ポーランドの作家、作品で自身が犯した殺人を描写
[ワルシャワ 5日 ロイター] ポーランドの犯罪小説作家が、実生活で殺人を犯し、それを基にした小説を書いていたことが分かった。同国南西部ブロツワフの裁判所はこの作家に対し、殺人罪で禁固25年の判決を下している。現地当局が5日に明らかにした。
この作家は2003年に発表した作品で、ポーランド人ビジネスマンが被害者となる残忍な殺人事件を詳細にわたって記述。警察はこの架空の殺人事件と、2000年に起きた実際の殺人事件との間に類似性があることを発見した。
検察側は、この作家が自分の妻と性的関係を持った被害者の男性に対し、屈辱を与えた上に拷問して飢えさせ、最終的に殺害したと述べた。
作家は当局に対し、事件の詳細は報道資料から得たもので、ほかの部分は創作だと主張していた。
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