地震3日後想定し図上訓練 首都圏の新防災拠点で政府は16日、首都直下地震が発生してから3日後との想定で、被災対策をシミュレーションする総合図上訓練を、東京都江東区の広域防災拠点施設「有明の丘」で実施した。 有明の丘は首都直下地震が発生した場合、東京都と埼玉、千葉、神奈川3県の被災情報の収集などにあたる現地対策本部を置く施設として昨年6月に完成。この施設を使用した訓練は初めてで、政府と1都3県、4政令市から約210人が参加した。 訓練は13日午後6時に東京湾北部を震源とするマグニチュード(M)7・3の地震が発生、首都圏で震度6強を観測したと想定。生存者を救出できる限界が迫る中で、食料や水など物資の調達、輸送や、医療チームの派遣などにどう対応するかを確認した。 参加者は「被災者の救助に応援を」「物資が足りない」など自治体の要請に応えたり、集まった情報を取りまとめる作業に取り組んだ。
【共同通信】
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