平成14年7月26日
ゆとり教育
小野文部科学事務次官が本紙に疑惑釈明会見
過激な学生デモしたが暴力否定
ベトナム反戦運動「全面的間違いではない」/“冷戦下での左翼思想の残滓”

インタビューに応える小野文部科学事務次官
文部科学省の小野元之事務次官は、本紙十六日トップの同次官に関する報道記事に対して「誤解を解きたい」として二十五日までに本紙と釈明インタビューを行った。同次官は、毎日新聞記事「学校と私」(昨年八月二十日付)で「大学では過激な学生運動をしていて、『権力を倒すには暴力が必要である』と本気で考え、デモもした。しかし、本当に世の中を変えるには『内部に入ってやらねば』と公務員になりました」と発言、今も過激派思想に基づいて文部行政を行っている可能性があるとの疑惑が持たれていた。小野次官は「過激な学生デモには参加した」と認めたが、暴力行為は一切行っていないと言明。さらに「特定イデオロギーに基づいて公務員生活を行ったことはない」とし疑惑を否定した。