2009年1月19日 21時21分更新
19日朝、福岡市西区のマンションの敷き地で、近くに住む中学1年生の男子生徒が倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。警察は、男子生徒がマンションから飛び降り自殺したものとみて調べています。
19日午前8時半すぎ、福岡市西区小戸3丁目のマンションの敷き地で、近くに住む中学1年生の男子生徒が倒れているのを、マンションに住む女性が見つけました。男子生徒は運ばれた病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、マンションに住む女性は、「6階のベランダにいたところ、大きな音がしたため、下を見たところ、男子生徒が倒れていた」と話しているということです。
警察の調べによりますと、男子生徒は学校の制服を着ており、非常階段の1階部分でかばんが見つかったということです。
またマンションの6階と7階の間にある非常階段の踊り場で、生徒の足跡が見つかりましたが、争ったような跡はないということです。警察によりますと、これまでに遺書などは見つかっていないということです。
警察は、現場の状況から、男子生徒がマンションから飛び降り自殺したものとみて調べています。
男子生徒が通っていた福岡市の中学校の校長は、「亡くなった生徒は元気で、勉強も優秀でした。
いじめなども把握しておらず、理由は思い当たらない」と述べました。
この学校では19日午後、緊急の全校集会を開き、教頭が生徒たちに命を大切にするよう呼びかけたということです。
このあと記者会見した校長は、男子生徒について「まじめで元気で勉強も優秀で、剣道部の部活にも励んでいた。
いじめなどのトラブルも把握しておらず、学校も休まず来ていたので理由が思い当たらない」と述べました。