クリーニング市場縮小
日経2008/08/07朝刊26面、「原油高が変える 価格あれこれ クリーニング、値上げ苦悩 客離れ必死、しなければ赤字」より。
- 国内クリーニング市場は縮小が続いている。
- 一世帯あたりの年間クリーニング代は約9000円でピーク時の1992年の半分以下に
- 店舗数も10年前から1割程度減り、14万3000店となった
- 団塊の世代が退職期を迎え、スーツ着用にこだわらない会社員が増加
- 家庭で洗える高性能素材のワイシャツなども普及した
ということで、原油高ということもクリーニング業界を痛めつけているのですが、その要因がなくとも十分痛いことになっている。そもそものクリーニング需要が少なくなっている。ワイシャツ需要が大半なわけで、ワイシャツ着用が減り、ノーアイロンワイシャツが普及すると、大半のクリーニングが必要なくなってしまう。かくいう私が、10年前は全てのワイシャツをクリーニングに出していましたが、今はほぼゼロです。
原油どうこうのレベルではなく、クリーニング業界はまじめに「普通の洗濯代行」などの商売にシフトしないと店舗数1割減どころの騒ぎではなくなるでしょう。
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