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日台の絆を120点のパネルで 県民文化会館で写真展開幕 和歌山
日本統治時代の台湾の街並みや風俗などを写した貴重な写真展「日本の心 台湾の心」(日華文化協会など主催、産経新聞社など後援)が14日、和歌山市小松原通の県民文化会館大展示場で始まり、“両国”の深い結びつきに興味を持つ大勢の人たちでにぎわった。
開幕式では、日華文化協会理事長の倉田信靖・大東文化大学名誉教授が同時代の台湾を「明治から近代化を進めた日本の合わせ鏡」だと紹介。総領事館に相当する台北駐大阪経済文化弁事所の黄諸侯所長は「日本は後藤新平ら、そうそうたる顔ぶれを総督府に派遣し、心血を注いで尽くした。“両国”は切っても切れない糸、心と心でつながっており、さらなる発展を祈っている」と期待を込めた。
会場には日本統治時代の写真約120点と、現在の台湾の観光地などを写した約20点が並び、訪れた同市内の飲食業、橋本誠之さん(63)は「単なる写真展という以上の、何か大きな意味を感じる。素晴らしいのでまた来たい。一人でも多くの人に見てほしい」と話していた。19日まで。入場無料。