2006年03月30日

完成、そして旅立ち。

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 今回の引き菓子は箱詰めでも1列だから楽かなあと、また油断していたけれど、なかなかやっぱり量は多かった。今回は、

 ハートのフィナンシェ、桜と抹茶のフィナンシェ、スマイル君、ピーカンナッツスクエア、キャラメルシュガークッキー、メレンゲショコラだ。どうしても引き出物って定番のラインナップになっちゃう。でも色々な場所にハート、ひそめました。


楽しかったし、無事に終わって旅立つ子達を見つめるとキューン。大きな仕事が終わった後の幸福な、でもボーっとした気持ちはきっとどんな仕事でも同じだよね。

 いつもいく宅急便のヤマトの営業所の方達も、もう毎日のように私が荷物を出しに行くから本当に協力的。大手の会社は心がない気がする、なんて思っていた自分が恥ずかしいほど、みなさん一生懸命割れないように気をつけてくださる事に感動するよ。


   
Posted by yagihana at 23:49

ピザのプロ。

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 今夜は、あき、ひろか、キノピー(柿ピーじゃないよ)と彼とちょっと久しぶりのサボイへ。大好きな人たちと食べるナポリピザって本当に楽しくて嬉しくて、その上美味しいなんて。くーっ。朝からウキウキ。


 彼はここのプロ。アツアツのピザを一刻も早く食べたい一心で到着した瞬間、すごい速さで切り分けていくので写真をとろうとしたら動画状態でした。美味しかったなあ。東京に、ああいう気軽に美味しいお店がもっと増えたらいいのになあ。

 でも
「美味しいけどこれは一人で食べてもそんなでもないよね。やっぱり楽しい仲間とじゃないとね。」と言ったら
「いや、一人でも美味しかった・・。」とサボイ信者の彼。好きなものがあるのはいいことだ。(とよく分からないけどまとめてみた。)


 その後、近くのスタバでのんびりとまったりと話す。O型が多いこのメンバーは、本当に朗らかで、穏やかで、楽しくて、心満たされちゃう。太陽のようなヒロカと、床暖房のような(たとえが悪いなあ)じんわりと心あたためるアキは、この超寒かった東京の夜でも由紀夫の心をダブルでポカポカと温め続けてくれたんだよ。

 キノピーの水泳のプロとしての講義をみんなで楽しく聞く。言い方によっては全然面白くない話なのに、キノピーの淡々とした話し方や分かりやすい説明でみんなで一気に話に夢中になってしまった今夜。次会う時は水泳帽をかぶって会おうね。


 先日近所の公営プールで昔の男友達に再会したよ。お互いに競泳水着に水泳帽というこれ以上ないほどばかばかしい格好で「やあやあ!久しぶり!」と会ってしまったので、もう怖いものは何も無いという気がするよ。キラキラに着飾った格好で再会するよりも、早く、深い話ができる気がする。



    
Posted by yagihana at 09:08

ありがとうー!



 今日はあきから、彼の合格祝いになぜか私も一緒にプレゼント。でも「なぜ私まで?」と素朴な疑問を問いかけると、何故かあきよりも先に、

「由紀はベストサポーター賞だから!」とあつく言ってくれる彼と、横で激しくうなずくアキでした。本当に素敵な贈り物をありがとうね。その気持ちに包まれる。


 私はずっと小さい頃から、ひたすら専業主婦が夢だったの。基本的には、仕事をする事にも、多額のお金を生み出す事にも何の興味もない。でも、大好きな人の大事な時に、そこに駆けつけ、ちょっとしたお祝いをし続けられるくらいのお金は自分が納得できる仕事で生み出していきたいなあと思うんだ。


 陽子とアイリの式の引き出物で頂いた代金は、絶対に使わないでいようって思っていたの。でも、結局大事な人のお祝いの時にそれを使わせていただいたよ。それは私にとって本当に大切な場面で。とても納得のいく幸せな使い方だったよ。ありがとうね。

  
Posted by yagihana at 05:37

2006年03月29日

塩野の和菓子

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 先日、お菓子を注文してくださったまさよさんから、すぐにお代金とあたたかいお手紙と一緒に、届いた塩野の和菓子。

「洋菓子に比べて和菓子は原価がかからないから、値段は技術料だよ」って聞いていたけれど、素材のよさと技術の素晴らしさがぐーーっとつまった素晴らしいお菓子でした。お見事です。と背筋が伸びる心地。


 美味しかったです。本当にどうもありがとうまさよさん。


 お菓子でも芸術でも、何に関しても、とっかかりはとても大切だ。ゆきおは本当に周囲の人に色々な世界の入り口に連れてきてもらったよ。そこから入っていくかは自分次第だけど、何をするにもそのはじまりを思い返してみると、いつも誰かのお導きがあったなあ。全てを一人で成し遂げている気持ちになった時、そうやって思うと、何一つ、一人では成し遂げていない事に気づくよ。  
Posted by yagihana at 16:30

まだまだ祭りは終らないけど

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 会社ではバウムクーヘンの匂いが充満している中。今日は彼の国史の発表日。

 陽子が前からずっとドキドキとしてくれていて、

「発表は2時だよ。」と言ってあったのに、朝から
「ど・・どう?」
「2時だよー。」と返していたら、

2時。私がどうしても手を離せない仕事をしている時に、携帯が遠くでなっているから、

「ああ、結果を教えてくれるんだな、ドキドキ。」と飛んでいったら、彼より先に、陽子から

「2時!!」とメールが。フフフ。ものすごく暇な人みたいだけど、本当はものすごく忙しい事を知ってるよ。でもその広く熱い心で何よりも大切に思ってくれていることも知ってる。ありがとうね。

 合格したよ。彼におめでとう、と伝えるだけではなく、私にもみんないちいち喜びの声を届けてくれる事。本当にみんなに守られているんだなあ。本当にありがとうね。報告の電話をくれた時に、どうしても出る状況ではなくて、急いで着信拒否を押してしまった。くー。

 着信拒否って、されると淋しいのはあの抑揚のない携帯のお姉さんの声だからだよね。もっと申し訳無さそうに、涙声でアナウンスしてほしいものだ。


 でも、ものすごく努力していた事を知ってるから「おめでとう」なんて言葉がちょっとしっくりこないんだよ。それじゃまるでラッキーだったみたいだよね。でもおめでとう。(結局言っちゃう。)  
Posted by yagihana at 08:34

2006年03月28日

バームクーヘン祭り。

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今、会社ではバウムクーヘン祭り。

 あまり楽しくなく、きつい事は「・・祭り」と呼んでみることにした最近。一気になんだか愉快な気持ちになって乗り越えられるよ。
 

 本当は連日バームクーヘンを買い集め、全部食べて、その上で小難しい資料を作らなくてはいけないのでそんなに楽しい事じゃない。バターケーキ、それも質がよくないものを大量にとると頭がぼーっとしはじめるので思考もぼんやり。

 ぼんやり頭の後、今度はチーズケーキとシュークリームが待っていらした。



 ゆきおがぼんやりとしている間に、どんどん会社は忙しくなっていて、雑誌や企業からの商品開発の仕事もどんどん増えて、本当は家で作る方メインにしたい私にも否応なく大きな仕事が任される。

 でもね、どんどん仕事が増えるのってすごくわかるなあ、と思う上司なんだ。知れば知るほど尊敬している。尊敬できる人の下で働ける事は、最高の幸せだなあと思う。その人の力になりたい。でも私はやっぱり自分で作る方がどうしても大事で。いつもその気持ちの葛藤があるんだ。いざとなったら私は自分がどっちをとるか分かってる。



 この前彼が、

「いざとなったら逃げる人っているし、なんとなく分かる。」という事を話していた時に、

「その人にとっては、もっと大事な存在がいるって事で、私に対してはそうでも必ず他の場所に飛んでくところがあるんじゃないかなあ。私だって、全ての人の力には絶対になれないから、守りたい人以外からはそう見えても仕方ないなと思う。」と答えていた事を思い出したの。


 全員を助けようなんてしたら結局誰一人救えないし、全てを同じように大切にしたら結局何も大切にしていないのだと思う。だから私は冷たいねといわれてもここぞという大事な時の、心の優先順位はしっかりと持ち続けていたいんだ。  
Posted by yagihana at 00:07

焼き菓子祭り。

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 会社では、お菓子を食べまくり、家に帰るとやきまくる日々でした。なんて甘い生活なんでしょう!私も想像もしていなかったけれど、両親もきっと自分の娘がそんな仕事をするなんて思わなかっただろうなあ。


 アイリの結婚式のお菓子を一気に焼き始めたよ。ということで、母が一気に箱を折るのと詰めていく作業を手伝ってくれる。色々な人が、結婚式の引き出物の前には

「何でも手伝うよー」と言ってくれるよ。

 本当に優しいし、あたたかいなあといつも思うんだけど、みんなが想像しているようなワクワクするような作業ではなくて、地味で、永遠に終わらないんじゃないかと思うような時間だからどうしても甘えられないの。結果、母だけに甘える事になってしまい、本当に感謝しています。ありがとうね。  
Posted by yagihana at 00:00

2006年03月26日

温泉へ。

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 かなり慌しい日々だけど、だからこそ心の一服をしに、大好きな人たちと一泊で温泉へ。普段ゆっくりと話せない大切な事もどうでもいい事も、のんびりと話し続ける中で私はぐいんぐいんと生き返っていくよ。


 みんなにとっての素晴らしい聞き役であり、話し手になる事よりも、身近にいる大事な人の話を聞く力と私を伝える力をもちたい。どちらかだけではだめなんだ。本当に相手の話を聞くこと、相手に自分を伝える事はすごく難しい事だと思ってる。でもその努力を自然にこなせてしまう関係をとても大切に思う。話していると、「ああ、ちゃんと伝わっているなあ」と思うの。ありがとうね。

 
 ずっと前から評判を聞いていた、伊豆は「あせび野」。

 部屋露天だし、お料理はもうパーフェクトに美味しくって、何よりもサービスが素晴らしい旅館でした。18室しかないと言うのも、館内で渋滞に巻き込まれないので素敵。ものすごく安くはないけれど、この内容だったら大満足だ。


 ソフト面での足りなさをハードでカバー、というのは日本ではよくある話だけど、ここは、ハードの足りなさ(華美ではないだけで別に足りていたけどね。)をソフトで完璧にカバーしていました。ソフトっていいなあ。柔軟性のある、応用のきくサービスを感じたの。


 帰るときにまた、次の予約をいれて、家族や恋人、そして友達ともまた訪れたくなりました。向上し続けようと言う気持ちは言葉にしなくても、必ず相手に伝わるものなんだなあ。次に来る時はまた、一層よくなっているだろうという信頼のもてる旅館でした。バンザイ。  
Posted by yagihana at 12:22

修善寺、朴念仁

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 行く途中で、修善寺のそばの名店、「朴念仁」へ。

 12時について、名前を書いたのにそばに出会ったのは2時半。クーっ。倒れるかと思った。よくよく張り紙を見ると、


「店主一人で全ての料理を作っていますので、お時間かかります」

 そうかそうか、店主よ頑張れ。のエールを待ち人はみんなは、最初は笑顔で送り、途中からイライラし、最後は静まっていました。店の周りは異様な空気。でも私たちは笑顔で待っていたのだなあ。フフフ。御殿場インター近くの「ふく田」というこれまた美味しいソバ屋さんによってからはしごしてきたから。そば食べすぎだよね。


 でも評判なだけあって、2時間半まっても惜しくない薫り高くそうめんのように細いお蕎麦でした。というより卵焼きが、生まれてから口にした中で、一番美味しい卵焼きで。あの卵焼きをマスターしたらいつでももう、お嫁にいける。卵焼き屋さんになれる気がするよ。頑張るね。


 すぐ近くには有名な「あさば」。フラフラと中を覗きに行ったら、「見学もお断り」でした。断られつつ「いいぞ!それでこそ名旅館だ。」となんだか嬉しい私たち。いつかここに泊まりに来れます様に。でもお金ができても40歳までは待ちたい。それに見合った年齢と中味になってから行く事が贅沢の醍醐味だよね。


 
 おなかが一杯になって、旅館にいき、お風呂にはいり、すぐに夕飯。あまりの美味しさにまた完食。わさびもごりごりと自分ですって使う。

「いいわさびは鼻に刺さないよね!」と豪快にお刺身に山盛り乗せて食べた友がもろに刺されて、ゲホゲホとむせていたので(のせすぎ)ゆきおはこじんまりと楽しみました。  
Posted by yagihana at 10:23

2006年03月25日

いざ、三合庵へ

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 週末の幸せ。愛する人々と美味しいお食事。


 式が終わって、早速落ち着いたヒデ・陽子夫妻からデートのお誘い。その為なら朝3時おきでお菓子をしこみまくり、集中力だって夕方まで全くきれない。好きな人のパワーって本当にすごいなあと、思いながら途中からランナーズハイ状態に入ってしまったゆきおだ。普段はすごく弱いけど、昔から本番には結構強いのだ。(どっちが本番?)



 今夜は本当は、目黒のナポリピザが評判の「イロッタ」に行くつもりだったから、朝から「ピザピザー。ピザピザー」と心もおなかも「いざピザ!」と思っていたのに、予約が一杯で入れなかった、つめがあますぎる私たち。


 というわけで、一応予約しておいた(こういう時だけ、まめ。)三合庵へ。陽子たちはずっと「行きたい!」と言っていたから、一緒に初体験の場に参加できる事はとても嬉しかったのだけど、おなかはピザ用に準備されていたので、「そばか・・」と内心動揺。見慣れた暖簾をくぐって入っていくと・・・。


 三合庵、広くなっていたよ。がーん。なんか大衆食堂みたい・・。
   
Posted by yagihana at 08:59

うみゃい!

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 改装して大きくなっていたお店に動揺していたのだけど、お料理は一段と美味しくなっていて本当に幸せでした・・。


 いつも私達を至福の時間へといざなう「ホタテとアスパラのてんぷら」なんて・・・くっーー。とうなっている横で、彼も、ヒデも陽子も同じ顔をしているのを見て笑う。お酒も飲まず、お茶をぐびぐびと飲みながら、食べまくる私たち。一通り、食べ終えて、また

「ホタテをまた食べませぬか?」の誰かの一言に残る3人でくいつきました。みんな食べたかったのね。ゆきおは昔、このお店でテンプラの美味しさを知りました。


 食事をとても大切に考えている人と真剣かつ楽しく食べていると、最大限に栄養になり、パワーになってくれる気がするよ。だから本当にありがとう。


  
Posted by yagihana at 08:57

あまえること。自信を持つ事。

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食後、二人を送っていき、「ちょっとあがっていかないかい?」の誘いに遠慮もせずに上がらせていただきました。超おしゃれな家なのにあたたかみのある部屋。じべたに座って、ヒデの入れてくれた美味しい紅茶を飲んでいるときの幸せといったら!くー。2人が踊りくるう姿が一瞬映っているというエムフローのライブの映像を見せてくれるが、みじんこサイズなので全然分かりませんでした。残念。


 こういう人って家族に一人はいる。そしてその存在が家族を家族らしくしているのだなあと思う。誰か来ると、必死に家族が小さく写ったテレビや雑誌、新聞などを見せてしまう人。フフフ。もうあの2人の家庭にはその人がいて、家庭としては結構完璧だなあ。



「ここに住みたい。このカーペットの上だけでいいよ。」という私たちに
「ぜひ!!」と喜んで同意してくれる2人だけど。

 本気で越してきてしまいそうだから中途半端な気持ちならきちんと断ってほしいものだ。(あやふやな女学生にやきもきする思春期の中学生男児のこころ)



 陽子はヒデに出会ってから本当に変わったなあと思うところ。そこと、陽子自身が今夜、「ヒデに会って変わったところ」を聞いた時に答えた答えが同じだった事がすごく嬉しいよ。それは「人に素直に甘えられるようになった事。」「自分に自信がついたこと。」ずっと一緒に色々な場面を見てきたからすごく分かるし、嬉しい。



 私はまだ、本当の意味で心から甘えられる人に出会っていないか、その関係には至っていないなあと思う。自信も全くなくて、根本的には生きている事が申し訳なく思ってる。それは私自身の大きな大きな壁であり、コンプレックスなんだけど、それを抱えて生きている事で叶った小さなことも、出会えた素晴らしい人もいるのだから、悪くないのかもしれないよ。そしていつか胸をはって言える自分を見てみたいなあと思う。  
Posted by yagihana at 08:38

2006年03月24日

ホーム、スイートスイートホーム

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 このクッキーは私の周りの大好きな新婚夫婦たちへ。


 この形を見るとなんだかホッとする人は、きっとハウスの中に、ホームがあって、守られているんだろうなあ。みんなの家は私にとっても本当に落ち着く小さくてあたたかい世界なの。
  
Posted by yagihana at 22:54

2006年03月23日

のぞくはなさん。

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 お風呂に入ろうとしたら、熱い視線。(と鼻息。)
 はなさん、相変わらず元気です。

 壁のある所にはなさんと母あり、だ。
 後ろで母がプルプルと震えながら体を隠しているよ。よく飽きないなあ。(母は。)


 今日、久しぶりに家でゆっくりと夕食。「リゾットよ」と出てきたそれは、どうみても「おかゆ」だった。

「え?おかゆでしょ。」
「食べたらリゾットよ。」
「食べてもおかゆだったよ。でも美味しいおかゆだよ。」
「リゾットよ。」
「だってチーズは?オイルは?米はいためた?」
「あら。全部忘れたわ。貝柱がポイントよ。」


って、そのポイントで決定的におかゆでは・・。(美味しかったよ。)

 昨日も、あきこさんに会う時に実家のご両親へと油揚げの味噌漬けという美味しい肴を持っていき、散々その美味しさを説明し、帰宅したら、冷蔵庫にちんまりと残っていたとのこと。何を代わりに渡したか、考えていたら、あきこさんから電話で、

「普通の油揚げが入っていました。2枚。」

 と使いかけの普通の油揚げをたいそう立派に包んで連れて行った母だ。
「あら!それはお母様に持っていかないで暁子さん、お味噌汁にでも入れて食べてね!」だって。(当たり前だ。)

 大丈夫かなあ。最近こんな事はざらにあるので、ちょっと心配。楽しそうだからいいんだけどね。  
Posted by yagihana at 22:04

卒業式へ

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 私が大学を卒業してからも、私にとって大切な人が卒業する日であり続けていたから、結局毎年、この時期に日吉に戻ってきていたけれど、今日も仕事を抜けて、大事な人の卒業する姿をきちんとこの目で見る事ができました。それは何よりも私自身の為だから、本当に嬉しかったよ。


 銀杏並木を手をつなぎながらぐんぐんと歩く幸せ。



 きっと今年が最後。顔も心も変わっていないのに、もう卒業してから4年もたったなんて。卒業生は若々しくて、ぴちぴちしていた。毎年ひっそりと花束をもって行っていたのにすぐに後輩に見つかって恥ずかしい思いをしてきたけれど、今年こそはもう誰もいまい。と油断していたらやっぱり見つかったよ。「卒業する思いをどうぞ!」なんてインタビューまでやってくる。なぜ?



 よく学生の頃、OBが来るたびに「今しか時間がないんだから今しか出来ないことをしろ!時間を大事にしろ!」といわれていた言葉は確かに正しかったけれど、同時に、「今が一番いい時期だ。学生は最高だ。社会人は最悪だ。」という言葉は本当にいらない。(当時から耳を素通りしていたけれどね)


 私だったら何も言わないか、「自由な時間はものすごく少なくなるが、その分濃密になるよ。もっともっとよくなるよ。」と言いたいなあ。子供を産んだら、「あなたの人生、もっともっと楽しくなるよ。」って、人生の節目ごとに言い続けて育てていきたい。

   
Posted by yagihana at 20:40

ペリカンのスーベレーン。

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 彼の人生の節目に贈りました。

 文房具を好きな人は知らない人はいないだろうペリカンのスーベレーン800。若いうちにあまりに身の丈にあわない高級なものを身につける事に私は興味がないけれど、この万年筆の重みは私にはまだ重過ぎるけれど、彼には今、と思ったの。


 まだピカピカに輝くペンが、どんどん手になじんで、柔らかい色合いに変わっていくのを一緒に見ていきたいなあと思う。  
Posted by yagihana at 20:29

2006年03月22日

春樹さん好き

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 ここ最近の忙しさの中、ゆきおの心をホッとさせたり、笑わせたり、納得させてくれたのは春樹さん。どんな形をとっていても、私は春樹さんの価値観がとても好きだから、どのページを開いても、その時々でぐっとくる言葉に出会えるの。価値観がしっかりと一貫している人の言葉は、どんな事について話していても、納得させる力があるのだなあ。逆もまたしかり。


 今回は、特に、

「最近、自分が夫に対してとても怒りっぽく、いつもぎすぎすして、落ち込んでしまいます。夫はとても優しいし、・・なのに近頃夫のすることなすこと、気にいらず、私はぷんぷんしてしまいます。なぜ私はこんな態度をとるか情けなくて・・」

 という悩みに対して

「こんにちわ。非常に短い答えになりますが、女の人ってみんなそういうものです。だから気にしないでいいんじゃないでしょうか。」


 という答えに一番力をもらいました。どんな素晴らしい言葉よりもこういう答えを出すのは難しいのでは。そして救われてしまうのでは。

 難しい言葉をこねくりまわして、なんだか立派に見せる事はとても簡単だけど、私も近くにいる人にくだらなくて、易しすぎるほど易しい言葉で自然に力づけられるような言葉をかける人になりたいと思う。


 。  
Posted by yagihana at 08:12

2006年03月21日

一生忘れられない日。

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 ポカポカの天気の中、陽子とヒデの結婚式。

 参列した人誰もが二人を大好きで仕方なく、それでいて、自分も確かにこの素晴らしい2人に愛されていると感じる事のできる素晴らしい式でした。結婚式はその二人の人生そのものだ。そういう意味でこれ以上ないほど、二人らしい式でした。


 神父の前で愛を誓う2人と、私も一緒に横に並んで、2人の愛を一生かけて見届ける誓いを行いました。誓うって、本当はすごく難しいって分かってる。でもこの誓いだけは絶対に守れる自信があるんだよ。  
Posted by yagihana at 19:23

家族が主役の式でした。

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 大切な人がとても大切にしている人は、私だってとても大切に思う。だから、陽子がどんなに家族を好きで、大切にしているか知っている私たちは、みんな陽子の家族が大好きで、とても尊敬しているよ。


 普通、家族は隅っこで、なんとなく目立たない存在になる事が多い結婚式だけど、2人の式では家族が主役で、誰よりも目立ち、誰よりも大きな存在感を放っていたよ。フフフ。本当に2人らしい素晴らしいことがたくさんあって、私はどうにかこの感動を言葉にしたいのに、しきれないので、ひっそりと心の真ん中に抱え、いつも心をあたたかくして生きていこうと思います。


 陽子、ヒデ、ありがとうね。何かをもらいにいったわけじゃないのにね、抱えきれないほどのものを頂いて帰ってきたよ。  
Posted by yagihana at 04:16

そうそう、陽子をめぐる輪は広がり続けてる。

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 2次会には、彼も康平もアイリも優子も祐子もふみちゃんも、とんでやってきてくれていたよ。もともと、多分私が紹介したけれど、そこから先、こんなに惹かれあって、親しくなったのは陽子と彼らの人柄だ。


 そして、わたしの大好きな社学の仲間と、あいりや康平、祐子が出会うたびに


「はじめましてなんだ!もう由紀から話を聞いたり、ブログを見ているから全然初めて会う気がしない!」

ってみんながどんどんつながっていく姿を見て、幸せだなあと横で思っていたよ。



 久しぶりに康平とアイリ夫婦と、私と彼、そして陽子夫妻ショット。こんなにも素敵な夫婦がまわりにいてくれて、私たちは本当に、自然に「結婚っていいなあ」と思えるんだよ。(いや、予定はないけどね。)

 10日後は康平とあいりの式です。お菓子、頑張るね。  
Posted by yagihana at 01:25

2006年03月17日

もうすぐだね。

 毎朝、週間天気予報に釘付け。どうか、陽子の式もアイリの式も晴れ渡りますように。今のところ晴れているから、毎朝「よし!晴れ!」と確認の儀式を行っていると、


「天気はかわるものよ・・」と無情につぶやく母だ。(天気のところを「人の心」に置き換えているように言うんだもの。)


 離れ離れの社学の仲間が全員そこで集るのも今から楽しみすぎて何も手につかないほど。くー。みんなに会いたい。何も手につかなくて、式のお菓子はまだ焼いていないけれど(おいおい)、週末に一気に焼き始めるから安心してね。


 かいまるのブログで知ったこのサイト。どうやら私の年齢の人が皆もうすぐ「生まれて10000日目」、迎えるみたい。人生は記念日が多いほど楽しい。



 今日は渋谷の本屋さんの端っこで、突然の素晴らしい報告。笑って、笑って、泣いた。超幸せだ。おめでとう。

 そして「お久しぶりです」ってさとさんにメールしたら、お返事のメールの題名が、

「違うから!」

 で、何が違うのか分からないまま呆然としていたら、慌てて2通目。「いつも想っているから、全然久しぶりじゃないんだよ、って言いたかったの」と答えが来て、その優しい回答にじーんとする。人の優しさは本当に様々だ。毎日毎日本当に包まれているけれど、見逃している事もあるだろう。日々に追われないように、目をこらして、一々気づいていきたいなあ。


 そして、ちゅりちゃん、お手紙届いたよ。ありがとう。そしてあまりの大ニュースに本当にびっくりしたの。私が自分の人生で余裕を失いそうになる時も、「いや、自分だけじゃない」って思えるのは、身近な人がこうして自分の大事な事を私にもそっと伝え続けてくれるからだなあと分かった。



  
Posted by yagihana at 14:36

「伊勢廣」の焼き鳥

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 今夜は彼がずっと前から「連れて行きたい」って言ってくれていた赤坂ニューオータニの「伊勢廣」へ。父が鳥を食べないので、我が家では、焼き鳥なんて遠い異国の食べ物でした。人生初焼き鳥屋。ドキドキ。


 次々に運ばれてくる鳥たち。あらゆる形になって登場し、最後まで飽きないで頂きました。特に団子が・・・。くー。美味しかったなあ。こうやって、誰かにとって大事な場所を教えてもらって、それだけで私はもう十分おなかが幸せなのに、その上美味しいんだもの。


 子供に比べて、大人は情報を食べる。って悪い事のように言われるけれど、こういう時は喜んで情報を食べようと思う。誰かの大事な気持ちをちゃんと味わいたい。


 そして、今日は彼がアメリカの病院に研修に行っていたときにお世話になり、尊敬しているやす君(なんて呼んでいたら36歳だった。)が日本に来ていたので、ついに焼き鳥をかじりながらのご対面。


 医者としてだけではなく尊敬も、信頼もできるとても魅力的な人でした。康平に似ているなあと思ったよ。彼がとても惹かれ、尊敬し、大切にしている関係というのもすごくよく分かる。


 彼がこうやって時間を自由に使えるのもあと少し。夜、電話で「これからはもうゆっくりと話せなくなるけど」って言っていて、しんみりとした気持ち。みんな忙しいのは同じなのにな。
 明子やアイリが

「彼がものすごい忙しくなっても、由紀に絶対に淋しい思いはさせないから!!たくさん会いに行くから!」

 なんて言ってくれて、なんだか男らしいなあってあたたかくなって笑うよ。みんなが男性だったら一生ついていきたい。(でも私はどんな弱々しい女やねん。) 
 結局私は私の日々を真剣にいきているしかないのだなあ。
 毎日している事をあまり仕事、と思えないけれど、久しぶりに「仕事頑張ろう。」と仕事って言葉で決意する。でも変な感じ。いいや、お菓子にまつわるあらゆる作業を楽しむね。



   
Posted by yagihana at 12:37

2006年03月16日

Tシャツとジーンズで凍えながら

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買出しや、久しぶりに家の外でお菓子をお教えしに行く。最近本当に時間がなくて日々睡眠時間が足りなくなっていくのに、今日発売の「ナナ」だけは見送る事が出来ず、すぐに購入。くーっ。ちょっとした時間でちょこちょこ読むじれったさ。


 ちょっとあたたかいとすぐに

「あら?脱いでいいかしら?」と薄着になる。ものすごく寒がりで、何が何でも寒い思いをしたくないのに、太陽の光はじかに感じたいの。今日はやっぱりTシャツには早かったなあ。残念。早く、一刻も早く脱ぎたい!(あやしい。)


 「教える事は何よりも学ぶわよ。」って母が言っていたけれど本当にその通りだった。そしてお教えする時は、朗らかに、楽しむ事が一番大事。とリラックスしていたつもりだったのに、みんなに「台所に入った瞬間、人が変わる。」と言われ、色々な人のブログで自分のその姿や描写を見て我ながら初めて気づいたの。むしろ、スパルタとのこと。くーっ。そんな私がいたなんて知らなかったよ。はなさんが震えていたのは、お客様に人見知りをしていたのではなく、ゆきおが怖かったのか。


 写真はゆきお御用達の都立大学のパッケージプラザでござる。みみさん、場所分かったかな??  
Posted by yagihana at 13:47

愛だなぁ

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 先日彼とお菓子の話を珍しくしていて、やけに盛り上がって。

「由紀は自分の為だけにお菓子を作る事はないの?」
「今はないよ」
「では何が一番好き?」
「プリン。ちょっとスが入っちゃったような家庭のプリン。」
「果物では?」
「苺。苺しか目に入らない。」


 とアイドルのような(幼稚園児のような)答えを発表していたら、今日彼が突然やってきて、手作りのプリンと苺を目の前にサーブしてくれて本当にびっくりしすぎて、ひっくり返りそうになった。


 昨夜、アイリの家で、アイリの手ほどきを受けながら、生まれて初めてのお菓子作り。失敗も繰り返し、最後は超真剣に取り組んで、うまくできた時はもう2人で大喜びしていた様子。ドキュメンタリー写真を見せてもらいながらその時間を想像してすごく幸せになる。

 プリンは本当にシンプルな材料で、簡単だけど、小さなポイントが多くて必ず誰もが一度は失敗するよね。でも、第1作目の失敗プリンはたわしのようで、笑いすぎて苦しい。


 お菓子作りが似合う男性もいるけれど、彼は対極にいる人だからこそ、嬉しいしびっくりしたよ。


 本当に優しくて美味しくてあたたかい、私にとっては世界一のプリンでした。ありがとうね。目に見えない時間やキモチが何よりも嬉しい。アイリも本当にありがとう。


 「仕事頑張りすぎちゃ絶対にだめだ。でも頑張ってね。」と風のように去っていったあの人は又三郎のようでした。。



   
Posted by yagihana at 13:04

2006年03月15日

レストランキノシタへ

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  大好きなお姉様達と優雅な晩餐会の夜。


 予約がとれないレストランとして有名な代々木にある「キノシタ」の予約をkaedeさんがその美貌で勝ち取ってくださったよ。完全オープンキッチンなので、見ているだけでゾクゾクして木下シェフをじっと見つめる怪しい女だ。でも内心「この人は、なんてあっさりとした顔なんだろう。子供の頃から同じ顔だろうなあ。」とか思ったりしているんだけどね。



 まさよさんとkaedeさんがいらしてからは、ひたすらこの素敵な2人のトークに夢中になっていました。まさよさんのいるところに、大盛り上がりあり。kaedeさんのいるところに素晴らしいつっこみあり。



 お二人ともお仕事が本当に忙しいキャリアウーマンなのに、人生楽しむことにかけて本当にパワフル。そして一緒にいて本当に楽しくて、「よし。私も私のやり方で人生を楽しむぞ」と思う存在。

「私は私だからあなたの人生を導くことはできないが、努力と工夫次第でこんなに楽しむ事だってできる!」


って行動でもって伝えることは、人生の先輩が後輩にしてあげられる最高の行為だなあと思う。


 また次のデートの約束もしてから夜中に帰宅。仕事も性格も環境も年齢も違う3人が、どこかとても大切な部分で惹かれあって、つながって、そのつながりを深め続けられることがすごく幸せだなあと思う。



 お料理は想像とは違って、シンプルで分かりやすい美味しさでした。一皿の量がかなり多く、デザートもしっかりついてくるので、本当にお腹一杯。kaedeさんが夜の「ゲルマニウム温浴」へと、この夜を洗い流しにいかれたのをみて、由紀夫も帰ってから腹筋を5回ほど行って、大満足。



 今夜は、私にとってはごく当たり前の事をちょっと恩着せがましく言われ、びっくりしたし、がっかりして黙ってしまった。何もいえなくなっちゃうのは、「いや、私にとっての当たり前は相手にとっては違うかも」とか色々考えているから。そう思いながらも、すぐに無かったことにできない自分の器量の小ささを思い知りました。未熟だ。  
Posted by yagihana at 08:19

2006年03月14日

ホワイトデーだったのね

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 今日は会社で「ホワイトデーだから。」って大量のお菓子やプレゼントまで頂いて、ホワイトデーであることと、そしてそういえばゆきおはバレンタインは会社に行っていないのであげていないことを思い出した。そういえば最近「ホワイトデーに」って頼まれたお菓子をたくさん作りまくっていたのに、なんだか自分とは関係のない世界。



 義理チョコの発想もない私は、とてもとても反省しました。だって、やっぱりすごく嬉しかったのだ。一緒に働いている男性陣は厳密にいうと違う会社なのでお世話になっているわけではないけれど、本当にいい人たちばかり。(色々頂いたから言うわけじゃないの・・)よし。が、頑張ってお返しを作ろうと決意しました。


 女性には喜んでお菓子を渡せるのに、男性には(恋人や友達の恋人以外)ほとんどあげないうぶな中学生のようなゆきおなので決意が必要なの。そしてどうにか私が作った事を知られないように渡したい。(なぜ)




 今夜は愛ちゃんとずっと前からデートの約束をしていたから、思いがけず日本にいた彼がその合い間をぬって会いに来てくれたよ。バーニーズのアロマキャンドルと大きな花束と手紙。男性から花束をもらう幸せを知ったのは彼と出会ってからだなあ。一見、寡黙で、実年齢よりずっと大人に見える彼が堂々と花束を持っている姿はかっこいいなあといつも思うの。本当にありがとうね。  
Posted by yagihana at 23:06

あいちゃんの悲劇は。

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 仕事が激務でヘトヘト愛ちゃんだ。

 でも今夜は一緒にいるうちにメキメキ元気になっていき、どんどん輝きを放ち始め、帰る頃にはこのスマイル。きゅーん。お土産のポーチがなんだか恥ずかしいくらい似合っている。(ピンク生地に紫の下着の刺繍)



 愛ちゃんの悲劇は、あまりにも愛ちゃんが可愛くて、声も動作も行動も全てがどこまでも可愛いから、そのあらゆる障害にひっかかって奥深く、本当に素晴らしい中身まで到達する男性がとても少ない事。

 中には
「愛ちゃんおいちいですか・・。うれちいですか・・」と赤ちゃん用語を使ってくるものまで・・。(鳥肌がたつらしい)


 でもね、愛ちゃんは全部分かってるしお見通しなのだよー。と愛ちゃんの肩にのっかって教えてあげたいなあ。本当に人を見る目がある人。きっとこういう経験の積み重ねで得た才能なんだろうなあと思う。それでもその洞察力の鋭さや、冷静さ、聡明さを全て優しさにかえて人と接している姿、私のこともいつも気遣ってくれる姿に感動するよ。



 お店が閉店していることにすら気づかず話していたら、店員さんもまさか私達が残っているとは思わず、お互いに対面してびっくりした夜。


  
Posted by yagihana at 22:37

恋をするなという方が難しい。

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 という言葉は最近読んだ、よしもとばななさんの「不倫と南米」の本の帯に書かれていた言葉。この帯が本から落っこちて、私の部屋に落ちていたので(拾いなさい)いつも見るたびに

「そうだろうか。そうだろうか。」と考える時間をくれていたよ。

 恋愛も「一緒にいるしかない。」と思わないと、私には他にしたい事も会いたい人もいるから絶対につきあっていられないの。私は「せずにはいられない」という
事を極めつつ、そうではない事をなるべく減らし、大事な事にかける時間を生み出し続ける努力ならいくらでもする。

 だから、「他にしたい事があるけれど、なんとなく今、どうでもいいことをしています。もう好きではないけれど、一応付き合っています。」なんていう人を見ると非難するわけではなくて、すごくびっくりする。人生は一度なのになあと思う。



 でも最近、面と向かって「ドキドキします」なんて言われて、参ったなあと思った。そんな事言われた方がドキドキするに決まってる。素直な言葉ほど心にはいってくるものはないよ。
 



 ばななさんの本は、色で言うと真っ白で、いつ、どのページを開いてもすぐにその世界に入っていけて、いつの間にかすごく暖かい気持ちになって本を閉じることが多いのだけど、今回の本はカラフルで音楽ががんがんとかかっているような本でした。彼女の言葉はとても優しくて、それだけではない悲しみや切なさも含んだあたたかい文章だから私はこんなにも癒されるんだなあといつも思う。単純な優しさだけには人はそんなに癒されないと思う。  
Posted by yagihana at 08:16

2006年03月13日

リリエンベルグの春

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 色々なお店のショートケーキを食べてきたこのシーズン。最後はりリエンベルグへ。賛否両論あるけれど私は大好きなお店だよ。まずお店へのアプローチ、夢のような形のお店も本当に素晴らしいし、分かりやすいケーキもとても好き。



 できたてを買ってきてすぐに食べたということもあるけれど、上司も

「どんどん美味しくなっている・・」と言っていた。そしてそれよりも、季節の「さくらのシュニッテン」が最高に美味しくてみんなでびっくりする。この季節、何でもかんでも桜風味のお菓子にして、もう桜のケーキなんて目新しくないけれどね、すごく完成された洋菓子になっていました。間にはさまれた上品な甘さと大きさの白い豆もすごく美味しい。



 私にとってこの組織に属する意味を改めて考え、文章にするという機会を頂いたからゆっくりと考えているよ。本当にやりたい事は別にあるし静かにやってむかっているのだけど、それでもここにもいる理由。文章にすることで自分の考えはどんどん整理されていくなあと思う。



 昨夜突然高校の同級生のすずかから、結婚式のお菓子を頼みたいの!っていう電話があって、あまりにも嬉しくてすぐにお引き受けしたら、「由紀ちゃんが心から喜んでくれたのがすごく嬉しかったです。」と手紙が。新婚旅行から帰ってきた真理子もあたたかい言葉とおみやげを連れてうちに来てくれた。


 ああ、私が本当に嬉しくってくーっとなっている時、相手も嬉しいんだなあと思う。幸せな連鎖だ。


 ゆきおは一体いつから結婚式のお菓子女に?

 人生のとても大事な機会に思い出して、信頼してくれる事、私が唯一できることで参加できる事はとても幸せだよ。でもね、あまりにも例外なく作ってきたから、わたしの身近な誰かが、結婚する時に「これは・・由紀に頼まなくちゃ悪いかなあ」と思ってしまうことがすごく心配だし怖いんだ。そんな事は絶対にないし、私は本当になんだっていいんだよ。
  
Posted by yagihana at 08:39

お米のタルト

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 ドイツではイースターの時期のお菓子だからお米のタルトを。このタルトにはコシヒカリが一番。(タイ米のなんて想像しても美味しくなさそう)早朝から牛乳とバニラで香りをつけてからゆっくりゴトゴト米を煮る作業は心落ち着く作業でした。




 今日は久しぶりに会社のあとノトルさんにお菓子を連れて飛んでいく。ずっと前にどこかに行った後なおさんが

「帰ってきたらすぐ連絡してくれなくちゃ心配だよ!!」

って言ってくれた言葉がなんだかとても嬉しくて、今回はカンボジアから帰国してすぐに「ただいまー!」って伝えました。


 何度も何度も「無事に帰って来てくれて本当によかった。よかった。」って心からの言葉で言ってくださるから内心号泣のゆきお。いつも私を気遣い続けてくださるのだけど、今日は特に感じて、つい


「なおさん、私のお母さんみたい・・」と言ってしまう。
「はっ、いや、お姉さん・・・」と言い直したけれど遅かった。ものすごく若くてキュートなのにごめんなさい・・。でもあの包容力はすごいなあと思うの。


「自分と同じにおいがするから心配・・」とまで。好きなことに取り組むと一直線すぎて体がついていかないところ。いつも言ってくださる頑張りすぎないでね!っていう言葉の重みを少し感じました。でも私はその他の事は全て野放しで、こだわりも皆無なので大丈夫。  
Posted by yagihana at 08:29

二人の関係に憧れるよ

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 暁子さんがイギリスから帰国している今。

 もともと可愛い女性だけど、本当に笑顔がとびっきりに美しい人。こんな女性が家に帰ったらいてくれるなんて・・兄がうらやましすぎる。


「暁子さん、ホワイトデー何かもらった?」
「いえ、バレンタインもあげていないし、忘れているみたいです。そんな事しあうのって高校生くらいまでですよね。」
「あら・・。うちは今でもパパにあげてるわ・・」
「あら・・ゆきおも今でもやってる・・。」

と全然子供っぽい由紀夫と母でした。




 母と暁子さんのあたたかい関係はいつも見ていてほっこり。母は兄夫婦に干渉しないけれど、さばさばと見守りつつ、暁子さんを悪く言うことなんて絶対にないし、素晴らしいところを見つけては嬉しそうに私に言う。うちのダイニングには誰よりも大きな暁子さん一人の写真が飾られている。(そしてそれを見るたびに私だと思う人がたくさん)


 兄がうちの家族と距離をちゃんととっているから暁子さんも安心していられるんだなあ。兄と両親と暁子さんの相乗効果だ。ゆきおは一人ちょっと外から気楽にウロウロして、覗いては「ほうほう、いいですね。」とほくそえんでいる感じ。





  
Posted by yagihana at 08:25

2006年03月12日

苺のミントクランブル

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 両親が近所にイチゴ狩りに行ってきて美味しい苺が盛りだくさんの今。


 何かを狩るの大好きな2人。小さい頃からあらゆるものを一緒に狩りに行ってきたけれど、子供の為かなと思っていたら、どうやら自分の(父の)趣味だった。


 母が調べた農園は全然商業的ではなかったらしく、2人の為だけに農園を開放してくれたと言って「行く前に旗を出してくれて、帰るとき振り返ったら旗をしまっていたわ」と嬉しそうでした。



 アーモンドの風味たっぷりのクランブルにうちで育てていてミントを少し加えて、サワークリームベースのクリームとちょっとあうよ。  
Posted by yagihana at 08:23

遅すぎる事は絶対にないよね

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 遠出する前からずっと「由紀に話があるの!」って言ってくれていた明子とデート。今日は誕生日プレゼントも連れてきてくれて可愛らしさに大感激だよ。さすがセンスがいい明子。くー。皮のアクセサリー入れ。そして

「あけたら笑うよー。」

というカードをあけてどんなお笑いのネタが仕込んであるかとドキドキしていたら、みんなの寄せ書きでした。くー。上品に微笑む予定が、あまりにびっくりして、嬉しくてニヤリ。(かわいくないなあ)


 ありがとうね。明子の9月の誕生日お祝いも11月末に。私の12月の誕生日は3月に。昔はみんな時間があったから、サプライズパーティという名目のバレバレパーティをしていたけれど、今はもう本人も生まれたことさえ忘れている時期に突然やってくるから、かなりのサプライズだ。どんなに忙しくても、時がたってもお祝いしあえる関係をとても大事に大事に思っているよ。



 明子は高校時代からずっとそばにいるのにね、最近どんどん素敵な場所が見え続けている。一緒にいてどんどん居心地のよさや楽しさも増え続けているの。



 人と長く、付き合うことの醍醐味。
 魅力が増えていくと同時にこちらもそれに気づく力が増えているのだろうなあ。周りの誰も魅力的ではなくなって思えるとき、間違いなく原因は自分だ。そういう時はみんなに訪れる苦しい時期がきたと思いながら誰にも会わないでじっと、じっと待ってみる。ポイントは、皆同じという事。それを分かりながら苦しんだり悩むのと、「私だけ苦しい・・」と思いながら迷うのは全然違う。
 


 結婚式に向けて毎週教会で神父様の講義に通っている明子。

 「家族を持つということはどういうことか」とか「相手の親が倒れた時はどうするか。」とか「お互いの素晴らしい場所を必ず書きながらラブレターをかいてください」など色々な宿題が出るみたい。いい時間みたいなので、私も明子からお題を聞いて一緒に考えている今。  
Posted by yagihana at 08:22

またフォー。

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 祐子にとってとても大事な時期の今。言葉と心をかけたくてしたことが結局私の心を一番あたためてくれたよ。祐子の本当に優しい声を聞きながら私は自分がびっくりするほど、落ち着き、幸せになっていくのを感じたよ。「ああ、もう本当にこの女性には叶わないなあ」と思う幸せ。ありがとうね。



明子と別れてから小腹が減ったので、私達は渋谷の東急フードショーのサイゴンへ。すっかりフォーしか見えない私達。が、やはり違う・・・、となんだか嬉しいのは何故?コートを着て寒がりながら食べるというシチュエーションがもうだめなんだろうなあ。また夏に食べにこなくちゃね。



   
Posted by yagihana at 08:20

2006年03月11日

会わずにはいられない人

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 オーバーな私たちは、今回行く前も別れを惜しみ、向こうにいる間も愛を強引に飛ばしてくれて、(帰ってきてから気づいたけどね)帰国したらもう「一目散!」てな感じで会う。もう式が一週間後なので、本当に本当に時間のない2人。たった1時間の逢瀬でも満たされるのだなあ。ホカホカ。


 平日はヒデが夜中3時に帰宅し6時には出て行くという忙しさの中なのに、この楽しさ、爽やかさ。すごいなあ。髪が寝癖で京本政樹風になっていたヒデ。そう思うポイントは乾燥した髪とうそ臭いウェーブ。


 別れた後もずーっと続く余韻。「陽子ちゃんとヒデみたいな人を本当に頭のいい人というんだろうね。」としみじみと言っていたよ。うん、ゆきおもそう思う。魂の美しい人たちだと思う。そういう人の周りには本当にたくさんの人がつめかけているけれど、自然にかわしたり、選んでいる所もまたすばらしいと思う。素晴らしい人がその性格の良さであまりに人が寄ってきてつぶされてしまうのも何度も見てきたけれど、二人なら大丈夫だなあと思う。


 陽子の誕生日に連れて行ったケーキ代を払う!というヒデと「そんなもの絶対うけとれん!」とはねかえす由紀夫のバトルは地味にメールや会った時に、しばし続いて、もう終わったと思っていたのに、今日はカフェのナプキンにお代をしのばせてスタンバイしていた。なんていう(しつこい)気遣いなんだ。でも不自然に飛び出したナプキンにすぐに気づいたので、ついに退陣してもらったよ。でもキモチは本当に伝わったよ。ありがとうね。  
Posted by yagihana at 07:20

嬉しいこと。

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 ヒデ。笑ってるけど体のほとんどは寝てますね。


 今日は2人の結婚式の挙式の際の立会人の役をお願いしてくれて、2人の大事な瞬間を誰よりも近くで見せてくれる事、見てほしいといってくれた事がすごく嬉しかったよ。


 同時に彼が、康平の式で友人代表のスピーチを頼まれたといって感激していたのもよく分かるよ。自分にとっては親友!と思っている相手でも相手があまりにも人気者で友達が多くて、素晴らしい人格だと、相手にとっては自分はそうではないかもしれないって大好きなあまり不安にもなるよね。

 でも多分、自分が「親友だなあ」と思っている相手は必ずそう思ってくれていると思う。恋人や家族と違って、定義がないから難しいし、親友といっても決して一人ではないんだけどね。人との関係はやっぱりそういうものだと思う。  
Posted by yagihana at 06:37

稲庭うどんを食べ映画へ。

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それからなぜか、丸の内まで行き、3時なのに焼肉を食べ、本屋さんがあるたびに本屋さんに入り、銀座にいき「さかた」で食べようと意気込んでいたらお休みだったので(立ち直るまで少し時間がかかったの)、気になっていた稲庭うどんの「寛永五年堂」へ。


 まあまあ美味しい時は静かに微笑みあう私たち。微笑みあいました。というよりもすっかり「さかた」気分だったので仕方ないよね。あの時はどんなに美味しいフレンチが登場しても微笑みあっていたことでしょう。でも細くてツルツルで歴史を感じる建物で(古い)なかなか・・。



 今日は本当は焼き鳥を食べに行く予定だったのだけど、急遽延期に。まだ見ていないという「ALWAYS3丁目の夕日」を再び見にいきました。日本アカデミー賞を総なめにした直後だったから、大混雑だったなあ。でも何度見てもくーっとくる面白さと、せつなさ、後味のよさ。本当に素敵な映画だと思う。横を見たら、映画側の「さあ泣いてください」のポイントで号泣してしまったらしくちょっとだけ悔しがっていたよ。ウフフ。素敵なお方。


 後味のよさって本でも映画でもとても大事だ。この後味の良さは本ならば恩田陸さん。後味にこそ、その本や映画、人の力は発揮されるなあと思う。  
Posted by yagihana at 05:27

2006年03月10日

ただいま。とおかえり。の幸福。

 
 また、少し日本を離れていたけれど、ほんの少し黒ずんで舞い戻ってきました。会いたい人にあって、やりたかった事を達成して、辛い事は何もなかったのに、帰りの成田にぶらさがった、特に愛も感じない「おかえりなさい」の垂れ幕にホッとして泣きそうになる。あの一言は多くの人を救うだろうなあ。


 帰国日を覚えていてくれる優しい友人達からメールや電話で「おかえりなさい!待っていたよー」と声をかけてもらうたびに心を込めて「ただいまー」という。遠くで母とハナさんがそろって手を振っていたり(手を降らされているハナさんは無表情になるけどね)、帰る場所があるから旅や留学はいいものだ、と改めて思うんだよ。みんな本当にありがとうね。


 帰りの飛行機で見ていた「博士の愛した数式」で、色々名言を連発させていたけれど、ゆきおが一番ぐぐっときたのは、博士の言った

「子供のただいま!の声ほど幸せな声はない。」

でした。ただいまとおかえりを連続して聞ける幸せってあるなあ。当たり前だと思いすぎていたけれど、いくら「ただいま!」とさけんでも声が返ってこなかったり、「おかえり!」と声を枯らしても誰も帰ってこない日がくるかもしれないので(暗い想像。)この幸福をきちんと感じておこうと思いました。



 これからしばらくホワイトデーのギフトに頼まれていたお菓子に集中し、それが終わったら陽子とヒデ、アイリと康平というわたしのスペシャルな親友カップルの結婚式のお菓子作りに取り組むよー。フンガー(鼻息)。

 さっそく巨大なバックパックを背負いながら、今までいた場所とのギャップにクラクラしながら近所の富沢商店でバターと小麦粉を買い込んで帰った。(でも爆睡。)  
Posted by yagihana at 09:25

好きな景色

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また、少し日本を離れている間の一日。1年半ぶりのダイビングもしました。

 この海は石垣島やサイパンなどに比べると透明度は意外によくなかったけれど、それでもゆきおは、海底を歩きながら(普通は泳いでいるのに、私はすぐに歩いちゃうし、正座して座ってしまうし、海底に横になってごろごろしちゃうので変みたい。)上を見上げて遠く、海面でキラキラと太陽が光っているのを見て、すごく幸せになった。


 この景色を見たくてダイビングをしているんだなあと思う。そして私にはダイビング仲間が結構多くいるけれど、一度でも一緒にもぐった人はやはりすごく特別な存在になるんだ。美しく、神秘的で、それでいてすごく危険なスポーツだから。命がかかっているということ。今回は特にそれを思い出したよ。



 「酔い止めに」ってわたされた薬が超強力催眠効果で、のっている日本人は全員もうすさまじい格好で寝ていた。睡眠薬を飲んだことがない幸せな環境と体で生きてきた私には、衝撃的だったその効果。あまりにすごい眠さに「犯罪の匂いがする・・」と後でしみじみと語り合った。


 というわけで寝ぼけてもぐり、あがっては爆睡し、また起こされてもぐり・・という感じでした。くー。海の中以外の記憶はかすかなお昼ご飯の記憶のみ。(眠がりながら私は一人で何度もおかわりに行っていたみたい。)  
Posted by yagihana at 08:51

2006年03月02日

カンボジアへ

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 本当はブログには書かないつもりだったけれど、やっぱりあまりに素晴らしかったので。

 ずっと行きたかった場所に行ってきました。


 感想は一言ではいえなくて、これからの生活のなかで少しずつ思わぬ場面でその力を感じると思う。でも見て、行って、感じる事ができて本当によかったよ。日常生活では感情より優先しなきゃいけない時が結構あるけれど、旅では思う存分感じられる事がすごく嬉しいし、生きている事、生かされている事を強く実感する。


 年を重ねてからでも勿論いける場所。でも若い内、自分と全く違う世界も心から素晴らしいと思える間にきちんと見ておきたかったの。


 私は、自分の知らない世界を否定する感情がすごく苦手でいつもそれからは逃げようと思ってる。行ったこともないくせに、「インドは危険。」という人も嫌だし、自分が嫌いな人をみんなで嫌いにさせようとする人も嫌いだ。意見は持つべきだけど、人に押し付けるべきじゃない。そして意見は発言するより行動で示したいなあと思う。人の意見はその人の行動でわかるから。

 自分の感情は自分だけのものだし、同時に人の価値観も尊重したい。それは私の基本的な考え方なのに、やっぱりたまに、自分のそれが正しいって思い始めそうになってしまうの。そういう時に全く違う世界に行くこと、行き続けること知り続ける事は私にとって、本当に大事な大事な経験であり、トレーニングでもあると思う。



 前にタイを一人でぐるぐる回って、あまりに素晴らしい出会いや経験をしたから、安易にオススメした相手が次々に向こうで騙されたりしてしまい、人に伝えるのが怖くなっていたよ。危険ももちろんたくさんあるし、感じたから安易には勧めることはできないけれど、それでも大切な人に行って、見てほしい場所でした。


 帰ってきた瞬間からお菓子を焼き始め、明日は朝から晩までケーキを食べる仕事。そのギャップにクラクラしているよ。その後はまたしばらく更新できません。心配のメールをくださった方、本当にどうもありがとうございます。ゆきおはとても元気だし辛い事があってお休みするわけではまったくないです。また落ち着いたら必ずお返事いたしますね。


 帰宅してすぐ、陽子のメッセージを発見したよ。きっと陽子が想定するよいもずっと早くね。ウフフ。レーダー、発達してますからなあ。今回は本当にお世話になりありがとうね。


 ずっと一人か二人で気ままに過ごすのが好きだったけれど今回はちょっとした大御所になったりしたよ。でも全員がそろって優しくて、あたたかくて、嬉しくて幸せだなあと思った。すごく救われた。そしていつもどおり、旅の直後なので向こうで出会った人全てが恋しくて仕方ないの。くー、会いたい。

   
Posted by yagihana at 15:59

森の中の遺跡

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 森の中の遺跡。アンコールワット。

 ツアーで必死に見知らぬ人々と時間を合わせ、「ここで写真をとりましょう」なんてガイドの命令に笑顔で答えていたのも初日の午前中で限界に達してしまった私達。というわけで、午後からはツアーをぬけさせてもらって、自分の興味にそって歩く歩く。


 「由紀のテンションがツアーから自由になって最高潮に上がってる・・」とみんなに驚かれる。


 見所は朝のサンライズと夜のサンセットという自然の現象。

 それを見る為に、朝5時に行き、猛暑の日中、階段の上り下りをなんとか生き残り、最後に壁のような山を登って、更にその上に立てられた遺跡の上まで上がって夕日をみるよ。


 かなりハードなトレーニングを老若男女問わず、「今頑張らずいつ頑張る!」のような一致団結の気合で頑張っていたよ。いい汗、かき続けていた日々。街灯がないから夜8時過ぎには部屋に帰り、シャワーをあびて熱をとってから、おやすみも言わずに爆睡していたよ。


 人の力が及ばないものに対して、言葉も習慣も文化も異なる世界中の人たちが揃って感動している姿にくーーっとくる。素晴らしいと思う気持ちは共通しているのだなあ。


 ゆきおが一番ぐっと来たのは、カンボジアの人は確かにとても貧しかったけれど、この偉大な遺跡を、景色を、文化をとても誇らしく思っているのだなあと伝わってきたこと。何かを誇りに思う事は、それに対して愛情と努力を費やしていないと生まれない感情だもの。私は何を誇りに思えるだろう。(周りの人だなあとすぐに思った。)  
Posted by yagihana at 15:42

フォー。

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 毎日、朝昼晩と、フォーは例外なく食べたのでちょっとしたフォー博士の今。
さっぱりフォーも、油ギッシュフォーも、鶏肉フォーも牛肉フォーもカレーフォーもベジタブルフォーもそれぞれうみゃい。


 なんとも心も体も癒されるフォー。味にも、素敵な名前にも癒されるの。

 ベトナムで最終日にいった「フォー2000」のフォーが一番優しかったなあ。お昼に食べに行って、気づいたら夕方にもフラフラいって食べていた。



 みんなは「生野菜もあたるから」って外していたけれど私は初日から野菜をもりもりとっていた。地元のモスクで作るカレーも、何が入っているか全く検討もつかない煮込みも、バインセオというベトナム風のお好み焼きも全てが美味しくて大満足だ。

 その国で人々が日常で食べている食事はその場所、空気の中で食べるのが一番美味しいように出来ているなあと思う。


 最終日に、野菜を解禁した人々がおいしそうに食べる姿を見ていて、
「野菜だけでは生きていけないけれど、野菜がないとかなり辛いよね。ところでこの野菜を愛、に置き換えてみても正しいのだよ。愛だけでは生きていけないけれどね、愛がないとね、・・」とブツブツ言ってたら、みんなが

 「珈琲だけでは生きていけないけど・・」とか「めがねが・・」とかブツブツ全てを愛に置き換えて考えていて笑った。  
Posted by yagihana at 15:13

ベトナムコーヒー。

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 ベトナムもちょろりと寄る。

 ホーチミンしか寄れなかったから、すごい勢いで発展している街で、カンボジアとの差にクラクラした。飛行機でたった1時間なのにこの差。


 私はあまり街に興味が無いから、あまり心に残らなかったけれど、きっと田舎に行けばもっともっと素晴らしいだろうなあ。これでベトナムはあまり・・と思わないでもっともっと見ていない世界を見にいきたいなあと思った。


 といいつつ、あまりの物価の安さに珍しく私の永眠につきかけていた買い物欲を起こしてしまった。アオザイもオーダーメイドで作ったよ。すごーく素敵なのだ。着たくて仕方ないのだけど日本ではなかなか。。でも着たいなあ。


 カンボジアでもベトナムでもほとんどの話した人が日本語を話せるのがちょっと微妙なキモチ。頑張ってありがとうだけは、「ありがとう」といわれても、「オークン。」「カムオン」と向こうの言葉で返してみたよ。

 それにしてもベトナムで日本語を話す男性がみんなクネクネして、「いやん、ばかん、やぁだぁーん」と言ってたのがとても気になったのだ。でも見本がそうだったらそれが正しいと思うだろうなあ。奥が深いような。(浅いような。)  
Posted by yagihana at 15:08