2006年05月31日

ケーキを作りながら妄想してみる。

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 最近毎日、知り合いのお店にデザートをお教えにしに行ってる。




 今時の男の子達を前にケーキ作っていたりする時、「何やってるんだ私は。」ってふと我に返ることが多い。いつから?何で?ここはどこ?君たちは誰だ!なんて思いながらクルクルと狭い厨房を回って過ごしてる。


 それで、ずーーっと前に気持ちをさかのぼらせてみて、初めて作った時のこと。ロンドンでコルドンに向かう朝、幸せすぎてハトに話しかけたりしていた事。帰ってきた後のスランプの事。色々考えていたら、嬉しくなって一人で笑ってしまい、怖がられた。

 10年後も同じ事してるといいな。ってしてるか。
 10年後も今の友達と一緒にいられるといな。



 写真はかなりへたなフルーツ使いの例。(だよ、なんていって堂々と失敗を見せてしまったけど。)下にはコンデンスミルクを使ったミルキーなババロアがいる。  
Posted by yagihana at 07:17

ハナバウアー。(ちょっと古いよね)

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 軟体動物、はなさんはいつもこうやって振り返る。




 「ハナバウアーだわー!はなちゃん天才!」と両親がべた褒めしている平和な夜でした。


 毎日、ゆりおの赤ちゃんに会いに行っている母は、今日も「ますます美人になってきたわ」なんて言ってる。帰宅すると、ハナさんをみて、「あら!はなさんも美人!胴も長くて偉い!」と叫んでる。

 うちの教育方針っていつから「べた褒め」になったんだろうか。(私はべた褒めされた記憶がないんだけどなあ。)  
Posted by yagihana at 07:06

2006年05月30日

まっすぐ、凛として

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 牛乳多めのさっぱりスフレチーズケーキ。お酒がほんの少し効いてる。


 スポンジとの間にはラズベリーのジャムが薄く塗ってある。最近はショートケーキでもスポンジに薄くカスタードを塗ってる。その薄い一塗りがいい仕事をしてくれるの。

 
 「すくっ」と立っていたから私もつい姿勢がしゃんとする。

   
Posted by yagihana at 21:48

やっぱりラブリー

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いいペースで会い続けている愛ちゃん。

 今夜も田園調布にあるいつものお店で、いつもの時間で、先に来たほうが先に入って座ってる。

 愛ちゃんも私も彼も、全員が基本的には聞き役だ。聞き役同士の話は、話し手に優しい聞き方で、聞き手に優しい話し方をするから、いくらでものびのびと一緒にいられるの。沈黙だって私は永遠に黙っていられる方。


 このいつもの店は。
 陽子と会う時も「いつもの店」だ。
 「いつものお店」がある関係って、お店や食事よりも(それも大事だけど)顔をみて、話す事を必要としている感じがして、嬉しいの。


 kaedeさんのゴージャスな携帯に続き、愛ちゃんのは・・と思ったらやっぱりハートだらけのラブリー仕様だった。

 携帯は体をあらわすなあ。

 ゆきおのはストラップもシールもついていなくて、でも台所においてある事が多いから粉がボタンの隙間に詰ってたりする。無印だけど無印粗品って感じだ。めざせ良品。  
Posted by yagihana at 21:40

2006年05月29日

罪のない味。

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「突然お菓子お願い隊長」の母に突然頼まれて、急いで作ったプリン。

 超特急で作ったのに、平和なプリンには無限の時間が流れているよう。
 そんなに焦って生きるなよ。って言ってる。この罪のなさが好き。


 つるりん、とした完璧なプリンよりも。
 本当は母が小さい頃よく作ってくれた「す」が入ってて、バニラビーンズではなくてバニラオイルの匂いぷんぷんの甘いプリンが好き。今だって、どうやって作ればそういうプリンが出来上がるか、分かってはいるけれどね。
 
 色々知ってしまった上で作るのって勇気がいるから今はそんな臆病者の私の憧れのお菓子だ。

 
 そしてプリンを食べるたびに、彼がホワイトデーに生まれて初めてのお菓子を作ってくれた事を思い出すんだよ。


 最近は会うたびに、突然黙ったと思うと

「由紀、きれいになったんじゃないかい?」なんて聞いてくる。この前ついに

「毎回それを言ってくれているよ・・あ、今から言うってもう分かってきたよ」と突っ込んだら
「ええっ!!毎回!」と本気で気づいていなかった。(そしてちょっと落込んでいた)

 私の手のひらにある、どんなに小さな傷にもすぐに気づいて心配してくれる。
 そういう些細な事の数々も愛だなあって、今日は改めて思って心あたためていたよ。いつもありがとうね。今日は当直でフラフラになって病院から出る時、目の前に広がった空がとてもきれいで風が気持ちよい日だったことがすごく嬉しいよ。私が一緒にいない時も、この先もずっと、気持ちよく幸せに生きていて欲しいなあといつも願う人。

 



 今日はイベントのお菓子のお手伝いに行く予定だったのだけど、なんだか久しぶりに具合が悪くてお休みする。なおさんのところにケーキやお菓子たちだけお連れして、会社によって帰る。家でゆっくり、頼まれもののお菓子たちを焼き続けた夜でした。

 


 今日は大好きな人達の大好きな人の誕生日。
 康平、楽君、いずみさん、おめでとう。
 大切な人が本当に大切にしている人たちは、私にとってもやっぱり特別。


   
Posted by yagihana at 08:53

2006年05月28日

家ではなくて。君に帰ろう。

もう、家に帰ろう



 この本が出たのはかなり前のこと。

 その後、本屋さんに行くたびに立ち読みしてはググッと泣きそうになり、またそこに戻してきた。写真集を買う習慣が今までなかったから。でも今日はこの本をどうしても贈りたい人がいてついに購入した。


 ミスチルの桜井さんも帯に
「この本はこれを読んだ人とその愛する人の物語です」というような言葉を寄せていたけれど。

 愛とは何かって。
 分からなくなった時に広げただけで、多分ね、分かる。
 こんな風にさりげなくあたたかく人を愛し、愛されたいと思う。
 男女問わず、大切な大切な人に贈りたい写真集です。

 プレゼントする為に買った本だけど、やっぱり一冊は手元においておきたくなってしまった。だからまた明日。買いにいくね。
 
 

  
Posted by yagihana at 09:04

自由が丘にて

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 今日は自由が丘でkaedeさんと、ゆっこさんとデートでした。
 お茶一杯で気づいたら4時間も話し込んだし笑いまくった昼下がり。


 むかーし、一度だけ我が家で開催したお茶会で出会ったこのメンバーは今でも本当に大事に思いあえているのがすごく嬉しいの。一回会う事はとても簡単。でも2回、そして3回目も会いたくなる人ってやっぱり特別なのだなあ。 
 


 それぞれお菓子やカービングを学び続けた結果、今では仕事にもしているけれどビジネスライクじゃないので本当に励まされるよ。少しずつ、お互いの仕事をクロスさせていく夢も膨らんで、未来が楽しみ。わくわく。(でも具体的な話になっているのに全員が体育座りして待っている感じだ。)


 写真はkaedeさんの、kaedeさんらしすぎる携帯。フフフ。なんか極めている感じがステキ。

 愛ちゃんのラブリーさといい、kaedeさんのゴージャスさといい、かよさんの地味さといい(いや、すてきな意味で。)それぞれのキャラクターを邁進している人に出会うと嬉しくなっちゃう。ゴージャスでも地味でもラブリーでもない私はなんて中途半端なのだろう。



 外に出てきたらいきなり天気がよくなっていて幸せ。
 玉川のほとりでゴロゴロと光合成をしにいきたかったけれど。

 今夜は作るお菓子が山積みなので風を全身で感じながら惜しみながら帰宅。家族でキムチ鍋をつつき、お菓子をオーブンに入れている間、「最後の恋のはじめ方」を鑑賞したよ。スズカがオススメしていたなあ、なんてずっと思いながら。素敵に可愛い映画でした。  
Posted by yagihana at 06:40

2006年05月27日

さっちゃんとふみちゃん。

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 今日は前々から楽しみにしていたさっちゃんとフミちゃんとのお菓子レッスンの日。ずっと前から何度も何度も「ワクワク」「もうすぐだね。」のメールをくれ続けて私も本当にワクワクしていた。


 サークルの部長だったさっちゃんと、学部の仲間のフミちゃんは面識がなかったけれど、私は何も心配せずに、大好きな2人がつながってくれる事がすごく嬉しかった。笑顔と気遣いに体がくっついているような2人だもの。



 2人とも前にも習いに来てくれているしそれぞれお菓子も作るから、ゆきおも一緒に楽しく作っている間に一気に完成したよ。デコレーションを自由にしてもらったショートケーキやたくさんのクッキーたち。ランチには、色々煮込んだ時間が美味しくするシンプルなもの達を。(ちょっとシンプルすぎた。ごめんね。)

 大事な人に渡すって聞いていたから、「最高に美味しいケーキを一緒に作ろうね。」なーんて自分でハードルまであげちゃっていたけれど。
 美味しくできたよね。幸せにちょっと(自己)満足。


 2人共、平日は日本を飛び回っていたり深夜帰宅で週末は疲れきっていてもいいはずなのに、いつもキラキラして一緒にいる私にまでパワーをくれるのは素晴らしい仕事をしているからだよね。いつ会っても、テンションや与える印象が同じで一定している人のすごさを感じるよ。

 忙しさじゃないんだなあといつも思う。
 自分のできる事やりたい事を極めようと努力し続ける姿勢、今の自分もきちんと認めてあげている心の余裕。

 笑顔全開で手を振って帰っていく2人を見送りながら自分をふりかえっていたよ。目には見えないがたくさんのものをもらったし笑ったし、楽しかったよ。本当にありがとうね。




  
Posted by yagihana at 10:37

ドリカムコンサート☆☆

THE LOVE ROCKS (通常盤)




 今夜は、ずっとずっと楽しみにしていたドリカムのコンサート「LOVE ROCKS」に行ってきました。


 最初の「横浜ベイビーズ!みんなを必ず、必ず幸せにしてあげるからね!!」の言葉。終わって欲しくないからはじまらないで欲しかったの。

 歌を上手に歌える人は他にもいるけれど。
 こんなにハートのある人は他にいないんじゃないかな。ベタベタだけど、他に言葉が思いつかないけれど本当に愛を感じた。



 特に、新しいアルバムの大好きな「めまい」を歌い上げている時。
 会場がシーンと静まり返っていてgolden silenceだなあと思った。体突き抜けて心まで届く歌姫の歌でした。参ったなあ。生きてきてよかったなあと思った。


 来年の4年に一度のワンダーランドのコンサートに絶対に行きたいから、初めてファンクラブってものにも入ってみることに。



 そしてね。
 私は横にいる彼や陽子やヒデと共にずっと、このチケットを代わりにとってくれた大阪にいるあっこの存在もずっと感じていた。

 あっこがこのチケットを取ってくれた時、どんなに仕事がきつくて悩みぬいた苦しい時期だったか知っているよ。

 そんな時に、自分は行けないけれど、もしかしたら取れるかも!ってすぐに連絡をくれた事。その時ちょうど目の前に陽子がいたから、陽子とヒデも一緒にいけるようになった事。ミスチルの時も、ケツメイシの時も、コネを必死につかいまくって、自分だけではなくて私の分も気づいたら取ってくれていた事。本当に本当にありがとうね。ワンダーランド。絶対につかみとってみせるから必ず一緒にいこうね。あっこ。

   
Posted by yagihana at 10:03

2006年05月26日

色々なきもち。たくさんのありがとう。

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 雨の次の日。
 昨日広げたロンドン地下鉄の傘が玄関で太陽の光を浴びていて平和だなあ。


 お菓子教室のお知らせを書いてから、たくさんのメールを頂いています。その多くに、「2年前に一度書きこみをしましたが」とか「2年前に一度お菓子をお願いしましたが」と書いてあったりして、私は自分がその日に一気に書いた日記は2度と読み直さないので、過去の自分がよくわかっていないから、本当に恥ずかしいのだけど。それ以来ずっと静かに見守っていていてくださったんだなあとなんだか泣きそうな気持ち。


 このページには大切なものは確かに書いてあるけれど、それでも私が勝手に気ままに切り取っている断片のようなものだから。

 大好きと大嫌いは隣り合わせだと思ってる。
 だから私は私の事を知らない方からの「大好き」の言葉は嬉しいけれど、その言葉を丸ごと受け入れて喜ぶのなら、知らない方からの大嫌いも受け入れなくてはいけないなあと思ってる。でも知らない方でも嫌いと言われるのはやっぱりちょっと悲しいよ。だから本当は大好きとか大嫌いとかよりも。その辺をふらふらと歩いて通りかかったような自然な存在がいいな。


 そうずっと思っていたのだけど。
 最近たまにある嫌な書きこみを見るたびにどっと疲れて、もうホームページも日記も全てやめようと思うのだけど、その度に私よりもずっと怒ってメールを下さる方達がいて、その優しさになんだか本当に幸せになって私はやってこれたよ。人の優しさの深さに本当に驚いているし感謝しています。本当に本当にどうもありがとう。


 最近は、小学校の仲間や青春そのものの高校時代の平岡の仲間とも一気に関係がつながって、深まっているのが毎日とても嬉しいの。つながった瞬間に大事な結婚式のお菓子のお願いをしてくれたり、お菓子教室にもぞろぞろとやってきてくれる事にもびっくりしてる。


 私に一番近く、足元にあった箱を開けたら、宝の山だった。
 きっとそういう箱はまだ、この足元にあると思うから。遠くにあるはずの素晴らしいものよりも、もっとこの私の真下、真横をじっくりと見つめるよ。


 よく人脈作り、なんていうけれど私は人脈なんていらない。普通に生きていて出会う事が出来た人との関係を深め続けたい。100人の人と一気に知り合うよりも。一人の人と深く長く話す事はずっとずっと私にとって多くのものがあると思っている。  
Posted by yagihana at 08:16

教室のこの時が好き。

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 今日はたまきさんとの2回目のお菓子レッスン。
 イギリスを愛する仲間のたまきさんのご希望で今日はスペシャルキャロットケーキ。

 作り終えて、お話して、食べて、笑って、できあがったケーキを箱に詰める前にみんな必ずこうやって写真をとってくださる。それは私にとって本当に幸せな光景だ。


 前回のレッスンの後も、その後ケーキをお願いしてくださった時も、今回も感じたのだけど、たまきさんって「美味しい!」の表現が本当に豊か。(ゆきおなんて「美味しい!幸せ!」しかバリエーションがなくてどうしようもないの)そう思っていたら。

 今日はそのたまきさんにとっての「美味しい!」が文章となって参加した、一冊の本を連れてきてくださって、すごく嬉しかったです。食にまつわる本当にあたたかい、素晴らしい本でした。こんなに色々な気持ちを表現できるんだなあと人それぞれの心の深さを思う。そして、大切な報告もしてくださってとても嬉しい。私に相談してくださったからには絶対に応援したいし何だってできる気がするよ。  
Posted by yagihana at 08:14

2006年05月25日

姫に会いに。

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 ゆりおの赤さんに会いに。
 抱っこもうまくできるようになってきたよ。(ハナさんで最近練習中)



 
 私はずっと子供とどう向き合っていいか分からなくて苦手だったけれど、もうメロメロのおばばか街道まっしぐらだ。生まれて一週間もたっていないのに、絶世の美女にしか見えないの。

 眉毛が金髪という所だけが今のところハーフらしさ。







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 ゆりお一家に溺愛されているエリさん。
 今はあまりかまってもらえず、気づいたら壁と向き合っていて淋しそう。


 夏になるとマルガリータにされ、シェットランドシープドッグとしての威厳は全くないけど可愛いよね。こう見えて10歳のおっとりエリさん。



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 夜。うちの姫は。




 母に「赤ちゃんより、ハナちゃんのほうが胴が長くて勝ったーー!足は短くて負けたーー!」なんて言われて遊ばれているのに、終始至福の顔でリラックスしていました。  
Posted by yagihana at 17:22

2006年05月24日

おすまし顔。

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ちょっとすましてるクッキー。



最近お菓子を習いに行ってる。
 今は自分の為だけに。本当はあめ細工なんかももう一度学びたい。あれほど、今学んでもあまり実用的ではないものもないのだけどね。手の皮が分厚くて熱に強い私は飴をびよーんびよーんと伸ばす作業がすごく好きだった。

 イギリスのコルドンで、みんなが飴細工の時に「熱い!触れない!」と大騒ぎしている中、ゆきおは一人だけ「びよよーん。びよよーん。あれ?熱くない。びよよよーん。」と自分の隠れた性質に気づいたっけ。人の分まで伸ばしていたよ。


 

 今朝は、本当に優しいともみさんの言葉にじーんとし続けた。メールの題名も「会いに行くよ」で、それだけで彼女のキモチが伝わってくる。ともみさんって、本当に誠実って言葉がぴったりだ。旦那様の言葉もかっこよかった。

 ものを作る仕事の人と一緒にいたいなあと最近よく思う。料理を自然にする男性がいいな。生活を、人生を楽しんでいる気がする。


 陽子の超素敵なお知らせのメールも
「ドンドンパフパフピーヒャララー!」なんて効果音まで自分で書いていて、思わず電車の中で笑う。でも超嬉しいな。ありがとうね。

 大好きなayumiさんが、「わたしの体は人のやさしさでできていると思う」とおっしゃっていたのを見て、私もしょっちゅう同じように思うなあと思いました。 

 いつ、誰に会っても、私はたくさんのものを抱えて帰ってきている気がするよ。(奪っていないといいけれど。)そして、それをまた必要とする誰かにつないでいけますように。


  
Posted by yagihana at 09:04

またピザの日

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 今夜はまた仕事帰りピザコース。
 ひろかと彼と大雨の中、関内のシシリヤへ。(またかい)


 食べ始めたら、疲れていた彼はいきなり元気になり、もともと元気だったひろかと私はますます元気にピカピカおでこを光らせた。大雨の中、小さなお店の中に、たくさんの仕事帰りの人たちが活気に満ちて混雑していて、本当にシシリアの街角にいるような気持ちに。


 ピザを、生ハム、マルゲリータ、きのこたっぷりのフンギ。という順番で食べてしまったから、最後のきのこでちょっとテンションがさがってしまった私たち。だって・・大量のきのこの味しかしなくって。みんなで、

「でもなかなか美味しいよ」
「でも、生地はすっごく美味しいよね」

って、どこにかかってるの、その「でも」は!
やっぱり最後にもう一枚マルゲリータを頼み、大満足で終えました。フー。



 ちょっと前にヒロカを紹介した友達が、「あんなに可愛らしいのに性格も本当に素晴らしい女性だった。なかなかあんないい子はいない。」と言っていたよって小耳に挟んで、私の方が嬉しくて「いやあ、短い時間なのになかなか人を見る目がある人だ。」と偉そうにヒロカに自慢する。


 外見は人のただのイレモノだよ、ってずっと思っていたけれどね。
 最近は、全ては外見に出ているなあと今日もピッカピカの笑顔で登場してくれたヒロカを見て改めて思ったよ。

 今朝焼いてきたお菓子を渡したら飽きもせずに全身で大喜びしてくれて、こんなに優しい喜び上手がいてくれて、私はなんだってできちゃう気がしていつも進んでこれたんだなあといつも思う。  
Posted by yagihana at 09:03

2006年05月23日

まさよさんとデート。

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 今日はお菓子レッスンの後、新宿でまさよさんとデート。

 新宿には決して車で行くまいってこの前決意したのに、行ってしまったらやっぱり、恐るべし新宿。くるくるまわっている間に、何度もこの前かえでさんとまさよさんとうかがったレストランキノシタの前にいる。(あの時は全然つかなかったくせに)


 まさよさん。
 ある日ホームページの中の私を見つけてくださって、初めてお会いした時からお仕事も生活も全力投球の素敵な女性っぷりに感動し続けている。超グルメなまさよさんが、ずっとお菓子をお願いし続けてくださることがいつでも嬉しくて、いつでも心引き締まって緊張し、私の励み。

 あまりにも引き出しが多いから、ちょっと一つあけてみると、ドドドドーっと総崩れで面白いエピソードや情報がなだれ落ちてくる。 まさよさんが、面白いエピソードを思い出した時にぱっと目が輝く瞬間、そして「こんな面白い事があってね」って言ってお話される前にちょっと「クフフフ」って先に笑ってしまうところがすっごく可愛らしくてキューン。



 好きな事が同じというきっかけの出会いは性別や年齢や職業を簡単に超えてしまう。
 
 そして最初はそれが出会いのきっかけだったとしても。
 その後もずっと続いてきたこの素敵で粋な関係をこれからも大切にできたらいいなあ。


 写真は母のパソコン。
 いくらなんでもハナさんの写真が大きすぎると思うの。(ちょっと怖い)
  
Posted by yagihana at 08:52

2006年05月22日

私のお菓子教室について

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 お菓子教室について。







 今まで、お願いしてくださった方だけにひっそりとマイペースに続けてきたお菓子教室ですが、やっとお教えする心の余裕と準備が出来たので、興味のある方がいらしてくださったら嬉しいなあと思い、ここにお知らせする事にしました。

 でも、このブログは私のただの日記の場所なので、今後はなるべくこういう事には使いたくないので、他に新たに場所を作るか、お手紙かメールでお知らせしていこうと思っています。ご希望の方はメールをくださいね。


 5月、6月は今までもひっそりとやっていた季節のお菓子便とお菓子教室に専念し、7月はイギリスとフランスに勉強に行きますのでお休みいたします。入会金などは頂きませんので、興味のある時だけふらっと参加してくださったら嬉しいです。



 

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詳細は、続きに書きます  続きを読む
Posted by yagihana at 10:46

2006年05月20日

長崎のメルヘン王国へ

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週末。長崎へ。






 大学時代はよくこうやって、朝一番の飛行機に乗って、次の日の夜遅くの便で帰ってくる旅行を何度も重ねた。そんなに短いなら行かない方がって言われるけれど、そのたった2日間で私はとても救われてきたし、色々な関係も深めてきたよ。


 今回のテーマはハウステンボスにあるホテルヨーロッパ。
 以前母と2人で行ってその華美すぎない重厚感に、本当にヨーロッパにいるような気がして嬉しくなった。




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 ここは夜のライトアップが素敵。




 夜はホテルのフレンチを食べ、ハウステンボスを散歩して、またホテルのメインバーで一杯だけお酒を飲む。(一杯だけなのはそれだけで生まれたての小鹿のようになってしまうから。)



 ハウステンボスは徹底的にクリーンだし、お花の手入れも行き届いているし、広いし、海があるし、スタッフの方たちも丁寧だし、ソフトもハードも完璧だ。環境問題に真摯に向かっている姿勢も素晴らしいと思う。

 でも。
 圧倒的なセンスの悪さで、なんだか私達はこのメルヘンの国に酔っ払ってしまって息苦しくなって、2日目のお昼過ぎには、脱出してしまったよ。

 「苦しいねー」「もう逃げようか」って笑いながら。


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 旅行の思い出は、そんなスペシャルな事ではなくて。






 3時間も早くついた空港で、本を買って、読み終えて、サザエさんを見ていた時のなんともいえない平和で幸せな気持ち。
 ハウステンボスで食べたバランスの悪いソフトクリーム。
 空港についてから、横の海の防波堤に座って、ぼーーっと話し続けていた事。

 そういう事がいつだって、この旅行を考えた時にずっと思い出しては、私の心をあたため続けるよ。そういう瞬間さえ楽しめたら、誰とどこに行っても、旅行も日常も最高に楽しい。


 空港の長崎ちゃんぽんが美味しかったの。
 背の高い人が多いなあと思っていたらモデルの集団、そして小雪さんもいた。


 最近色々な場所で芸能人に会うけれど。
 一線で活躍している人は、本当に地に足のついたしっかりとした目が印象的。


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 お世話になった五本指ソックス。
 機内で靴を脱いでいたら色々な人を「ビクッ」とさせました。  
Posted by yagihana at 08:42

2006年05月19日

どうしても今日。

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 今日という日は。


 朝からたけちゃんが「どうしても今日ケーキを教えにきて!」と言われていて。
 お昼過ぎにはなおさんから「どうしても今日ケーキをお願いします!」といわれ、
 夕方にはまささんが「どうしても今日、顔を見て話したい!」とうちの方までやってきた。

 そのお陰でちょっとあわただしい一日になったのだけど。


 いつもは絶対にそんな無理なことを言わない人達が、「わがまま言って本当にごめん!!」と謝りながらも、そして大した切羽詰った理由がなかったにも関わらず、今すぐって頼ってくれて、そしてたまたま、今日はそれに答えられる心の余裕がちゃんとあって、すごく嬉しかった。


 私にだって「どうしても、理由はないけど、今!」

 って時があるけれど、迷惑をかけたくなくて自分の中にぎゅーーって押し込んで、過ごしてきた。でもたまには、こんな事を相手に伝えてみるのもいいなあと思いました。



 最近久し振りに会う人がみんな口をそろえて

「まだお菓子やっているんだねーー!」なんてびっくりするから、私のほうがびっくりしちゃう。母も友達に「まだお嬢さんお菓子焼き続けているんですか!?」なんていわれるわって言ってた。

 そして2人で「まだって何よ。やめるわけないのにねえ。」って同じ意見であることがすごく幸せなんじゃないかって思った。


 サボイのピザ職人の人が、「ピザを焼く事は息をすることを同じ」と言っていたけれどその気持ちちょっと分かる。多分、彼は食べる人がいなくなっても、自分がいる限り焼き続けるだろうなあって思う。

 私からお菓子を焼く事を奪わないでって思う。
 そうしたら一気に生きる力を失って、自信も失って、死んでしまうと思う。
 それだけ思うものがある強さと怖さ。一生かけても強さに変えたい。  
Posted by yagihana at 08:16

2006年05月18日

ゆりおの子供。

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 今朝は。
 
 おじいちゃまをひろって、ゆりおに会いに。
 中央林間の先にある、見事な洋館のような、ものすごくお洒落でゴージャスな病院。その外見にきちんと見合ったクリーンな施設と感じのいいスタッフ。いい病院でゆりおが出産できて本当に嬉しかったよ。



 ゆりおはちょうど授乳を終えて、赤ちゃんを見ているところでした。

 友達だったら、すぐに抱きしめて泣きそうなところだけどね、ゆりおは私にとって兄弟のような存在だからなんか恥ずかしくなっちゃって、何度も

「お疲れ様。お疲れ様」って言う。
 赤ちゃんに会えた事と同じ位。
 本当は人生の一大任務を終えたゆりおの顔を見れた事が嬉しかったんだよ。


 高校生の頃。
 ある日突然、ゆりおのお母さんが亡くなった。あまりに突然だったから。私達はなんだかポカーンとしてしまって、なかなかその事実を受け入れられなかった。
 ゆりおの家族が、やっとみんなでその日々を乗り越えて、心から笑顔を見せるようになったのはもう10年を過ぎた、ごく最近のこと。


 悲しみと必死で戦っている姿を私は近くでずっと、何もできないまま見ていて。それを乗り越えたというよりは、自然に受け入れて、でも忘れないで、自分は生きる事を選ぶようになって。


 自分の子供にまたその母の名前をつけたゆりお。
 お産をおえて、まだまだ痛そうだし、これからが大変なのだけど。
 なんて美しいのかなあと圧倒された。
 どんなに仕事で活躍している女性よりも。私はこの一生の仕事にむきあって、取り組もうとしている女性には頭があがらないって。かなわないって、すごく思った。それは、すごく幸福な気持ちだったの。




   
Posted by yagihana at 07:22

おじばかデビュー

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 すらり。と並んだ子供たち。くー。可愛すぎる。


 まだ目を開けた瞬間がないって、ゆりおがちょっと居ない間に、隣の方に

「さっきずっと目をあけていましたよ」なんて言われて
「なにー!ゆりおまだ見ていない!!」と焦っていた。



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 ゆりおの兄、信くんもあとから登場。
 おじばかデビュー。


 
 おじちゃまも公務を休んで明日には会いに来れるみたいだ。嬉しいだろうなあ。


 オーストリアにいるゆりおの一番上の兄夫婦や、ロンドンの兄夫婦、見てるかなー?ゆりおも、赤ちゃんも、みんなもすっごく元気だよ。早く会いにきてね。  
Posted by yagihana at 07:02

おまめケーキと時期はずれのひまわり。

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 今夜は、久し振りに陽子と2人でデート。




 平日は本当に帰りが遅い陽子は
 たまーーーに8時位に会社を出られるという時。いつも連絡をくれる。 

 本当は早く帰ってたまった疲れをとったり、家庭のことをしたいと思うのに、大事な時間をありがとうね。 忙しすぎて、ちょっと落し物をしている気分だよーなんて言っていた陽子に、時期はずれだけどひまわりを抱えていく。

 色々なお花屋さんによって。
 他にもきれいなお花はあったんだけど探し回ってちょっとよれよれしていたけれどひまわりを選ぶ。だって陽子はひまわりで、私にとっては世界一ひまわりが似合う女性だから。



 
 私は彼女の前ではありのままだ。すっごくノビノビとしていると思う。
 器が大きいから、私は心から安心して注ぎいれられる。
 想像力が豊かだから、私が言葉にしない部分もちゃんと理解してくれている。


 元気を出してもらおう!なんて思っていたのにね。
 やっぱり私の方がたくさん、たくさんのものをもらって幸せに帰宅した。


 陽子が前に好きだといってくれた豆のケーキ。
 今日は、うぐいす豆と、白花豆の甘納豆も参加してちょっと美味しくなったと思ってるんだ。


 
  
Posted by yagihana at 04:02

2006年05月17日

レモンとホワイトチョコ。

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 今日のお稽古用のケーキ。
 レモンカードとホワイトチョコレートの爽やかなケーキ。


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 イタリア人の友達に教わったヨーグルトのババロア。
フランス菓子では想像もつかないような強引な作り方をするんだけど、美味しいのだなあ。


 知れば知るほど知らない事を知って。
 限界を広げて謙虚な気持ちにさせてくれる。

 それを知っている人は決して人を見下したりしないって私は思うから、人を上から見たり、一瞬で判断するような人は苦手だよ。そういう人に会った時、私はすごく上手に自分を隠す。そんな事で一喜一憂するのもばかみたいだから。


 人が見せているものだけで人を判断したりしない。
 自分が悲しい時に、いつもより明るくしていたりするように。
 自分とみんなは、大体同じだと思ってる。  
Posted by yagihana at 09:24

産まれたよーーー!

 今日はいとこのゆりおの出産予定日。


 一日中、何をしていても落ち着かなくて。
 「メールするね」って言われていたから何度も何度もメールを問い合わせをしたりして。


 夜。
 仕事帰りに彼とご飯を食べていたらついにメールが来たよ。うおーー。
 早く、早く明日になって。会いに行きたい。ゆりお本当にお疲れ様。もう母なんだね。


 たくさんの出産に立ち会ってきた彼は

「大体、あまりの痛さに「もう子供なんていらない!」って叫んだ瞬間に生まれてくるよ。」って言っていた。

 「でも由紀は痛みに弱いから、最初の方で「もういらない」って言いそう・・。」と遠い目をしていた。さすが。よく私のことを分かっているなあ。歯医者さんでもいつも麻酔の為の麻酔の為の麻酔までしてもらうゆきおだ。(その上震えていたりする)
 大丈夫。私の中に眠れる(はずの)母性がきっと私を強くする(はず)。



 あっこ。無事に届いたみたいで、気持ちもちゃんと受け取ってくれてありがとう。
 早くビールで乾杯しようね。その瞬間。ちょうど1ヵ月後かな。泣きそうだね。(でも大爆笑だろうなあ)
  
Posted by yagihana at 06:57

2006年05月16日

一番美味しく作りたいケーキはね。

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 今夜は大学時代のサークル仲間の結婚祝いだから。色々なケーキを思い浮かべてみたけれど。


 やっぱりお祝いにはショートケーキが一番だよね。
 本当はあまりショートケーキ得意じゃないんだけど。
 この先一生、私はこのケーキで友達をお祝いし続けると思うから、頑張るよ。


 ちょうど2年ほど前。

 明子の誕生日の時に同じようにケーキを完成させて、最後にケーキ用の冷蔵庫から箱にうつす時に、下に落として、私はばかみたいにワーワー大泣きした。泣きながら彼に「落としちゃった。落としちゃった」と電話した。(困っただろうなあ。)その記憶があるから。今でもいつもその時に一番集中する。



 今日はこのケーキを抱えて、打ち合わせや渋谷で大好きな友達に会う予定だったから、宝物を抱くように必死に守って歩いていた。あの時。誰かに「ドーン」とかぶつかられたら。私はその人を刺してしまったかもしれない。

 ホームに落ちそうになったら、きっとケーキを守って自分が落ちたと思う。


 私にとって、抱えていたものはただのケーキじゃなくて。たくさんの気持ち。
守るもの、大事なものがあるって、弱いんだか、強いんだか。
 

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 そして。




 新婚さんや、既に結婚している人にも、まだの人にも、みんな一緒にあたたかい家を。と思って急いで焼いたのに、渡し忘れて、連れて帰って来てしまった。ごめんね。

 くー。仕方ないのでこの分は責任もって私が食べて、みんなの家の幸せを祈ることに。  
Posted by yagihana at 06:53

四谷三丁目あぶさん。

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 ここに来る前に大事な友達と1時間だけどゆっくりと話す。

 最近、私にとって本当に大きな意味のある出会いをした。
 あまりに突然で、あまりに大きくって。今はなんだかまだびっくりし続けているよ。消化が間に合わないの。でも、もっともっと話さなきゃっていう事は分かってる。

 私には勿体無いほどの優しさや敬意を惜しみなくくれるから、ちょっとだけ自分を好きになって、別れる。ありがとうね。



 それからみんなの待つ大好きな場所へ。
 野球選手やファンの間では超有名な居酒屋の「あぶさん」。

 私にとっては大好きなアキのお父様のお店だから、学生時代から野球のことなんて何も知らないくせに、いつもこのお店に集まっていた大好きなお店。


 素朴な家庭料理だけど、本当に美味しくって優しくて嬉しい。
 お料理と、そこにいる人たち。日本一の居酒屋だと思ってるよ。  
Posted by yagihana at 06:50

色々な意味で仲間。

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 大学時代のサークル同期の真理子・美佳・明子の結婚のお祝い会。




 私は結局、大学とは関係ない世界に今いるし、これからもそうだけど。
 この人間関係だけで、大学に行ってよかったと思う。また、入学式に戻っても多分同じ人に会いたくて同じサークルに入ったと思うの。そう思えるってとても幸せだ。



 気づいたらアキと常と私しか独身者がいない!というわけで先輩達に為になる話をたくさん聞いた。


 最近、母の集まりでも、嫁の立場でもあつい意見を聞いてる。それぞれの意見を色々聞いたり見たりしていて思うのは。

 私は、私の結婚や恋愛や関係しか作れないから、人はあまり関係ないという事。(こういう所はとても客観的。)


 サプライズのケーキや花束で、改めてお祝い。
 みんながものすごく喜んでくれて、何度も何度も「美味しいよ」「ありがとう」って言葉をもらったけれど、私の方がずっとありがとうって思っていた。「この時の為の今までだなあ」っていつも思う。



 最近はサークル、就職で弱いから人気がないんだよって話を聞いて。


 大学時代くらい、真剣に学んだり好きな事をばかみたいにすればいいのにねってみんなで話す。今。大学時代から起業をしたり、株をしたり。私は、みんながのびのびと将来に役立つか否か、なんて関係なく過ごしている中で一緒に大学時代をすごせて本当によかった。

 お金を稼いで、出世して、頑張って頑張って上に上り詰めて。いつも遠くを見つめて。 気づいたら周りに人がいないなんて淋しすぎる。私は一番身近な人を愛し、愛された人生を過ごせたらそれが一番幸せだ。



 明子、真理子、美佳、改めておめでとう。
 

急いで出たのに、終電だった。
 夜中の静かに幸せな気持ちの時に祐子から「由紀は私の太陽だよ。」とはじまる優しい優しい言葉が届いて、それなら祐子は私の空だなあと思う。私は遠くにいても、祐子の近くでいつも生かされているなあと思う。ありがとうね。

 


 



  
Posted by yagihana at 06:48

2006年05月15日

会いにいく

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今日は、ずっと前から会いたかった人についに対面。
 朝からバタバタと色々な仕事を早送りで過ごす。私はいつだって、肝心な時に焦らない為に焦ってる。



 あきと真理子と、帰省している真弓のお宅にアオイちゃんに会いに行ってきました。(真弓の旦那様はゆきおの先輩だから、先輩そっくりなアオイさんに、ちょっと緊張。)

 「手がハム」「むちむち」に弱い私はベタベタと触り続けていたよ。


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 ぎゅーって抱きしめたくて呼ぶんだけど。
 すぐにママのもとへ。テレビのもとへ。
 叶わぬ恋は切ないなあ。 
 
 

 真弓はすっかり中身も、表情も母で。
 年齢や、性格なんて関係なくて。
 最近身近に子供をおなかに抱えている人や、産んだ人。その方たちの計り知れない包容力に私はいつも圧倒されるよ。私はいつかあんな顔、できるのかな。


 
  
Posted by yagihana at 09:17

毎日ありがとう

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 夜、帰宅したら、ちょうど宅急便でお花が届いて。

「あなた宛よ。誰に花束をもらうの??」

 と母にいわれて、全然見当もつかなくて、色々な人を思い浮かべていたら(そして思い浮かんだ人はみんな女性だった)彼からでした。


 「由紀。毎日ありがとう」ってカードがついていて。
 その簡潔な文章に深い心を感じたよ。ありがとう。

 何でもない日なのにね、そして激務で毎日疲れているのにこうやって愛情を伝え続けてくれて、ちょっと、ものすごく、かっこいいなあと思った。


「ついたよー」って夜電話をしたら、
「由紀が喜んでくれて本当に嬉しいよ。毎日ありがとうね。」
 って本当に嬉しそうに言ってくれた。


 母の日で、お花が咲き乱れている我が家に、また素敵な花が加わったよ。


それから、今日見れなかった友達の番組を予約しておいたのを母とドキドキと見つめる。いつも身近にいて、仕事の話なんてしないで、朗らかで優しくて楽しそうな女性。その上、素晴らしいお仕事をしていて、それを見せてもらえる事は本当に幸せだと思う。

 
 私は普段あまりテレビを見ないけれど。最近どのチャンネルにも一人か二人、出ているから、つけっぱなしにしていると、思いがけず画面の中に大好きな人達を発見してすごく嬉しくなるんだよ。声で「はっ」としてふりむく。みんな頑張ってるなあ。  
Posted by yagihana at 09:12

2006年05月14日

母の日。

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 母の日の今日。
 夜に予定があったのでとりあえず今日はブランチを作る。


 その中の一つ。まさよさんに教えていただいた新玉ねぎのスープが本当に本当にとろける美味しさ。

 お鍋に皮をむいた新玉ねぎを入れて水をいれて。
 沸騰したらコンソメをいれて、中火でごとごと。
 今日は朝から2時間静かに火をいれたらとろとろに柔らかくって。味わい深くて最高のスープでした。


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 母の日。

 いとこからも、イギリスの兄夫婦からも、父からも、私からも花が届く。
 母の日と、母の誕生日という1年に2回。うちには色々な場所からお花が届き、家を華やかにしてくれるよ。父に先にカードを渡して書いてもらったら。


「由紀ちゃんにいつも同じ内容って言われるから変えましたよ。フフフ」

 と誇らしげだったのに。

「いつも素敵なママへ」からはじまるメッセージは変わっていませんでした。
(そして、それをみた私が、「こんな風に書いてくれる旦那様がいて幸せだねえ」とつい人事のように書いてしまうのも同じ)


 誕生日が本当はお祝いしてもらう日ではなく、「生まれてよかったなあ」と思える日であるのが一番幸せであるように。

 母の日だって、「母さんありがとう」という日でもあるけれど、母が「母でよかった」と思える日であったらそれが一番の幸せだと思うんだ。




 今夜は渋谷で夜10時くらいかな。
 若い人たちがお花屋さんに殺到して、みんな一輪のカーネーションを手にしているのを見つめていて。


「ゼロか、100か。」という話をこの前友達としていたけれど。
 私は0よりは1をとるよ。
 完璧にできないのならしない方がましだなんて思わない。制限のある中でできる事をするし、して欲しいと思う。

 夜遅くまで渋谷で遊んでいても。帰り道にはカーネーションを一輪買って帰る姿をみて思いました。一輪だけでもそれはどんなにそれぞれのお母さんを喜ばせるだろう。



   
Posted by yagihana at 09:55

ラルテミスへ。至福のレストラン

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 写真はラルテミスではなく。
 カフェで休憩中。

 私はいつもカプチーノかエスプレッソを頼み、彼はフレッシュのジュースがあるとそれを飲んでいる。ほとんどの店員さんは、まず、私の前にジュースを、彼の前にエスプレッソを置きたがるんだよね。

 その度に、こっそり目で会話して。
 後で「まただね、世の中の固定観念。」といいながら交換する。それはとても幸せを感じる2人の習慣のようなもの。きっとずっと先に、2人のことを思い出すのはいつだってそういう瞬間なんだろうなあと思うの。


今夜は、ずっと行ってみたかった神宮前の「ラルテミス」へうかがいました。



 知り合い以外のブログをあまり読んだりしない私が。たった一人。

 毎晩その人の日記を読んでホッとして眠るのを楽しみにしている女性がいます。その人の感性が本当に好きなのだと思う。今人気がある華やかなブログではなく。あたたかい毛布のような、誰の目も意識していないような、光と陰が両方感じられる文章。

 その女性がとにかく大切にされているレストランが、「ラルテミス」でした。


 それだけの理由で、でも十分過ぎるほどの理由で私は、「ラルテミス」にずっと行きたいと憧れていたよ。今夜。ちょっとだけ緊張してうかがいました。


 思っていた以上にお店の佇まいはカジュアルで。
 ちょっとお洒落してきちゃったね。とこそこそと話す。


 でも。
 サービスも、メニューも、値段も。すごくバランスのいいお店でした。
 

 ここのスペシャリテ、「サーモンの瞬間燻製と温泉卵のプレート」はもちろん頼んで、燻製と言えないほどギリギリのフレッシュさを残したサーモンの美味しさも最高で。でもそれ以外にも、前菜も、メインも、デザートも、その後のデザートもぜーーんぶ美味しかったーーー。くー。(出てくるのはかなり遅い方だと思う) 野菜、おいしすぎ、ステキすぎる。 

 2皿のコースで十分だよ、って話に聞いたいたけれど。
 あまりに魅力的なこと書いてあるからつい3皿に。おなかいっぱい。



 一口食べるごとに「また来ましょう。」とうなずきあい。
 美味しいものを一緒に食べたい大好きな人たちの顔を思い浮かべては、そのみんなとすぐに再訪している様子が簡単に想像できちゃう。大好きな人たちの顔が嬉しそうになるその顔まで浮かんじゃう。早く見たいなあ。
 


 その後、近くに素敵な本のセレクトショップを発見して。
 おなかいっぱいで眠い中入ってみたらとてもいいお店だったので嬉しくってやけに長居をしてしまいました。図書館で何度も借りていた武田百合子さんの「日々雑記」も購入。大分前の本なのに素晴らしい視点や言葉遣い、ユーモア。


 当たり前の日々の営みが一番面白いんだって、 私はまだまだだなあと思って嬉しくなった。生活って、どこをどの角度からみるかで全然違うのだから、もっとその目線を極めよう。日々の営みを本気で楽しめたら人生ってすっごく楽しい旅。


  
Posted by yagihana at 09:52

2006年05月13日

毎朝整列するお菓子たち

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ここ3,4年。

 旅行のとき以外は、毎朝5時、6時、7時か、その日の忙しさにあわせて体内時計が私を起こしてくれるから、ぱっと目が覚めて、コンタクトを入れて、一階にダダダダーっと降りていってすぐにオーブンに火を入れている。


 そして、その日に頼まれているお菓子や、会う友達に合わせてその日の分だけ一気に作るから毎朝、うちのダイニングにはこんな風に色々な種類のお菓子が少しずつ。ちょこんと並んでいるよ。


 夜に焼きあがったお菓子よりも。
 朝の太陽の光をあびているお菓子たちのほうが元気が良さそうで、好き。  
Posted by yagihana at 08:37

レッスン。

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 今日はりえさんとのお菓子教室の日。

 1か月分たまった質問を一気にドドドーーって聞いてくれるから私も真剣に答えるよ。いつだって勉強になっているのは私の方。

 今日はアールグレー。
 紅茶は兄が帰国する時にイギリスからいつも買ってきてもらうブルーレイディ。
 本当に美味しいの。
 

 りえさんは、お菓子作りに夢中で、いつだって真剣で、でも楽しそうでキラッキラしている。人をこんなに夢中にさせて、それでいて渡した誰かさんにも喜んでもらえるなんて、やっぱりお菓子作りは本当に幸せな世界だなあと思い出したのはりえさんのおかげだよ。また来月。楽しみだなあ。  
Posted by yagihana at 08:34

いざスケートへ

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 レッスンの後、あきとヒロカと念願のスケートへ☆☆
 20年ぶりかなあ。厚着をして。手を握り合って。
 


 新横浜にあるプリンスのスケート場。
 空いているだろうねって行ってみたらかなりちびっ子たちで混んでいました。
 ちびっ子たちの可愛らしさに、私も自分の子供には是非スケートを習って頂こうと静かに決意。
 

 最初はおそるおそるだった3人だけど。
 すぐにこつをつかんで楽しかったのだなあ。(あきはスケートしていてもペンギンのようだという発見。)


 「絶対に転びたくないね!!」と言っていたのに。
 ちょっと滑れるようになったらすぐに嬉しくてスピードを出してしまう私だけ転び。堅実な二人は最後まで本当にゆっくり、丁寧に滑っていたので無傷でした。(これって今までも私の人生で何度も経験した感じ。)



 その後タリーズでゆっくりとまったりとお茶をして、じんじんとする足をさすりながら幸せなひと時を。私達って本当に独身生活を満喫しているよね・・と話す。

 身近に結婚している人が増えてきて、その生活もとても楽しそうだし、みんな幸せそうだけど。私達はまだ自由に旅行に行ったり、予定をバンバンたてられる今しかできない事も色々感じている。その時その状況の素晴らしい面を感じ続けて、いつか老後を迎えた時も。「年を重ねてよかったねえ」と一緒に笑っていたいなあと思うよ。



 旅行の話決めようね!と意気込んでいたのに。
 いつものように違う事で大盛り上がりして。
 次の予定を幸せにたてて。(ピザ)
今日突然の仕事でこれなくなってしまったふみちゃん。また必ず一緒に行こうね☆


 
   
Posted by yagihana at 08:32

2006年05月12日

ふわふわバニラ

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バニラビーンズをたくさん使ったふわっふわのスフレケーキをこしらえました。
 カラメルをからめる。フフフ。(つまらないなあ)

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 今朝は大好きなナオさんの元へ。




 ナオさんの顔を見るたびに嬉しくって、ついついお店のディスプレーが変化しているな、素敵だなあと思ったのに他の事をたくさん話している内にいいそびれて、また今度伝えようかなと思って帰宅した。

 そうしたら。
 ナオさんのブログでそのことが書いてあって、ああ、ちゃんと思った時に伝えたら良かったと悔やんだ。(だから珍しく自分からメールした。)



 そして。
 昨日みみさんとお話をしていて、私が本当にしたい事と同じ事をみみさんもさらっと教えてくれて、本当にびっくりしたの。それは、そういう目線で生きていないと考えない事だと思うから。


 私がお菓子を使って本当にしたい事はまだ2人にしか話していないし、ここに書いた事もない。夢は実現させてから話す方。でもみみさんは、本当に同じ方向を見ているんだなあとなんだかとても心強くって嬉しかった。ありがとうね。


 デコ先生も、ももさんも、ちなみちゃんも、あっこも、yokoさんもごうくんも、今日は本当にありがとう。電話やお手紙、メールやハグとそれぞれの形だけど、伝えたい優しい気持ちはすごく伝わってくる。私も必要な時にちゃんと届けられますように。  
Posted by yagihana at 07:41

おでんの「こなから」へ。

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 おでん博士が「日本一のおでんや!」と太鼓判を押していて、他でもたくさん噂を聞いていた御茶ノ水の「こなから」で今夜はしっぽり。(ウーロン茶だけどね)


 ノスタルジー。
 すごく混んでいたけれど、にぎわうお座敷にちょこん。と入れていただいて、好きなおでんを目の前の素敵なおばあさんに伝えて、とっていただいて。って本当に楽しかったり、美味しかったんだけど。


 そこでの時間をなんて呼べばいいのかな。

 目の前にあるおでんよりも、話に夢中になってしまったのは久し振り。(おでんも冷めてしまっていたのはちょっとショック。)
 自分を久し振りに解き放って、あらゆることを話していたよ。それはちょっと浄化に近い感じ。


 普段、ゆきおはあまり自分の考えや価値観をわざわざ言わないし、自分が押し付けられたくないから、人にも押し付けない。それは私にとって、とても単純な考え方なんだけど。今日はあらゆることを、あらゆる角度で聞かれ、私も聞いて。

 全てが逆なのにね。私たちはなんだかとても尊重しあえている気がするよ。



 大好きな友達なんだけど、本当はゆきおが仲良くして、こんなに時間や気持ちを分けてもらえるような相手ではないんだよ。でもお互いに(た、多分・・)尊敬しあえている事が本当に嬉しいし、その人に恥ずかしくなく生きようと思った夜でした。そういう存在は、何をするにも生きていく上でとても大事だから。  
Posted by yagihana at 05:20

2006年05月11日

いい男と女は

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今日は以前手伝っていた友達のお店でデザート講習をする事に。
「相変わらず踊るように作るよね」と言われて、相変わらず?踊る?と全然分からない。

 でもその厨房は。
 横に長くて狭いから、人の間を切り分けて端から端までフライパンをもって走ったりする。人とすれ違う時、くるっと回りながらぬけるとうまくいくのだ。だからかな。今でも私は狭い所で人とすれ違う時、自分がクルクル回ろうとしてしまう。


 そして夜には愛ちゃんとデート。
 いつもクルクル髪を巻いている愛ちゃんが、激務の為疲れていたので、髪もまっすぐ。会った瞬間、

「由紀ちゃん・・」と瀕死の表情を浮かべていたけれどね。また一緒に話す内にめきめき元気になって、お店が閉じて追い出される頃には、またキラキラと輝く愛ちゃんに変身していてすごく嬉しい。


 一緒にアジア行きたいねって話したいたけれど。ちょっと私に余裕がなくて。
行き先は突然四国に変更。フフフ。愛ちゃんとうどんめぐりの旅もすごく楽しそう。



 それにしても。
 愛ちゃんのもてっぷり半端ではない。どんな集まりの中でも愛ちゃんは男女共に大人気だ。中味は誰よりも大人だもんね。愛ちゃんは本当に中味も素晴らしいから、永遠の例外だと思っているけれど。


 世の中にはよく告白をされる人っている。
 でも私はそれがいい女であるから、とかいい男なんだなとは思わないの。
 ただ隙があるんだな、もてたいんだなと思う。

本当の意味で誰かに好かれるのは難しい事だけど、相手に恋愛感情で好きになってもらうって結構簡単な事だと思う。ちょっとした技術という感じだ。でもそれを知っていることは、それを使う為ではなく、そうしない為に必要なんだと思う。



 本当にいい男女は、自分の好きではない人に告白されるような隙を与えないから。何かをとても大切にしている姿を堂々と人に示せるから。それがその人自身にも恋人にも、相手にも一番丁寧で誠実な対応だと思う。


 だから。私は身近にいる本当の美男美女達がびっくりするほど安定しているのを見ていて、かっこいいなあといつも思うんだよ。  
Posted by yagihana at 18:09

調理場という戦場。


私が、お菓子の勉強をしに海外に出る時に一番後押ししてくれた本。何度も何度もボロボロになるまで読み続けた本が、三田のコートドールのオーナーシェフの斉須さんの「調理場という戦場」でした。


 出発直前の最後の家族での「いってらっしゃい」会は両親に頼んでコートドールにしてもらいました。その時はキッチンを見せて頂いてゴアイサツだけさせていただきました。


 帰国して最初の誕生日に彼がこっそり予約していてくれたのもコートドール。


 そして。お菓子が作れなくなった時にここで働きたい!と戸をたたいたのもコートドールでした。その時初めて、憧れの斉須シェフとお話して。今まで出会ったほかのどの人よりも、目に力があって。人を射抜くような、包み込むような目。

 厳しくあたたかいお返事を頂いたものの、私はまだその器じゃないと判断して諦めました。「ここに骨をうずめる覚悟がありますか?」と最後に聞かれた言葉に私はひるんでしまったから。私にはほかに大切なものがあったから。


 その後、うちにシェフの手書きのお手紙が届き、今でもいつも私の手帳の中には斉須さんのメッセージがあります。



 今日。大好きなちなみちゃんからもらったメールで、また彼のメッセージが読める場所を教えてもらったよ。そして、その言葉の芯のぶれてなさ、あたたかさ、強さにまたぐっと泣きそうになりました。


 この本は今までもずっと、料理を志す人やそうではなくても夢のある人に何冊も何冊もプレゼントしてきた本です。これからもそういう人にとって、私にとって、強い力を与え続けてくれる言葉だと思うから、急いでのせました。

調理場という戦場



   
Posted by yagihana at 12:28

2006年05月10日

母の好物

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 母の好物。ピーカンナッツタルト。
 今日は久しぶりにタルトリング使用。(ちょっとてこずってしまった)

 作り方は特別じゃないけれど。
 母にとっては特別。
 それは私にとっても特別だと言うことだ。  
Posted by yagihana at 10:07

行為に潜む事。

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 今週はずっと母のお稽古やお客様。どうせなら色々なケーキを作りたいのに。「アールグレーがいいわ!すっごく美味しかったわ!」と母が言うので、連日作ってる。(飽きちゃったなあ。)

 一緒にいるのは、清美オレンジの果汁だけで作ったゼリー。砂糖も入らないので、頂く時にコンデンスミルクをちょっとかける。

 オレンジって、「ブラッド」にしろ「清美」にしろ、ちょっとつくだけですごくおいしそうに変身するよね。このところ、ずっと清美さんにやられっぱなし。



 
 今。海外に行っている大事な親友に。毎日メールをしている。内容なんてないけれど、気ままに話しかけ続けてる。

 イギリスにいる時。日本から毎日のように決まってメールをくれる人が3人いました。本当に、独り言のようなメールも多かったけれど、それがどんなに私を励まし続けてくれたか、今でもとても感謝しているよ。


 でも、今私がこうしてせっせと話しかけているのは、その時のお礼ではなくて。ただ自分が話しかけたいからだよ。多分、どちらが先に海外に行っていても。私たちはお互い自然に同じ事をしていたと思う。


 誰かの為に何かをしてあげる。だなんて思ってしまうような事なら私はしない。自分が自然にしてしまいたくなる事しかしない。

 「してあげる」の行為は、相手にもなんとなく「してもらってる」という意識をもたせるから。
  
Posted by yagihana at 09:10

握手する

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 おじいちゃまの元へ。今日はいつもに比べて顔色もよくて。私のこともすぐに分かってくれて嬉しい。

「ありがとう。ありがとう。」って何度も何度も握手をした。

 海外ならきっと抱きしめあう所だけどね。コテコテの日本男児のおじいちゃまにとってはきっと最大限のスキンシップだよね。 

 ミツルの詩で、「手をつなぐと。触れている部分は体の一部なのに体全体が温かいね。」というような言葉があったけれど。それは恋人の事をうたっていたけれど。私の体も心もポッカポカでした。おじいちゃまもそうでありますように。
(普通の女の子のような華奢な手ではなくてごめん。)  
Posted by yagihana at 08:11

2006年05月09日

シシリヤ再訪。

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 今夜。再びシシリヤへ。我ながら再訪早いなあ。相変わらずの美味しさにパワーむんむん(?)になりました。


 ここはピザが焼けた瞬間、スタッフの人たちが全ての作業をやめて、急いできりわけてすぐに連れてきてくださる。その行為に全ての気持ちがこもっているのに。

 隣にいた会社員の人たちもカウンターの反対側のカップルも、ずーーっとそこにピザを置いたままおしゃべりに夢中でした。

 「早くピザを食べておくれよ」と見つめるゆきお。その度に「由紀。みすぎだよ」と注意される。職人の動きをうっとりと見つめすぎては、「由紀。見すぎだよ」とまた注意される。(いつも注意されている。)


 雨が降りしきる中。大好きなみなとみらいの方に戻って。赤レンガ倉庫の周りをクルクル歩いて。そういえば3日前くらいにも同じような景色を幸せに見つめていたなあと思いだした。

 お仕事帰りの平日の夜。24時間ある一日の中の、たった2、3時間だけなのに。私はその2時間で今日も本当に素晴らしい一日だったなあと思えるんだよ。ありがとうね。


 帰宅してから、ケーキをオーブンに入れている間に、昨日の続きで「レオン」を久しぶりに見る。主役の二人の美しさもすごいけれど。ゲイリーオールドマンの気持ち悪さ、人をいかに不快にするかを分かりきっている演技もすごい。ものすごく不快で怖かった。
  
Posted by yagihana at 08:30

カヲリの木について

 ご報告が遅くなってしまいましたが。


 私が帰国して以来、ずっとお菓子を置かせて頂いていたカヲリの木が5月を持って、カフェのお仕事はやめてサロンの方に専念をされる事になりました。


 イギリスにいる頃から、近くに素敵なカフェがある事を知って帰国してすぐにコーヒーを飲みにいきました。すっかり魅せられてしまったところ。私のホームページも知っていてくださって。お菓子を置かせていただける事に。


 それから3年間かな。
 いつ入っていっても変わらない空気で待っていてくださった事はどんなにすごい事だろうなあ。確実に変わりつづけていたのに。

 悲しい時はそこでワーワー泣いてしまいたいような懐の深さを。嬉しい時はしみじみと喜びをかみしめられるような広がりのある場所でした。それは、天野さんと佐藤さんご自身のの深さと広がりであったから。その方達がもういないなんてとても淋しい。本当に今までどうもありがとうございました。


 でも。

 今回の思い切った決断も。今までと同じように。より素晴らしい場所へ生まれ変わる為の事だとすぐに分かりました。これからのカヲリの木も、本当に楽しみ。


営業活動とか全くしていなかったつもりだったけれどね。大好きなお店に出会った時(それはそこに素晴らしい人がいたという時。)に「一緒に仕事したい」と思った時はありのままに私を話していた気がする。それって営業活動って言うのだよって言われて、「そうか。私も営業していたのか」と最近気づいた。社会の仕組みが全然分かっていない。マニュアルも知らないし興味もない。でも。会社に入って少しだけ色々なからくりを知った。


 今まで「一緒に仕事がしたい」と思った人とは必ずできる事になった事はとても、とても幸運だと思う。一方で、「あ、なんか見ている方向が違う」と気づいた時には静かにやめてきた。そうする事で、私は仕事は減っても自分を守っている気がするよ。今までも。これからも。


   
Posted by yagihana at 04:09

2006年05月08日

アールグレー。

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アールグレーをゆっくり煮出して作るスポンジと、2層のババロアとゼリーと清美オレンジ。ほんの少しだけ効かせたブランデーがきりっと締めるのよ。



 今朝は久し振りにノトルさんにお菓子をたくさん引き連れて行く。ちょっと久し振りだからドキドキしながら向かうと、顔を見た瞬間、

「会いたかったよーーー!!」ってなおさんが叫んでくださって、なんだか泣きそうな気持ち。はるか年下の頼りないゆきおをいつも真正面から受けとめてくれるし、プロとして認めてくれる事。本当に感謝しています。



 お店にはゆっこさんのいらした形跡が。
 いつもお店にきたり、近くにいらっしゃる時にはメールをくださるゆっこさんの優しさにも、毎回感動しています。ありがとうゆっこさん。



 ここ最近、食べる方のお仕事を減らした分、本当にゆとりがあって、のびのびと作っている。それは、私にとって一時的な時間で、常に申し訳なさを感じているのだけど、そんな今。周りの人たちがなんだか嬉しそうなんだ。

 
 私は、好きな事をしているから、会社で必死に働いている友人や家族に申し訳なくて、自分はもっと頑張らなくちゃと思って焦っていたよ。

 でも。
 私が余裕を失っている時の、周りの悲しそうな顔や心配しつづける顔をハッと思い出した。

 彼はメールや電話や顔をあわせるたびに「由紀休んで。休んで。」といい続けていた。お菓子教室の日程やお菓子の注文も、必ずといっていい程「ゆきおさんが落ち着いた頃に。本当に無理しないでください。休んでください」と書かれていて、その気持ちが嬉しい反面、そんな風に気を遣わせてしまうのは自分の見せ方だなあと落ち込んだりもしていたよ。


 最近はそんな事言われなくなった。ゆきおがのびのびとしている分、私に接してくださる人達もみんなのびのびとしている。本当に世界は自分の鏡だなあ。今のままでいいとは思えないけれど。この気持ちは忘れないよ。



  
Posted by yagihana at 09:44

紅甘夏

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 先日お菓子をお送りしたまさよさんから、大きな荷物が!!と思ったら、九州のお土産の紅甘夏が届きました。その陰には、フランスとオランダのバターたちと立派な黒豆の甘納豆まで!(大興奮)


 ダンボールをあけた瞬間の「プーン」という爽やかな香りにクラクラ。天然のアロマテラピーだなあ。お手紙の「買ったときには葉っぱがついていたんですよー」という一文にまさよさんらしいなあと嬉しくなる。家族で早速頂きました。皮はピールに。



 今日もたけのこ三昧の食卓。
 ご近所の方達から毎日たけのこを頂いて、毎日ゆでている母だ。「また来たわー!」と今日も嬉しい悲鳴をあげていたなあ。お返しにせっせと私のお菓子を連れて行ってる。(いいのだろうか・・)


 少し前に、悲しい出来事があって。
 それを唯一お話しした女性が、全く同じ立場に立ってくださっていて、それがすっきりと、嬉しい出来事に変わった時も、いち早く飛んできて一緒に喜んでくれた事。私はそういう瞬間を絶対に忘れないよ。ともみさん、ありがとうね。  
Posted by yagihana at 09:42

2006年05月07日

メレンゲ。

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 周りに好きって言ってくれる人が多いから、メレンゲ研究中。

 今回は、いつものショコラに加えてDEAN&DELUCAで美味しかったラムレーズンのメレンゲも。はかなく口で溶けた後は、お酒の香りが広がりました。これは酔うなあ・・。



 久し振りにゆっくり、最後の休日を。そうしたら雨。父と成城の石井に買出しに行き、元家庭教師の生徒の子達とお昼ご飯を食べに行く。

 いつもは私が出していたのにね、今日は初めて「バイト代が出ました!!今日は絶対に先生にご馳走するんだ!!」っておごってくれて、おばさんは感激したんだよ。ありがとうね。本人が一番嬉しいんだろうなあ。今日はあっている間、嬉しそうで誇らしげでした。ご馳走様。  
Posted by yagihana at 09:04

キャラメルをたきながら

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 なんでキャラメルは「たく。」なのだろう。ご飯じゃないんだから。とむくむくと煙をあげながら思う。

 キャラメルソースとキャラメルミルクを加えたシフォン。キャラメルを炊く時に加える塩がポイントになってる。ピーカンナッツも入れてある大好きなシフォン。



 ゆりおの出産予定日が決定したよ。今月17日。

 手帳に大きく大きく丸をつけていたけれどね、今日は名前を聞いてびっくりした。その名前は、ゆりおの亡くなったお母様(ゆきおのおばちゃま)の名前でした。


 おばちゃまの生まれ変わりなのだなあと思う。早く、出てきてまた会いたい。

 小さくて、いつもニコニコ笑っていて、周り中の人たちから愛され続けていたおばちゃまだ。今でも、そこにいるかのように、ゆりお一家に大切に思われている方。きっととても素敵な女性になるだろうってもう分かっているんだよ。ゆりお頑張れ。(まだ出したくないとか言ってるみたいだけど)  
Posted by yagihana at 05:06

2006年05月06日

海はいつもはしゃがせる。

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 前はここまで好きだって、自分が嬉しいんだってわかっていなかった。

 きっと大好きな人が、何度も何度も「由紀は本当に海をみると嬉しそうだね。」って言うからやっと「そうか。すきなのか。」と気づいた。

 自分の好きな事。場所。人。分かっているようで分かってないことも多いのかもしれないな。

 そして。

 誰かが生き生きとしている瞬間をこの目で見つけたらちゃんと伝えようと決めた。  
Posted by yagihana at 20:58

海と、映画と、山の手のお休み。

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 今朝は、早くから横浜に舞い戻りのんびり。



 晴れた海を前にするとゆきおはもう本当に嬉しくてベーグル片手ににんまり。大好きな「毎日沖縄」のTシャツも着ている。


 映画までの50分。どこかでパパっとすませてもいいのに。わざわざ海の方にいって、スープストックとパン屋さんでテイクアウトしたご飯をこぼしながら(これはゆきおだけだ)食べるその時間が本当に贅沢で豊かだなあと思う。ありがとうね。


 そして、ずっと見たかった「かもめ食堂」を見に行きました。(kaedeさんありがとうーー!)


 穏やかな、あたたかい映画で、まさにこんな晴れた休日のお昼に見るのに最適な幸福な映画でした。

 何人かの人から、この映画を見た時に、「由紀を思い出したんだよ」って言葉を頂いて、全然意味が分からなかったけれどね、ちょっとだけ分かったんだよ。ものの作り手としてシンプルだけどとても大事な事が描かれていました。小林聡美さん、本当に素敵な女優。さらっとしていて、シンプルで、でも色っぽくて。

 そして。食堂にある食器や台所におかれているもの全てが、とてもセンスよく、シンプルで、気持ちいいキッチンでした。ああいう風に料理をこしらえようと心から思う。おまじないを信じて、となえて、お菓子を焼こうと思った。




enoki



 その後、なかなか近いのになかなか行かない山の手へ。


 ベタベタだけど「えのき亭」にも初めて行きました。(ここで飲んだカプチーノ、史上最高に味がしないカプチーノ。)

 港のみえる丘公園も、緑が多くて幸せだったけれど、人が多いし、見える景色は工業地帯だしでちょっとがっかりしたけれど、それでもやっぱり緑が豊かで、木漏れ日がキラキラしていて、この目と体が大喜びでした。


 この連休。見事に天気がよくって、恵まれていて、会えなかった友達もそれぞれみんな幸せに過ごしていただろうなあと思うと本当に嬉しいよ。またここでためたパワーで平日頑張りつつ、会おうね。


 旅行後の常で、一緒にいたみんながとても懐かしくて恋しい今。おーい、元気かな。  
Posted by yagihana at 20:52

2006年05月05日

食べる日々。

aya


 今井君の家の近くの「綾」によって、久し振りに讃岐うどん。ここは、本当にコシがすごい。冷たい方が美味しい。そして安い。

 2つなんてぺロリ。


 今井君のパソコンを借りて、色々調べ物をしている間、何の気なしに購入されていた「こち亀」を渡して待っていてもらったら、あまりに楽しそうに、幸せそうに、大爆笑していて、こち亀の強さを久し振りに思い知った。今井君、この旅行中で、一番楽しそうだったなあ・・。でもあの笑顔を見れただけでなんだか嬉しい。ゆきおは漫画や本で、声にだして笑うことが出来ない人なので、すごくうらやましかったのでした。


piza


 夜は、ずっと行ってみたかった関内の「シシリヤ」へ。

 カウンターのナポリピザで、そりゃあああ、もう美味しくってうっとり。サボイよりも好きかもしれない。もくもくとピザを焼き続ける背中を、カウンターに座っているお客様がみんなでじーーっと見つめていました。


 ナポリピザはマルゲリータ。と思っていたけれどね、ここで食べた「プロシュート」も最高に美味しくって。しばらくは、赤と白がミックスされたものを見るたびに、(彼が次の日に食べていたカシスとシャンパンのシャーベットを見た時とか)この生ハムを思い出してうっとりとしてしまったよ。


 ここは是非是非、みんなでまた行きたいな。

 連休中、本当に美味しいものばかり追及してきたけれど、感激度は一番高かった。ありがとう、ピザ職人。すぐにホームページを見つめて、5月14日から、20はガス工事のため、お休みという事もしっかりチェック。忘れてすぐに行きそうなのでこっそり手帳にも書いてしまいました。  
Posted by yagihana at 20:32

2006年05月04日

ゴールデンウィークは。

douzouwoman


douzoumen







 今年のゴールデンウィークは、みんなのお休みが奇跡的に合って(合わせたのか)、沼津の康平の別荘にいつもの家族で行ってきました。



2日の夜中出れば1時間で着くだろうさ、というもくろみは、砕け散り、到着したのは朝。鳥達がさわやかにチュンチュン鳴いていた。でも予想しきれなかった大渋滞のお陰でボワーーっと浮かび上がる夜明けの富士山を見れたので良かったのだなあ。大渋滞の車たち、みんな「こんなはずじゃなかった」集団でした。


 前にも来た事があるけれど、本当に沼津ってば(ちょっと地味だけど)緑が多くて魚もうなぎも美味しくって、康平のご家族の立派な別荘は、本当に広いしきれいだしで最高だ。海と、山が一度に望める場所。




 chabatake


 広がる茶畑。

 opencar


 ロッキーの真っ青なオープンカーが輝いていたよ。かっこいい。








 この大事な家族。

 忙しい職種の人ばかりなのに、集まると決して仕事の話なんてしないで、ただただ目の前の事に全力投球だ。

 みんなを楽しませる人、マイペースな人、バランスをとる人。それぞれのびのびと自分のキャラクターで頑張ることなく生きている。ベースは超優しい人たちだから、それぞれ、ますます優しく思いあっていて、準備も、片付けも、一気に力をあわせて取り掛かるし、お金の事はきちんと10円単位まで全てを割るから気持ちいい。お金のことも、小さな積み重ねも、ずっと付き合っていく上でとても大事な部分だから。


 男性が本当に優しいから、女性達はそれぞれ本当にのびのびとしていて、ちょっと強い。でも女性が強い社会はいい社会だって言うものね。(と勝手に納得)でも本当はみんな下でしっかり支えてくれているって分かっているよ。ありがとうね。  
Posted by yagihana at 18:27