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「ミネルバは7人」月刊誌報じる

 虚偽の経済情報をインターネット上に流したとして逮捕されたハンドルネーム「ミネルバ」ことパク・デソン容疑者(31)が検察に対し、昨年11月に東亜日報社の月刊誌『新東亜』の取材を受けた事実はないと供述したことが伝えられる中、19日に発売される同誌2月号は「ミネルバ」を自称するK氏とのインタビューを掲載し、「ミネルバ」が複数いた可能性を指摘した。

 新東亜によると、K氏は「ミネルバは1人ではなく、7人から成るグループで、自分が主に文章を書いたが、全てを自分で書いたわけではなく、(自分が提供した)データを基に別の人物が文章を書いたこともある」と主張した。

 K氏は自分と共に「ミネルバ」というハンドルネームで文章を掲載した他のメンバーは全て金融業に従事しており、マスコミ顔負けの情報力を持っているとし、メンバーは為替、不動産、株式、債券という四つの分野別に活動したと説明している。

 K氏は逮捕されたパク容疑者について、「全く知らない人物で、メンバーのうち現在連絡が取れない1人がパク容疑者に文章を書かせていた可能性がある」と指摘した。問題となった昨年12月29日の文章(政府がドル買い禁止の緊急公文書を出したという虚偽情報)については、自分たちが書いたものではないとした。

 K氏は自分の経歴について、過去に三つの金融機関で勤務し、現在は投資財務コンサルティングをしており、力なく腹をすかしている市民に警戒心を植え付けたくて文章を書いたとした。

 これについて、検察関係者は「現在までの捜査結果を総合すると、ミネルバがチームを組んで文章を公開していたとは見ていない」として、K氏の主張の信ぴょう性を否定した。

クァク・チャンリョル記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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