スパロボOG シャイン



ラトゥーニがハガネのクルー達と、定期的に性行為を繰り返している事実は、
メインクルーのほとんどは知る由が無かった。
「行為」が不可避だとラトゥーニが悟り、天才である所の彼女が「絶対にバレない」スケジュールを組んだ事で、
いわば、この淫靡な関係性はより安定してしまったと言える。
だが、そんなラトゥーニの計算外だったのが、シャインの行動だった。
元より自由奔放で他者の強制が効かない彼女が、艦内見物の最中に「行為」を見てしまったのだ。
当初はクルー達を激しく糾弾しようとしたシャインだったが、ラトゥーニも承知で行っていると証言した為、
返す言葉も無く、その時はただ立ち去るだけだった。

・・・

「私もラトゥーニのお手伝いを致しますわ!」
次の日…使われていない倉庫ブロックで、行為中のラトゥーニ達の前に現れたシャインは、
開口一番、笑顔でそう声をあげた。
男たちにしてみれば、極秘裏のこの集会に女性陣の頭数が増えるのは願ったりだったし、
何より一国の王女という、普通ならありえない高貴な存在を抱けることに、興奮を覚えずにはいられなかった。
止めなければと思うラトゥーニをよそに、王女は喜々として服を脱ぎはじめた。

・・・

…そして、シャインを交えた関係は今も続いている。
実の所、彼女はDCに拉致されゲイム・システムの調整を受ける過程で、
記憶操作の一環として激しい性行為と、それに耐えうる肉体強化を受けていた。
ラーダは救出後の調査で知っていたが、それを王女に告げても不安を煽るだけだし、
その記憶もシャインは覚えていないので、誰にも口外しないことを決めていたのだった。

よって、ラトゥーニはもちろん、シャイン自身も、なぜこんなに「絶倫」なのかは分からない。
それでも、一種のストレス解消法的役割は果たすようで、シャインの表情は生き生きとしていた。
「ラトゥーニ、今日は何時からですの?私、待ちきれませんわ」
仮にも一国の王女、これでいいのだろうか…と思わないでもないラトゥーニだったが、
何でも、受精しそうな時は「予知」で分かるので、その時の膣内射精は避けているので平気…らしい。
世間知らずらしい彼女の理論にやや呆れつつも、「我慢するだけ」だった「行為」が、
今はクルー達との交流、慰安として必要なものにさえ思えてきたラトゥーニだった。

そして、それに付き合ってくれるシャイン王女はやはり「パートナー」だと。
心の中で、小さく感謝するのだった。


セリフ無し

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