■有益な本
コンピュータの性能が良くなり、売買手数料が安くなったことに伴い、システムトレードが個人投資家にとって身近なものになりつつあります。
裁量トレードで勝ち続けるのが難しいという考え方が主流になることを考えると、今後はシステムトレードに興味を持つ人たちはますます増えることでしょう。
ただ、残念ながら、システムトレードの有益な本がまだまだ少ないというのが現状です。そこで、システムトレードを実践するために有益な本を紹介したいと思います。
(1)マーケットの魔術師 システムトレーダー編
アート・コリンズ著、パンローリング
システムトレードの世界に身をおいているトレーダーたちが何を考えているかを知るためには最良の本です。システムトレーダーにとっては必読の書です。
(2)伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術
カーティス・フェイス著、徳間書店
伝説のトレーダー集団「タートルズ」でトップクラスのトレーダーが、システムトレードにおいて必要な知識体系を網羅しています。順張りストラテジーの事例は、この本を参考にして作成しています。
(3)株 勝率80%の逆張りシステムトレード術
斉藤正章著、日本実業出版
日本において株システムトレードの存在を知らしめた第一人者が書いたシステムトレードの本。システムトレードの概略を平易に開設しているだけではなく、実例を挙げながらの検証結果も掲載しています。逆張りストラテジーの事例は、この本を参考にして作成しています。
(4)チャートの救急箱
伊藤智洋著、投資レーダー
主要なテクニカル指標が計算式と共に網羅されている。自分自身で検証環境を整えたい人はもちろんのこと、テクニカル指標について一通りの基礎知識を身につけておきたい人にとっても有用な本。
他にも読む価値がある本はいくつかありますが、消化不良をおこしてもいけませんので、まずは重要だと思う本だけを上げてみました。
■有効な証券会社
システムトレードがまだ発展途上であるせいか、システムトレーダーを本格的にサポートする証券会社が殆どないというのが、現状です。
しかしながら、システムトレード向きの手数料体系を採用している証券会社や自動発注機能を有している証券会社も少数ながら存在します。
ここでは、そのような証券会社を紹介します。株システムトレーダーであれば、これらの証券会社へ口座開設しておくことは非常に意味があります。
●GMOインターネット証券
取引手数料の安さを先導している証券会社。また、自動発注機能もAPI形式で公開している。
●SMBCフレンド証券
月額手数料制を採用。トレード回数が多くなるほど、手数料が割安になる。
●かざか証券
月額手数料制を採用。トレード回数が多くなるほど、手数料が割安になる。