つまらんブログは書くな

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 いろいろなブログがあるが、つまらないブログが多すぎる。

 私自身ブロガーとして、それほど立派なものを書いているとは思えないが、それなりに主張をしている。本当は、音楽、歴史、政治、映画、書評、それぞれを別々のブログで書くのが好ましいのだが、管理が大変なので一括したブログで日々書き綴っている。

 つまらないブログは往々にして、目的が曖昧なものが多い。
 誰かに何かを訴えたいのか、それとも、単なる備忘録にしたいのか。

 前者であれば、自分の視点をなるべく言葉を尽くしてわかりやすく書くことが要求されるだろうし、後者であるならば、自分らしく淡々と書き述べることが大事だろう。

 つまらないブログの例としては、後者の備忘録が目立つ。
 思い出したようなテーマを不安定な見解のまま、何事かを書き連ねる。

 曲がりなりにも読者というものを意識していれば、そんな乱暴なブログの書き方はできないはずである。備忘録として、自己の記憶の補助的にブログを書くのであれば、コメントやトラックバックなど、無用な外部との窓口を作らないでほしい。
 しょうもない発言に読者を巻き込んで、社交辞令というか、馴れ合いを半ば要求しているようなブログは非常に醜悪である。かまってほしい雰囲気が出ていて、打算的である。

 また、テーマのあるブログに関しても、つまらないブログは多い。

 書評や音楽評論、映画の感想、これらはそのコンテンツがどういう内容か、あるいはどういう内容かを書くべきであって、冒頭でそういうスタンスをわかるように書いてほしい。
 その作品のあらすじや要点を書くのか、あるいは、感想を共有するのかは、書籍によって選択の自由があるだろうが、「ただ、なんとなく」とか、獏とした文章であれば、読む価値が無い。
 そのアーティストや俳優のファンであることと、作品の本質とは別の問題であるし、ファンだから誉めたいのであれば、その「贔屓目」があることをその評価の中で一度は明言しておくべきなのだ。

 何でもいいが、たとえば私がドイツのスコーピオンズというバンドが好きなのだが、これはあまり有名ではないので、彼らのことをブログで書く場合は、それなりに工夫をする必要があるだろう。
 「スコーピオンズって何?」という人が、ちょっとでも彼らに興味を持ってくれるように、そのアルバムなどを紹介する必要があるだろう。
 時には過去のアルバムと新作を比べたり、あるいは、スコーピオンズのバンドの沿革を述べてみたり。たやすいことではないが、丁寧に書くことを心がければできないことではない。

 正直なところ、私も過去の記事にはあまり自信を持てない、誤変換も散見する始末だ、これを少しずつ訂正することも必要だが、人に読んでもらおうと思って書いている以上、努力は続けているつもりだ。文体自体がずいぶん変化していて、苦笑してしまうこともあるくらいなのだ。

 ということで、ブログを書いておられる方々は、いろいろな主張があるのでしょうが、人に読んでもらう上でもう少し配慮をしていただきたいと感じるのであった。

 私自信気を引き締めるつもりだ。

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このページは、mc_kojitanが2008年12月10日 00:55に書いたブログ記事です。

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