首都圏放送センター

2009年1月17日 13時13分更新

遺失物センター名乗る不審電話


警視庁の遺失物センターの職員を名乗り、「落とし物の中に偽造されたクレジットカードがある」と言って、クレジットカードの番号を聞き出そうとする不審な電話が東京で相次いでいることがわかり、警視庁が注意を呼びかけています。

警視庁によりますと、不審な電話は少なくとも15日までの2日間に、東京・品川区と三鷹市の住宅にあわせて13件かけられていました。
いずれも、警視庁の遺失物センターの職員を名乗る男の声で、「落とし物が見つかったので、こちらの番号にかけなおして下さい」などと「050」で始まるIP電話の番号を教えるということです。この番号にかけ直すと、別の男の声で、「落とし物のポシェットが届いたが、中に偽造されたクレジットカードがあるので、あなたのカードの番号を教えてください」などと言われるということです。これまでに女性2人がカードの番号を教えましたが、すぐにカード会社に届けたため被害はなかったということです。
警視庁は、カードを悪用したり偽造したりするために情報を聞き出そうとしたとみて調べるとともに、遺失物センターがクレジットカードの番号を尋ねることは絶対にないとして、注意を呼びかけています。