オーナーさん夫妻来店♪
大蔵省の奥様もOK!!(o^-')b グッ!
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今回時間が掛かったのはブツまち・・・
作業自体が長かったわけではありません。
いろんな構想を考え、オーナーさんが「ソリッド赤がいいなぁ〜」
その言葉を聞き逃しませんでした。
本来、メタリックレッドであればソリ赤みたいな発色を出すには・・・
柚子肌(新車の塗り肌)をカットして屈折量を少なくし・・・
クリアー層を中塗り近く(薄く)しないといけません。
よって、大半の業者さんや塗装屋さんはかなり塗装を削ります。
削る事によってのデメリットを知っていて故意的に行うのがショーカーです。
ですが、殆んどの施工店は意味も分からず目に見える主観だけで行います。
ですから、目に見えてそうなった時にはかなりの量の研磨をしています。
素人のお客さんと同じ目線のレベルで2人で喜んでいては終わっています。
塗り肌も膜厚も変えずに・・・しかも磨きで・・・鏡面に見せる。
一見・・・「誰でもできんじゃん」と言われると思いますが・・・
そう言うあなたは、「家って空中に建てれるじゃん」と同じ意味を指します。
そのくらいできそうでできない=物理理論なのです。
まともな技術や知識のある同業者さんならこの難しさがわかりますね?
お客さんは単純に「ショカーみたいにツルツル肌で」と言いますが・・・
柚子肌を取るということは、
ティンプル効果を失う事になります。
この柚子肌は、ゴルフボールや軟式ボールのボコボコと同じです。
無くすると車体に風がまとわり付き、静電気を発生します。
汚れやすくなるという事や、塗装が極端に削られていますので耐久も下がり、
塗装劣化が進行しやすくなります。
水性(水系)塗装は、この塗り肌が水ベースなので殆んどできません。
よって、汚れやすいのが水性塗装車両です。
新型三菱車・欧州車を所有している方はいかがでしょうか?(笑)
なのでこれからの塗装は、シングルの出番は最終局面となるわけです。
従来と正反対になってくる理論になります。
既存油性塗装は、最終ダブル&ギア仕上げが一般的です。
シングルで最初に、柚子肌を大きく壊し鏡面にします。
そこに、塗装が柔らかく膜厚があるので、最後に偏芯運動ですと凹凸の塗装面
になりせっかく艶感を上げても最後に表面を荒らして艶引けさせていいます。
この時点で理屈的に何がしたいのか?私にはわからないのです。
私は、従来も新型塗料も工程は全く同じです。
次世代塗装の車になればよりいっそうシングルは最終になります。
この理論は、セミナーに参加した人や直接見た人が分かると思います。
でわでわ・・・ブログや加盟店には「シングル」を練習させています。
話しが食い違っているではないか?
そう思う人もいるでしょう(笑)
私は、現在・・・シングルは講習会のみしか使用していません(爆笑)
ギアアクションとダブルアクションでしか仕上げていません。
去年まで試験していた技法を、今年から実践しています。
頭で考えていた理論を、結果として試験しているのです。
だからコンパウンドに苦戦しています。
次世代塗装の物理的なデメリットを改善します。
それが、この車に(既存塗装)使われて一応成功しました。
はっきり言えば、この車がマツダディーラーから来た時・・・
リア周りは、かなり磨かれて柚子肌が無くバフ目のオンパレード♪
スムージングしたトランクパネルだけが浮いていました。
そこに偽似の柚子肌(屈折層)を戻しました。(笑)
そして全体に柚子肌を落とさず鏡面に見える工法を考えました。
柚子肌がある以上・・・光が屈折しメタリックに反射するので色が飛びます。
「朱赤」のような、オレンジの金属調の色彩が強くなります。
普通の人は、この段階で言っている意味がわからないと思います(笑)
山脈地帯と盆地では、同じ角度の太陽光が当たれば同じでは無いと言うこと。
山脈の高低差が不規則にあれば、陰陽の差がはっきり出ます。
盆地は、光が屈折させれる事無く中塗りに光がまんべんなく届きます。
その違いです。
この違いが、メタリック粒子の反射に影響します。
板金塗装屋さんが、メタリック塗装のボカシに苦労するのも同じ意味です。
メタリック粒子に当たる光の屈折で色が変わってしまいます。
なので、柚子肌(塗り肌凹凸)を削り盆地にすると真っ直ぐ光が入ります。
よって、一方向のメタリックにしか反射しないので色彩トーンが落ちます。
これが一般的なやり方ですが、塗装も相当なダメージを負います。
私は、この理屈理論を上手く使います。
だからWAXを3種類使い分けたトップコートを行いました。
パネルごとに全て違う施工をしています。
ですが、WAXだけだとただデラデラ反射してメリハリがありません。
そして、熱劣化を計算しながら、蓄熱・放熱などをかんがえました。
ですから、ルーフとフロント・サイド・テールのバンパーリップとは施工が
全く違います。
共通しているのは、ベースのクウォーツだけです。
ペルマガードは、曲線・MF&FPは直線部に使用しました。
これは、流線部位と直線部位を故意的に物性理論で差をつけ立体感をだす為。
膜厚と艶光沢の使い分けです。
WAXもカルナバロウの含有率によって使い分けています。
これらは、熱による耐久性と美観を調整する為です。
言葉ではイメージがしにくいでしょうが、近所の爺さん、婆さんでも違いが
分かります。
そのくらい、コート剤の変則的な使い方と膜圧の取り方で差が出ます。
これはコート剤が凄いわけではなく・・・あくまで物理特性の応用です。
予てから言っている無機の悪い部分を逆転利用しました。
無機ガラスコートは、光(紫外線)の屈折をさせません=艶が増す
そこを今回利用しました。
そこにペルマガードの膜厚を加え張り出しを強調。
カルナバの含有率による反射屈折を利用しただけです。
そして、塗装面を縦深度の磨き傷を故意的に作り荒らしました。
ガラス面に、切れ目をいれたら光は斜めから入っても層ができて遮断されます
切れ目に当たり真下に光が落ちる仕組みです。
頭がパニックになったかなぁ〜(^^;;
透明な下敷き(樹脂)に、カッターで沢山傷を入れればどうなるか?
斜めから透かしてみたら透明感はありますか?
白く遮断層が入って透けないはずです。(笑)
これは、ダイヤモンド粒子をナノ変化させたものを入れました。
塗装面に、規則正しい切り傷を入れていくイメージです。
これによって、柚子肌で屈折した光が遮断層にぶつかり真下に規則正しく落ち
光が同じ角度で塗装に入る為、メタリックが目立たなくなります。
ペルマガードとWAXによって、その傷が隠蔽されるため鏡面に見えます。
光源が当たっても、傷の存在はわかりません。
WAXを最上層に施工してあるので、WAX面で光を反射します。
これもまた当たり前の理論を使う事で、成功しました。
軽い光源はWAXで反射、重い光源のみを塗装に通過させます。
重い光源とは、原色濃色質の光源ですので反射も重みを増します。
あくまでこの例えは空想理論なので表現が正しいかはわかりません。
私が言いたい事は、ユーザーの求める質によっては無機も有機もどちらが良い
とは言えないと言う事を言いたいだけです。
磨くコンパウンドも機材も全て同じではないという事です。
そして互いのデメリットを計算すればメリットにも変えられるということ。。
ただ無闇にポリッシャー回しても、コート剤を塗りこんでも無意味です。
ADJマスターたちは、常に想像・・・妄想?・・・しながら施工する事。
それが、美装とディティーリングの違いです。
明日からは、アウディーのメンテナンスが始まります。
赤の2台連ちゃんは目が痛い(>_<)です。