大会に参加しない若者たちも、思い思いのコスプレを楽しんだ=バンコク、山本写す衣装を着るだけではなく、段ボールなどを使って作った本格的な仮装も。会場には多くのコスプレファンが集まり、あちこちで「撮影会」が開かれた=バンコク、山本写すステージでは、アニメのキャラクターに扮したタイの若者たちが物語の1シーンを実際に演じた=バンコク、山本写す
【バンコク=山本大輔】タイの首都バンコクで18日、日本のアニメやゲームのキャラクターに仮装するコスプレ大会があった。8月に名古屋で開かれる世界大会へのタイ代表を決める選考会も兼ねており、20組以上が参加して、変身ぶりを競った。
会場には数百人の見物客が詰め寄せ、ステージでアニメのシーンなどを演じる大会参加者に歓声を送った。大会に参加しない若者も様々な仮装姿で集まり、互いに写真をとりあった。
最も人気が高かったアニメの一つは「BLEACH(ブリーチ)」。主人公へのコスプレに5千バーツ(約1万3千円)をかけた大学2年の男性ゴフさん(21)は「自分から脱出して別人になれる快感がたまらない。なんでもできるような気がする」とコスプレの魅力を説明した。
アニメ番組「NARUTO」の登場人物「サクラ」になりきった大学1年の女性カニッサラーさん(19)は、「アニメを通して日本の文化を学んでいる。将来は日本へ留学したい」と片言の日本語で話していた。