思っていたなあって思い出したよ。

 女をアピール・・。程遠い感じの今。
 プロの根性は身に着けたいけれど、心は永遠に素人がいい。
 


 b63844d2.jpg





 昨日は祐子のお誕生日。
今日は打ち合わせで東京に来ていたので顔だけ見に飛んで行く。


 祐子は親友であり、私の命の恩人なの。
 別に助けた事ないよ、って言われても私はそう感じ続けている。

 もともと深い部分で大事な自信が欠落していた私に
「由紀は素晴らしいんだよ」ってもう出会った頃から伝え続けてくれている人。それがどんなに私を救い続けてくれたのか計り知れないの。

  
 そして最近の祐子も今までみたどの顔よりもいい顔してる。
 祐子は昔から美しい人だけど、何かを突き抜けて、どんどんその魂の美しさが表面に出ているよ。(秋のおみやげもありがとうね。)



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 夜は、モンブランの仕事を終わらせてから、仕事帰りの明子と引き出物の打ち合わせ。
 


 もう結婚式は今週末!!
 それでも穏やかな表情と雰囲気は相変わらずだね。


 今日はあまり時間がない中、それでも!って飛んで会いにきてくれた理由、ちょっと分かった。大事な時には、必ず向き合って伝えてくれる人。「ありがとう」って泣きそうな顔で伝えてくれて、ああ、この気持ちを伝えにこんな直前の忙しい時に会いに来てくれたんだなあってじーんとしたよ。2人が一生懸命作り上げてきた式、しっかりと見るからね。



 陽子も忙しい中、本当に本当にありがとう。
 私が何か言う前から、「はっ」と気づいてすぐに飛んできてくれる。

 飛んできてくれちゃう気がするから、私はあまり言わないようにって思うのに、今日も「ああ、またやられたなあ」ってうちのめされた。なんなんだ、あの優しく、いくらまでも伸びていく自由自在のアンテナ!

   
Posted by yagihana at 07:52

2006年10月02日

いざ、うどんの国へ

cceace7a.jpg75ab7454.jpg







86a4ea0e.jpgdcb83201.jpg








6c4d23a5.jpg67ef5385.jpg7f44019a.jpg




 
  というわけで(どういうわけだか)たった1日半、四国にうどんを食べに行きました。




 下準備をする時間がなくてぶっつけ本番でいったのにかなり、かなりマニアックに攻めた私たちは自分で自分をほめてあげたかったです。

 体内をゆっくり、ごうごうと雄大にうどんが流れている事を感じる今。
(鼻や耳の穴から一本くらい出てそう)


291f55a5.jpg


 1番好きだった「宮武」。(からのぞく怖い人)




 初日感激して、2日目になぜか間違えて到着したので(無意識の意識)またいただきました。ううう、最高においしい。ううう。

 


 f11abc88.jpg634a9a58.jpg






 ラブリー愛ちゃんものんびりゆっくり、でもお互い1本も残さず堪能したよ。


 あの、マニアックなおうどんやさんを探し出し、行列にならび、注文するまでは本当にワクワクするよ。そこで、突然注文したうどんが目の前に届いた時の、あのなんともいえない気持ちは、経験した人にしか分からないと思うの。


 「はっ、これを食べることが待っていた・・・」という気持ち。

 初日は5軒目あたりでこの気持ちに包まれ、うどんと向き合うこの不思議な感情を共有した愛ちゃんとはかなり深い絆で結ばれたのだ。

 笑うしかなかった私たちは、なぜかうどん屋さんで高笑い。


08a4fcd6.jpg15cc7530.jpg







 でもこんな大自然の中に突然現れるうどん屋さん。
 そこでひたすらおうどんを食べる人達。1杯100円という安さ。
 気持ちいいし、楽しいし、嬉しいし、美味しいなんて。


 写真は超有名店の「山越」の釜玉を2日目の早朝から満喫中。
 (顔がまだ寝てる。)
 この帽子はそこにあったから、とりあえずかぶりました。(かぶりもの好きとしては)

 釜玉のあたたかさに、朝から包まれる。
 私も卵とじにされたい、って言っていたのは去年の冬の私だけど今年も思ったなあ。



4fb7ef28.jpg




 最後に瀬戸大橋を見てから帰りました。

 ずっと天気が悪かったのにここにいる時間だけ晴れ渡っていて四国の海も見ることができて大満足。香川の山は「山であります!」という形をしていてラブリー。


 この前沖縄にいく飛行機では全員オレンジレンジに見えたのに、やはり四国に向かう人々はなんだかかなり渋かった。もっとゆっくり四国を巡りたいな。



e2d02f2e.jpg



 いつもお菓子の材料を買いにいくクオカの本店。
 お菓子作り2人組はもちろん幸せにいきました。
 



 今回、四国に行くといったら色々な人がマニアックな情報をくれたよ。

「エッジが・・」とか「食べたうどんの断面が四角くて」とかマニアック!!と思っていたけれどね、今の私たちに聞いたらきっと同じ事をあつく、語ってしまうだろう。(誰か聞いてよー)


 よく食べ、苦笑し、なんだか違う世界の一員になった気持ちの自分達に喜び合いながら愛ちゃんとの2人旅は一瞬で終わったよ。最高の2日間を本当にありがとうね。一緒にいて気が楽だって本当に大切だなあと思い合った。結婚も同じだよね。



 空港に着いた後もすごく幸せな事があったよ。世界一幸せだって思ったし、言った。行く直前にはとても悲しい事があって苦しくて泣きそうだった。

 喜び、悲しみ、両方ある日々。
 どちらかだけはありえないなら両方捨てないで、両方受け入れるよ。  
Posted by yagihana at 07:44