
地球温暖化や資源の枯渇が心配されている今、市は、大学や企業などと未来エネルギーの研究開発の促進に取り組んでいます。
「ひろしま・夢・エネルギー大賞」は市民の皆さんに、エネルギーについて考えていただくきっかけとするため、夢のあるアイデアを募集するものです。
第5回目の応募総数は、前回から400件以上増の1千479件と年々関心が高まっています。大賞は、子ども部門・一般部門から各一人を決定しました。
◆問い合わせ先:産学官技術振興課(電話504-2238、ファクス504-2259)
大賞(市長賞)
◆子ども部門:讃岐 隼人(さぬき はやと)さん

年々、夏が暑くなっている。家では冷房温度をどんどん下げてしまい、大量の二酸化炭素排出につながっている。二酸化炭素の排出を抑えるため、自然に室温が下がり冷房を使わなくてすむよう家に工夫をする。
・屋根を塗料で白くする
・屋根裏にアルミ箔を敷く
・ベランダに保水タイルやウッドパネルを敷き詰め、日よけスクリーンを設置する
・家の照明はCO2を出さない蛍光灯にする
学校の授業で「白は熱を吸収しにくい」と教わったので、屋根を塗料で白くしようと考え、本やインターネットでも調べながら考えをまとめました。
自分の家でもできることはどんどん取り入れていきたいです。
(讃岐 隼人さん15歳口田中学校3年生)
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◆一般部門:クレイグ・ネビットさん

ビル型農園(バーティカルファーム)を都市に建設し、その中で作物を栽培する。ソーラーパネルと風力タービンなどで発電し、電力をまかなう。収穫したものは広島市内のレストランで使用するため、輸送コストもかからない。作物の栽培は市民が家庭菜園感覚(ボランティア)で行う。農業をしている人には、農業のアドバイスをしてもらい外部コンサルタントとしての給与を支払う。同様のビル型農園を各区に建設し、学校教育にも活用する。
1年間温めてきたアイデアで、応募時の解説文は9枚にもなりました。(笑)
効率よく作物を栽培できて、農業を通じてコミュニケーションも図れるこのビル型農園を、ぜひ実現していきたいですね。
(クレイグ・ネビットさん39歳中区在住)
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「第5回ひろしま・夢・エネルギー大賞」の各賞受賞者
賞 |
子ども部門 |
一般部門 |
大賞(市長賞) |
讃岐 隼人(さぬき はやと)さん(口田中学校) |
クレイグ・ネビットさん(広島市) |
優秀賞 |
堂国 誠(どうくに まこと)さん(美鈴が丘中学校) |
山藤 一雄(さんとう かずお)さん(島根県) |
優秀賞 |
森本 麗(もりもと れい)さん(庚午小学校) |
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※表彰式を2月11日(祝)に行います(下の記事)
各部門の内容は市ホームページで見ることができます
◆日時:2月11日(水曜日・祝日)午後2時〜3時半
◆場所:こども文化科学館 アポロホール
●ひろしま・夢・エネルギー大賞の表彰式
大賞・優秀賞の受賞作品のイラストパネ
ルを1階ホールに展示
●ひろしま・夢・エネルギーセミナー
・講演「電気自動車が家庭にやってきたら」
講師/中国電力・エネルギア総合研究所 谷本和敬(かずのり)氏
・サイエンスショー
「誰でもなれるエジソン、アインシュタイン
-5分間の何でやねん?-」
講師/オンライン自然科学教育ネットワーク代表
大阪市立高校教諭 山田善春(よしはる)氏
マジックツリーをプレゼント!

事前申込のあった来場者に、不思議な結晶の葉が生えてくる木、「マジックツリー実験セット」(写真)を差し上げます。
◆申込:産学官技術振興課
(電話504-2238、ファクス504-2259)へ、先着150人
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