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2009/01/18

裏金と政治家のパー券

西松建設のため込んだ裏金10億円が話題になっていたが、西松建設の政治家のパーティー券購入が明らかになってきた。政治家側も西松建設が政治団体を隠れみのにしていたことを認識していた可能性が出てきた、という。

裏金は自民・民主の政治家に流れる<1月18日毎日>問題の団体は「新政治問題研究会」(95年設立)と「未来産業研究会」(98年設立)で、西松建設の営業管理部長OBが代表を務めた。両団体の政治資金収支報告書や官報によると、解散までの約10年間に計約3億8500万円を議員側に寄付し、約9300万円分のパーティー券を購入。主な収入源は会費と政治資金パーティーだった。

 献金先は与野党の有力国会議員や自治体首長など幅広く、最後の3年間(04~06年)で資金管理団体への献金額が多かった政治家は▽民主党の小沢一郎代表(1400万円)▽自民党の尾身幸次元財務相(400万円)▽森喜朗元首相(300万円)の順だった。

西松建設とタイ高官の癒着<1月16日産経>香港の口座で裏金を管理していた元海外事業部副事業部長、高原和彦容疑者(63)は特捜部の調べに対し、「裏金は外国公務員へのリベート資金だった。タイの工事では、約4億数千万円のわいろが提供された」と供述。リベートはバンコク都庁首脳ら発注側に、受注額の「5%」にあたる約3億5000万円、有力者らに1億円以上が渡されたという。JVを組んだ現地企業と折半し、西松側は2億数千万円を負担。わいろの提供役は現地企業だった。

<1月16日産経>東京地検特捜部は「表」の献金以外に、裏金が政界に流れていなかったか注目している。

自民党や民主党が企業の言いなりになる実態がよく分かる。「派遣村」があれほど大きな問題になっても、企業に対してため込み(内部留保=儲け)を使えとは、口が曲がっても言わないのだ。

日本共産党が、財務省の「法人企業統計」などをもとに、資本金10億円以上の企業が1999年から2007までのため込んだ内部留保は約180兆円から240兆円になっていると指摘。一方で、派遣労働者は107万人から384万人に激増していると指摘。さすがの麻生首相も「おっしゃる通りです」と言わざるを得なかった。(参照:9日の衆院予算委員会)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090118-00000007-yom-soci

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