2006年06月30日

大好きな人たち。そして大切な言葉のこと


 毎日ケーキも作ってるし打ち合わせもしてる。でもちょっと心ここにあらずの日々でした。

  
 東京の病院に戻ってきた直樹君にも久し振りに会って、対等に向き合えるようになった自分に気づく。幼馴染のような関係なのに、あまりに人格も才能も素晴らしすぎて、私がたった一人、恐縮しすぎてきちんと話せなかった人。でも3年ぶりにあった時、彼を通して私は自分が少し変わった事を知ったよ。


 大学の後輩、まちこちゃんとわっせの結婚式のお菓子も正式にお願いしてくれた。私が一番幸せなお菓子作り。その打ち合わせ中に、違う後輩からもお願いされて泣きそうになったけれど我慢して何食わぬ顔で続けていたよ。でもふとした瞬間に嬉しくてニヤリ。


 みのさんに会って、頼まれた大切なケーキを渡すふりして、ゆっくりお茶をすする。誰にも話していないような事を話す。ごめんねみのさん。重たかったかな、でもなんだか知っていて欲しかったの。ありがとうね。本もどうもありがとう。ピンポイントで私が今、一番読みたい本でした。すごい!


 あっこが超元気になった。「由紀ー!ニャー!猫ひろし。」なんていってる。何の内容もないメールをくれたことが嬉しすぎて幸せすぎたよ。あっこ、ありがとうね。あんなメール(失礼)一通が私を最高に幸せにしてくれるんだよ。


 陽子と今、必死に会おうとお互い必死に時間を合わせているのに、なかなか合わなかったね。もうどんなに必死かって、お互い普段言わないくせにかなり無理をいいまくっていて、笑ったよ。そういえば土曜日に会うのにね。でもその必死さが笑えて泣けた。


 あおいさんも、本当に、本当に可愛い、可愛すぎるお手紙をありがとう。他の誰にもかけないようなお手紙。思わず「ありがとう!」とメールしそうになったけど、一番いい形でそれを伝えるね。


 祐子もフランスからびしばし気持ちを送り続けてくれて本当にありがとう。どこにいたって私達は全然、何一つ、変わらないよね。

 アレーズの方たちにも私に出来ることで気持ちをお伝えした。今まで美容院の人たちにこんな風にした事はないよ。私にそうさせてくれたのは、やっぱりあのプロの方達なんだよ。



 あなたを愛してるよって人生で何人の人に伝え、伝えてもらえるのかな。

 時間がたって、色々変わればまたいえるけれど、その時は世界でたった一人にしか使えないよ。その大きな気持ちを伝えた回数と、伝えられた回数が同じである私はとても幸せなんだなあと思った。人の持つ感情の中で一番大切な気持ちだと思うから、自分がそう思わない人からは、そんな風に言われないように、思われないようにしてる。

 そして、それは「ありがとう」と同じで、言われるよりも、言う方がずっと幸せなんだと分かったよ。
 
   
Posted by yagihana at 12:26

2006年06月28日

台所。

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 私が家にいる間の大半を過ごす台所。






 ここにはふみちゃんにもらったスマイルスポンジ、ももさんに頂いたナプキン、あき、たまきさん、のなかっちに頂いたエプロン、真理子にもらったタオルや、祐子からのミトン、史郎くんのピン。埋め込まれた母の絵。そういう大切な人たちの力がぎっしり詰まってる。他にもあらゆるものに、誰かの空気を感じてる。一人じゃないんだなあとよく思うよ。



 今朝のシフォンはメープルシロップとピーカンナッツのシフォン。
 なんとなく、上にもピーカンナッツを乗せてみたけど、こんな適当なデコレーションはちょっと久し振りなので、愉快な幸せな気持ち。



 今日は頼まれていた、原価を落とすケーキの説明をしにいく。こんなのって本当に不本意だ。でもお店を続ける限り、必要な事なんだろう。

 私が行かなかったら、心ではなく、ただ情報だけ持っている専門家に聞くだろうと思ったから私が行った。原価を落としても大丈夫な場所。絶対に譲れない場所。そういうのを知っていて欲しかった。なんてちょっと偉そうだなあ私は。でもどんな事にだって譲れないものはあるんだよ。そこを間違えなければ、譲る事のできる場所がほとんどだと気づく。(ケーキ以外ではね)  
Posted by yagihana at 08:06

大好きな美容院と人生初の。

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 私が愛してやまない美容院、アレーズ。
 この美容院に出会うまでは、どこも一緒だよって思っていたよ。でも違った。



 今日は人生初のパーマ。

 彼にいくら「由紀、パーマ似合うんじゃないかな、かけてみたら?」なんて言われても、強情なゆきおは「そうかな。」なんて流していたのに(ごめんね)この前初島で、パーマをかけたヒロカにあったら、あまりの可愛さにすぐに予約しちゃったよ。私って・・。って思うそんな時。



 初めてだとお伝えしたから、一生懸命考えてくれようとしたのに、
「何でもいいです。ゆるければ。」なんて、写真を見せてくれても最初に目に入ったものを「あ、これで。」なんて答えていたから、「人生初なんて思えないね、その気負いのなさ。」なんていわれる。だって信じてるもの。



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 今日は初めて入ったアレーズのお手洗い。

 あまりに居心地のいい素晴らしい場所で、感動しながら出てくる。
 感動をお伝えしたら、こだわりをたくさん教えてくださって、それに全部気づいた事をちょっと誇らしく思う。写真もたくさんとったけれど、とても表現できないの。

 でもこの広がりのあるランプも素晴らしかった。
 


 この美容院に行くと、本当に丁寧に、大事にしていただくから、帰る頃には自分ももう少し自分を大切にしようって素直に思う。それって人が人に与える影響の中で一番素晴らしい力。

「もっと頑張らなきゃ!もっと、もっと!」なんて思わせる力を持っている人は結構いるけれど、私が欲しいのはその力じゃないのだなあ。肩の力が抜けて、自分は思っていたより素晴らしいんだな、なんて思って欲しい。だから、最近会う人会う人、別れた後に、「すごく楽になりました」なんて教えてくださる事が本当に幸せなんだよ。



 幸せな気持ちで帰宅。初夏の夕方は永遠に歩いていたいような気持ち。


 夜中に借りてきた「コーラス」を見る。
 ありがちな話だけど、初夏の夜中に見るのに最高の静かで激しい、あたたかい映画でした。主人公のフランス人の少年の目の美しさにびっくりした。彼はどんな大人になっていくのかな。人より少し違うものを見そうな、その目。



   
Posted by yagihana at 08:02

2006年06月27日

素敵な食堂。子供のこと。

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ここ最近また手が荒れすぎていてひどく痛い。毎晩寝る前にぶあつくクリームを塗っているのだけど、それが目の中に入って昨日の夜は大変だった。

 今朝めざめようとしたけど、目が開かなかった。ガーン。全ての予定をずらして、眼科で頂いた目薬をさしまくって、いつもの3分の一の視界でお菓子を作っていました。そうすると余計なものが見えなくて、すごく集中するのだけど、母には

「今日のあなた暗いわ。」なんていわれる。集中してるのと暗いのは紙一重なのだなあ。



 口でとけるスフレ生地。
 クリームもゆるく、メロンからも水分をだしきらずに全体的にとけるケーキに。

 オレンジやマンゴーの、勢いあるビタミンカラーもいいけれど、夏のケーキはこんなパステルカラーにも癒されるよ。


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 今夜は下北と三茶の真ん中あたりにある、お蕎麦屋さん、「七つ海食堂」へ。卵焼きも、テンプラも、おそばも、全てに清潔感あり。


「あそこを思い出すねー」
「うん。あそこでしょ。」
「かもめ食堂。」

って同じ事を思っているのが嬉しいよ。向こう側は彼の頼んだ納豆そば。
「お!すごいトロロっぷり!」と思ったら、あわ立てた納豆の泡でした。

「カプチーノみたいだね。」なんて最初は喜んでいたけれど最後は泡でおなかいっぱに。最後は私のめんつゆで泡を落としていたよ。フフフ。残った泡は私が全部頂いて、私も泡でおなかいっぱいに。楽しいお食事でした。


 この前、「ゆきのおなかに僕の子が宿ったらどんなに幸せだろう」ってふとしたときに言われてドキッとした。


 誰も入っていないおなかに向かって話しかけてみる。

「あなたのお父さんは誰だい?今横にいる人?違う人?まだ会ってない人?」


 全然答えを感じなかった。3,4年以内には答えは出てるのかな。

 未来はまだ全てが未定だけど、人生って本当に思い通りになんていかないから、私はもう思い通りにしようと願う事はあまりしなくなった。毎日の行いの結果である現実を、必死に受け入れて、愛するだけだ。

 結局今の私にできる事は、周りの人を愛し、自分と自分の人生を愛する努力をし続けるだけだなあと思う。そうすれば、どんな結果につながっても今までと同じように私は多分大丈夫だ。
  
Posted by yagihana at 14:10

2006年06月26日

雨降りお菓子の日

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 雨が降りしきる月曜日。
 今度は札幌からはるばる、ひろこさんがお菓子を作りに来てくださったよ。お会いした瞬間から最後の最後まで、のんびり、なんだか心あたたまる一時でした。


 ケーキを焼き上げて、最後に食べ始めたらもう最高に幸せそうな笑顔で、私はそんな顔を見せてもらえるなんて本当に幸せだと泣きそうになった。




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 オレンジケーキとパンプキンパイ。
 どちらも素材に手間隙かけたちょっと大好きなお菓子だよ。

 ここ最近オレンジケーキ、色々焼きまくっていて、本当は今日の、このレシピが一番好きだったのに、浮気し続けていたよ。でもひろこさんの、この顔と言葉を聞いたら、心が固まりました。もう浮気しないね。



 ひろこさんが最後に渡ししてくれた手紙。
 私に会う前に書いてくれたはずのその言葉は、もう既に本当に優しかった。
 札幌に無事に着いていますように。

 会いたい人がいて、時間やお金をかけても、本当に会いに行けるってすごく幸せな事だなあと思う。健康だからこそ、生きているからこそ出来る事。永遠に出来るような気がするけど、無限な気がするけど、本当は違うもの。


 祐子も無事にフランスについたかな。
 出発直前、言葉でハグをしました。ちゃんとぬくもりも感じたよ。



 私は基本的に人に、何も求めも期待もしない。
 自分と他人はもう別だってはっきりと思ってる。

 だからこそ、自分の思う通りにならなかったという怒りもないし、小さな好意にものすごくびっくりする。合わない人は「自分とは合わないだけで誰かとは合う人なんだな」と思って静かに素通りするよ。(だからものすごく諦めがよく忍耐力に欠けている。)

 いつからかそうなったのだけど、私は生きていて前より楽になったよ。
 でも私のそういう面を発見して、私に伝えてくれる人がいるから、気づいたんだ。毎日、毎日、私に感謝の言葉を伝え続けてくれる存在がいるよ。その人に出会って、私はどんどん、楽に、楽しく、優しく、強くなれているよ。ありがとうね。
  
Posted by yagihana at 20:56

2006年06月25日

いざ、初島へ!

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 大好きな、大好きなみんなと、初島へ。



 熱海までのんびり東海道。そこから船で20分。近くて遠いパラダイスでした。

 パラダイスに向かう途中もヒロカとのんびり話せて嬉しかったな。「眠いねー。ついたらお昼寝だね!!」って、それなら今寝なさい、なのかな。でも私達は何もしないをしにいくのだ。お昼寝だって大事な予定なのだよね。


 熱海についたら、久し振りすぎるあっこの笑顔。くー。もう最高。あっこの笑顔が見れただけでもうこの旅は大成功。

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 陽子の会社が会員になっているということで予約をとってくれた「初島クラブ」。部屋に入った瞬間、ばーーーんと一面が海。きゃー。


 あっこ、ひろか、あき、陽子。

 このメンバーで旅行するの何度目かな。全員が、本当に優しくてのびのびとしていて自由で、その限界が全然見えない。みんな優しすぎる。でもマイペースすぎる。もう大好き。

 私があの大学にいって良かった、と思う最大の理由であり、これからも年を重ねていくのが楽しみである所以。みんながいるから生きていけるのだと思う。


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 私達が何をしていたかって。。これ。
 私、燃えました。(崩しまくったけど)
 私もみんなも体調が悪かった、その中で最高に楽しんだよね。




 あっこ。大阪で一人で激務で頑張って頑張って、ポキン、と折れそうになっているあっこが、久し振りに心からの笑顔を見せてくれて、私達はもうそれだけで胸がいっぱいだった。別れる時もあっこの笑顔を、この目に焼き付けるように、何度も何度も振り返ってしまう。あっこ、大丈夫だよね。また会う日までお互い頑張ろうね。

 あっこが少し離れた場所にいる事で感じる孤独、東京にいるみんなが精一杯の想像力をもって守りたいと思う。みんながそう思って、それぞれ行動している。それが私は素晴らしいなあと思うんだ。みんなあっこの人柄だよ。いつもあっこに救われているからなんだよ。



 ゆっこさんのコンサートに向かうべく、陽子と一足さきに飛び出して、また幸せを語らいあいながら帰りました。私たちはとても幸せだ。




 今回はたくさんみんなの写真を取って、絶対にいい顔している自信があったから自分も写って、帰り道、ホクホクデジカメをいとおしく愛でていたら、いきなり全削除した。エーン。みんなごめん!目を閉じれば、まぶたの裏にみんなの笑顔が・・。でも悲しい。すぐに写真送ってくれたあっこ、ありがとう。でもみんなの顔がよく見えないよー。くー。自分のばかばか。  
Posted by yagihana at 20:28

2006年06月23日

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 夜、突然葉山の海へ。

 たくさん作り上げたお菓子たちも今朝、全部発送しました。お菓子教室も落ち着いて、明日から、愛する社学のみんなと週末旅。時間が足りなくて毎日2,3時間しか寝ていない日々だったけど、不思議にずっと元気だった。でもそんなのおかしいよね。ちょっと心を休めたかった。

  明日も海をわたるのに、どうしても今夜、海をみて心を落ち着けたかったのだよ。突然なのに一緒にいってくれてありがとう。



 ちょうど日が暮れる頃、目の前にバーン!と海が広がって最高に幸せすぎた。色々なものから力をもらうけれど、海の力はもう別格だよ。


 この前頂いた、世界にたった一つしかない手作りの髪留め。
 「お菓子を作る時に使えるかなと思ったの」って、ガラス職人の人にお願いして作ってくれたもの。「海が好きな人だから海を感じさせるもの」ってお願いしてくれて、出来上がったものは、本当にたくさんの青がキラキラ輝くものでした。色々な光の中で、全然違う顔をするよ。


 こっそり海にかざしてみる。一番いい色を見たよ。ありがとうね。


 一番生き生きとしている姿もちょっと垣間見たよ。私のその姿も見てほしいなと思う。大好きな友達が一番輝く姿を見れるなら、見せてもらえるなら、私はどんな遠くてもどんな短い瞬間であっても、この目で見にいくよ。  
Posted by yagihana at 09:30

のりえさんとお会いする日

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今日ははるばる佐賀から会いにきてくださったのりえさんにお会いする日。
「今回は自分へのお誕生日プレゼントだと思って決めました」なんて教えてくださって、そこにこめてくださった気持ちを思うとすごく嬉しくて。



 また、年齢やお菓子の技術などの前知識が何もなくて、すごく緊張して準備する。聞けばいいのにって、私は自分から語らない事を聞き出すのがすごく苦手なのだ。でもお会いすると、相手の事が知りたくって質問攻めしたりしちゃうのだけど。



 のりえさん、お菓子作りが上手な女性でした。
 そして私が留学時代からずっと、日記を見続けてくださっていたらしく、私の知らぬ私を知っている!とドキドキしたけれど、本当に優しい目で見てくださっているのが伝わって、作っている時もお話ししている時も私はずっと包まれていて幸せだった。


 とても空気のあうおおらかさで、本当に楽しくて爆笑の時間でした。嬉しいな。ゆきおを見つけてくださって本当にどうもありがとうのりえさん。「30代はもっと楽しいよーー!」なんて教えてくれて、ますます年を重ねるのが楽しみに。私もずっとそうやって、下の人にワクワクしてもらいたい。そんな事言葉にされなくても、私は素敵な年上の女性にお会いするだけでとても励まされるのだけど。



 途中、母がいつものようにハナさんとセットで登場。
 いつもなぜか、生徒の方に「娘がお世話になって。」なんてつい言っては、ちょっと困惑させる母だ。今日も

「娘は本当に地理に弱いんです。フフフ」なんてすごく関係ない(あってるけど)情報だけ伝えて去っていった。一体・・。なんだかいつも楽しそうだから、残された私たちもさっきより、また少し楽しい気持ちで続けられるからいいんだけどね。




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 佐賀のおみやげ。優しい味のぼうろと、たくさんの産直野菜たち。コーン、生でも食べられる美味しさというので、その場でばりばり頂きました。甘い!ついお菓子の頭になっているから、ケーキに入れてもいいな、チョコがけしても美味しそう、なんて考える。


 「玉ねぎもお好きだと知っていたから。」って大量の玉ねぎも。全部もってみると、持ってみなくてもどんなに重いかすぐに分かるよ。飛行機ではるばる、荷物を抱えてきてくださって本当にありがとう。こういう時、ケチじゃない人にすごくぐっとくるよ。金銭面ではなく、行動する上でケチらない人のおおらかさ、いつも私は気づくよ。本当にどうもありがとう。  
Posted by yagihana at 06:39

2006年06月22日

お菓子の一日。

 今日は、一日お菓子の日。
 でも一人でもくもくと作る日ではなくて、素敵な女性が順に一緒に作りにきてくださった嬉しい日。


 朝は、遠くからはるばるきてくださった素敵な女性、さちこさん。キャラココをアレンジしたアントルメとピーカンボール。お会いしてから、お料理教室もされているなんて知りました。いやーん。

「ゆきおさんよりずっと年上ですが」なんて最初にメールで教えてくださったけれど、そんなずっと年下の私の話にも心を傾けてくださって、向き合ってくださって本当に嬉しかった。1言えば10伝わっているなあと感じたからきっとそうなんだと思う。いっぱい、いっぱいお話した。言葉にする事で、「あ、私はそう考えていたんだな」と何度も気づきました。引き出してくださったのだなあ。


 最初、緊張されすぎていたさちこさんが、途中で「ほっ」と心を緩めてくださった瞬間があって、その後からのびのびと、自然に過ごされているのを感じて本当に嬉しかったの。ちょっと絞りが苦手という事も、丁寧な混ぜる作業も、私が見ることで緊張されていたから、あまり見すぎないようにって目をそらしたりしていたけれど、ゆきおに緊張されるなんて!って本当はキューンとしていました。


「次のお教室からはまたもっとリラックスしていると思います」なんて言って下さって、「次の機会にもつなげてくださるんだなあ。」と内心とても幸せでした。まあお会いできる日を楽しみにしていますね。リラックス全開の姿も、楽しみ。



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 夕方から、大好きなフミちゃん。いつもみんなと一緒の時はあったけど、2人だけでゆっくり話すのは初めてだったね。ちょっと照れる。

 最近いいペースであってるね。また来週もお菓子を作りにきてくれるふみちゃん。贅沢だな、私。ふみちゃんの優しさ、柔らかさ、穏やかさ、爽快さ、独占中!!フフフ。


 ゆきおも知る、優しく爽やかな恋人の為に、相変わらず丁寧な作業をするフミちゃんに、また「丁寧だね」って何度も伝えるし、自分の心も引き締めたんだよ。ありがとうね。3層のチーズケーキやピーカンナッツのケーキ、クッキーになぜかゴマプリンも作りました。(一人暮らしでも作れるように鍋で作る方。なんて作らないよね・・)



 1対1って、本当に真剣でないと色々な事がずれていってしまうから、少しだけ緊張する。でもその分得るものは本当に大きいよ。真剣に向き合って何も得る所のない人なんて一人も会ったことないよ。それは好き嫌いとは関係ない。ないときは自分に全く余裕がない時だ。  
Posted by yagihana at 23:56

花束ときもち。

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 今日は本当に心のある花束をたくさん頂いたよ。
 花束は抱えられても、そこにこめられている大きな気持ちはおよそ抱えきれないなって思うよ。でも落としたくなくて、私は今この腕を鍛え中なのさ。


 ふみちゃん、はなさんをイメージしたという花束も、ありがとうね。
 台所にはふみちゃんが前にプレゼントしてくれた、スマイルのスポンジが揺れてるよ。台所にいると、いつも目の隅に、ゆらゆら揺れてるスマイルが笑っているから、楽しいのだ。



 そして夜、大好きな人が7本のヒマワリを抱えて会いに来てくれた。
 「ラッキーセブンだよ。」「ビタミンカラーだよ」って、本当にその通りだよね。身につけるものにまで黄色を入れて、ビタミンをくれた。

 今朝、突然「今夜5分でも会えないかな」なんて聞いてくれて、そのあとも「突然なのに本当にありがとう!!」なんてわざと言ってくれていたけれど、本当はちょっと疲れていた私に力をつけるために、自分じゃなくて私の為に会いに来てくれた事知っているよ。ヒマワリと、世界に一つだけの贈り物も。そこに込められた気持ちの大きさを思うともう泣きそうだった。




 久し振りに床に座り込んで何も出来ないほど、激しい疲れのピークを迎えていたけれど、いつの間にかたくさん笑って、気持ちをもらって、すごく元気になって帰宅した。ありがとうね。


 帰宅したら、待っていたたくさんの祐子の言葉。

「あなたがいるから生きていける。今までも、生きてこれたんだよ。」という言葉。私が「この人の為なら私は何でもできるな。」と思う、その大切な2人からほぼ同時に同じ言葉を言われたんだよ。偶然じゃないよね。私がこれから先、どんなにたくさんの人に出会い続けても、何千人の中にいても、私のど真ん中にはいつも同じ人が全く変わらない力をもって、そこにいるよ。それが私の支えなんだ。ありがとうね。心の真ん中に書き出して、賞状のように、見るだけでいつも私を励ましあたためてくれるようなお手紙だったよ。



 


   
Posted by yagihana at 22:20

2006年06月21日

私の宝の一つは。

5cc3a555.JPGついにはなさんが我が家へ帰ってきたよ。

 少し前から帰ってきていたけれど、本当の意味で。少し前まで、歩けば足を痙攣させ、目も体も一切の光を放たなくなってしまったから、もうこうやって、ベトーン。って床にねそべっている姿だけで本当に幸福だよ。はなさんの気。が家に戻ってきた。



 今日はまたお菓子をたくさん焼き上げて、夜は久しぶりに昔すんでいた大好きな場所に行きました。

 転勤族だった上に、イギリスから帰ってきてからは怒涛の引越しラッシュだった。だから私には本当に故郷と思えるような場所が色々なところにあるよ。それが私の宝だと思ってる。心身共にホッとする場所が何箇所かある事はいつか、いつも必ず私を救うと思うから。


 彼と少し久しぶりに会って、あまりに一生懸命な、強い優しい想いに改めてびっくりした。でも私は一緒にいる人が私の事で必死になる姿があまり見たくないよ。安らいで気がぬけて、間違えてばっかりになってしまう位が一番嬉しい関係なんだ。そうしてもらいたいから、私もそうありたいのだけど。あれ?私がそうありたいから、そうしてほしいだけなのかも。うーん。

 難しい世界にいるのに、決してそういう話も大変な顔もみせずに、私の心配ばかりしてくてくれる。でも「もう心配はいらないから応援してね」って言ってからは色々な言葉を飲み込んで我慢してくれてるのも気づいているよ。ありがとうね。  
Posted by yagihana at 23:44

2006年06月20日

お菓子の事。

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今日はまるまるお菓子焼き日。 





 私が今までで一番感動したお菓子は、初めて作ったオレンジケーキ。焼きあがった瞬間に食べたら、夢中でまるまるパウンド一本食べたこと。今の方がよっぽど、知識も経験もついたのに、そういう力のあるお菓子にならない。


 生菓子の方がよっぽど簡単だよ、って今まで意味が分からなかったけど、今日は、ちょっと分かったんだ。ここ5,6年、毎日焼き菓子を焼き続けてきたけれど、ある一定のレベルを超えられないんだよ。



 口にした人を驚かせたいなんて思わない。キラキラ輝かなくていい。少し安らいで、少し優しい気持ちになって欲しいと願うけれど、今の私はまだまだだった。私が、そういう力を身につけて、一番食べて欲しい人は、お菓子が好きでお金もあるグルメではなくて、食を選べない場所にいる人、老人や子供なの。


 私は一生作っているから、急ぐつもりはないのだけれど、どうしても、言葉じゃなくてお菓子でしか伝えられない人がいるんだよ。その人の先はそんなに長くないって分かってる。だからすごく急いでるんだ。早く、一秒でも早く、そういう力のあるお菓子を焼きたいのに。どんな失敗作でも大喜びしてくださるのが分かるからこそ、自分が心から納得したものを渡したいのにな。


 あまりに集中して作り続けたから夜はもうフラフラだった。気分転換に珍しく一人で泡盛を飲みながら借りてきていた「イン・ハーシューズ」を見た。可愛い映画に心癒されても、ずっと悔しかったよ。  
Posted by yagihana at 16:56

2006年06月19日

平日の休日。

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 久し振りにお菓子教室がない日。 

 そんな日にフミちゃんとアキの久し振りの休日とあって、突然のデートのお誘い。配達の後、完璧なタイミングで大好きな2人にあえて幸せ。


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 何か大荷物抱えているなあと思っていたら、突然2人からのプレゼント。
 お洒落な花束と、本当に素敵なパールのブレス。別人と化したハナさんまで。

 
 私が2人にこんな贈り物や気持ちをもらえるなんて、なんだかちょっと想像や常識を超えているよ。でもそういう女性なんだよね。

 本当に仕事が忙しいフミちゃんが、やっととれた休日に私を見送りに成田まで内緒で来てくれた事。母の日に、「由紀のお母様にも本当に感謝していますと伝えてね」といってくれるアキ。ここ最近はハナさんの事で、メールで祈り続けてくれた事。


 私の持つ想像や常識の範囲、限界をあっという間に飛び越えて、愛情を惜しみなくくれ続ける2人は、そもそも限界なんて作っていないんだろうな。



 花束は私がもらって一番幸福な贈り物。

 そして誕生日でもなく、突然女性からアクセサリーを頂いたのは生まれて初めてでした。もう本当にドキドキして、指なんてプルプルさせながら紐をほどいたよ。なんだか嬉しすぎて泣きそうだった。

 そのブレスが、我ながら本当に似合う。
 夜、電話で彼に「すっごく似合うんだよ。」なんて自慢していたら、「由紀はいつもすごく謙虚なのに、たまにいきなり自信満々だよね。」なんていわれた。この前頂いたキャップも、「私にすごく似合う!似合いすぎる。」なんて自分で言ってる。これからずっと大切にするね。



 幸せにお茶をしてから、「嫌われ松子の一生」を見ました。
 うーん。不思議な後味。うーん。でも2人と一緒だったから楽しかったよ。あのどうしようもない気持ちを共有できて嬉しい。
 


  
Posted by yagihana at 10:15

ラーメンと畑とアプリコットのパイとお菓子便。

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 2人と別れ、また打ち合わせをしてから大好きな友達と待ち合わせて、突然桜木町へラーメンを食べに。ラーメン、すごーーく久しぶりだ。

 麺をすすりながらゆで卵をちょっとかじるバランスの素晴らしさとか、うどんやそばにはない脂っこい茶色いスープの旨味とか、一瞬で食べ終えてちょっと湧き出た鼻の上の汗をふいたりだとか、いちいち楽しくてワクワクしたよ。本当にありがとうね。



 その後、うちの近くの大自然の中にこしかけて、延々と話したり、虫の声を聞いたりしていた夜でした。みんなそれぞれとても忙しいのに、それでも、そこでの時間は後からものすごいパワーとなって自分を助け続けてくれることが分かっていたから、全然時間は惜しくなかった。すごく幸せだった。


 帰宅してからもらったパワーでいっぱい作りました。
 チェリーをキルシュに漬け、しょうがをコンフィにし、色々なナッツをプラリネにする。色々なケーキの下準備。

 
 今回の季節のお菓子便に取り組みはじめたよ。
 今まで、ずっと納得のいくものが作れなくて満足した事がなかったけれど、今回は100パーセントの力と素材と気持ちを込めて作っています。結果、大したことがないものでも、それが私の全力だったと受け入れるよ。  
Posted by yagihana at 07:20

2006年06月18日

デコ先生と父の日の日曜日。

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今日は、デコ先生が会いに来て下さって短いながらもデート。

  小1年から高3年までのピアノの先生のデコ先生。どの場所に住んでも、東京に帰ってくるとすぐにデコ先生に連絡してくれた両親に、今はすごく感謝しているよ。でこが広いからデコ先生ではないのだ。


 今日も大好きな「蕎麦茶房 楽」へお邪魔しました。

 うーん、いい名前。
 楽、は楽をするのらく、ではなく楽しむのらく、だよね。だってお店の方達、本当に楽しそうに、いつも迎えてくださるけれど、全然楽そうじゃない。私が行くと、どんなに混んでいても、ご両親が挨拶に来てくださるよ。あのお店の宝は、輝くお母様だなあ。いつも本当に丁寧で一生懸命な姿を見ていると、手伝いたくてうずうずする。人の心をうつ、働く姿だ。それはグランメゾンでもお蕎麦屋さんでも同じものだ。


 デコ先生には、何度も何度も「忙しい中、時間を作って会ってくれてありがとうー!!」なんて言われてしまう。ああ、もうそんな言葉聞きたくなかったけど、まだ自分の見せ方がだめなんだなあ、と反省したよ。私は大好きな人の為ならいくらだって工夫するよ。時間は全然限られていないよ。



 私がお菓子に向き合う姿勢は、多分でこ先生がピアノに向かう姿勢に一番近いんじゃないかって思ってるよ。自分の中のプロ意識は高めていきたいけど、人に押し付けない事、比べない事、見せるものは柔らかく、見えないものはなるべく強く固く。いつも12年先をいく、こんなお姉さんが私の人生にはいつもいたから、私はのびのびとその後を進んでこれたよ。ありがとうね。

 お菓子教室で待っているね。こんな関係になるなんて全然ちっこい頃は想像もできなかったよね。お菓子もピアノも私たちを想像もできなかった場所に連れてきてくれた。



 夜は父の日の会。
 私と母からのカードと、イギリスの兄から送られてきたイベリコ豚のしゃぶしゃぶと、ゆきおの買ってきたアワビでお祝い。


 小さい頃からの旅行、ロンドンにいる間も旅行もミュージカルもオペラも舞台も大人と同じように必ず連れて行ってくれた。「本物を見続けてね」って教えてくれたよ。ものではなくて、経験を惜しみなく贈ってくれた。でもある部分ですごく厳しくて怖かった。本当に必要なものならいくらでも買ってあげるけどって、結局私たち兄弟に惜しみなく与えてくれたのは大量の本でした。(あとはあまり記憶にない)


 あれ、こう書くとすごくダンディな人みたいだけど、全然ダンディではないなあ。頭がよくて、いつも考えているみたいだけど、分かりやすいの。自分だけでなく、「君は僕に似て、不器用だから残念だけど、努力すれば大丈夫だよ」なんて勝手に言ってる。かっこよくないけど、全てのパーツがまるっこい愛ある顔をしているよ。私は全体の雰囲気は母にそっくりだと言われるけれど、顔のつくりは本当は父なんだと思う。


 そして母を誰よりも尊重する父は本当にかっこいいと思っているよ。
 マイペース母と気遣い父のコンビは本当に仲良しで。
 私の友達が来る時もいつも楽しみに迎えてくれて、一人で話し続けてくれて(これは別に望むとこじゃないけど)ありがとうね。おかげで、大好きな友達の事も、家族もそれぞれお互いに知っていてもらえるから私はなんだか安心だよ。みんなの家族も同じように大切に思う。


 小さい頃から、誕生日や父の日、母の日に伝え続けてきた私の最大の夢は今も変わらず「父のような人と結婚して母のような人になる事」だ。

  
Posted by yagihana at 22:58

はなさんと、みきさん。

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まだ何も食べられないのだけど、はなさんが我が家へ帰ってきたよ。

 本当にたくさんの祈りをもらったよ。
 携帯を改めて見たら、題名がずっと「はなさん。」と続いていて、一緒に祈ってくれた友達に本当に感謝しています。本当にありがとうね。



 そして、大好きな女性が旅行先で行方不明になっていた事。どうしたらいいか分からなくて、叫ぶように祈っていた。この前、連れて行ってもらった不思議に心に残る場所で祈ったら叶う気がしてずっと考えていたよ。昨日の夜中に電話があって、嬉しすぎて泣いた。

 はなさんも、みきさんもみんなも生きていてくれるだけで最高に嬉しすぎる。一瞬先は闇だよって常に思っていたけれど、今は一瞬先は光だって思う。本当は私にとってその意味と、だからどうするかはどちらも同じなんだけどね。



 今日は一人でその場所に寄ってお礼参り。この前はみきさんのことは何も言わなかったけれど横にいてくれた人の力も大きかったんだよ。ありがとうね。  
Posted by yagihana at 21:18

2006年06月17日

ふたばっこ。

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今日は小中高と通ったフタバの同級生がお菓子を習いにきてくれたよ。あまりに少ない人数で小さい頃から一緒に育ってきたので全員が幼なじみのようだよね。最近一気に再会して、仲良くなって安心するし、同時に新鮮。

 私が同級生のみんなにお菓子を教えられる日が来るなんて、思わなかった。みんなでしょっちゅうメールをやり取りして、ウキウキし続けていたからより一層楽しかったよ。明るくて気遣いの鬼のしんこ、本当にありがとうね。マイペースきょうちゃんも本当に気持ちよくて最高でした。


 せっかくはるばる来てくれるから、しんこが作りたいといってくれた「ホワイトチョコとレモンのケーキ」「ガトーショコラ」「なめらかプリン」、そしてやみつきクッキーも一気に作ったよ。

 食べながら感動してくれる姿を見て、こんな幸せな景色を見せてくれて私は本当にお菓子というものに頭があがらないって思った。すごく尊敬している。何を?お菓子を。うーん、うまく言えないけど、何一つ私の力じゃないと分かってるよ。


 また8月に絶対に来るね!って言って手をふって帰っていく姿を玄関の外で見送って、ジーンと感極まっていたら、角を曲がって父が平和にゴルフから帰ってきたよ。「やあやあ、父です。」と最後に大物は登場したのでした。



 
  
Posted by yagihana at 08:20

大好きな夫婦と本命ピザへ

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今夜は前々から約束していた康平・アイリ夫妻とサボイの夜。


 サボイでナポリピザの美味しさと楽しさに目覚めたのに、最近は浮気しまくっていたなあ。本命に戻りました。本命、かなり油がのっていて(文字通り)チーズも多くて、力強い。

 やっぱりいいな、サボイ。
 ここは大好きな人たちと「うまい!」「美味しい!」と騒ぎながら食べるのが好き。普段はハトのように、穏やかに、ゆっくりと生きている彼のピザを切り分けるスピードの早さって言ったらもう目にも止まらぬほどだよ。横でそんな人を心強く思いながら見つめていました。



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 その後は、ちょっとだけ「中目黒卓球ラウンジ」へ行ってまったり。

 
 あいりとソファに沈み込む幸せ。

 もちろん卓球で一勝負したのに、あっさり負けました。くー!
 だって康平ってば、技術以外のところでものすごく勝負してくるんだもん。顔とか。体とか。そりゃ勝てないよー。



 別れ際にアイリがハグをくれて、今日はずっとぼーーっとしていた私がやっと、はっとしてあたたかい気持ちになったよ。明日からの中国出張楽しんでね。私がイギリスに居る時にものすごくのびのびとしているように、アイリはきっと中国でその顔をしているんだろうなあと目に浮かぶよ。いい顔してきてね。  
Posted by yagihana at 08:18

おめでとうの夜

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 今夜は大学のサークル仲間のなかじと順子ちゃんが婚約と言うことで四谷の「あぶさん」に、集まりました。サボイの後、かなり遅れたけれど、参加させてもらいに。自分が祝ってもらった時にみんなが集まってくれた事が本当に嬉しかったから、お祝いの席には行ける限り行きたいと思ってるんだ。



 最近集まるたびに幸せな報告を受け続け、ふと気づくと結婚も婚約もしていない人が他にいなかったりして、共に気付いたアキとうなずきあう今日この頃だ。

 でも約束の持つ責任も保証もない分、すごく自由である事に最近気づいたよ。特に結婚が幸せ、とか独身や離婚が不幸、だなんて全く思わないから、私はいつだってなんだっていいな。それは全然適当な気持ちじゃなくて、逆。


 順子ちゃんがプロポーズのエピソードを色々隠していたのに、遅れてきたなかじがしゃべるしゃべる。全開でした。フフ。素敵な2人。あぶさんをまっくらにして、ゼクシーのハッピーウェディングの歌をみんなで歌って、なんだかその場にいられて幸せでした。順子ちゃん、いい女だなあと女性として惚れ惚れとした。いいな、なかじ。なかじもすごくいいけど。

 
 のがみっちやハコやケイゾウと久し振りに話せて嬉しかった。
 でもお店を出て、ヒロカに大事な事を話せた事が一番嬉しかったんだよ。一瞬で分かってくれた事が伝わってずっと幸せな気持ちで大雨の中、帰宅しました。すごく優しい言葉を後からくれた。嬉しすぎてまだ返事していないけれど。


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 結婚のお祝いや、大好きな人に作ってしまう家のクッキー。今日はどさくさにまぎれて、家にまで顔をつけてしまったのに、連れて行くの忘れたよ。ごめんね。また今度☆  
Posted by yagihana at 08:15

2006年06月16日

ミニミニお菓子会

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 今日は、たまきさんとあおいさんと、フィナンシェとプリンのミニお菓子教室の日。

 
 出会ったのはもうずっと前だけど、会うのは初めてのあおいさん。「やっと会えたね」って言う。会いたかったよ。可愛らしい女性・・!くー。


「フランスに留学に行きます」なんて決めた時にもすぐに教えてくれたあおいさん。思わず「それは偉いね。」ってお返事した時に、「偉いって言われたのは初めてです。みんな、いいなあとか、いつから?とかしか言わないから。」って教えてくれて、確かに私もそうだったなあと思い出したんだよ。でも、私はやっぱり前に進む人は偉いなあと感じるよ。いいなあ、なんて全然思わない。

 私はよく「いいね!」という言葉は使うけど「いいなあ」はあまり言わないよ。人の見せてくれているものだけを見て羨ましく思わないから。小さい言葉遣いの違いだけど、ちょっと違うんだ。 



 たまきさんとお会いするのももう3回目。いつまででもお話できるような自然な爽やかさとお気遣いをくださる大好きなお姉さんだ。私はイギリス好きの匂いに敏感だ。いつもどこか共通していて、私はもうそういう方とは言葉がいらない。きっとどの国にもそういう人がいて、水面下で静かに通じ合っているのだよね。



 今朝はクッキー生地を仕込んでも、なんだかよくない出来ですごく悔しかったし、バター達に申し訳ない事をしたから、「絶対に気を引き締めよう!」と思っていたのに、ミスをした事が後から分かったよ。すごく悔しくて恥ずかしくて、自分のできることを色々考えてお伝えしました。すごく恥ずかしい。


   
Posted by yagihana at 07:13

足し続けるようで、引き続けているのだと思う。

今夜は突然「山東」へ。


 大きな喜びと悲しみと不安が心のど真ん中にあって、いつもコントロールしようとしていたから眠れなくて、いつの間にか少し疲れていたよ。でもそんな時も、何もしない事よりも、大好きな友達に会いに行く方を選べるようになった。


 「食欲がないし、食とか別にどうでいいな」なんて思っていたのに、すごく楽しくて、プリプリの水餃子もパリパリの海老も、チャーハンも食べまくり、お店を出た後も肉まんを買って、食べながら歩く。食事に元気をもらったようでいて、本当は目の前でニコニコ微笑みまくってくれていた史郎くんの力だって分かっていたよ。

 くれるパワーの大きさがものすごい。今までの私には見えなかったものを惜しみなく見せてくれる。こんなすごい人に何もできないって思うのに、勝手にものすごく影響を受けてくれている事をいつも教えてくれる。ありがとうね。


 
 私たちは、正反対につき進んでいるようで、辿り着いた場所が同じだったりして。何かに集中して、行き着く場所が同じだとしたら、私はこれからも、自分の道を進むだけで、また同じ場所で出会うだろうなあ。そういう存在にこの先何人出会えるのかな。今出会えただけでも、私は本当にびっくりしているんだよ。



 男女や職業、年齢の枠を簡単に越えてしまうような人と出会う度に、誰かのようになりたい気持ちはどんどんなくなり、自分は自分であり続けようと思う。

 毎日、色々なものが足されるようで、本当はどんどん引かれていると思ってる。そして少しずつ身軽になって、生きやすくなってきたよ。  
Posted by yagihana at 07:12

2006年06月15日

大切な人たちとお菓子を焼く日

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 今日はとても大切な日でした。 




 朝から、はなさんのぱっくりと切られたおなかや内臓を見たりして、クラクラしたけれど、気持ちをきゅっと切り替える。私は私のやる事、楽しみな事をやらないとはなさんにも自分にも失礼だもの。


 「終わらないでほしいから始まらないでほしいよ。」ってともみさんが朝伝えてくれたけれど、私も同じ気持ちだったの。でもすごく大きなものを残してくれたから、始まって、そして終わって、本当によかったな。


 ゆっこさん、ともみさん、ゆりちゃん。
 4人が私の家に揃うのは最初で最後でした。みんなもうプロだからね、最初は手の込んだものを何度も考え直していたよ。


 でもそれをこの大切な方達にお伝えしたいわけじゃないなあと思った。

 ゆっこさんと、ともみさんのおなかに、大切な小さき人がいる今、これから一緒に生きていく今。私はお菓子を通してつながっていたいなあと思ったからテーマは、旬の素材や野菜を使用したすごく優しいお菓子にしたよ。そうしたら、私のお伝えしたいものはどんどんはっきりとした。


・新生姜のコンフィとキャラメルのケーキ
・かぼちゃのプリン
・ズッキーニのケーキ
・胡麻のハードビスケ
・アメリカンチョコチップクッキー
・アメリカンチェリーのサワークリームクラフティパイ

 たくさん、一気に作っていくからなるべく工程が分かれない事。素材に手をかけて準備をしておいたら簡単に作れるもの。バターの多いもの少ないもの。



 さすがの手際の良さでどんどん焼き、仕込み、2時間半もしたら全てがテーブルに並んでいて、みんなで幸せに食べまくって、写真もとり、すごく嬉しかった。


 同じコルドンブルーを卒業して、年下の私を「先生」って呼んで信頼し続けてくださったともみさん。それでも、いつも私がお菓子とは関係ない事で参っている時もいつもすっとんできてくれたの。それは先生じゃなくて友達としてだって分かっていたよ。ありがとうね。ともみさんのコロボックルのような可愛らしさと愛あるクールさ、揺ぎ無い強さ、フェアさ、自分への厳しさをとても尊敬しているよ。


 コルドンの初級で一番前の作業台でたまたまペアを組んだゆりちゃん。大らかでノビノビとして、懐が深い。私はゆりちゃんとペアを組めたから、あんなにも初級が楽しくて踊るように作れたのだよね。お菓子を作り上げるスピードだけは異様に速い私とゆりちゃん。それでもいつも誰よりも笑ってお菓子作りを楽しんでいたよね。ゆりちゃんの近くにいるといつもそれだけで嬉しくて楽しくて笑っちゃう。


 そしてともみさんを通して出会ったゆっこさん。名前もお誕生日も一緒である事が本当に恥ずかしく、でも誇らしく思ってるゆっこさんだ。えっへん。本当に人を心から尊重し、大切にされる方。一つ一つの言葉、動作にすごく優しい意味があるなあと分かる方。今日は台所に椅子を用意して座りながら作業していただいたよ。そんな大変な時にも来て下さった事。そしてともみさんとゆりちゃんが、自然に、一番素晴らしい方法で一緒にお菓子を作っていた姿。


 ありがとう。ありがとう。何度言っても足りないよ。
 今日作ったお菓子、すごくみんなを思って準備をしていたから、伝えたいものを受け入れてくれた気がして、ちょっとね満足しているんだ。私は自分にはなかなか満足できないからねそれがすごく嬉しいよ。またちょっと増えた人数で会おうね。その頃には私とゆりちゃんも小さき人がいるかもねー!(全くいないかもねー!)
 

 

 夜中にはなさんのことで陽子の祈りがビンビンと伝わってきた。泣いたまま眠って、でも夢に陽子とはなさんが肩を組んで出てきたなあなんて思ったら、いっぱいいっぱい陽子の言葉が届いていた。ありがとうね。その支離滅裂さといったら、ちょっと笑って、ちょっと泣けた。
   
Posted by yagihana at 00:35

2006年06月14日

はなさんの手術。

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今夜、10時過ぎに家に帰宅したら、はなさんが緊急事態で入院して、手術中との事。子宮内膜症になっていたはなさん。



 おとといまで、こうやって夜中に借りてきた映画をみる私の上にのって「こっちを見て!」と邪魔をしてくれていたのになあ。術後の経過もかなり悪いとのこと。全身に菌がまわっているという。あの小さな体で戦っているのかな。負けないでほしいけど、怖い。

 みんなショックで呆然としている。私はずっと頭がクラクラしていてどうにかなってしまいそうだ。
   
Posted by yagihana at 20:43

2006年06月13日

はなさんが肩を落とす日は

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夏になると私のクッキーたちも日焼けする。


 チワワのはなこさんが、朝から具合が悪くて食事もしないし目に力も光もなくて、肩なんてぐったりと落としてとぼとぼと歩くので、心配すぎて仕事も手につかなかった。いや、したけれど、私はハナさんに何かあったら自分がどうにかなってしまうなあと分かった。  
Posted by yagihana at 06:28

風の陽子。

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 今夜は突然陽子が会いにきてくれた。
 今までもずっと、お互いに何かあった時はすぐに会ってる。
 会わずにはいられないので会う。

 会っても別に大したことは話さないゆるくて平和なハト2人組だ。でもこの時間がどれだけ私を支えてくれているかなあと思うよ。私たちの周りはそういえばハトだらけだね。ポッポー。 


 今日もお仕事を早く切り上げて、ひまわりを抱えてドッカーン!と笑顔全開でやってきてくれた陽子を見たら悩みの95パーセントはふっとんだよ。いや、会う事が決まった時からもうなくなっていたよ。残りの5パーセントはどうにもならない、そういう事。


 何度写真を撮ろうとしても動画になる陽子だ。今夜は特に風をあびている感じが素敵だなあ。溢れる臨場感、躍動感。(ちょっと男らしくうつってしまったね。)


 予定の隙間にくくっと入り込んで1時間。
 1言えば10伝わるから私たちに時間の長さはそんなに必要ないのだなあ。
 大満足でお互い次の予定に向かいました。いつも本当にありがとうね。
   
Posted by yagihana at 06:26

工夫上手。

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 今夜は愛ちゃんとお食事会。

 いつも会った瞬間、「今日も可愛いね」なんてさらっと言ってしまうゆきおやじだ。この口がつい。いつもラブリースマイルでかわしてくれてありがとう愛ちゃん!


 突然、「会社の夏休みを使って一緒にイギリスに行ってもいい?勉強の邪魔はしないよ!」なんて聞いてくれて、すごくびっくりしたけれど想像してみたらすぐに楽しい事が分かって、向こうで愛ちゃんが来ている時だけ共に過ごす事に。


 私たちはそれぞれ団体行動が苦手で、買い物も「時間を決めて集合」派なので、大丈夫。そこがずれていると、私は絶対に一緒に旅行はいけないの。淋しい思いをさせるから行かない。(男みたい)

 愛ちゃんとなら一緒の時も別の時も楽しめるよね。
 色々決まったようで、何も決まらないまま、気ままに会社の話をきいて笑う。会社って大変そうだけど楽しそう・・。愛ちゃんは最高に人間描写がうまい人。人をよく見ているんだろうな。



 おなかと心が満たされて家路に向かったら、りゅうちゃんがうちの方まで会いに来てくれて15分の立ち話。短い時間で、目の前のりゅうちゃんが、ぐんぐん元気になっていくのを見てすごく幸せでした。「はちみつ黒酢」がすきだっていう情報がインプットされているりゅうちゃんは、いつも一本わたしの為に買っておいてくれる。それは実は彼と同じ行動なんだけどね。その気持ちがなんかとてつもなく嬉しいんだ。


 みんなそれぞれ本当に忙しいのに大事な時、顔を見て話す事の為に工夫しあえる事が嬉しいよ。「忙しいから会えない」なんてどちらかの工夫不足の言い訳みたい。本当に会いたかったら通勤途中の電車の中だっていいもの。

 工夫上手になりたいな。
 最近、工夫している事は日曜日の夜は家で家族と過ごす事。でも本当は何かを心から大事に思えば工夫なんて必要ないって分かってるよ。
 

   
Posted by yagihana at 06:25

2006年06月12日

さりーさんとの時間は。

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 今日は初めてお会いするサリーさんの日。
 

 お会いした瞬間に「キャーー!」なんて叫ばれていてびっくりした。
 そして私がもっとカジュアルで、外見も「少女のよう」だと思っていたみたいなのだなあ。ごめんね。いつまでも夢見る少女じゃいられないのだよー。(いや、いるのかも。)


 大事な友達のお誕生日にって大好きだというスフレチーズを作ってそのまま送ってしまったらサリーさんの分がないから、勢いでそのまま「もう一個作ろうか!」と2台目も作ってしまってちょっと楽しかったよね。


 本当に楽しそうで、一つ一つの作業が嬉しそうで、その傍にいる私の方がずっとずっと嬉しくて楽しかったんだよ。ありがとうね。あまりにも可愛らしいから、ついゆきおやじはペタペタと触ってしまう。



 本当は昨日の夜、久し振りに私は一睡もできなくて、今朝もなんだか私の心を大きく揺れ動かす言葉があって、朝はもうフラフラでクラクラしていた。それでもサリーさんにお会いして、一緒にお菓子を作り始めたら、楽しくて嬉しくて時間も色々なことも全て忘れたよ。

 そして珍しい位私はたくさんお話しまくったよね。
 受けとめてくれる器が見えたから。さりーさんは一見外見も中身もフワフワと少女のようだったけれど、その柔らかい空気を支える強い芯があって受けとめてくれるって分かったから。

 二十歳越えると、誰だって同じ様にたくさんの経験をしているから、柔らかくあり続ける事はとても難しいと思っている。それでも柔らかい人は、色々な経験を酸いも甘いも深い柔らかさに変えているのだなあと思うんだよ。私はいつもそこに強い意志を感じるの。



 メールが使えなくて伝えられなくてごめんね。
 昨日はまだ生地が落ち着いていなくて今朝一番で出しました。さりーさんの元へは今夜、お友達には明日の朝つく予定だよ。形を守る為、冷凍で出そうとそのメッセージまで書いたのに、クッキーが一緒だったからやっぱり冷蔵で出しました。お伝えしてね。




   
Posted by yagihana at 08:11

和食《樋口》と、愛あるおむすび。

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 今夜は彼とお付き合い何ヶ月記念で、ずっと行きたかった神宮前の「樋口」へ。


 色々話したい事があって2人でちょっとどんよりしていたのに、入ったらもう完全に樋口さんのお人柄とお料理に心の底から幸せになりました。私達は五感をフルに使って食事する。うんちくは知らないし言わないけれど。

 小さなお店。
 でも今までに行ったどのお店よりもあたたかくて真面目で素晴らしいお店でした。もうこういうお店があれば私達は他にはいかなくていいねって話す。


 康平とアイリや、康平のご両親も大好きで、仲良しのお店。

 最後に「康平の友達で。」ってお伝えしたら「まーーー!!!」とおかみさんも樋口さんも大喜びだったよ。さすがどこに行っても人を愛し、愛される家族。教えてくれてありがとうね。また4人でも来ようね。




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 シメに「手打ち蕎麦とご飯がありますが」といわれ、遠慮する彼をおしのけて「両方半分ずついただけますか?」なんて聞いて快く半分ずつお出ししてくださったのに、美味しくって結局2人ともお代わりを何度もしてしまった。



 あまりに私達が幸せそうに食べていたからか、出ようとしたら「おにぎりむすびますので、お土産にしませんか??」って声をかけてくださって、2人同時に「はい!頂きます!」とまた座り直したよ。嬉しかったなあ。おにぎりを結ぶ顔は本当に優しくてかっこよくて、私達はもう彼に心をつかまれてしまいました。


 幸せな気持ち一杯で漫画に出てくる酔っ払いおじさんのように、竹に包まれたおにぎりをぶら下げて、W杯に間に合うように帰る。


 彼との毎月の記念日はもう何回目か一瞬では答えられなくなってきた。
 それでもその日かその日に近い日に会って、美味しい物をたべてカードを交換し続けてきたよ。一度も欠かした事がない。

 この些細な幸せの習慣を続ける為の2人それぞれの力なんて、得るものに比べたら本当に小さな事だよね。  
Posted by yagihana at 08:10

2006年06月11日

宝もの。

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 今日はなんだか心がいっぱいすぎて何もかけないよ。


 常に考えている人っている。
 でも私は、常に何も考えていないのよ。(それさえ最近気づいた・・)
 でも常に感じているよ。
 心はいつもフル稼働で、たまに疲れて止まっている時は私の目も体も死んでいるようなものだ。そして今日は軽くその容量を超えて私はまだ全然消費しきれていないみたい。


 素敵な女性にお会いした。
 その方をとりまく世界の中に、「どうぞ」って少しだけ入れてくださってとても幸せでした。


 写真はその女性が大事に育てているローリエ。
 入っている姿を見れば、一気につかんで入れたのではなくて一枚一枚入れてくださったのがすぐに分かるよ。それだって私は考えて分かるのではなくて、触れば感じられる。


 以前はニールズヤードのアロマのスクールに通ったり、今でも好きだけど、体や心が必要としていないから全く使っていないんだ。ローリエの匂い、お茶の匂い、うちに流れるお菓子や陶器を焼く匂いが入り混じった変な匂いさえ、この世はあたたかい匂いに満ち溢れているんだもの。それはどんなに人工的に開発された匂いよりも私に優しくて、安らげるよ。



 子供の頃のように、宝ものを考えて、隠したり、好きな人にこっそり見せたり、ってもうそんな事しなくなっていたよ。でも今日はそうやって、一つ一つ宝を見せてもらいました。本当にありがとうね。たくさん食べて、笑って、クルクル場所もまわって、色々な事があった日曜日だけど、結局大事な事は一つだったよ。


 


 
   
Posted by yagihana at 06:16

2006年06月10日

ダイアナキングに会いに。

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 りえさんをお送りしてから、今夜はブルーノートにダイアナ・キングに会いに行きました。


 言葉に置き換える事のできない幸福な時間でした。
 最初から最後まで全員が立ち上がって彼女のショーに夢中になっていたよ

パワフルで、エンターテイナーで、背中に大きな羽の刺青、おでこには雷のような跡まで入っていたけれど、どこまでも繊細な一人の女の子にも見えたの。

 ひょんなことで、ステージ上から名前を聞かれ、何度も「yuki yuki」って言ってくれた。その後ステージから降りてきて、まっすぐに目をみて握手をしてくれて全身がしびれたよ。私たちにとって一生忘れられない夜だったよね。


 その目は、本当に丸くて、優しくて、厳しくて。
 嬉しいこと悲しいこと全てを見てきた目なのだろうなあと思った。



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 愛する私の親友カップル。
 新婚旅行からおかえりー!いい顔していたなあ。
 


 
 ブログに「ダイアナキングに会いに行きたい」って書いたのを見てすぐにチケットをとって、一緒に行こう!て誘ってくれた陽子と、昼間1時過ぎから夜のライブの為に整理券をとりに並んでくれたヒデ。本当に本当にありがとうね。


 4人でライブを見れた事。

 その後も興奮が冷めなくてモンスーンに移って落ち着かない気持ちでお酒を飲みました。そのパワーをまた次の楽しみな次の約束につなげた事。お互いがお互いの事を大好きな気持ちが充満していた。こうやってずっと次につなげ続けて一緒に年を重ねていこうね。



 少し酔っ払ったまま地元の駅に着いた時、知らないおじさんや若い人達にしつこくされて本当に久し振りに怖い思いをした。いつもの私は、心に隙間を作らないで目にも心にも止めないから強いのだけど、酔っている私はどうでもいい事にも目を向けてしまった。こういう時にも世界は自分次第だといつも思うから、気をつけるよ。

 生きていく上で、悲しい事辛い事は必要だし受けて立つよ。でも必要以上の悲しみ辛さもありうる。それを避ける事は甘えではなく、自分と周りの大切な人への責任だと思う。  
Posted by yagihana at 21:02

りえさんの日

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 今日はりえさんの日。

 駅にお迎えに行った時に、白い上下で風に吹かれて「ゆきおさーん!!」と遠くから手を振りながら走ってくるりえさんをみて、クラクラした。りえさん爽やか過ぎるよ!とちょっと怒る。(本気じゃないよ)


 一番最初の生徒さんで、一番長いお付き合いのりえさん。


 もう動きはプロ級で、本当は私にケーキ教わらなくたって大丈夫だと思うのだけど、それでもってお願いしてくださるから、私は私なりに全部お伝えしたい。私にケーキを習いに来てくださる人は技術だけを知りたい訳じゃない事分かってるから。



 今日は結婚のお祝いにとフレジェとプリン。
 いっぱい試作してすごく美味しい!って私は思うけどみんなにもそうか?って言われるとちょっぴり自信がなくなる私はまだまだ未熟だ。


 でも、すぐに大喜びでみんなの感想を伝えてくれるりえさんのあたたかさにまた自信を少し身につけるんだよ。ありがとうね。次はイギリス帰りだね。私にはもう伝えたい相手がいるから、その時間を最高に生かして帰ってこられるよ。



    
Posted by yagihana at 20:38

2006年06月09日

ずんぐりズッキーニ

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母がなるべく地元の野菜を農家の人から買うようにしているから、私も最近はそういう目で選んでいるよ。遠くから運ばれてきたブランド野菜よりも、近くのとれたての野菜の方が美味しい。当たり前の事なのに見えにくい事だった。


 今日はこんなずんぐりズッキーニと目が合ってほっこり。
 すりおろされる前の平和なひと時の彼。




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 ズッキーニのケーキ。
 今日は試作でも商品でもなく、ただただ自分が食べたくて、家族に食べてもらいたくて朝飛び起きてすぐに焼いた。


 
 アメリカでボランティアをしていた時に色々な国の人たちで住んだ家のおじさんが毎朝焼いてくれた味。どこまでも柔らかい味。私はこういうお菓子を子供に伝えていきたいのだと思う。



 今日は色々なクリームを学びたいと伝えたら、あきこさんが特別に時間をかけて教えてくれた。技術は勿論だけど、何よりもその惜しみなさに圧倒されたの。ありがとうね。 

 大切にするという事は、じっと自分の中に守ることではなくてつなげていくと言う事なんだなあと思う。私もそうありたい。  
Posted by yagihana at 20:01

ノトルさんのイベントのお知らせ。



いつもお世話になっている青葉台のノトル4さんにて、イベント「マリンな暮らし展」があります。

 とても素敵なお店、店長、作家さんたちがいらっしゃる素敵なイベントになると思いますので、是非遊びにいってみてくださいね。私はマリン。をイメージした焼き菓子をおかせていただく予定です。  
Posted by yagihana at 18:49

2006年06月08日

のほほんお菓子教室の巻

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 今日はみのさんとお菓子教室の日。



 みのさん、去年のクリスマスにケーキをお願いしてくださって以来なんだかとても近くに感じてくださって、ついに教室にも来てくださってゆっくりとお話できて幸せ。


 今日はホワイトチョコとレモンのケーキ、フィナンシェ、プリン、と3つ一辺に作ったから、動作はとてもすばやかったけれど、なんだか不思議に「のほほーーん。」と空気が流れていました。みのさんのお人柄だなあ、なんてその空気の中で幸せに思う。


 みのさん、きゅっとバンダナを頭にまいて可愛らしかったなあ。
「ゆきおは普段はお菓子専用にしたシャワーキャップかぶってます。シャワーキャップはいいよ」なんてどうでもいい事まで言ってしまう。(でも教室にいって教える人がそんな頭だったら嫌だよね)


 一瞬で時間は過ぎ、2人でお茶を飲みながらも「のほほーーん」。
 美味しいね、美味しいね、ってお話ししながら「のほほーん」。とても癒されました。

 オーラのある、力強い人の方が、その場の空気を変えやすいけれど、本当はこんな優しくてあたたかい人が一人いるだけで、全体が柔らかい空気になるんだなあ。そして本人はその力に全然気づいていないところも素敵な所。  
Posted by yagihana at 07:11

ピザの夜

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 今夜はまた関内のシシリヤへ。



 まさよさんとゆっこさんが、興味しんしんまるだったので私も便乗してピザを頂きに行きました。ピザ食べすぎ?とよく聞かれるけど他の物も食べてるやい。でもピザってそれだけでなんだか楽しそうだから、心に、おなかに残るの。(そして脂肪としてもばっちり残るの。)




 写真は、ピザが運ばれてきた瞬間。

 突然静かにピザと見つめあい、話し合っているまさよさん。(「ピザと私」の世界でした。)そして、もう既に食べたマルゲリータを夢中で食べた後に、写真を撮り忘れた!と気づき、今回は急いでカメラの準備をしているゆっこさん。それをこっそりとって微笑む(ほくそえんでる)ゆきおでした。


 もちろんこの後、ピザは一瞬で視界から消え3人の中へ。
 相変わらず本当に生地が美味しくて、お二人も美味しい美味しい!って喜んでくださってとても嬉しい。シシリヤ、最近いつも大混雑だ。それでも真ん中の3人はものすごい手際のよさで働いていらして、その動きと、女性の髪形にいつも目が夢中だよ。貝がのっかっているような髪型だ。



 まさよさんはお仕事帰りにはるばる関内まで。聞くところによると、更にキャリアアップの大事な大事な時。(内容を聞くと私とゆっこさんはのけぞってしまう。)

 ゆっこさんはもう来月の出産を控え、ゆっくり、ゆっくりいらしてくださった。本当にもうすぐなんだなあと思う神々しい表情をされていて、私はいつも感動しているの。

 お二人とも本当に素敵な年上の女性だから、前はちょっとはゆきおも緊張して恐縮もしていたよ。でもたくさん時間を重ね、色々なお話しをしてきた今は緊張よりも、楽しくて嬉しくて好き。笑いすぎて腹筋を鍛えた夜でした。ゆっこさんのおなかが心配です。本当にいつもいつもどうもありがとう。これからもいっぱい一緒に笑えますように。



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 帰り道。




 みなとみらいの景色を見たくてちょっと車をとめていたら、祐子からの電話。嬉しくて「はいはーい!」って出た。はっ、祐子の悲しい時だったら何言ってるんだ私は!と思ったけれど、祐子も「ゆっきーー!」と盛り上がっていてよかったなあ。


 祐子に話そうと思っていた大事な事を、なんだか先に感じてくれて、気になって気になってかけてくれたと言うこと。すごいなあ。言いたい事ってもう何となく相手に伝わっているものなんだと思った。

 相手に伝わってしまったら言ったも同然だって、悪い時にも思う。
 でも今回はその、幸せな例でした。ありがとうね。感じるには、「感じたい!」という気持ちと「伝えたい」の気持ちがないとだめだと思う。私も常にその両方もっていられますように。  
Posted by yagihana at 07:08

2006年06月07日

今朝のケーキたち

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 美味しいバナナを頂いたからじっくり熟成させて、4本も投入して作る。

 父は今でも毎朝バナナを3本は食べてる。(その上私のケーキも食べてる)
 毎週の出張には、その日の分のバナナをどっさりかばんにつめていくから、「重いよー」なんて言って出かけていく。

 「バナナは向こうで買えばいいのに。他のもの食べたら?」って何度も言うし、「そうだよね。本当に重い!でも帰りは軽いんだよ!」なんて当たり前の事いって、重そうだけど楽しそう。


 人のこだわりって本当に家族とはいえ、他人には意味不明なのだなあ。

 私のこだわり。朝食に食べる3個の玉ねぎ。(もちろん蒸してる)その他にも大根でもレンコンでも蒸しまくって、海苔やお豆腐も一緒に、野菜を大量に食べている。朝しかこんなに野菜を食べられないんだもの。(十分変かなあ。)

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 今朝早くからじっくり焼き上げたホワイトチョコのチーズケーキ。
(アレンジよりも、なんて言ったそばからアレンジしてるなあ。)
 美味しいホワイトチョコを使えば、想像するよりもすっきりとした甘さ。


 下にはぎっしりブルーベリーたちが集っているけれど。
 一口食べて、しまった、ラズベリーの酸味が欲しい!と思った。


。  
Posted by yagihana at 08:49

イル・ビゾンテと素敵な夜のこと。

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 大好きな「イル・ビゾンテ」。
 皮がどんどん手になじんで、誕生日に陽子に頂いた同じ色の手帳は今ではもう肌にすいつくような優しい柔らかさと色合いをしてる。


 ずっと前からこの小さな斜めがけするバッグが欲しいななんて思っていたら今日、突然彼がプレゼントしてくれたよ。うぅぅ。ありがとう。


 最近ここの大きなバッグを買って、「久し振りに小躍りしてしまうくらい嬉しかったよ。」と言ってた彼。そうだよね。自分でいいものを買う時は多分、人にもらうより嬉しかったりするかも。

 私達は最近お互いにずっと使えるようなものはプレゼントしあってきたから、自分の為に少し大きな買い物をすることはなくなっていた。
 


 だから、彼がいつも「由紀の欲しい物をみよう」なんて一緒に買い物に行っても、「自分のもの買わないの?」って聞かれても、「今は他の事にお金を使いたいから」って答えてる。そう言う時ちょっと残念そうな彼を見るとなんだかすごく申し訳ない気持ちになって困るけれど。


 
 人と同じように稼いでいる訳じゃないから、どこにお金を使うか。買い物で小躍りすることはなくなったけれど、お菓子や旅行でいつも大踊りしているからすごく幸せだと思ってるよ。


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 今夜は彼と多摩川沿いにある、夏限定のカフェ「PEACE」に行こうなんていっていたのだけど、会った時にはもう真っ暗だったから、突然カレーの気分になってMOTIへ。

 ここって色々な場所にあるけど、インド人率がチェーンなんて思えないほど高い。そして期待しないのだけどいつもすごく美味しい。(でも東京駅からちょっと歩いたところにある「ダバ・インディア」は最高に美味しいよ。)



 そしてうちの近くの、もう3年もお休みしていたカフェへ。
 カプチーノにアマレットが入ってて美味しい。

 あまりに昔に2回しか行った事なかったから覚えていないだろうなあなんて思っていたら、「ケーキ、頑張ってますか?」なんて話しかけられてびっくりしたよ。前は見知らぬ人が私のことを覚えていて、話しかけてくるのがすごく苦手だった。でも今は嬉しい。素敵なお店の方とはすぐに仲良くなる。壁が取れてきたなあと思うのはこんな時だよ。


 彼は、最近私のお父さんか?と思うような時と、「息子だ!よくぞこんなに大きくなったなあ。」なんてこっそり思う時があったけれど、今日も、最近また傷だらけの私の手や腕を見て、一生懸命暖めたり冷やしてくれたりしているのをみて、ああ恋人だなあと思ったよ。ありがとうね。  
Posted by yagihana at 08:48

2006年06月06日

本当に頭のいい人は

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「本当に頭のいい人は性格だってものすごくいいものよ。」

って言うのが母の口癖だ。そして私もそう思う。中途半端に頭がいい人が一番人を見下したりえらぶったりする。




 今夜は高校時代の平岡の友達、堅田君が香港から帰国していたので8年ぶりに集まったよ。

 その塾はほとんどの人が東大へ。一部が慶応へ。
 私には「絶対東大!」のモチベーションも、もちろん実力もなかったからどうでも良かったのだけど、恋人も友達もいたからよく通って学食も利用しまくり、今は勝手にもう一つの母校のように思っていたりする。(あつかましいなあ)


 学歴だけには興味ないよ。

 でも「学歴反対!」なんて声高く言う人ほど「東大なんて勉強ばっかりしている人がいるつまらない場所」なんて見当はずれの事を堂々と言ったりするから、何も知らないくせにってすごく悲しかった。みんな、本当に優しくて謙虚で人格者だった。でも一緒にくだらなくてばかばかしくて、何の役にも立たないような事をいっぱいした。

堅田君もみんなも、とんでもない場所にいて、更に努力し続けているのに私のような小さな世界も面白がり、敬意を示してくれたり、色々考えてくれる。幅が広いなあ。でもそれは前からだよね。「昔からマイペースだったもんね」なんて言われて、ハテ。昔から?


 そして、そんな人が彼女と料理を習いに行ってるから、お菓子も2人で習いにいくよ、なんてちょっといい話すぎてぐっときた。くー、なんていい男の人になったのだろう。いや、私が知らなかっただけで、きっと前からだよね。



 今夜は渋谷に新しく美味しいお蕎麦やさんができたと聞いて伺った「清山」。

 お蕎麦もおつまみも、何よりも蕎麦の名店「三合庵」よりも濃くて、味わい深い蕎麦湯に大感動しました。それを伝えたら、がしっと握手を求められた。帰り際に堅田君も手を差し出してくれて握手する。また関係がつながったね。手が、心がすごくあたたかかった。

 最近色々な場所ですっと握手を求められる。手をつないだら、もう何も言葉は必要ないよね。(でもつないだら全てがばれてしまいそうで、私はいつもドキドキするよ。)


夜中に突然久しぶりにはっしーから電話があってゆっくり話す。2年ぶりくらいかも。再会が多い幸せな最近。でもなぜ?

 この声を聞きたくて、あとは番号を押すだけなのに押せなくて泣きつづけた夜もあったなあ。料理なんてした事もないくせに私の好物ハヤシライスを作ってくれた。「あれが誰かに料理した最初で最後だった」「あの味は忘れられない」なんて事まで話せる今。不思議だなあ。

 今の私があるのは彼のお蔭だから、もうこの手では何もできないけれどこの先もずっと幸せに、健康にいてほしいと願い続ける人だ。

 





  
Posted by yagihana at 11:35

チラリズム、大切だよね

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 病院に頼まれているチーズケーキたちを届けに行ったり、お教えしにいったりしてクルクルまわる。いつも「どんなチーズケーキでもいいわ」って言ってくださる。自由を与えられると、つい色々なアレンジをしたくなるんだけど。



「自分が食べたいのは?」と考えてみるとやっぱりこのプレーンの3段のチーズケーキになるよ。食べたいケーキと作りたいケーキはちょっと違うんだ。


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 夜、渋谷に行くからアキに会えないかなあなんて、聞いてみたらすぐに飛んできてくれて嬉しかったよー。ありがとうね。久し振りな気がして、ひと通り「彼は元気?家族は?あ、あの子は?あきはどう?」なんて聞いて、一安心する。(アキも同じことを聞いてくれるから、いつも私達の会話は最初はこんなだ)


 最近みかけた顔つきの家用スリッパがすごく欲しくて、ロフトやソニプラを必死に探したけれどなかったの。でも普段、キャラクターものは目にも止まらないのにこんなペンと目が合って、珍しく乙女心にきゅーんとしてアキとおそろいにしたよ。幸せかも!無駄だけど幸せなものっていいなあ。



 些細な言葉で人を傷つけたり安心させたり、って最近よく思っていたらあきも同じ事を考えていた。だから適当な気持ちじゃやっぱり人と向き合えないよね。真剣に話していないと、いつだって言葉は毛布にも牙にもなってしまう。

 


 たった1時間なのに心から幸せになって手をふってわかれた。あきといると本当に心あらわれるよ。電話よりもメールよりも、目の前でチラリと一瞬でも会えるチラリズムの時間を大事に思う関係が嬉しい。


 でも、すぐにいける場所にいない大事な友達がいて。

 私は最近バタバタとしている間に、彼女は遠くで、「自分は一人なんじゃないか」って悩んでいた。そんな気持ちになるまで、私は気づかなかったんだってすごく悔しかったよ。

 すぐにチラリズムができないけれど、そういう時は、メールでも、苦手な電話だって、あらゆる通信機器を利用して気持ちを伝えるようにするからね。遅すぎる事はないと思うから急いでそうやって飛んでいった。安心してくれた。嬉しかった。あっこ大好きよ。甘ったるい愛情じゃなくて責任のある愛情を持ちたい。


   
Posted by yagihana at 06:55

2006年06月05日

帰る場所、帰る人

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 ずっと静かに想いつづけていたけれど、やっとロンドンに帰れる夏。
 封印していた気持ちを今はバーン!と広げてる。



 私には帰りたい場所と人がいるよ。
 その場所と人を心の真ん中においていつも支えられて安心して生きている。



 最近、出会った人。本当はずっと前に出会っていた人。

 再会して、私は今でもなんで自分がこんなに対等に話しているのか分からないのだけど、言葉を超えて理解してくれるから、誤解もおそれず、誤解もせずに言いたい事がすぐに伝わる。惜しみない尊敬と愛情を渡せるし、くれる人。どれだけもうお互いを尊敬し、思いあっているか分かってる。


 お菓子とは全く無縁で興味もなかったのに、

「日本一になったというモンサンクレールという店にいってシュークリーム買ってみたんだ。真剣に生きている世界を少しでも知りたくて。」

 なんて笑っていて、それは決して私が積極的に友達に求めることじゃないのだけど、その気持ちが嬉しくて、私もつい笑ったけれど本当はじーんとしていた。

 だってケーキとか、どんなにその人生とかけ離れているか知っているもの。ケーキに興味があって私に興味を持ってくれる人はたくさんいたよ。でも逆はやっぱり少ないの。私は普段全然そんな話を教えるようにはしないから。




 朝から晩までずっと話していたい。
 そしてまたそのまま朝までも話し続けられるよ。
 今夜も大好きな「蕎麦茶房 楽」で美味しいお蕎麦を頂いてから、あっという間に12時になっていてびっくりした。


 携帯に注意を向ける心の余裕が全くなくて、家から、彼から、友達から、仕事先からバンバンメールや電話が入っていて、12時過ぎに家に帰ったら、両親がものすごく心配していてびっくりしたよ。ごめんね。(でも12時って・・。私は子供かい。)携帯があるなんて思うから、それがただつながらないだけでこんなに不安になるし、させるのだなあ。

 でも自分の小さな行為一つでどれだけ人を安心させるか分かっているのにそれをしないのはただの怠惰だなと思った。反省。
  
Posted by yagihana at 07:33

2006年06月04日

私の速度

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 今朝も焼きあがったお菓子たちが光を浴びてまどろんでいる。
 毎朝の変わらない光景だけど、たまに私をどーん!とする所に連れて行ってくれる。すごい人にめぐり合うかもしれない。



 もっと効率よくやったらってよく言われるよ。でも効率がいい事は別に私の幸せじゃないの。もっとはるか先を見ているから。

 だから。
 人から見たらどんなにとっぴょうしもないかもしれない行動の全て、私ははっきりと意味と理由を言えるよ。正論なんて耳にとどいても、心には響かない。そこには感情がないんだもの。


 そして人の常識も自分のそれと同じくらい大切にするのは当たり前だのクラッカーだ。(ふるーい)

  
Posted by yagihana at 15:51

2006年06月03日

ショートケーキ色々

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今日は初めてお会いするミカさんとお菓子レッスンの日。


 初めての時も私はリラックスしている。だって人柄はメールに全て出るから。自分が会う人の事は心から信頼した上で会う。でも信頼できそうになかったら会わない。簡単な事だ。無理して会うなんて時間が無駄だしお互いに失礼だもの。


 私はどんなに年下でもどんなに年上でもその人自身を見つめるしかできないから、人見知りをしなくなった。壁がなくなったから色々な年齢の人、職業の人と対等に話せる。これは最近自分でちょっと得た小さな力だ。でも本当の本当は人見知りだからあまりたくさんはお話できない。



 イルプルに通われているミカさん。
 言葉少ないけれど誠実でしっかりしていて、でも私はもっと知りたくっていっぱい質問してしまってごめんね。言葉少ない人の何気ない一言が好き。だからちょっとしたヒントをいっぱいもらっているみたいで嬉しかった。はるばる来てくださって本当にありがとう。



 絞りが苦手でも覚えれば簡単にできるバスケット絞りでショートケーキ。
 絞った後は自由にフルーツをってお任せしたら、可愛いデコレーションになっていてキューン。デコには正解なんてないよね。人それぞれで、誰かを想ったデコはそれぞれ素晴らしいんだよね。

 カフェラムレーズンも一緒に作りました。

 自家製のラムレーズン、巨大な枝付きレーズンが更に巨大になっていて、レーズン嫌いには泣きそうなケーキだ。でもレーズン好きにも泣けるケーキ。

 間をとって「どちらにも対応できるように」なんて中途半端な事すると、いつでも結果は中途半端なのだ。ケーキの話だけじゃなくてね。




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 みかさんをお送りしてから急いで作った康平のお誕生日ケーキ。

 最近ショートケーキを作る機会が増えた。

 前回大成功で、その前はちょっと普通で、今回は急いで作った味になっていて本当はすごく悔しかった。優しいみんなが「美味しい美味しい!」っていくら言ってくれても、優しい彼がわざわざ「由紀、聞こえていなかったと思うけれどあの人たちものすごく感激していたよ。」なんて教えてくれても、自分が悲しかったからだめだった。もっと美味しく優しくできるようになりたかったのにな。

 チーズケーキなどの他のケーキに比べてレシピってものがないし、いくらでも変えていけるケーキだから本当に、本当に難しい。でも頑張って極めたいよ。みんな、見守っていてね。  
Posted by yagihana at 08:55

康平のお誕生日会☆

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 今日は康平のお誕生日会。
 お教室を終えて、急いでケーキをこしらえて遅れて飛んでいく。


 いつもの仲良し家族と康平の会社の同期たち。
 やけにたくさんのプレゼントとケーキと音楽で盛大に祝いました。



cheese

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 今回はアイリが準備してくれたチーズフォンデュとパスタやサラダ。すごく美味しくて楽しかったよ。ありがとうあいり☆☆最高だ。彼は突然チーズフォンデュ大臣に変身して必死に練ってくれていたよ。これで私はいつでも美味しいチーズフォンデュが食べられるかもー!嬉しいな。頑張れ! 
 

 康平たちが結婚式の2次会に行ってしまった後もだらだららーと話し続けた時間が妙に幸せで楽しかったのだなあ。


 女4人が揃って「男性のタンクトップは絶対にいや!」と盛り上がりまくっていた時、目の前にいたロッキーはタンクトップでした。ごめんね、「いや、人が着てるのはいいの。でも恋人が着るのは絶対にいや!」なんてみんなが何度も言い直していた。





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 片付けにパパっとたってくれる男性人。ありがとう。
 この家族のこういうところが好き。
 女性が準備したらあとは男性がみんなで一生懸命洗ってくれる。「女性は休んでて!」って絶対に私達に洗わせない。



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 準備してくれたアイリとアイリの親友あっちゃん。
 帰る間際に「実はあっちゃんも3時から来て準備を手伝ったんだよ」なんて話を聞いた。ゆきおはそういう人にキューンとしちゃう。



 今回思ったけど、集まりに遅れていくってすごく楽。先に帰るのも楽。

 事情はあっても必ず遅れてくる人、必ず時間通りに来る人、それぞれいて、もうみんな大人だし優しいから、いいよいいよなんて言うけれど、もう「そういう人」って思ってる。ずっといい関係で大切にしあえる人はやっぱりそういう所から違うんだ。

 ものすごく友達が多い康平とアイリの親友が、それぞれ彼とあっちゃんである理由がすごく分かるんだよ。ゆきおの彼とあっちゃんはすごくよく似ているから。


 目立とうとしないけれど、優しくて冷静で誠実。いつも静かに2人をサポートしてる。そんな2人の存在がどれだけあの人気者カップルを支えているんだろうな。みんなで最後はピカピカに片付けて、お金の精算もして本日は解散。


 今日は初めてゆきおの高校の同級生のスズカにも参加してもらったよ。


 高校時代はあまり話さなかったスズカと突然の再会をしてから、一気に仲良くなって、今回もスズカがたまたま康平の幼馴染だったことも発覚して、参加してもらったよ。こんなのって嬉しすぎて幸せだ。明るくて優しくて気遣い王の上、強力な情報通のスズカ。みんな、一気に仲良くなっていたよね。お互いに大人になって(なってる?)魅力再発見の巻。

 そんな風にホクホクと夜中に帰宅していたらスズカもホクホクメールをくれて、更にホクホク。心があたたかい夜のことでした。
  
Posted by yagihana at 08:27

2006年06月02日

大好きな人と海は。

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 昨日はこんな海の真横に広がるお蕎麦やさんへもいきました。くー。大好きな人と海。このセットは私をどんなに幸福にしてくれるだろう。




 抱えきれないほどの優しさをもらって、帰宅したら、母の友人のふさこちゃんがまた育てている大根をたくさん持ってきてくださった。この大根が最高に美味しい。帰りに私のケーキを連れて帰ってくださった。
 
 大量の新鮮な大根がケーキに化け、ケーキが大根に化けて、お互いにハッピーだ。それぞれの出来る事で補い合って生きていけるって人間の生活の醍醐味。


 さっちゃんとふみちゃんからも、あたたかい贈り物が家に届いていた。うちに来てくれた時になんとはなしに「ラクーア行ってみたい」なんて言っていた事を覚えていてくれた2人からラクーアの招待券。券も嬉しいけれどその優しい記憶力と心が嬉しい。ありがとうね。


 そして、ちなみちゃんから、あたたかくて、まっすぐな手紙がついていて、じーん。その通りなんだよ。私はやっと少しだけ自信が出てきて、自分を生きる決心が出来てきたという感じだ。そしてその理由もちなみちゃんが感じたからなんだと分かってるよ。私が絶対に言葉にしない事まで想像してくれて、こんな風に静かに気づいてくれる人がいて私は幸せだって思ったの。ありがとうね。



 また撮影のお手伝いに伺う。
 海をみて、人の深い愛情に触れた私はもう何だってできる気がしてナイフを振り回す夜でした。(危ないなあ)充電し、使い切って、また充電する毎日だ。どちらが充電でどちらが消耗か、その境も私には特にないのだけど。  
Posted by yagihana at 08:37

2006年06月01日

小田原へ、祐子へ

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 ひょっこりと、近くて遠い小田原へ。




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 ここが目的なわけではないのだけど、ついでに小田原城も歩いてみたら、動物園はあってさりげなく象は歩いているし、ヤギはうつろな目でぼーっと城を見ているし、遊園地まであって汽車がポッポーいっているし、素敵なカフェも、花菖蒲も満開で、あ、ついでに城もありますけど。という感じでなんだかよかった。気負いのない感じ。


「城に住むならこのくらいのサイズがいいね」
「どんな仕事をしたら城に住める?でも別に住みたくない。」
なんて話しながら。



 祐子と話していて、祐子の大事な世界がどんどん広がって、同時に深まっている事に本当に感動したよ。今いる場所で、最大限に貢献し、そして自分自身も楽しんで生き生きとしている祐子が最後に

「由紀、私は今田舎に帰ってきて、田舎に育った事を誇りに思うよ。背伸びせずに土地やそれを守る人たちと仕事していきたい。」

って言っていた言葉。

 軽い言葉じゃなかった。
 何かを誇りに思うという、そのものへの惜しみない敬意と自分の責任ある愛情。簡単には言えないよね。私も今、この場所にいる事を考えてみようって思いました。もっともっと丁寧に、地道に、まっすぐに頑張れるはず。


 祐子いつもいつもありがとう。
 祐子はいつも私のど真ん中にいて、初心であり核であり全ての枝を支える幹だ。誰と何をしていても、自分の行動の中にちょっと愛を感じられたら、それは全部祐子からもらったものを人につなげているだけだって思ってる。  
Posted by yagihana at 08:20