暗闇にうかびあがる美女は、あいちゃん。定期的にデートを重ねる私達。とりとめもない事をただただ聞けるし、話せるし、あいちゃんと話していると「あ、伝わってる!」って思う。人の話を聞く力がとてもある女性だなあと思うの。それってものすごい才能。
でも今日は心をくっと鬼にして、ご飯だけ食べて颯爽と帰ってきたのに、うちの近くのセブンで前に働いていたケーキ屋さんの男の子に遭遇して、結局1時間もセブンの中で立ち話。最初から最後までどうしても名前が思い出せず、「なんだっけなんだっけ、誰だっけ、誰だっけ」と思っていたことはヒミツだよ。
細かいエピソードとかもらった言葉とかそういうのはいつまでも細かく覚えているくせに、人の名前とかものの名前にめっぽう弱い。彼は短期的記憶能力が抜群にある人。私はどちらかというと曖昧的、叙情的記憶力(そんなものあるのかな)。
かえって急いでお菓子を焼いて、くったり。と疲れて寝る頃にはなんだか淋しくなっていた。そんな時にあいちゃんから「ありがとう」のあふれかえってるメールや陽子のあたたかい言葉をみて、心からほっとして眠りについた。みんなが超、超忙しい時なのに、心はつながっているなあと思えることが今の私の力の源だよ。