18日午前10時半ごろ、佐賀市与賀町の県道で、佐賀県警交通機動隊のパトカーに追跡された原付きバイクが、道路右側の縁石に乗り上げて転倒した。県警によると、運転していたのは市内に住む小学6年の男子児童で、額に軽い切り傷を負ったという。
交通機動隊の説明では、児童は現場から約1キロ離れた同市本庄町本庄の国道208号交差点で二段階右折をせず、警察官からの停止の指示に従わずに逃走したという。ヘルメットをかぶっていたといい、自宅にあったバイクを家族に内緒で運転したらしい。「買い物に出かけるためにバイクに乗った。道を走るのは初めて」と話しているという。隊員が厳重注意して保護者に引き渡した。
交通機動隊の中尾修一副隊長は「20キロ前後の時速で適正な距離を保って追跡しており、問題はなかった。まさか小学生とは思わず、驚いた。保護者は鍵の管理をしっかりして欲しい」と話している。