岩手医大(小川彰学長)はこのほど、09年度から医学部定員を昨春より20人多い、110人にすると発表した。これに伴い、県内の公立病院に9年間勤務することを条件に授業料などが免除される「地域特別枠」の募集人数も10人から15人に拡大された。
同大医学部の入学定員は80人だったが、国の「新医師確保総合対策」を受け、08年度入試から90人に変更された。昨夏には、医師不足を背景に国がまとめた「緊急医師確保対策」に基づき、09年度入試から95人になることが決まっていた。今回の定員増は、経済財政改革の基本方針2008(骨太の方針)を踏まえて、同大が昨秋、文科省に申請していたもので、12月下旬に文科省から正式に認可された。
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