< 斎藤の国語の頭脳・教室 >

2) 具体的な勉強法及び指導方法

国語の指導方針

 1) 常に<基本>を大切にすること。
  1.指示語
  2.接続詞
  3.段落構成

 2) 設問よりまず、問題文の読み込み指導

 3) 問題文の読解指導。

 4) 指示語の問題
    例えば、文中から何字で抜き出しますか?

 5) 選択枝問題の最後の絞り方。

 6) 記述問題の指導

 6) 空欄に何字以内で入れなさいという記述指導。

 7)自分の言葉で説明しなさいという記述指導。

   8)ボランティアではありませんので、詳細な事は書きません。
   しかしながら、以下のことは<基本>ですので、書くことにしましました。それさえ継続すれば、わたしの教室及び家庭教師を受けなくても偏差値 は、30以上あがるでしょう。これは、サーヴィスです。どこの塾もここまでやってくれていないと確信しています。


    まず、「一般読書(文芸書など)」の場合、棒線を引くという「行為」はしないと思います。なぜなら、二度目に読書する場合、その棒線に目がいってしまい、そこが一つの「先入観」となり、「自由な読書する」という「行為」を妨げるからです。学術書の場合は、学問することであり、理論構築のためにチェックすることはよくあると思います。

 <受験>とは非常に「特殊な環境」です。

 「国語」と言っても事実それは「国語」ではありません。

 与えられた問題文を読み、正確に設問が求めていることを、制限時間内に答えなければなりません。さらにそれが「得点という数字化」されることで評価される特殊というより「異常な環境」です。

 その「受験の国語」に対していかに効率よく得点化していくのかを実現したのがわたしの方法手段です。

 問題文を「解体する」ということにその目標はあります。それは「文学記号論」における「テクスト論」の応用化と言っても過言ではないと思います。

 まず、一般論より、簡単であり簡潔である「例」を出してみましょう。

「小説・物語」の場合です。

 

必ず「登場人物」ができてきます。この際、登場人物に線を引きます。なぜなら、登場人物の誰が何を言ったのかが重要だからです。次に、必ず、登場人物の「心情」を聞かれますので、「心情に線」をつけます。「心情の流れが変わっていると思われる表現、表記は要注意」ですので、線をつけます。心情がなぜ変わるかということが、小説・物語文で一番大切であり、そここそが、説明文、すなわち、論説文でいえば「要旨」であるからです。

 今、記述したことは「例」です。


 <小説・物語文の考え方のコンパクト化>


     1)Aさん    Bさん  登場人

     2)AさんとBさんの → 関係= どういう関係なのか?( たとえ=仲が良いのかとか? )

     3)AさんとBさんの「 関係」をつかむ。 どういう「 気持ち 」を、AさんとBさんはもちあわせているのか?もっているのか?

     4)それぞれ、Aさん、Bさんの「 関係 」→ お互いどういう「 気持ち? 」なのかを、つかむ。

     5)探し方=人の気持ちは、言葉、行動に出ます→ 文中のAさん、Bさんの会話と行動から考える。

     ◎)最後に、気持ち・心の流れがどこでかわっているかが、「 まとめ!! 」

  これを読みながら、問題を解く練習をしてください。

 これからお話しすることを上記の「例」を忘れずに念頭において、お読みください。

  • まず、問題文を読むということは、「読書ではない」ということ。

  • 問題文を読むということは「ただ読めばいいということではない」こと。

  • 問題文を読む行為とは、すなわち、「読解するということ」であり、その行為・作業を「同時に行わなければならない」ということ。

  • 読解という作業を念頭に置いた場合、「指示語、接続詞、段落わけ、段落構成の読み取り作業を基礎」として行わなければならないということ。

  • 「大切な指示語、話を変えるために使われている接続詞」には記憶に残すため、また再度見るときに、そこだけに目が行くために棒線を引いた方が良いということ。

  • 「繰り返し使われている、言葉・語句」は、話しの要旨であり、筆者の言いたいことであるので、棒線を引いておいた方が、理解が深まり、記述の際にそれだけを元にすればよいということ。

  • 筆者の考え、話の文脈が「一般論」となっているところには棒線を引くこと。

  • それらのことによって、読むという行為を単純にしているのではなく、「読解という行為を同時に行っている」ということ。

  • さらに、設問に答える際に、「棒線を引いた部分だけを確認」すればよいということ。

  • それらによって、「非常に時間は短縮でき、深い読解」を同時にできるということ。

saito schoolのヘッダー