インフルエンザの集団感染で約100人が発症、うち3人の死亡が明らかになった鶴川サナトリウム病院(町田市真光寺町)には17日、報道陣が詰めかけ、2次感染を防ぐためマスク姿で対応した職員が患者の家族から数件の問い合わせがあったことを明らかにした。
50代の女性職員によると、昨年末、入院患者数人がインフルエンザにかかった。年明けには他の患者や病院職員への感染が判明し、出勤時や診察時のうがい・手洗いの徹底、症状が出た患者の検査を指示された。感染者の多くは現在、快方に向かっているという。
病院の入り口には「感染症予防のため来院者の方にマスクの着用をお願いしています」との立て看板が置かれていた。時々、通院する近くのアルバイト男性(65)は「患者の送迎用バスの運転手がマスクをしていたので風邪がはやっているのかなと思っていた。自分も気をつけないと」と驚いていた。【堀智行】
〔多摩版〕
毎日新聞 2009年1月18日 地方版