福岡市と名古屋市で95年、元内縁の妻(当時41歳)ら2人を殺害したとして強盗殺人罪などに問われ、死刑判決が確定した朴日光死刑囚(62)が搬送先の病院で死亡したと、収監先の福岡拘置所が4日、発表した。死因は肺炎という。
拘置所によると3日に発熱を訴え、医師が抗生剤などを投与したが、4日午前8時過ぎになっても起床しないため職員が確認したところ意識がなく、呼吸もしていなかった。
確定判決によると朴死刑囚は95年1月、名古屋市内の居酒屋で、経営者の元内妻を刺殺。さらに逃走先の福岡市内で同月、タクシー運転手(同59歳)も刺殺して現金数千円を奪った。【河津啓介】
毎日新聞 2009年1月5日 東京朝刊