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「奇跡」の機長の銅像ができる!?

 【ニューヨーク16日(日本時間17日)=鹿目直子通信員】米ニューヨークのUSエアウェイズ機不時着事故から一夜明け、乗客乗員全員を救ったチェスリー・サレンバーガー機長(57)が、一躍時の人となっている。パレード提案や勲章授与を求める声が上がり、ニューヨーク州には銅像建立費用として1万ドル(約90万円)の寄付の申し出が届いた。20日に就任式を控えたバラク・オバマ次期大統領(47)も直接電話で称賛したという。

 「ハドソン川の英雄」サレンバーガー機長を称賛する声が全米に広がった。AP通信などによると、オバマ氏は機長と約5分間電話し「壊れた機体を無事に不時着させたあなたの英雄的で優美な行動を、我々は皆誇りに思っている」と賛辞を送ったという。ギブズ次期米大統領報道官が明かした。オバマ氏は乗客全員を無事救出した乗員やニューヨーク市当局関係者にも感謝の意を表したという。ホワイトハウスも、ブッシュ米大統領(62)が機長に自ら電話し「乗客らの安全確保に努めた英雄的努力」とたたえたと発表した。

 ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙には、奇跡の不時着を成功させた機長をどうたたえるかについて、読者からの提案が殺到。「パレードを行うべきだ」「勲章を授与してほしい」「真のヒーローに『ニューヨーク市の鍵』(市が名誉市民に贈る)を与えてほしい」「(2月1日の)スーパーボウルで表彰してほしい」「まだ1月なのに09年の“マン・オブ・ザ・イヤー”がすでにここにいる」などの声が相次いでいるという。

 地元ニューヨーク市のブルームバーグ市長(66)は「ヘミングウェーはヒロイズムを“重圧下の優美さ”と定義した。機長は、まさにこれを見せてくれたといっても過言ではない」と語り「まるで、映画の脚本から飛び出したようなヒーローたちの物語だ」とたたえた。ニューヨーク州のパターソン知事は、機長の銅像建立費用の一部として匿名の人物が1万ドルの寄付を申し出ていると明かした。

 当のサレンバーガー機長は連邦捜査官への事故当時の状況説明などが続き、公の場に姿を見せていない。機長の妻ロリーさんは「彼は非常に冷静なプロ。パイロット中のパイロットです」と話した。

 [2009年1月18日8時32分 紙面から]


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