昨年１２月２４日に東京都渋谷区の自宅マンションで死亡しているのが見つかった元タレント、飯島愛さん＝享年３６、写真＝の「お別れの会」が行われることが決まった。幅広い層のファンに愛された飯島さんだけに、多数の参列者が集まりそうだ。

　お別れの会は、飯島さんが一昨年３月に芸能界を引退するまで所属していた芸能事務所・ワタナベエンターテインメントの渡辺ミキ社長、中山秀征（４１）、「ホンジャマカ」の恵俊彰（４４）、石塚英彦（４６）、「ネプチューン」が中心となって開催される。

　芸能人の葬儀をさかのぼると、石原裕次郎さん（１９８７年、青山葬儀所）に３万３５００人、美空ひばりさん（８９年、同）には４万２０００人が参列した。

　飯島さんのように夭折した芸能人では、尾崎豊さん（９２年、護国寺）に３万７５００人、Ｘ−ＪＡＰＡＮのｈｉｄｅさん（９８年、築地本願寺）に５万人、ＺＡＲＤ・坂井泉水さん（２００７年、青山葬儀所）に４万人が集まり、“社会現象”にまでなった。

　故人が生前ゆかりがあった場所を会場に選んだケースもある。渥美清さん（９６年）は大船撮影所、黒澤明さん（９８年）は黒澤フィルムスタジオで「お別れの会」が行われ、それぞれ３万５０００人が参列した。

　ワタナベエンターテインメントは飯島さんの遺族と話し合いながら、日程、会場を調整中。「ファンの方にもお別れをしていただける会にしようと考えております」としており、かなり大規模ななものになりそうだ。詳細は来週発表される。

　飯島さんの死因をめぐっては、現在までに行政解剖、病理検査が行われているが、まだ特定できていない。