大学野球の名門・奈良産業大学硬式野球部の前監督が、自分が経営する整骨院で実際に治療を受けていない部員に署名をさせ、療養費を不正請求していた疑いが発覚し、関係者が調査に乗り出しました。
奈良産業大学などによりますと、硬式野球部の前監督は、3年前から白紙の療養費支給申請書を部に持ち込み、30人から40人の部員に対し、保護者の名前を署名させていました。
前監督は整骨院を経営していて、こうした申請書に架空の診察記録を書き込み、療養費を不正に受給していたということです。
前監督は大学側に「すまなかった」とだけ話しているということで、厚生労働省と奈良県も既に調査しているということです。奈良産業大学はプロ野球選手も多く輩出している大学野球の名門です。(19日11:44)