16日午後9時ごろ、富山市の産婦人科医院に女性の声で「赤ちゃんを置いていきます。お願いします」と電話があった。電話を受けた看護師が医院の玄関先を確認したところ、生後間もない男児が毛布にくるまれて置かれているのを発見し、110番通報した。男児は健康で、富山中央署は保護責任者遺棄の疑いもあるとみて調べている。
同署によると、生後数時間以内で、身長約50センチ。へその緒がついたままだった。白いベビー服を着て、白いタオルケットと水色の毛布にくるまれていた。手紙などはなかった。
男児は当面、この医院が保護し、親らが見つからなかった場合は乳児院に預けられるという。【蒔田備憲】
毎日新聞 2009年1月18日 地方版