日本十進分類法(NDC)新訂8版 1次区分表(類目表)
2次区分表(綱目表)
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Copyright(著作権):@(社)日本図書館協会 2005.6.16 掲載許諾
Q.図書館の本と雑誌はどのような順番で並んでいるのですか?
→本や雑誌があつかっている主題を「日本十進分類法」で分類して並べられています。図書は1冊ごとに、雑誌は1タイトル(1誌)ごとに書架上の住所に相当する請求記号というものをもち、その順番に並びます。
Q.請求記号とは?
→請求記号は、2つの記号の組み合わせからなっています。1つは主題をあらわす分類番号(ラベル1段目)、もう1つは図書記号(ラベル2段目)と言って機械的な番号です。分類番号は「日本十進分類法」をもちいた番号で、2段目の図書記号は当館では受入順番号(本が入ってきた順番)です。巻数や年度がある場合は3段目にあらわれます。これが本の背にあるラベルの番号になり、請求記号といわれるものです。
Q.図書や雑誌が書架に並ぶまでのながれ
1 | その図書や雑誌があつかう主題は何かを決める。 |
2 | その主題を分類表「日本十進分類法」で分類する。まずは主題で分類し、更に地域、言語、著作形式などによって細かく分類する。→分類番号(1段目) |
3 | 2の分類番号で、入ってきた順の番号をその下に与える。→図書記号(2段目) |
4 | 巻数や年度などがある場合はその数字を与える。→巻数番号(3段目) |
5 | 2+3(+4)。これで請求記号ができる。 |
6 | その請求記号がラベルの番号になり、そのラベルを貼られた本が書架に順番に並ぶことになります。 |
Q.分類のされ方
図書や雑誌の分類には、「日本十進分類法」新訂8版、日本図書館協会編(日本図書館協会発行)が用いられています。
図書 | 主題を分類し、更に地域、言語、著作形式等で細かく分類し、少数点を挟んで最大6桁の分類番号:000.000〜999.999が与えられます。この分類番号はラベルの請求記号の1段目の数字になって表れます。 | |
独自分類 | 当館では以下の独自分類を展開しています。 →地方史分類一覧 → 日本地方史誌が218のもとに分類・展開され、210(日本史)全体が「日本十進分類法」新訂8版とは若干異なります。 |
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別置記号 | 分類番号のあたまにアルファベットのイニシャルを付けた資料群があります。これらは通常の書架の並びとは別に配架されます(別置)。 B 文庫、新書版 H 三枝文庫 K 郷土資料(神奈川県関係資料) L 大型本 M マイクロ資料 S 関口文庫 W 和装本 |
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雑誌 | 主題を図書よりも大まかに分類します。頭にPが付きます。 | |
洋雑誌 | P37(教育) のように2次区分で分類されます。但しP335(経営学)のみ3次区分になります。 | |
和雑誌 | P2 (歴史) のように1次区分で分類されます。 | |
大学紀要・論叢 | PRで分類されます。 |
Q.分類番号や請求記号で本や雑誌が探せますか?
市大目録検索(OPAC)で探せます。
主題から本や雑誌を探す場合、キーワードで検索する方法とは別に、分類番号から検索する方法があります(書架をブラウズすることと同じ意味)。
<具体例>
@ 神社についての本を探す →分類番号:175 →請求記号の項目に [175 と入れる(前方一致検索。
175 では455.175ー岡山県の地質誌も引いてくる)。分類NDCの項目に分類番号を同様に入れても類似の結果が出ます。
A 社会学関連の洋雑誌にどんなものがあるか探す →分類番号:P36 →請求記号の項目に P36 と入れる。
→洋雑誌73件ヒットする。
請求記号がわかっている特定の本などが貸出中かどうか調べる場合に有効です。
<具体例>
@ 015.2||42など 1段目と2段目(あるいは3段目)の区切りに"||"を入れて検索を行なって下さい。
A PR||Y6-25などラベルlにあるとおり、段区切りに"||"を入れて検索を行なって下さい。
*医学情報センター等の資料の分類と請求記号は、本館で行なわれている上記方法と若干異なります。
横浜市立大学学術情報センター 情報サービス係 | ↑TOPへ | |
Last Updated 2005/06/20 |