勤務中に地下鉄の駅員休憩室に女子高生(17)を連れ込み乱暴しようとしたとして、強姦未遂罪に問われた東京都営地下鉄元職員、杉崎徹被告(33)=懲戒免職=に対し、東京地裁の川本清巌裁判長は16日、懲役3年(求刑同4年)の実刑判決を言い渡した。
川本裁判長は、女子高生が子供用切符で不正乗車した弱みにつけ込んで休憩室に連れ込んだことを挙げ、「駅職員の立場を悪用した卑劣で悪質な犯行」と指摘した。
判決によると、杉崎被告は昨年8月25日午後5時40分ごろ、都営地下鉄三田線御成門駅(東京・港)で子供用切符で自動改札を通過した女子高生を追いかけ、「切符を見せてください。話があるからちょっと来て」と声をかけ、駅構内の休憩室に連れ込んで乱暴しようとした。(00:36)