2006年04月30日

流石のだし巻き卵

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 今日は、前から気になっていた銀座の蕎麦「流石」へ。以前、感動した修善寺の「朴念仁」で修行された方が出したお店。おなかペコペコで、銀座ブラリ。もできず、オープンの20分前から暖簾の前で待つ怪しい私達。(どうしておなか。にかかる言葉はペコペコなのかな)


 「朴念仁」で頂いた玉子焼きのあまりの美味しさが忘れられず、ここでももちろん頂きました。残念ながら、「涙涙の大感動!」というほどではなかったけれど、間違いなく、かなり美味しい玉子焼きでした。ほわっほわ。あきのお父さんのお店の「あぶさん」で頂く玉子焼きも、ゆきおは本当に大好きだよ。


 お蕎麦も、サラダのフルーツトマトも、湯葉も美味しく幸せでした。
 サラダに入っていた一つまみの蕎麦の実がとてもいい働きをしていて、ゴマ汁があまり得意ではない私も、あとで蕎麦湯を加えて全部飲み干してしまうほど上品な美味しさ。


 彼と食事をするのはとても楽しいし、好き。
 心を感じる人や、料理に出会うとき、相手の人にしっかりと感謝を込めて「ごちそうさま」と伝える人。濃い味でも、薄い味でも、何を食べていても私達の感想はいつもほぼ同じだ。
 



 バーニーズで、気になっていたアロマオイルを探す。不眠症にものすごく効果を発揮するという。(ゆきおは全く必要ないけれど)私がとても信頼している女性がお勧めしていたオイル。「バーニーズの本当に小さな一角で売っているオイル」と、それだけの情報だったけれど、すぐにわかりました。


 Vertueux。

 いかに素晴らしい、有り難いオイルであるかをものすごく熱意をふるって説明してくださる店員さん。基本的にあまり熱の入りすぎた店員さんは苦手だけど、どうしてもそれを渡したい人がいたのでじっと話を聞く。でも、


「このオイル一滴を使用した治療が・・・円で、でも・・人待ちで、でもこれだったら1滴・・円です。あのエステでは一時間・・・円。あそこでは・・円。」


 とか私の嫌いな説明のしかたを繰り返すのでちょっとうんざりした。それでいて、肝心な商品の値段は言わない。(8800円だった)私は、そういう「本当はこんなに高価だけど、有り難がられているけれど」みたいな商売の仕方に全く惹かれないし、どうでもいい。限定商品にも全く惹かれない可愛くない消費者だ。私が聞きたいのは、マニュアルではなく、その人の心からの言葉。本物ならばなおさら。


 でもやっぱり効果はあるみたいなので、きちんと最後まで我慢して聞いて、頂きました。これが少しでも彼女の眠りのサポートをしてくれたらいいけれど。  
Posted by yagihana at 09:34

こんな休日。

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 今日は本当は念願の「かもめ食堂」を見ようねってとても楽しみにしたいたんだけど、あまりに天気がよくて、映画館にこもるのが勿体無くって。

 銀座を歩いて緑に飢えていた私達は、いざ皇居へ。


 お菓子やストリングチーズを買って、本当に気持ちのいい緑の芝生でゴロゴロとする。周りには、たくさんの外人さん。上半身裸で、本を読んでいて、彼らの国での楽しみ方を、日本でも見出して、自然にしていて、適応能力高いよね。


 ゆきおは日焼けとか虫とか、汚れとか、どうでもいいので、思いっきりゴロゴロ転がりまわって幸せでした。そろそろ日焼けを気にする季節なのかなあ。でも一生懸命日焼けを気にして生きるよりは、年を重ねて、その分の歴史として顔にしみになってもいいと思うんだけどな。(そういうとみんなに肌にものすごく悪いんだよって止められるからもういちいち言わないけれど。)



 彼とこんなにゆっくりとした時間を過ごすのはちょっと久し振り。すごく嬉しい。


 ここで、ゴロゴロと何も話さないで寝ている時に。彼の親友から電話があって、話している彼の声と話のあまりの優しさにぐっと来た。いつもはね、その親友の目立ちやすい良さに、「素敵な親友がいて幸せなことだよね」と思っていたけれどね、今日はその人にとって彼がいる事はどんなに心安らぎ、幸せな事だろうと思った。

 目立ちにくいけれど、常に安定した性格。相手への惜しみない気遣い、謙虚さ。誰に対してもではなく、ものすごく、ものすごくピンポイントだからこその優しさ。そんなものを持っているその人のことがちょっとうらやましいほどでした。



 1時間位寝ていたら、天気がちょっと悪くなったので、丸ビルのほうへ。途中で入った帽子屋さんで、珍しく(失礼)彼に似合う帽子があって喜んでいたからプレゼントする。丸ビルの36階のカフェに行ってお茶をする。帰りはゆっくり夏生さんの往復書簡を読みながら。そんな平和で、東京見物のようなお休みでした。


 夜は家できりたんぽ鍋。何度食べても、きりたんぽって、可もなく不可もない。でも名前が可愛くて好きよ。  
Posted by yagihana at 09:32

2006年04月29日

ラブリー

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 今日は再び、愛ちゃんとのお菓子教室の日。お菓子教室の日は準備があるからいつも5時には起床しているけれど、今日はワクワクして、4時過ぎには起きてしまった。ワクワク。


 愛ちゃんは、本当にお菓子作りが好きだから、私ももうありったけの材料を準備して、何でも作れるように心も体もスタンバイ。


 いつもラブリーな愛ちゃんのエプロンだけど、今日は更にフリフリのハートだらけのラブリーエプロンで、「ヘヘヘ。これしかなくて。」とテレながら、堂々と、着ているのでゆきおは15分位おなかをヒクヒクさせて笑った。照れてるし、「変だよね。アハハ」とかいいながらも、超誇らしげに着ているところがポイントだ。自分のスタイルをちゃんと持ってる。


 笑いすぎてごめんよー。(でも後で母が降りてきて、愛ちゃんのエプロン姿を見たら同じ状況になっていたよ。ラブリーに慣れていない私達。)


 あっという間の5時間位で大量にお菓子は出来あがっているし、つもりにつもった話を語らい続けたよ。


 そして。

 少し真面目な話をきいて、私も真面目な心で、とても大切な事を話す。

 愛ちゃんがネイルの勉強に専念することにしたというニュースも本当に嬉しかった。好きな事がもう先に見えている愛ちゃんは、キラキラしていた。ああ、こういう目、何度か見たことあるなあと思い返す。誰でもこの目になれるはずなのに、なかなか見ない目。それは、一緒にいる人をドキドキさせ、落ち着かせ、自分ももっときちんと自分と向き合おうと思わせる目だ。



 一見、外見も中身も正反対の私達だけど、自分の中のゆるぎない部分が同じで、そこがあるからこそ、後は自由に適当に、生きている。幹は太く、でも枝や葉っぱは自由に風のままになびかせていたいの。

 愛ちゃんのラブリーな外見に隠れた芯の強さ、だからこその優しさ、余裕をとても尊敬しているよ。



   
Posted by yagihana at 08:25

マルディグラへ

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 愛ちゃんを送ってから、急いで銀座へ。高校時代の仲間と、「おいしい物を食べよう!」の会。そんな時にうってつけの「マルディグラ」。


 なーんて、知ったかぶりをしているけれど。いつも気にしつつ行った事なかったの。ちょっと狭くてごちゃごちゃした店内。でも活気に満ちた厨房で、「これはおいしいものが食べられるー!!」とすぐにワクワクできる場所だ。


 野菜料理も美味しかったけれどね、やっぱり魚!そしてお肉がここの主役だもんね。

 普段、基本的には肉は食べない私だけど、久し振りにお肉の塊を、骨までしゃぶっていただきました。ウフ。(そんな私は滅多に見られないの。)ベジタリアンではないけれど、肉には全く興味がなく。魚と豆と野菜とお菓子で出来上がってるこの体。久し振りに肉の塊をいれてみたら、戦闘意欲がむくむく。戦いたくなっちゃうのだなあ。(弱いけどね)


 そして。久し振りに、「お酒って最高に美味しい!」と心から思った。

お酒を片手に、お肉の骨をもう一方の手にして、「おいしい!」ではなく「うまい!!」と何度も叫んだ夜でした。幸せ・・。  
Posted by yagihana at 05:20

2006年04月28日

はーい

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最近の母のブーム。
 母に話しかけても、ハナさんに話しかけても

「はーい!」と応えてくれるのはハナさん。


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 今日は大事なお菓子たちをお送りし、突然、大好きな美容院へ。緑の中にある美容院。アレーズ。

 いつも、カットしてもらうたびに「ああ、なんて髪を大切にしてくれるんだろう。」と泣きそうになるほど、大切に、いとおしそうに、髪をきってくださる方だけど、今日は初めてカラーをして、「ああ、こんなに髪に丁寧に色をいれてもらうの初めてだなあ。」と思った。今までは、髪にベタベタとぬって、ラップして、はいできあがり。だったのに。



 今日も心が本当に満たされました。

 最近この美容院、あのお蕎麦屋さん、そして私の大好きな歯医者さん。地元にも、心から大好きで、心から敬意をしめせる仕事をする方に出会えて、それだけで私の人生がちょっと豊かになった気持ちだ。

 私は私のために、これからももう少しかけて、そういう人たちに出会いたいなあと。そして、そういう人の事は私は大声で絶賛するから、私の周りにも既にアレーズに行き、その魅力にどっぷりとはまってしまった人多数だ。


 素晴らしい存在は自分だけで独占したくなく、私の大好きな人たちにも伝えたい。共有してこその魅力。人が殺到した位で駄目になるようなやわな素晴らしさではないのだから。


 でも気づいたら髪がかなり茶色くて、ギャルになってしまった、そんなギャル記念日。
   
Posted by yagihana at 08:23

2006年04月27日

お教室の日。

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いらっしゃいませ☆
 今日は、いつもはるばる2時間もかけて旅をしてきてくださるともみさんとのお菓子教室の日。

 新しく生徒さんが来て下さる事もすごく幸せだけれど、一度来てくださった方がまた来てくださる事は本当に幸せで嬉しい。ゆきおは別に「次いつにしますか?」なんて言わないし一期一会のつもりでやっているけれど、本当は新しく人が集る場所ではなく、一度出会った人がずっと関わってくださるような場所にしたいよ。それはお教室というよりも。私の人生において。


 ともみさんも同じくコルドンを卒業されて、お仕事もされているプロだから、時間をかけてきてくださって、しかもお教室代も払って下さる事の重みをいつも忘れないよ。多分ね、レシピだけを知りたくて、作り方だけを学びたくて、来てくださる訳ではないだろうなあと思ってるよ。


 だから、私に伝えられる事はあらゆる事全て伝えたいと思う。
 お菓子に対してとても誠実で、厳しいともみさんに対して、一対一でお菓子をお教えする事は本当はとてもとても緊張する。だけど、その緊張感はとても心地いいものなんだよ。本当にいつもありがとう。
 

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 今日はさとさんがいらっしゃれなくなってとても残念だったけれどね、ゆっこさんが突然のお茶参加をしてくださってすごーーく嬉しかったです。最後に登場するハナさんともなんだか仲良しの2人。



 お菓子を作り終えたら後はもうお茶をズルズル飲みながら、いっぱいお話し。


 ゆきおやじは、ちょっと手厳しいともみさんの好きな男性のタイプに興味しんしんまるで、ついつい尋問してしまいました。ドキドキ。(私の尋問はすぐに核心をつくのだ。)

 お二人が静かに、あつく大切にしている関係の中に私の事も入れてくださる事が、いつも少し申し訳なくて、いつもとても嬉しい。


   
Posted by yagihana at 23:15

2006年04月26日

今朝うまれた子供たち

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 最近はまた、歌うようにお菓子を焼く日々。

 今朝は和三盆のピーカンボール、贅沢スマイル君(足だけど。)、フィナンシェ、新しい配合のパンデピス。他にも頼まれていたケーキたちを一気に仕上げる。


 色々あって。迷って。

 しばらくは食べる仕事の方は減らして、作る方の仕事というか世界に専念することに。もっともっと学びたいし、もっともっと作っていたいの。


 今日は色々なことが重なりに重なって、ちょっとイライラしていたところに。

 些細な悲しい事が3件続き、それぞれ真剣な理由だったのに、重なったと言うそれだけで、軽く「むっ」としてしまったことがすぐに後から本当に、本当に情けなくて、反省した。


 どんなに親しい人でも人間関係は豪快で繊細だから、親しければ親しいほど気遣いは大切なのに。ずっと積み重ねてきたものを一瞬で蹴散らす事になってしまう。その直前で、「はっ」として、こんな事で絶対に失いたくないと思って、また行動する。自分の状況に関わらず一定して優しい人たちに、私は自分の事情をくるくると巻き込んでいたよ。



 自分がした事はすぐに忘れ、してもらった事は決して忘れない事。
 最近その大切さをしみじみと感じる事があったのに。(してあげた事をぶつぶついい続ける人がいて、とてもかっこ悪いなあと。それならするなと思っちゃった。)


 でも、どうしても聞いてほしい事があって、伝えられなくて、悶々と叫びたいような時に祐子の優しい素晴らしいメール。


「由紀はいつも大切な時、いざっていう時に飛んできて励まし続けてくれたよね」というような文章があって、それは私がいつも祐子に感じているものなんだよ。

 私は離れている祐子の「いざ」という時をいつかは分からないし、祐子もそうであるはずなのにね。本当に「いざ」という時には必ず祐子が電話なり、メールなり、体ごとなり、私の前に登場してくれている。私もそうできていたらなんて幸せなのだろうと思う。

 今日は。今日も。

 本当に救われたんだよ。いつも、いつもありがとう。  
Posted by yagihana at 12:03

至福のデザート。

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 母が行きたいと言う事で、またもや「蕎麦茶房 楽」へ。

 唯一の弱点。ラストオーダーが7時半で8時閉店。
 前回に続き、7時半に飛び込んで。ギリギリギャルズ。(どちらもギャルではないなあ)


 前回は、お蕎麦よりも、その接客のあたたかさ、真摯さに感銘をうけてそちらに気持ちを集中させてしまったけれど。お蕎麦もすごく美味しかったです。母の蕎麦御前も、お蕎麦も、そして一品ものも、とても丁寧で美味しそう。


 でも、何よりも感激したのはここのスイーツ。

 私は本当に、お店のデザートとしては、久しぶりに心から感激して、何度も何度も「これは美味しい!」と叫ぶ。仙草ゼリーのほろ苦さとタピオカの甘さのコンビが素晴らしい。母の杏仁豆腐も本当に丁寧に作られていたよ。


 色々な些細なつながりが発覚しているこのお店。
 今日も前回うかがった事を覚えていてくださって、みなさんであたたかく迎え入れてくださって。


 糖朝で修行されたというちえこさんのデザート。絶品でした。

「本当に美味しかったです」とありったけの敬意をこめて感謝しました。
 また行きますね。  
Posted by yagihana at 06:20

2006年04月25日

平和主義でもないけれど

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 別に平和主義でも博愛でもないから、言いたい事は相手に伝える方だけど、言えば忘れるし、過去の事をぐちゃぐちゃも言わないし思わないから、その辺はかなりサッパリしていると思う。

 そして意味不明な戦いは本当に苦手。特にライバル心とかに関しては、抱かれるのも、自分が抱くのも嫌なの。


 だから。そういうところからなるべく離れた場所にいるつもりなんだけど。
 そして万一自分が誰かに嫉妬のような気持ちを抱くことがあったら、私はその人から遠ざかるよ。問題は自分自身なのに、関心が人に向かうとどんどんずれていくから。




 今日は久しぶりに、勝手に「さあ!かかってきなさい!」のようなリングに立たされていて本当にびっくりした。それが、私にとってとても大切なお菓子に関してだったから、本当にどうでもよくなって、

「あ、どうぞどうぞ。私の負けでいいですよ」と降りようとしたのに、「ちゃんと戦いなさい!」という相手に会ってしまって本当にがっくりと疲れた。悪いけれど私に戦意は皆無だよ。心からどうでもいいの。人と戦うような事じゃない。


 でもそういう人は不戦勝では満足しないみたいだ。どうしたらいいんだろうか。相手にしても仕方ないと思ってもらえるまで頑張ろう。



 写真はうちの庭に咲く花で、

 母が「これ何に見えるーー?みたままの名前よ!」と聞くけれど、全然分からなかったよ。答えは「鯛釣り草」。  
Posted by yagihana at 07:00

2006年04月24日

色々思い入れのある味。

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 むかーし、むかしから作り続けているコーーヒーフェッジバー。
 今週のお菓子教室で作るから、もう一度予習。

 ロンドンに住んでいた頃、私の友達が来ると、母が作ってくれた味。
 いつも大人気で、色々な人に渡っていったレシピ。
 小さい頃からずっと親しい味。


 これは端っこをたくさん切り落とすから、そこが最高の贅沢なのだ。(そこばっかり食べていたのだ。)今は、私が作り、両親がまわりを幸せに食べてくれるよ。


 ほんの少しだけアレンジして、くるみはピーカンナッツに。
 コーヒーはお湯ではなく、ベイリーズで溶く。でもこれ以上は手を加えないよー。


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 これも最近よく作っているフロマージュブランのムース。
 そして。

 陽子が以前「由紀のお菓子の中で5本指に入るっ!」といってくれたココナッツのクッキー。普通の配合よりもずっとずっとココナッツが多くて、まとまらなくて、生地としては最悪だ。でも独特の食感で美味しいの。

 陽子はこの前も「5本指だよ!!」と興奮して教えてくれたけれどね、今までもうそれが5回以上あるんだなあ。ありがとうね。陽子の指は多い。  
Posted by yagihana at 10:01

兄登場。

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 イギリスから一時帰国中の兄。
 今夜は、知らないおじさんが馴れ馴れしく呼びかけるので、震え上がるはなさん。

 今夜は久し振りに家族4人でうちでご飯だからね、もうずっと前から夜はあけておいてね、って言われて、手帳にも大きく「兄。」と書いてあった。


 父もいそいそと仕事を早く切り上げて6時には帰宅。
 極上の日本酒を登場させたらしく、兄が

「うん。うまいねえ。」なんて言ったら
「そんな軽く言わないで!そんなものじゃないでしょ。超、うまいでしょう!」と誇らしげでした。


 私と兄は全然似ていない。でも奥様、暁子さんにはやっぱりよく似ているってよく言われるよ。私は暁子さんの外見も、空気も、性格も、とても大好きだからすごく嬉しい。

 兄は似ているというと、断固否定するけれどね、私だって好きな人の前ではもう少しおしとやかで、あたたかくて、女性らしいのだ。(多分)普段の私を見て言われちゃ困る。


 そして。兄と父はとてもよく似ている。
 仕事も同じ分野で、たまたま同じ、ロンドンに転勤となって。
 お休みには暁子さんとヨーロッパをクルクル回って、週末には2人で買出しにいって。仕事に関してはプロだけど、家庭もとても大切にして。いい旦那様だなあと思う。

 今宵はワイワイと夜中まで盛り上がって、ロンドンに舞い戻っていきました。サラバー。元気でね。  
Posted by yagihana at 05:16

2006年04月23日

つかるおばあちゃん達。

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 イギリスのももさんに頂いたナプキン。おしゃれなユーモアで大好き。
 

 今日は枝干しレーズンをたんまりと買ってきてお酒につける。
 レーズン嫌いの彼はしわしわのレーズンをいつも

「レーズンっておばあちゃんみたいだ。」と言うけれどね

 この巨大なレーズン達はかなり迫力のあるおばあちゃん達だ。



 今朝は本当に久し振りの人達に会って来た。

 でも「久し振りだ・・」なんてドキドキしていたら相手にも悪いなあなんて、一生懸命「やあやあ、さっき会ったよね。全然久し振りじゃないよね」みたいな顔をしていく。


「声がおっさんみたいになったね」なんて、それは今だけ(のはず)だ。


「変わらないね」ってすぐに、そして後からもしみじみと言われたけれど、きっと変わっていないのは私達の関係だろうなあと思ったよ。私自身は変わっていっても、関係は変えないでいきたいよ。やりたい事をやっている顔を見てホッとした。いい顔だなあ。

 またみんなですぐに飲む約束をして別れる。またつながったことがとても嬉しいよ。ありがとうね。


 新しい出会いを。という時期ではなく今は完全に、昔からのつながりを見直したい時。今持っているもの、近くにいてくれる人と改めてもっと深まりたい季節なの。  
Posted by yagihana at 23:05

お菓子たち。

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 両親がいない中。朝早く飛び起きて、誰もいない台所でごそごそと作りまくる。
楽しい。太陽が昇ってしまうとそのとっておきの時間が終わってしまうの。(私の中で)
 
 色々バターで試作中。
 同じレシピで試しているよ。

 カルピスはバタークリームを使う時には必ず使用。エシレはお菓子には初めてだったけれど、とにかく作業がしやすくて、味わいも本当にすっきり、上品。


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 パンデピスは、スパイスをたくさん使って。ホールをゴリゴリと削っていると台所にその香りが充満してクラクラ倒れそう。(危ない)



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 大好きでしょっちゅう作るタルト。いつも同じ。

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 フロランタンは、切る時は必ず裏から。
 きれいに切れるの。(これは切れていないので説得力がないけれど)

  
Posted by yagihana at 22:35

「プロデューサーズ」

 日曜日の夜中。

 突然思い立って、りうちゃんと「プロデューサーズ」のレイトショーへ。深夜12時までだったので、本当に舞台を見にいった気持ち。芸術としてのミュージカルと娯楽としてのミュージカルに大きく分けるとこれは完全に後者でした。でも完璧な後者。

 私はいつも舞台を見て感動すると。
 舞台のこちら側にいる事をとても残念に思う。人間として生まれてきたからにはあちらに立ちたい。なーんてその為の努力も何もしていないのにね。私は私の道で頑張ろう。心から楽しそうな人はどんな世界にもいるもの。色々な世界のその人。に出会いたい。


 以前、本場でも見て、大興奮していたりうちゃん。この映画でも負けず劣らず最高だったみたい。「1200円で見られるなんて!」とまた来る事を誓う。


 すっごく面白くて、おなかの底からいっぱい笑った。何よりも、横で「くー!ヒクヒク・・」と大喜びのりうちゃんが我慢しきれずにおでこをピカピカ光らせながら、豪快に笑っていたのが最高だったよ。りうちゃんと見る事ができてハッピーだ。これからも「レイトショー友の会」として2人で色々見る事を決めて夜中に大声で歌いながら帰宅しました。迷惑だなあ。


   
Posted by yagihana at 09:29

2006年04月22日

海へ

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 今日は海日和の中、大好きな葉山の方へドライブ。うちから車で1時間でついてしまうのに、いきなり濃い緑と深い青。くーーっ。嬉しい!

 一度行ってみたかった、葉山にある沖縄そばの名店。
 お味はやっぱり本場にはかなわないけれど、庭がひろくて、自由な空気で、気持ちのいい空間でした。


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「由紀は海を見ると本当に元気になるから」

って、今日は本当に短い時間の中、自分も疲れているはずなのに連れ出してくれたよ。ありがとうね。たった5時間。だけど、とんでもなく幸せだったよ。


 私が自分の好きな場所をよく知っている事も、幸せだと思うけれど、大切な人が、それを知っていてくれて、しかも行動にうつしてくれる事はなんて幸せなのだろうかと思う。

 例えば、誰かの元気が足りない時、その人が元気を取り戻す場所、景色だけではなく、食べ物や人。よくよく見ていればきっと分かってくる事だけど、横着者の私はすぐに、さりげなく、聞いている。いざっていう時、何もできないかもしれないけれど、そこにずるずる・・と強引に連れて行く事ならできるよ。好きな景色が、空気が、その匂い全てが、どんなに大きな力を人に与えるかも知ってる。

 あなたの(とんでもなく)好きな場所はどこですか?


 私が今までに聞いた数よりも、そういえば聞かれた数のほうがずっと多いと気づいた。

「由紀。最後に食べたいものはなんだい?」
「由紀。最後に行きたい場所はどこだい?」
「由紀。今は何をしている時が一番幸せだい?」


 いつもいつも聞かれていたなあ。
 そうやって聞かれるたびに、私は考える機会をもらっていたよ。ありがとうね。
 
 でも、何で最後なんだ・・と今思う。(殺される?)  
Posted by yagihana at 19:03

海の横のバスへ。

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 葉山から鎌倉に向かう海沿いの一本道の真ん中にある、有名なサブマリーンドッグへ。真っ青な空に、映える真っ黄色のバスだ。

 メニューはホットドッグだけ。あたたかいパンにパリパリのソーセージ。海と山と空を一片に見渡せる場所で、当たり前にきちんと美味しいシンプルな料理が嬉しいよ。




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Posted by yagihana at 16:25

幸せなバスでした。

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海岸の方に降りていって光合成をして、戻ってきたら。

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 よくテレビに出ている店主のおじさんがフラフラ・・と寄ってきてくださったから、すごく嬉しい気持ちでお話しする。ここで、バスでお店を始めてから13年もたつということ。年中無休で夜も12時半まで営業だなんて。プロだなあ。(まさかここが家では・・!と思ったけれど我慢していたのにやっぱり聞いてしまった。違った。)


 「来週でぶやにまた出るのでよかったら見てくださいね」って言いながら、突然

「ひじきはお好きですか?その辺で取れるんです。美味しいですよ」って急いで戻ってひじきをとってきてくださって、頂きました。

 ひじきも好きだが、その気持ちがすごく嬉しくて。おじさんありがとう。とっても謙虚で穏やかなおじさんでした。また来ますね。


 その後、海岸沿いに響き渡る

「海草を勝手に取ることは固く禁じられています」の放送・・。
 ゆきおの手には見るからに「ここでとりました」のひじき・・・!  
Posted by yagihana at 13:28

2006年04月21日

2次会の引き出物完成☆

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 昨日と今日と、かなり集中して完成しました。ばんざーい。150セット無事に旅立ちました。



 今回は箱ではなくて、いつものリネン袋をカラフルに使用して、ハートもそれぞれくっつけて、ラブリー。この袋は高いけどお洒落だから嬉しい。

 母が、袋にまきつけるハートのピンの先も、手にした人がささらないように一つ一つくるくる丸めてくれた。そういう些細な事に気がつき、手伝ってくれる母。この袋も最初に使い始めた時は、全てリボンの結び方がなってないとやり直しを命じられたなあ。その時は300セットもあって、プリプリ怒りながらやり直したけれど今思うとそういう土台をきちんと手をぬかずに作ってくれた事に感謝しているよ。


 そんな両親は今日から長崎にゴルフへ。荷物を全部送り、ちょっとその辺はなさんのお散歩へ、という感じの小さなポーチ一つで出かけていった。いい時代だ。  
Posted by yagihana at 20:05

2006年04月20日

相乗効果で完治したよ。

 朝、待ちに待ったオーブンの修理の方がいらして、直してくださる。くー。職人さんって素敵・・。そして直った。感激。おじさんに抱きつきそうになったけど我慢。急いでお菓子を焼き始めるよ。今回は3種類だけだけど、4時間も焼くお菓子が大量に入るから時間がとにかくかかるのだ。


 体調も、オーブンも復活して、それぞれの有り難味をひしひしと感じたよ。決して忘れたくないこの存在!(でもすぐに忘れそう)


 陽子から、まだ何も、ダイアナキングについて問い合わせをしていないのに、日記で読んだといって「ブルーノート、ダイアナキング予約したよ!一緒に行こう!」とメールが来てびっくりして椅子から落ちかけた。早い!早すぎる!かっこいいなあ。陽子が男だったらもう一生ついていくよ。でも残念なことに、そしてハッピーな事に、女性だからヒデにジェラシーを感じる事もなく、燃える事もなく、ただただ静かにあたたかい気持ちでずっと友達だ。幸せだなあ。ありがとうね。  
Posted by yagihana at 19:36

地元デート

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 今夜は久しぶり(そうか?)に彼とデート。
 ここ最近、本当に本当に心配してくれていた彼。私は具合が悪いと、情けなくてすぐについ「ごめんね」と言ってしまうのだけど、その度に

「由紀は何も悪くないんだよ。」とあつく繰り返してくれる姿にとても包まれていたよ。ありがとうね。



 今日、大好きな美容師さんのオススメを母が聞いて知ったお蕎麦のお店。気になるなあと思っていたら、お菓子を習いに来てくださっている美紀さんから来たメールで、お姉さんのフラワーアレンジのお教室のブログを教えてくださったから覗いてみたら、またそのお店が!これは運命だと言う事にして、そこへ。


 「蕎麦茶房 楽」。ご家族で営んでいるお蕎麦屋さんで、なんだかカフェのような店内。作っている方の顔がよく見えて、接客してくださった女性の可愛らしさと丁寧さ、一生懸命さにとても幸せになったよ。心のあるお店。マニュアルのないお店。あとでお母様らしき方も席までいらして挨拶してくださった。


 ゆきおは冷たい麺でシコシコ満喫派なので「すずしろ」を。彼はあたたかい麺でおなかをあたためよう派なので、あたたかいお蕎麦と、柚子蕎麦を。朴念仁で食べたような細い細いお蕎麦で優しい味でした。


 帰り際にご丁寧にみなさんで深々とお辞儀をしてくださるから、こちらも深々と頭と心をさげました。


 その後、「なんでこんなお洒落なお店がここに?」と誰もが思うパークサイドカフェへ。濃厚ミルクと苺のジェラート。とても美味しかったです。お洒落すぎてちょっと地元っぽくないのが、いいところでもあり、私があまり行かない理由でもあるのだなあ。この加減って難しいものだ。写真はそのお店を公園側からとったもの。  
Posted by yagihana at 19:30

2006年04月19日

風邪の日。



今日も一日風邪。声はでないし、太ったダックスフントのような咳。ますますひどくなっている。辛いのは水が痛くて飲めない事。


 病院と薬が大嫌いな私に、両親と彼のものすごーーーーーーくしつこい「病院に行きなさい。薬を飲みなさい」攻撃は続いて、やっと中学生の頃からお世話になっている病院へ。しつこいって、もうそれだけですごい才能。(私はかなりしつこくない方だと思う。)
「両親と彼の為に、行きたくないけど一肌脱ぐか。」という気持ちだったもの。


 そして、ゲホゲホ青白い私を前に、お菓子を大量に注文するお医者様でした。診療しながら結果にもふれず、「この前のチーズケーキいつ作れる?」と無表情で聞いてくるのでびっくりした。薬を取りに行っても「焼き菓子の詰め合わせを」という看護婦さんたち。病名も、薬の名前も最後に一言でした。ゲホゲホしている自分がバカバカしくなった。



 20歳を越えた辺りから、体の調子が悪いのは全て自己管理の問題だと思って恥ずかしいし、情けないと思ってきたよ。だから、言わなくていいならば体の不調は言わないし、今日も自分の具合が悪い事をふせていたことで、却ってすごく心配とご迷惑をかけてしまった。


 だから。風邪の時は自分がちょっと嫌いになる。本当にすみません、ってみんなに謝りたくなる。

 そんな時に、朝からとても尊敬している男性から、あたたかく、まっすぐに「あなたの事が大好きです」と言葉をもらって、それが女性としてではなく、人として、という意味での言葉だとすぐにわかって本当に嬉しかったの。あんなに爽やかな告白を受けたのは久しぶりだ。それが恋愛感情とはまた別の気持ちだからこそのまっすぐさと強さだった。それをはっきりと相手に伝えられる所こそ、私が彼をとても尊敬している所。テクニックなんていらないから。すぐに見えてしまうから。私は素直な人、まっすぐな人にとても惹かれる。



 そして。今日は私の親友の大切な旅立ちの日。

 そんな忙しい時に私に会いに来てくれて、私も必ず会いに行く予定で。でもやっぱり具合が悪くて寸前で会えなくなってしまった。その時に必死に走り回ってくれた姿や声を枯らしている感じ、思いが優しすぎて。

 「由紀が大好きだよ。大好きなんだよ」と何度も何度も言い、それ以上に何度、私が「ありがとう」と伝えてもそれ以上の数と深みのある「ありがとうね、由紀」の言葉。参ったなあといつも思う。彼女の大きさ、優しさにはどうやったってかなわない。

 私は本当に何もしていなくて、何もできなかったのに、あらゆる形で感謝し続けてくれる人を前に、恥ずかしくなるのではなく、もっと強くなろうと思った。  
Posted by yagihana at 19:24

2006年04月17日

心キリッの瞬間。

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 今週末はまた大量の引き出物があるから、ここ最近色々な誘惑を絶ち、珍しく真剣に体を休ませようと奮闘していたのに。声は出ないし咳がひどくておなかは割れて頭はガンガンする。悔しいなあ。


 しかも、オーブンが高温を出すと動きを止めるようになった。ガーン。
 しかも、携帯のボタンがまだ押せなくてメールをうまく打てない。ガーン。(これは自分が動いていないからだね。)


 それでも、お菓子を前にした時の集中力はいつもよりずっとある気がするの。シャワーキャップをかぶり、マスクをして、誰もいない早朝の台所に立つと、それまで本当にフラフラでもいきなりキリッとしちゃう。魔法のよう。


 キリリ。の瞬間は心のなかで「お、キリリですね。来ましたね。」と思ってる。久しぶりに作ったフロマージュブランとリンゴのムース。いつもより、少しだけ丁寧にムースに洋服(柔らかく煮たリンゴの皮)を着せました。本日のキリリ終了。というか、オーブンが使えないってどうしたらいいんだろう。

 オーブン。いつもわたしの一番親しい存在だったのに。いる時は有り難味を感じず、いなくなったら(いるけど今は魂を感じない。)本当に泣いてすがりつきたいほど恋しい。  
Posted by yagihana at 11:25

ブルーノートへ

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 ヒロカが会社で抽選が当たったからって誘ってくれたブルーノートのライブ。

 安静にしなくちゃって思って悩んでいたけれど、ずっと行きたかった事や、誘ってくれたヒロカの気持ちがものすごく嬉しくて、最後にばななさんの

「体が具合悪い時は好きな事をするのが一番だ」のような言葉を思い出し、自己流に解釈して「そうだよね!」とあつくうなずいて飛んでいった。


 ずっと行ってみたかったブルーノート。ここできちんと楽しむ為にジャズも聞こうとお勧めを聞いたりしていたのに、(そしてジャズ好きの人は親切な人が多く色々な人にCDを頂いた)なかなかはまらず、忘れかけていたよ。今日は名前も知らない80歳のおじいちゃんだったけれど、その道では有名らしく。(ジャズに詳しい陽子に言ったら「まだ生きていたんだ」と言っていた。)


 ライブは本当に素晴らしく、あっという間に終了。おじいちゃん、歩き始めるとおじいちゃんなのに、サックスを吹くと、歌い始めると、きりっとして、力強くて。かっこよくて、それでいてキュートでした。好きな事をしている姿は何よりも強いのだなあと思った。そういう瞬間があれば人は老いないのだと分かった。


 帰り道からもう本格的に咳き込み、何度も車を止めて休んだり、かなり大変な思いをしたけれど、それでも行っている間、みんなと一緒にいる間は超生き生きとしていたはず。ヒロカやアキ、そして今夜はヒロカママともご一緒できて本当に幸せな時間でした。いつも会っているくせに会うたびに喜び、別れを惜しみ、また次の予定をすぐに立ててホクホクしている私たちだ。全然飽きないし、会えば会うほど私は人を好きになる。


話せば話すほど、もっと話したくなる。限界がないんだなあ。自分の可能性に限界を作っちゃだめだってよくいう言葉だけどね、それよりも優しさや思いやりに限界のない私の友人を見ていると、私自身の限界までグングンと広がっていく気がするんだよ。壁のない人は、人の壁までとっぱらってくれるのだと最近わかった。


 ヒロカ本当にありがとうね。調べてみたら6月にはダイアナキングが(私ですら知ってる)来るみたい。陽子とヒデが去年行ったと言っていたような。あのおしゃれなカップルに色々聞いて勉強しよう。


   
Posted by yagihana at 07:28

2006年04月16日

まさよさん便。

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 パリから昨日帰国されたまさよさんから、早速お土産の荷物が今朝、届きました。うー、本当は、海外旅行の後なんてダラーン。クネーン。としたい時なのに、急いで送って下さる気持ちや、あたたかい手紙にその心を感じました。まさよさん、本当にどうもありがとうございます。


 ラデュレのマカロンに、ポワラーヌのパンとクッキー、エシレのバターまで!カルピスバターでお菓子を作る事はよくあるけれど、エシレではお菓子を作れなかった小市民ゆきお。まさよさんのお気遣いに感謝して、バター風味むんむんのお菓子を作ってみます。

「美味しくできたら送って!」と書かれていた言葉に心引き締めて取り掛かります。  
Posted by yagihana at 09:26

ラデュレのマカロン。

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 まさよさんが

「マカロンは1秒でも早く食べたほうが美味しいから!日曜の朝指定で届ける!」と熱い気持ちをのせてうちに届けてくださった。


 だから、私もその気持ちに真摯に向かい合い、ついた瞬間に家族と頂きました。くー、やっぱり美味しいなあ。パリで一人で食べた時の事を一気に思い出すよ。


 父は、
「うむ。マカロンってあまり好きじゃないんだ。」なんて腕組みしていたくせに、一口食べたら
「おや!これは美味しい!うむ。美味しい!」
とパクパク食べ始めるので、有り難味をよくよく説明しました。気を抜いたら母もパクパク食べていました。

 有り難味がー!でもそれが正しい美味しいお菓子の食べ方だよね。  
Posted by yagihana at 09:15

りうさん

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 お菓子留学をした時。唯一の日本人の友達でした。りうちゃん。どこかの博物館で、出会って「あ、」と思った瞬間に2人で話し始めて仲良くなりました。


 美味しい物を食べる事。ミュージカルを見る事、旅をする事。この愛する3要素がかぶって、私たちはよく週末にマーケットにご飯を食べにいき、ミュージカルを見にいき、旅した国の話や、まだ見ぬ世界についてたくさん、公園にねっころがりながら話したよ。


 帰国して、雑誌社に入ったりうちゃんに、なかなか会えなくて、やっと今日の午前中だけ、予定があったから。たくさんお菓子を焼いて、ウキウキ会いに行く。相変わらずの輝くデコに命を感じた。元気一杯で、超美人さんで、好奇心旺盛のりうちゃんは、同時にとても優しく、あたたかく、想像力の豊かな女性で。


 私が生きている中で、一番強く「生きていてよかった!」と思う瞬間はね、素晴らしいミュージカルを見たときなんだ。それはずっと、小学生の頃イギリスに住んで、両親に初めて連れて行ってもらったときから全然変わらない。今でもミュージカルを見ると「感激!生きていてよかった!」と涙が止まらない。(そうかそうか、と両親が張りきって何度も連れて行ってくれたオペラには何の興味もわかないで終わったの。)

 そんな変な人は私だけかなあと思っていたら。ここにいた。だから、本当は「プロデューサーズ」、見に行く予定だったんだけどね、時間があわなくて断念。また一緒にイギリスでミュージカルを見る日が楽しみ。その日はきっと来るって分かってるよ。  
Posted by yagihana at 08:45

ありがとう

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 今夜は康平の家で、いつもの愛する家族で、彼のサプライズパーティをする予定で。日程調整とか頑張って決定したのに。私ののどが限界に達して断念いたした。

 声が出ないだけで、あとはそんなに重症でもなく、心も元気いっぱいだったから、どうしても参加したくって。メイクして、着替えて、準備していたけれど。今これ以上悪化したら絶対にまずいという状況と、何よりも大好きなみんなにうつす訳にはいけないと気づいて、やっと思いとどまったよ。



 彼が、お見舞いだよって、花束とマスクとのど飴を持って家まで来てくれた。もうその気持ちだけで本当に治るんじゃないかって思ったよ。行ってしまった車の後を「やっぱり行くのだー!」と何度も追いかけそうになったけれど。


 お菓子を焼くわけにもいかず、じっくりと本を読み、音楽を聴いて、映画を見た。アメリカの田中さんから電話があって、声が出ないし出るのやめようかなあと思ったけど、なんとか出て本当によかったよ。話せないから電話は一瞬だったけれど、その後ずっと心はポカポカでした。ありがとうね。

  
Posted by yagihana at 08:07

2006年04月15日

まずは匂い確認だよね

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 今日は陽子とヒデとのデート。先週は台湾に行っていたから、一週間間があいてしまった。それだけでちょっと照れくさい感じ。ドキドキ。


 平日は深夜どころか早朝に帰宅するような2人の大切な週末に、「会いにきてくれなくていいから休んでね」と言いたいのだけど、言えないゆきおだ。ごめんよー。だって会いたい。



 今日はちょっと遅れた彼の誕生日を祝いたい!ということで、陽子の家族がよく行くと言うフランネルへ。大好きな陽子ファミリーが好きなお店と言うことだけで、もう私にはスペシャルなのだけど、自由が丘にこんなに落ち着くお店があったとは!と思うような素敵に落ち着くお店でした。パスタランチ1000円に感動。パンもスープもサラダもプリンも紅茶もついて。昔懐かしいような味の、パスタ、ではなくスパゲッテイ。


 今日は私がのどを潰していて、彼は舌に口内炎が。舌ったらず2人組を前に2人は終始、会話と言う名のコントを。そして。お誕生日プレゼントだよ、って出してくれたそれは。

 ヒデも愛用中というシューフィッター。(名前多分違うなあ。形を整えるもの。)そして。愛あふれる手紙。そして。「由紀の日記に、台湾でラッキーカラーは緑ってあったから。」って緑の可愛い植物を私にも。


 彼への贈り物も、私への贈り物も。私たちをよく知っていて、それでいて本当に愛情を感じるプレゼントで。ありがとうね。一体二人はいつ、こういう買い物をして、いつ手紙を書いてくれるんだろうか。2人の優しいアンテナはいつも私の嬉しい時も、悲しい時も見逃さずキャッチしてくれる。

 写真は、その木のシューフィッターを真剣にかぐヒデでござる。それを見て羨ましくなった私もすいすぎて変な世界に飛んでいきました。くー。木の匂いって。癒される。  
Posted by yagihana at 08:02

うららかな時

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 ヒデが表参道に髪を切りに行くというので、駅までお見送り。するとものすごくいいタイミングでふみちゃんとこうちゃんが会いに来てくれたよ。


 「彼の誕生日お祝いをしたい!どこかで会える?」と聞いてくれて、「自由が丘にいるよー」なんて言っていたけれどね。テレビの仕事で本当に本当に忙しい2人が時間の合間をくぐって会いに来れるなんて思っていなかったから、日差しを浴びて、キラキラ手を振っている2人の姿を見た時は天使かと思った。



 では!と近くの「茶の子」でお茶をしていたら。ヒデと共に走り去った陽子が、「やはり加わりたくなった」と中目黒で電車を降りて舞い戻ってきてくれて、また天使か?と思った。


 ここでもフミちゃんが突然「じゃーん!」と彼にプレゼントを。文房具好きの彼にって、超おしゃれなペンと可愛いキーホルダー。うー。泣きそう。と関係のない私まで本当に嬉しかったのだ。


 その後は、何を話しているんだか全然覚えていないわけだけど。日差しを浴びる場所で、みんながずっと笑顔で、ポカポカで、携帯のメールを音読する機能を使って死ぬほど笑ったりしていた。ゆきおは声が出ない中、必死に出していたので、興奮して盛り上がっていくと、いいところで声が気持ちよく裏返るので恥ずかしかったのでした。


 彼は。「何でみんなこんなに優しいの?なんで俺の誕生日をこんなにお祝いしてくれるんだろう」と言っていたよ。みんなと彼の人柄だよね。ありがとうね。私まで超幸せな午後だったよ。  
Posted by yagihana at 08:00

私や身近な人にまつわるお菓子たち。

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 私は、お菓子作りが仕事にもなってしまってからは、なんだか恥ずかしくて、プロになった気持ちで、完璧ではないお菓子を渡すよりは渡さないか、美味しくて有名なお菓子を渡したい、って頑なに思ってしまっていたよ。

 でも、ここ最近。
 手作りのお菓子を頂くたびに、本当に嬉しかった事。そして、渡すと本当に喜んでくれる事で大事な事を思い出したよ。だから、まだ、完璧ではないと知りつつも。今日はまた大事な人たちにお菓子を焼いて持っていく。これからも食べてもらいたいから、もう少し上手になりたい。



 そして、夜。高校時代の同級生のスズカの家にお邪魔して、来週の結婚式のお菓子の打ち合わせをする。モンサンクレールのすぐ近くの、とても素敵なお宅で、高校卒業以来ずっと連絡をとっていなかったのに、またこうしてつながって、つながった瞬間に大事な大事なお願いをしてくれた事が嬉しいなあとしみじみと思う。家族の仲がよくて、みんなが笑っていて、本当に素敵な家族でした。ほっこり。


 目の前でばりばりとお菓子をあけて、食べていくスズカやみわちゃん、お母様の姿に内心「ぎゃー!目の前で恥ずかしい。」と机の下に入りたくなりつつ。決定。頑張るね。



 今日は一日大好きな人たちと過ごして、声が出ないくせに、必死に話しちゃったりして。夜、また高島屋で彼に会った時はもう本当にのどがつぶれていた。疲れていたし、それでも会いにいったのは、私が家に早く帰って休むよりも、彼に一瞬でも会うほうが元気になると分かっていたから。


 夜中には完全に声が出なくなりました。でも今日一日、出た事に感謝。

あ、あと昨日かな。携帯をお風呂に落として、下半分のボタンが動かなくなりました。完全に壊れていないから、なんとなく急いで携帯を機種変していないずぼらなゆきおです。

 連絡のとれないゆきおの友達はどうぞ、念力でお願いします。  
Posted by yagihana at 05:58

2006年04月14日

本物をみること。

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 今日は何の心構えもなく会社にいったら大量のチョコレートケーキとショートケーキの試食が待ち構えていた。(量が多いときはそれなりの心構えが必要なの。)

 のどが痛くて食べられません。とか味が分かりません、とかは通用しないので、何も感じなくなっている口で食べていたらなんだかむなしくなっていた。こんな気持ちで食べるものではないのになあ。でもやっぱり。ピンキリのケーキを食べてみると、人それぞれの好みはあると言っても、みんなの評価が大きく重なる部分があって面白いの。

 何よりも作り手の存在を感じるものに対して、私達はとても敏感だ。それは、そうではない工場生産のものを100個食べるよりも、一つの愛情こもったケーキを食べることで理解できる。100の偽物を見る事よりも、1つの本物を見る事の方が大事なんだよ、と教えてくれた父を思いだすよ。  
Posted by yagihana at 06:00

再会の夜。

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 今夜は本当に、本当に久しぶりに高校時代の友達のトミや村上くんに会う。久しぶりに聞いたその声と表情にあまりに深い優しさを見て、嬉しくて、包まれて、なんだか泣きそうな気持ちになった。


 村上君は。
「自分はもう300歳くらいだなあと思ってる」と言ったけれど、私はその言葉を聴く前、会って話し始めた瞬間にそれを強く感じていたよ。生きている深さが違う。見ている所が他の人と全然違うんだ。

 だから。なぜか私に一生懸命伝えようとしてくれる事を心で聞きたくて、その言葉ではなく真意が理解したくて、私は久しぶりに自分がスポンジになったよ。そして、種をまいてくれるのに、それをうまく育てる土壌がきちんとなかったことがちょっと悔しいと思った。でも後で

「由紀ちゃんは話しやすすぎて、話しすぎてしまいました」とメールが。フフフ。だって私はスポンジになっていたからなあと思う。逆に。私が話している時、誰かがスポンジになっている時。私は必要以上に話していたりするんだ。



 その後にゆっくりと話したトミも、村上君も、私からみたら、とんでもない場所にいて、きっとすぐ、ごくごく自然の流れで実力も権威も得て、有名になるだろう。それでも、私は一緒にいて、決して上からも見られなかったし、下にも入らせてもらえないで、ただただ友達としてまっすぐの目線でそこにいさせてくれた。そして長い間会っていなかった事が不思議なくらいこれからも友達でいられるのだなあと分かって嬉しくなったよ。



 人を本当に愛するという事は。その人の全てを手助けして一緒に生きていく事ではなく。その人がこの世の中で一人でも生きて行ける力を与える事と聞いた。彼らはまさにそういうやり方で人を愛していたよ。


 

   
Posted by yagihana at 05:23

2006年04月13日

何をしたかより、何をしなかったか。

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 我が家の次女。(たまに思い出したように洋服を着せられては家族みんなに笑われてしまうはなさん。)

 今朝、いきなり母が

「友達と集ると、みんな我が家の犬自慢になるんだけど、はなさんってそういえば自慢するような特技がないのよね・・」
「た・・確かに・・。」

とすごい事に気づいてしまった私たち。


 でも朝、一階でお菓子を焼いていたら、2階から賑やかな両親の「はなちゃん偉い!すごい!」という大騒ぎする声がするなあと思っていたら、母が

「今朝気づいたんだけど、はなちゃんって犬なのに下痢をした事がないのよ!犬は下痢しやすいのに!」

と言ってた。というわけで、下痢をしていない事でものすごくほめられていたはなさん。何をほめられているか分からないまま、なんだかすごく誇らしそうでした。

 何をしたか。ではなく。何をしなかったかで評価をすることはとても難しい。でもそれはもちろん犬ではなく、人への視点もまるっきりかわってくる目線だ。以前、私は。その目線をいつも保っていたよ。目に見えること。耳に聞こえる事よりも、この目には見えないもの。耳には聞こえない事の方を見ていたの。

 だけど、それはとても集中力や、想像力、そして何よりも愛情が必要で。忙しいなんて言っちゃって時間に追われているとすぐに見えなくなって忘れてしまうんだ。今朝は、はなさんの素晴らしい所を一生懸命見つけた両親のなかに、その目線を思い出したんだよ。ありがとうね。

 そうそう、何をしてきたかではなく、何をしてこなかったか、そういう目を取り戻した記念日。
  
Posted by yagihana at 06:00

2006年04月12日

お誕生日。

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 彼の誕生日。そして、私たちの2周年記念日。

 私からは仕事用の黒のフェリージの鞄を。彼からは、1年目に続き、ティファニーのペアリングを。


 2,3年前。私は「もう恋人は一生いらない。素晴らしい友人がいるからその人たちと生きていく。恋愛のごちゃごちゃした気持ちや出来事はごめんだし、そんな時間はお菓子を焼く事に使いたいんだ」なんて頑なに思っていて。

 彼に再会した時も、
「あ、相変わらず芯の素晴らしい人だ。でも関係ないよ」なんて思っていたのに、いつのまにか一緒にいて、あっという間の2年間。その間、毎日毎日「愛・感謝・尊敬」の気持ちを伝え続けてくれた。


 私の手がお菓子をもう2度と焼けないと言われる位、ボロボロに荒れてしまって泣きながら、でもかゆくて掻いてしまっていた時も、薬を与えるでも、難しい専門用語を羅列するわけでもなく、ずっと優しくさすり続けていてくれた事。少しでも寒い時にはいつの間にか自分の服を脱ぎ、あたたかい飲み物を買いに走り帰ってくる事。毎晩毎晩「無理しないでね。よく寝るんだよ」と飽きもせず言い続けてくれる事。

 医者である前に、それが仕事でもあるのに、決して適当な事を言わないで愛情で人を治そうと努力をし続けてくれる事。本当に感謝しているよ。


 そして自他共に認める、冷静さと平和主義者の彼が2年間で本気で怒った姿を見たのは、私が知らない人に突然写真をとられた時と、どこかで知らないおじさんがどーん!と私にぶつかってそのまま行ってしまった時の2回だけだ。ゆきおはそのどちらも本当にどうでもよかったんだけど、本気で怒っている彼をみてびっくりしたし、なんだか嬉しかったんだ。


 彼は一見。
 常に冷静だし、寡黙で、無愛想で、とても大きな体をしているからかなり、怖い人に見えるけれど。本当は大切なものに惜しみない愛情を注ぎ、信念が強く、嘘も適当な言葉も決して言わないから言葉はいつも真実だ。その逆である人もたくさん知ってるよ。だけど、とても見えにくいからみんなには伝わっているのかなあと思っていたら。

 今日は会いにこれなかった友達からも、「お誕生日おめでとう!!って伝えてね!歌ってね!」というメールや音楽が私の携帯にじゃんじゃん届き、直接伝えに来てくれる人も、康平やアイリ、明子やロッキーも愛情あふれる贈り物を届けてくれて。ああ。やぱり伝わってる。ってすごく嬉しかったよ。

 彼が生まれてくれた事は私にとってとても大きすぎて。だから今日はなんだか気持ちがまとまりませんでした。でもおめでとう。よりもたくさんのありがとうを。  
Posted by yagihana at 08:17

日本橋のフェアドマにて。

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 今日はまさか平日の夜に会えるなんて思っていなかったからお店も考えていなかったのだけど、前から「日本橋のフェアドマっていうイタリアンが気になるの」と言っていたら、予約していてくれたよ。



 予想以上にこじんまりとしたお店で。お料理はあまり日本人の口にあわせ過ぎていないイタリアン。ジェノベーゼが本物の味わいらしいんだけどね、気になる事いくつか。

「ディナーで行くと、シェフとたくさんお話できます。人柄がよくわかって楽しい」なんて聞いていて、確かにシェフはいつもフロアにウロウロ、色々な人とお話されていたけれど。私は「何でここにシェフが?厨房じゃなくて?」と思ってしまった。そして料理の説明がものすごく早口で専門用語ばかりで全然分からないの。



 私が好きだと思うプロは。

 仕事をする時は、いるべき場所にいて、あまり語らない人。自分からベラベラ話す人の話よりも、語らない人の、ぼそっと答える一言と、その行動の結果に目が行くのは別にどんな仕事でも同じだよ。そして難しい専門用語を偉そうに羅列する事よりも、誰にでも分かるように説明する事は難しいけれど努力次第で必ずできるのに、それをしないのはただの手抜きだと思う。


 味がいい悪いではなく、このお店をすきか嫌いか、分かれそう。でも万人受けしないって事はお店としてはいい事だと思う。好きな人はものすごく好きだろうなあ。


 デザートプレートに彼が頼んでおいてくれた言葉が。食べていても全然気づかなくて、
「あ!ごみ!いや、髪の毛?」と思って視線を合わせたらメッセージだったよー。ごめんね。卑しい彼女は食べ物にしか目が行かないのだ。  
Posted by yagihana at 07:49

2年前の今日。

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 最近、私達の周りにたくさんの優しい仲間がいてくれるなあ、嬉しいなって強く思っていたけれどね、写真を見てみたら、なんだ、今いてくれる人はずっと前からここにいてくれたんだったなあと気づいた。


 この日は2年前の4月12日。下北沢の、友達のお店で彼のお誕生日祝いをした時。たくさんの人が駆けつけてくれてすごく嬉しかった。


 ゆきおはまだ、「サプライズパーティ」の意味がちゃんと分かっていなくて、彼に「サプライズパーティをするから、みんなで駅に待ち合わせだよ!!」なんて彼に伝えていて全然サプライズじゃなかったよね。その後もしばらく私は「嬉しくってニヤニヤする。」「一人しかいない設定なのにみんなが。。とか口走ってしまう」なと数々の「サプライズ」崩しとして警戒態勢をとられました。くー。今?今はかなり成長したはず。


 料理とケーキを私が全部作らせてもらって、みんなにバイキングみたいに食べてもらいました。そして、この日から。留学に行く前に付き合って、すぐに別れていた彼とまた付き合い始めたのでした。くー。青春・・。  
Posted by yagihana at 07:21

自分が食べたいものは

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 私の仕事はケーキを作り、食べる事。
 食べる仕事を始めてから、作るケーキが大きく変わった。


 美味しいケーキにたくさんであって、素晴らしい作り手とも知り合ってきたけれどね、私にとっては、母のお菓子や、あきや家庭教師の生徒が作ってくれたショートケーキ、祐子のクロワッサンやバゲット、カヲリの木の天野さんが行く度に「今朝渡そうと思って焼いたの」って渡してくださるパン、みみさんに頂いたクッキー、彼とアイリの心こもったプリン、さとさんのフルーツケーキ以上に心に残ったものはないよ。


 罪のない味。私を思って焼いてくれたもの。(でもそれってものすごく贅沢だ。)そういうものを目指してる。

 私がずっと目指していて、もうすぐ叶いそうだと思っていた夢が、やっぱりものすごく厳しい事が分かってきた。そういう事にぶつかるたびに、夏生さんの

「夢は遠くにぽっかり浮いているものではない。今この足元から地味に続いているものだ」

というような言葉を思い出すよ。そうそう、ここだったって思う。  
Posted by yagihana at 06:52

2006年04月11日

シンプル。

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朝早く飛び起きて、母のお稽古用にケーキを作り始めたら、なんだか目まいがひどくて珍しくお稽古はお休みとのこと。それじゃあ家用ね、ってデコレーションもやめて真っ白なケーキ。シンプルだけど、シンプルだから、何度も何度も生地を漉したうっとり、滑らかなケーキなの。(この後油断して下に落としてしばし悲しむ事になった。)


 まだのどが痛くて少し早く会社を出る。母も、彼も具合が悪い今。
 誰かの調子がよくないとき、いつもよりずっとずっと優しくしたいと思うのは、きっと自分がそうしてもらった記憶からだよね。体が休んでいる時は心は敏感だもの。


 きっと自分がしてほしい事を、無意識に誰かにしている。だから誰かがしてくれる事の中に相手の求める事を見つけようと思ってる。それは人それぞれだから、それぞれの優しさをしっかり感じてないと応用はきかないものだよね。



 今日は、ゆっくり和三盆のクッキーをこねる。頼まれていたデコレーションケーキも丁寧に作る。おじやと大根の味噌汁をゆっくり作る。シンプルなものしか食べたくないこんな時。もう削られているものではなくて、かつおぶしを削りながら出汁をとりたいなあと思う。いつも築地で横目でみてはやめていた鰹節の塊。今度買ってこよう。合間に部屋に掃除機をかける。いつも「時間がない!」と駆け足でしていたことを、こんな心をこめてするだけで私の気持ちが本当に豊かになるなんて。


 大好きな友達のメールに、その恋人のことが書いてあって、私もよくよく知っている彼だけど改めて彼について伝えてみたら、「優しい、愛しい人だよ」ととてもあたたかい空気で書かれていて、なんだかキューン。すごーーーく嬉しくなる。ゆきおの周りのカップル達は本当に堂々とお互いを大事にし、褒めあっていて、みんなでご飯にいっても、それぞれの恋人が彼女のご飯を確保する事に必死になってたりする。


 私は、友達の恋人や家族について、気づいた素晴らしい点をなるべく伝えるようにしているよ。自分でわかっていても、たまにそのすごさが見えにくくなる事があるし、第三者の意見の目ではないと気づかない事もあるから。そして何よりもきっと、私自身が私の事をほめられるよりも、私の恋人や、友人や家族のよさに気づいてもらった時の方がずっとずっと嬉しいから。



 今日は田川さんが実家に帰る日。見送りに行けなくて、念力を飛ばすねー!なんて言っていたら帰ったら家のポストに手紙と私が一度大好きだと言った気がするニールズヤードのオイルが。切手も、消印もなくて、雨で文字がにじんでいて、ああ、うちまで握り締めてきてくれたんだなあと泣きそうになった。
カードには「ほんとにありがとう」だけ。シンプルだ。男前だなあ。

 


   
Posted by yagihana at 09:01

2006年04月10日

ル・ポミエ

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今月のカフェスイーツの表紙か何かになったこのお菓子。今日は朝から都内をぐるぐる撮影用に買出し。会社は新しく人が増えてなんだかギューギューだ。


 これは北沢、「ル・ポミエ」のヨーヨー・オ・フレーズ。他にもチョコレートケーキやお米のババロアなど色々購入。日本的なショートケーキやシュークリーム、プリンはなく、徹底的にフランス菓子。きれいなんだけど、おしゃれなんだけど、ちょっと肩の力が抜けるケーキがないなあと残念。8種類のマドレーヌも作る方は作りたくなる気持ち、すごく分かるけれど。食べるほうとしては本当に美味しいプレーン一つで十分だ。そのどちらの目線も私には本当に大切なもの。




 のどを完全に潰し、声がきちんと出ないし、試食してもお菓子がのどを通らない。それでも、大事な友達から大切な報告の電話があったとき、奇跡的に声が普通に出て、話ができた。神様はいるのだなあ、のどの神様。ありがとう。


でも。今夜は祐子との約束もキャンセルしてよくよく休む。あいたかった。  
Posted by yagihana at 08:17

2006年04月09日

台湾。

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 二泊三日で台湾へ。

 初めて行ったのに懐かしくて、まるで昔の日本だ、なんて昔の日本をよく知らないくせに、でも確かにそう思うのはわたしの血かなあ。緑が濃くて、沖縄にいるようなノビノビとした気持ち。



 安全だし、人々は優しいし、気候は暑いし、食事は安くて美味しいし。おなかを壊し、のども壊してしまってちょいと大変だったけれど、「いくらでも責任は自分で取るから今はとりあえず食べてしまおう!」と優先順位を食べることに当てて本当によかった。お蔭で後悔はないよ。(のどは潰したけどね。)


 写真は有名な高島屋に入っている支店の本店。(漢字の変換ができない。)1時間半待ちでした。このヒダが美しい!その後、故宮で、象牙の彫刻の美しさにも感動したけれど、このヒダもなかなか、いやそれ以上かも・・。(しかも食べられるなんて最高)


 ずっと写真をとっていなかった山田さんがショウロンポウを前にしたら、猛然と写真を撮り始めたのがとっても素敵でした。


 今回は母が親しくして頂いている音楽家の満川さん、作家の篠田節子さん、翻訳家の山田さんの中にちんまりと一般人のゆきおと母が混ざりました。みんながとて楽しそうで、「これからもどんどん行きましょう!年をとるまえに!」と盛り上がっていたのを見て嬉しくなるよ。そういう仲間がいれば本当に人生は年を重ねれば重ねるほど楽しくなっていくのだなあ。

 仲間がいること、そして両親が2人で自分の足で、幸せな気持ちで、一緒に過ごして行ける事がどんなに幸福で、どんなに奇跡的なものか分かっているよ。


 母との旅行も久しぶりで嬉しく、楽しかったよ。家ではない場所だとまた関係も違う。一言で言うなら精神的に対等になるんだよね。これは親子じゃなくてもどんな人とでも旅先では「仲間」になる瞬間があって、私はその瞬間がすごく好きだ。


  
Posted by yagihana at 21:50

信じる。

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 蒋介石の奥様が建てたというグランドホテルはさすがに素晴らしいホテルでした。ここの2階の飲茶が美味しい、と聞いて食べに行ったら本当に素晴らしく美味しくて母と2人で大喜びでした。窓からは台湾の街並みと、優雅な川の流れと、濃い緑と青が。ここにいると、目が本来、必要なものを見つけてぐんぐんと力を取り戻していくのが分かる。


 母の知り合いの占いに詳しい方に台湾で本当に信頼できる占い師を紹介して頂けたので生まれて初めて行ってきたよ。実はこの旅行のハイライト。それなのに、何を占ってもらうの?と聞かれた母は

「私とパパの健康よ!」(平和だなあ。)


 私は生まれた時刻もはっきりと分かっていたから四柱推命を見て頂く。

 最初に「本当に男らしい性格・・。その辺の男よりずっと男らしい・・。でも同時にものすごく敏感で繊細・・。」とはっきりと言われてびっくりした。私を本当によく知ってくれている人ならその通りだと思うと思う。


 その後、母は

「健康!好きな事してる!ご主人が本当に優しい。好きな事放題!」と言われていて笑った。

 「私の絵付けのおけいこの生徒さんをもう少しだけ増やしたいんです。増えますでしょうか?」なんて聞いたら

 「あなた何も宣伝していないでしょう!宣伝しなければ増えません!」

と当たり前のことを言われてびっくりしていました。その通りだと思う。しかも母が生徒さんを少し増やしたいなんて娘の私も初めて聞いた。家の前に看板を出せと言われていた母・・。看板・・。出さないだろうなあ。出す時には下に小さくケーキ、と書いてもらおう。


 その後も3,4年前、私が本当に苦しんでいた時期の事も、お菓子の事も、恋人の事も、全てを言い当てられました。睡眠が足りないから取る事、運転と痴漢に気をつけてとまで。ラッキーカラーは緑。はて、緑のものなんて何ももっていない。


 ゆきおは何か一つの事を強く信じすぎる事はないけれど、信じる気持ちは信じている。自分の力が及ばない、何かとても大きな流れの中にいる事を意識しながら、自分の手と力で生きる環境を整えていこうと思うよ。  
Posted by yagihana at 07:15

2006年04月06日

心は沖縄へ、体は台湾へ。

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 絶対に沖縄に行きたくなるから、しばらく買うのやめよう、なんて思っていたくせにやはり我慢できず。ばななさんの「なんくるなく、ない。」私がどうしてこんなに沖縄が好きで好きで、いつでもその場所を思うだけでホッとして安らぐのか、言葉に出来ない思いがきれいに、ユーモアと真摯な言葉を交えて見事に言葉にされていた。


 一刻も早く沖縄に行きたい今だけど、明日から台湾へ。旅行に行くことは半ば本を読みに行くことでもあるから重いけれど大量の本をかばんに詰める。私にとってこの世の至福は、沖縄で海を見ながらボーっと本を読み続け、ふと顔をあげると男女問わず好きな人が横にいて、「ああ、いるなあ」と思ってまた本を読み、現地のものを使った簡単な料理を食べること。



 今回はばななさん、ではなく作家の篠田節子さんとご一緒する短い旅行。パワー貯めて帰ってきます。ワクワク。  
Posted by yagihana at 05:09

南へ

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 ゆきおと同時にこの子達も南へすっとんでいきました。


 あいりがこの週末、宮古島へ。この前の一人旅で出来た大事な友達に由紀のお菓子を伝えたくて、って言ってくれていそいでこしらえたよ。本当は島には本島のものなんて持ち込みたくないなあと思ってる。どんなおしゃれなレストランも、食べ物も、沖縄に入った瞬間、なんとなくうそ臭くなる魔法がある気がする。そこではあまり必要ではなくなる瞬間。

 でも大好きな女性をとりまくあたたかい世界のなかで食べてもらえるなんて超嬉しかったよ。あいり、ありがとうね。


 昨日会ってほんの少しだけどお菓子のおすそ分けしたヒロカやアキからもいちいち「お菓子超美味しかったよ、ありがとう」なんてメールがきていて、いちいち感動する。みんななんで慣れないでそうやって伝え続けてくれるのかなあ。あった後は必ず、「会えて嬉しかった。ありがとう」のメールが。ゆきおはまめじゃないから、すぐに次の事に目が行って、伝えるの忘れてしまうのにだ。魂が美しい人たちだなあと思う。


 私がずっと焼き続けていられるのは、身近な人のあたたかく、しつこい程の応援のお蔭だよってずっと思っていたけれどね、ますます実感する日々だ。


 あいりが宮古へいくその時にひろかは石垣島へ行く。みんながぐったりと疲れきる前に自分がパワーを取り戻す場所を分かっていて、そこに飛んでいって元気になって帰ってくるだろう事がすごく嬉しい。自分の好きなことや場所が分かっているという事は何よりも自分を救うよね。私ももっともっと極めたい。  
Posted by yagihana at 05:07

みなとみらい。

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もう次にいつ会えるか分からないね。約束は守れないからしないようにしようね、なんて遠く異国の人と思うことにした彼といきなり会えた。


「おおー!久しぶりだね」なんてつい日曜日に会っていたのにね。


 お互い仕事の後でボーっとしていたから「よし!いいもの食べて元気だそう」なんて言っていたくせにいつもどおり、「そこそこの味のものをそこそこの値段で」というようなレストランばかりで本当に困る桜木町で、やっぱり気づいたら2人でうどんを食べていた。うどんを食べて超幸せな私たち。 「足りないからまた何か食べようね」なんて言っていたくせに十分満たされる。



 横浜に住んでいてよかったなあと心から思うことの一つにみなとみらいに近いと言うことがあるよ。彼の運転で何度も何度もクルクル周る。幸せだなあと思う。  
Posted by yagihana at 05:04

2006年04月05日

おじいちゃま。



この4月からおじいちゃまが老人介護施設へ。母は必死に、いつでも会いにいけて、うちから近くて環境のいいところ、心のあるところを検討し続けて決まった場所。


 老人ホームに行くのは2回目。ずっと前。中学生くらいの頃に富山にいる父方のおじいちゃまが短い期間だけど入った時にすぐに会いに行った。ピカピカに美しい施設で、スタッフは優しそうだった。でも、例えば色々な場所に鍵がついていること。帰りにタクシーを呼ぼうと公衆電話を探したのにどこにもなくて、スタッフの部屋の奥にしかなかったこと。


 ここは全然自由じゃないんだってものすごく悲しくなった気持ちは今でも忘れられないよ。

 今日、時間の隙間に短い時間だけど会いに行って、全く同じ気持ちを抱えて帰ってきました。

 あたたかみのあるスタッフ。きれいな一人部屋。それでも
「もうすぐ家に帰るんだから」と何度も言うおじいちゃまに「またすぐに会いにくるからね」としか言えなくて。帰り道、仕事に向かいながら泣く。どうしようもなく苦しくておなかが痛かった。




 その後もずっとおなかは痛くて。でも夜、会う約束をしていたアキとヒロカに会いに行く。絶対にこの2人に会えば静かに自然に幸せに満たされるって分かっていたから。おなかが痛いのは治らなくて、でも理由は何も話さなくて。たくさんたくさんどうでもいい話や真面目な話をして笑った。


 まずは来週会える日をみんなで必死に搾り出して。その後6月の沖縄旅行の話で盛り上がって。そして「子供は同じくらいの時期にうみたいね」なんて長いスパンの話もした。ずっと先の話も、すぐの話も、同じ空気で話せる存在をとても大事に思うよ。

「20代は結婚の話。30代になったら子供の話。50代になったら親の介護の話」らしい。くー、その通りなのがちょっと悔しいね。

 帰るときもおなかは痛かったけれど、おじいちゃまの事は一瞬も忘れなかったけれど、すごく幸せだったよ。ありがとうね。  
Posted by yagihana at 00:16

2006年04月04日

ゆっくり、取り戻す日々に。



2006年の3月は私にとって一生忘れられない出来事に満ちた1ヶ月でした。本当に大事にしたい時間が多くて。その分、脇に寄せておいたものもとても多くて。脇によせようとして落っことしたものもたくさんあるかもしれない。でもつかみたいものは、ちゃんとつかんだよ。


 だから今は胸をはって少しずつ取り戻そうと思う。4月末には再び大事な友達の結婚式のお菓子を作らせていただく事に。だからお菓子の教室はあせらず5月に延期にして今はゆっくり試作を重ねているよ。


 心の余裕を取り戻したから、会おうねなんて言っていた懐かしい友達にも会いに行けるようになった。今日はケーキ屋さん時代の大事な友達ゆうちゃんとあまがたっち。私が働いていた時に突然嵐のように入ってきて、そのしっかりもので切れ者で、言うことははっきりと言う九州女のゆうちゃんが厨房の雰囲気を一気に素晴らしいものに変えていった瞬間をよく覚えている。


 彼女は「3年ここで働いてやめる。」と言っていた通り、この4月でやめた。そして「福岡でお店を出すから絶対に一緒にやろう。2人が組めば最高だよ。」と言い続けてくれた言葉にはうなずけないままだった。ごめんね。私はいけないよ。


 あまりにはっきりとズバズバ言うのでちょっと怖くて、でも大好きで。必ずそのお店に行くよ。どうしてもそこで働きたくなったら、きっとそうする努力をすると思う。


   
Posted by yagihana at 00:54

2006年04月03日

スペシャル。

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 今日のゆきおは「・・・なんていえないよ」と何度も言った。


 昨日、「明日はちなみに何時起き?」と彼が聞くから「5時くらいかな」なんて言っていたから、今朝早くに
「おはよう。由紀は毎日朝早くからお菓子を頑張って偉いなあ。行って来ます」なんてメールが来た時にはゆきおはガーガー寝坊していた。

「今起きたなんて言えないよ・・」と返事する。


 夕方、アキから「明日、約束していた映画、どうしても仕事が入ってしまいいけないの!ごめんね!お茶だけしない?」なんてとても申し訳無さそうなメールが来て、

「明日映画にいく日だったなんてすっかり忘れていたなんて言えないよ・・」
と返事する。


 試食の後、ある撮影で写真を撮ったときに「さすが、わざわざ鼻に生クリームをつけてうつるなんてモデルの素質ありますね!」なんて言われて

「わざとではなく、食べてたらついていたなんて言えません・・。」と言う。



 今日は重ね重ね、みんなの期待に応えられなくて申し訳ない。



 写真はゆうちゃんが大好きといってくれたスペシャルなにんじんのケイク。ニンジンにパイナップル、バナナ、アプリコット、ピーカンナッツ、オレンジ、レモンが入って、それでも魔法のようにバラバラな味にならない大切なケイクなのでござる。


 ゆうちゃんに急に会うことになり急いで焼いたよ。私は色々な事をすぐに忘れる困った頭だけどね、どのお菓子が誰の好物か、とかそういうことは一度言われたら絶対に忘れないんだよ。そんな種類の記憶力があって私は本当に恵まれていると思う。  
Posted by yagihana at 09:36

2006年04月02日

Saturdaynightフィーバー。

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 2次会は「ダンシングオールナイト」がコンセプト。300人近く来た2次会の中。誰よりも激しくあつくステージで踊っていたのは、すっかり式服を脱ぎ、ジャージとキャップになった康平とアイリでした。さすが・・・。

 ゆきおはハトなのでクラブのような雰囲気は苦手だけど、それでも楽しかったよ。ステージが完璧なんだもん。爆音の満員電車のようで、2次会から来ていた陽子とヒデ、愛ちゃんとゆっくり話せなかったのが残念。



 2次会の途中。些細な事がきっかけで私が泣いてしまった時、いつもはすごく細くてか弱いあいちゃんが、すぐに気づいて飛んできて、ずっと、すごい力で抱きしめてくれていて本当に嬉しかったの。そして、明子がずっと前にわたしの為に言わないでいてくれた事が分かったよ。

 それはミーハーな嘘ではなくて、私のためを心から思ってしてくれた事ってすごく伝わってきて私は本当に幸せだなあと思った。英語で言う「white lie」だよね。ありがとうね。


 その後、怒る対象に怒れず、その悲しみを全部彼にぶつけました・・。ご、ごめん。もちろん何も悪くない事を知ってる。でも「俺、何も悪くないけどどうしたらいいんだろう」という態度だったので妙にむかついて、「悪くないのは分かるけど、とりあえずごめんね、とか一言でもいってくれたら気持ちが落ち着くの」とか超勝手な事を伝えたゆきおだ。

 くー。女って。(と一般論にすりかえる。)

 でもすぐに、「そうか。気づかなくてごめんね。悲しい思いをさせてごめんね」なんて心から言ってくれる優しさをありがとう。  
Posted by yagihana at 22:53

雨でも楽しいお花見。

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 さすがに疲れきっていた朝。みんなで近くの都ホテルをとっていたから、朝から中華の「四川」で飲茶と汁ソバ、有名な坦々麺(辛すぎて美味しくなかった)を食し、おなかを少し痛めつつ、明子とロッキーとのんびり幸福な一時。


 その後、フミちゃんが企画してくれたお花見へ。

 みんな来れなくなって、アキとフミちゃんとはじめさんがちんまりと盛り上がっていた姿にちょっと感動。寒空の下、彼と祐子とヒロカも加わって、ウノで大盛り上がりでした。ウノなんてするの中学生ぶりだ。みんなが中途半端な記憶でカードを出したり見せたりしていちいち大盛り上がりしていたのが素敵・・。「なんか老人ホームみたいだ・・」とつぶやいた彼の一言はとても的を得ていたよ。


 自然の中での楽しみは、人数でも食べ物でもなく、そこにいる人が全てだなあ。玉川の公園では祐子の笑い声がたからかに響き渡っていたよ。その大きな笑い声はいつも私たちを幸せにするの。


 雨も降ってたし超寒くてみんなに「顔がまっしろになってるよ」なんて言われていたけどね、天気が悪くてもそれを笑い飛ばし、最後の最後まで楽しみぬくメンバーだったからお花見は大成功だったよ。フミちゃん本当にありがとうね。  
Posted by yagihana at 21:45

祐子からの贈り物。

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 ものすごい忙しさの中、会いにきてくれた祐子。
 
 はちきれんばかりの笑顔だけで、私はもう本当に幸せすぎるのに、私と彼に大きな贈り物と手紙を抱えてきてくれていたよ。祐子、ありがとうね。ずっとずっと大事にするし、私もつなげていく事を誓う。


 私が本当に大切に思うこの大学の仲間の事も、私が真剣に付き合っている彼の事も、それぞれが大切にしてくれている事をすごく感じる日々だよ。彼は、みんなにあうたびに

「由紀の友達は本当に素晴らしくて、あまりにも優しい人ばかりで感動する」って感動してるよ。みんなも彼もどうもありがとう。私はそれをいつも思うから、大好きな人が大切にしている人は私も心込めて大事にしたいって思えるんだよ。  
Posted by yagihana at 21:43