参院予算委員会が19日午前開かれ、麻生首相と全閣僚が出席して08年度第2次補正予算案の質疑が始まった。首相は、税制の中期プログラムに盛り込んだ消費税率引き上げについて「景気を立て直し、財政の無駄、行政改革とかいろいろやったうえで、2011年に中福祉・中負担をやらせていただく」と述べ、11年度からの消費増税を目指す考えを改めて強調した。
椎名一保氏(自民)の質問に答えた。参院審議では、2兆円の定額給付金や雇用問題に加え、自民党内で異論が強い消費増税も焦点となる。
首相は消費増税の意義について「日本においては年金、介護・福祉など社会保障関係費に最大の関心がある。ここを安定したものにしないと、安心できる社会にならない」と指摘。「急いでやるべきことは景気対策。経済が好転する段階で、今度はそのお金をきちんと返済しないと財政は健全化しない」とも語り、財政再建の面からも消費増税の必要性を訴えた。
一方、民主、社民、国民新の野党3党は同日、定額給付金の部分を削除する修正案を参院に提出。予算委で同時に審議に入った。
国会は先週、与党が衆院で2次補正と関連法案の採決を強行して野党が反発。参院の審議入りが遅れた。与党は参院で2次補正の早期採決を求めているが、日程は決まっていない。参院で2次補正、衆院で09年度予算案が「並行審議」される可能性もある。