1月18日のながさきニュース
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長崎新聞
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高機能病院「統合反対」 被爆者5団体、あす長崎市長に申し入れ

| 新長崎市立病院と日赤長崎原爆病院の統合に反対意見が相次いだ勉強会=長崎市岡町、長崎原爆被災者協議会 |
県が長崎市に新市立病院と日赤長崎原爆病院を統合し高機能病院を建設するよう求めている問題で、県内の五つの被爆者団体は十七日、田上長崎市長に統合反対の申し入れをすることを決めた。十九日に市役所を訪ねるという。
十七日にあった五団体主催の勉強会では統合への批判が相次いだ。出席者の一人は「原爆病院は被爆者にとって最後の頼みの綱。高齢化が進む中、統合でベッド数が減ることに危機感を持っている」と話し、別の参加者は「原爆病院は被爆者のための病院。どうして市民病院と統合しなければならないのか」と批判。「高機能病院の一角に原爆医療センターを設けても、被爆者は肩身の狭い思いをする」との不満も聞かれた。
県が新病院を医師不足解消につなげようとしていることにも「医師不足は国全体で考える問題」「県の案で医師が集まり市の案で集まらない理由が分からない」などと疑問の声も相次いだ。
講師として招かれた長崎友愛病院の茅野丈二院長は「病院機能の充実には賛成だが、統合には反対。長崎市から原爆病院という名前をなくしてはいけない」と話した。
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