大津放送局

2009年1月19日 19時2分更新

JAレーク伊吹が移動店舗車


「JAレーク伊吹」は、統廃合で店舗がなくなった地域でも窓口業務ができるよう車に職員を乗せた移動型の店舗を来月から県内では初めて導入することになりました。

「JAレーク伊吹」の本所がある米原市で行われた店舗車の出発式にはJAの関係者など20人余りが参加し、車の完成を祝いました。店舗車は中型トラックを改造したもので、入口にあたる後部が開いて備え付けの階段を上がると普通の店舗のように職員がいる窓口になっています。
車には4人の職員が乗り、専用の端末を使って現金の出し入れや、利用者の相談に応じる窓口業務を行います。
JAレーク伊吹では、利用者にお年寄りが多いことから現金自動預け払い機を設置するよりも職員が利用者と直接話すことができる仕組みにしようと店舗車を考案したということです。
JAレーク伊吹は、来月16日に21ある支所と出張所を8つの支所に統廃合する予定で、店舗車は廃止された店舗の跡を週に1度巡回するということです。
JAレーク伊吹の青木甚八会長は、「統廃合によって特にお年寄りの方には利便性が悪くなるので、この車の導入で少しでも負担を軽減できれば」と話しています。
JAによりますと金融機関の移動型の店舗車は、滋賀県では初めてで、関西でも珍しいということです。