外国人観光客らのマナーの悪さを理由に競りの見学を中止していた東京・築地市場で、19日朝から見学が再開された。 築地市場はここ数年、外国人観光客が急増し、マグロの競りには、一日数百人の見学客が集まることもある。しかし、マグロを手で触ったりするなど、マナー違反が目立ったことから、先月15日から競り場の見学が中止されていた。
東京都は対応を検討していたが、年末年始の繁忙期を過ぎたことや、旅行業界から強い要望があったことから、19日、見学を再開した。
再開にあたり、築地市場は警備員を2人配置したほか、外国人に英語や中国語で書かれた注意書きのチラシを渡すなど、業務に支障が出ないよう対策をとった。