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FNN(フジテレビ系)

台湾で景気刺激策として「消費券」1万円分を全員に配布 市民は歓迎ムード

国会で定額給付金を盛り込んだ補正予算案が審議されているが、台湾では、同じような景気刺激策が一足早く18日から実施された。
18日朝、台湾の台北市内にある学校には、休日にもかかわらず、多くの市民が列をつくった。
これは、景気対策の一環として18日から配付が始まった「消費券」、台湾版の定額給付金を求める人たち。
実際の消費券は、本物の紙幣と比べると、かなり小さいサイズとなっている。
給付額は3,600台湾ドルで、日本円にして1万円程度が、台湾の人々全員に配布される。
この消費券は、公共料金の支払いや投資などに充てるのでなければ何を買ってもよく、期限は2009年9月までとなっている。
繁華街の店頭には、「消費券を使えば割引をします」といった宣伝文句が、至るところに並んでいるほか、メディアも実施前から大きく取り上げ、雰囲気を盛り上げている。
消費券をもらった人は「うれしいです。(使い道は?)まだ思いつきませんよ」、「(台湾経済が)多少よくなると思う」と話した。
台湾当局は、決定からおよそ2カ月というスピードで実施に移したが、世界不況の影響を受け、雇用問題などが深刻化していて、効果を疑問視する声もある。
しかし、今のところ多くの台湾の人々は、この消費券制度を歓迎し、商店街は活気に満ちあふれているように見える。

[18日19時13分更新]

Fuji News Network.


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