2009年1月17日 9時49分更新
倉敷市の三菱自動車工業水島製作所は去年から進めている人員削減について改めて発表しこれまでに削減した非正規雇用の従業員の人数が470人にのぼり来月までに合わせて1100人が削減される見通しであることを明らかにしました。
三菱自動車工業は、去年秋以降の景気の悪化で自動車の生産台数を当初の計画より減らすのに伴い、国内にある5つの工場すべてで非正規雇用の従業員を削減することを決めていて、16日改めて人員削減の見通しについて公表しました。
このうち主力工場である倉敷市の水島製作所では、先月までに非正規雇用の従業員250人を削減するとしていましたが、早期退職に退職して新たな就職先を探したいという従業員が相次いだため、すでに470人が削減されたことを明らかにしました。
さらに、今月末から来月にかけて契約を更新せず削減される従業員は660人に上り、これにより1400人いた非正規雇用の従業員のうち1130人が削減されることになります。
三菱自動車工業は「人員削減は当初から予定していたとはいえ経営が苦しい中の苦渋の選択だ」と話しています。